欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2011年6月29日 の記事

カテゴリー: 国内革事情


前回に続きまして「2012春夏コレクション 
第84回東京レザーフェア」レポートをお届けします。

 

ほとんどの来場者が立ち寄る、
情報発信コーナートレンドラボラトリー。

「2012春夏コレクション 第84回東京レザーフェア」のテーマ、
「スタイルにとらわれない自然!」とも関連するレザー、

関連資材を参加各社から集められ、わかりやすく美しく編集された

本展のインフォメ―ション的な存在です。

トレンドラボ.JPG

ジャルフィックから発表された

「2012 spring & summer  カラートレンド」ほか

TLFトレンドセレクションをご紹介。

 


2012年春夏のトレンドは、

カラーがもつパワーと素材のテイストが決め手。
「ブラウンが際立たせる色彩の力」をキーワードに展開しています。

 


ファッションのムードが、クラシカルなテーストに向かうなか

シューズやバッグのデザインは シンプルに。
そんな傾向とバランスをとるよう
カラーや素材の表現力が問われるシーズン。


ハーモニーにより
意外性やパワフルさ、自然な情景を連想させる
ドラマティックなイメージが彩ります。

 

 


そして、「本質の鉱脈」、「植物図鑑」、「揺れる空気」と、
3つのテーマが提示されました。

 

 


「本質の鉱脈」


今シーズンならではのベースをとらえるテーマ。

 

ブラウン.JPG

皮革の基本、皮革ならではの新しい色彩世界の探求。
ブラウンをメーンに、やわらかいベージュ系とイエローも。

 

 


「植物図鑑」

 

自然を象徴化する多色相により色のパワーを訴求。
ファッションシーンの次を開花される原動力に。

植物図鑑.JPG


ピンク、グリーンほか、イングリッシュガーデンの晴れやかな色調。

 

 

「揺れる空気」


流動的に変化し続け
軽やかに、漂うように、艶やかな彩り。

濃淡がつくる風の動き.JPG


ブルー系のミックスや、爬虫類をリフレッシュする
エアリーでナチュラルなペールカラー。

 

 


キーカラーは・・・

この数シーズン継続しているイエロー。今シーズンは未来に対する
「希望の象徴」、エコロジカルなカラーとして注目。

母性や愛情、優しさ。花の色に象徴される
甘美な情感など「力を与えるカラー」としてピンクをフィーチャー。

ベースとなるブラウンは
大地や木、陶器などに見られる普遍的なカラー。
イエロー、レッド、パープル、カーキ、と多色相でカラフルさを表現。

 

色はもちろん、レザーがもつ魅力が
ユーザーのライフスタイルを彩り、ハッピーに。

時代の空気を変えていきたいですね。

 

 

 

また会期中はこちらで「Japan Leather Award 2011」パンフレットを配布し、
プロ用、学生用ともに大変ご好評いただきました。


事前エントリーは7月15日まで。
みなさんのご応募お待ちしております。

 

 

 

さて、レポートは次回に続きます。お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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