欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2010年6月 7日 の記事

カテゴリー: 国内革事情

 

 

 

 

 


みなさん父の日のギフトは もう決まりましたか?
渋い大人には、
カッコいいレザーが似合いますよ。
ちょうどボーナスの季節でもありますし
がんばった自分への
ごほうびとしてもおすすめです。

 


そこでレザーの選び方を
プロフェッショナルからレクチャーしていただきました。
前回に続きまして
皮革卸売のリーディングカンパニー 
富田興業株式会社 代表取締役社長 富田常一さん、
クリエイティブディレクター・部長 藤田晃成さんから伺ったお話

ご覧ください。

 

 

 

 

――――― カスタマイズ感覚がうれしいリアルレザーの魅力 ―――――

 

 

「合成皮革がかなり進化してきて
 皮革業界のプロでも
 パッと見ただけでは判別することが
 難しいくらい
 クオリティーが高くなってきています。


 違いとして挙げられることは
 フェイクレザーは、
 買ったとき、使いはじめがベスト。

 対してリアルレザーは、
 使い込んで
 育てたあとに見せる表情が
 素晴らしく、
 そのひとだけの
 最高のコンディションに。
 適切なお手入れ、保湿を施すことで
 足に、身体にフィット。
 ベストの状態になっていきます。


 動物が大自然のなかで生き抜いていた証、
 ストーリーが感じられる味わい、
 佇まいのある存在感は
 このように使っているうちに満足感へと
 変わります。

 ぜひ、
 経年変化を楽しんでほしい」と富田社長。

 

 

富田社長.JPG

 

 


お手入れについては、前回のエントリでご紹介しています。
併せて、ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 


――――― レザーアイテムは、1点ものを選ぶように ―――――


「社長からお話しましたように、
 生命があった証であるレザーは
 均一につくられた工業製品ではないので
 1つ1つの違いを
 確かめるようにして選んでください。

 例えば、柄ものの服なら、
 柄行きがありますよね。
 その異なるニュアンスを選ぶのも
 ショッピングの醍醐味。
 レザーも同様です。
 革味、表情、表面感を吟味してください。
 丁寧に時間をかけた分
 愛情がもてて
 愛着が湧きますよ」

 

藤田さん.JPG

 

 


また、靴を足長だけで選ばず、
甲のフィット感なども重視してほしいと藤田さん。
欧米の人と足の形状がちがうので
日本人ならではの靴が履きこなせるのではないでしょうか。

そして、ひとりひとり、
それぞれのかけがえのない宝もの、パートナーとして
皮革製品を愛してください。
 

 

 

 

 

 

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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