欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2013年7月10日 の記事

カテゴリー: 国内革事情




「第8回 国際雑貨EXPO」が6月26日(水)~28日(金)の3日間、
東京・有明の東京ビッグサイトで行われました。


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「第24回 国際文具・紙製品展 ISOT 2013」、
「第5回 販促EXPO」ほか、計8つの展示会・見本市が
同時開催される大規模商談専門展示会です。


出展社は過去最多となる1,620社(同時開催の関連8展を含む)。

インテリア、ギフトなど、
さまざまな雑貨・小物18万点が国内外から出品。


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そのひとつ、「第4回 ファッション雑貨EXPO」には、
東日本鞄工業組合と
東日本ハンドバッグ工業組合のブースが出展。

皮革産業の国内有数の産地として知られる
イースト東京エリアを拠点とした老舗メーカーが多数参加。

定番アイテムを中心に出品し、それぞれの特色をアピールしました。

その一部をご紹介します。

 

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メンズでは
ユニセックス感覚のシンプルなトートバッグ(写真 清川商店)や、
小物(写真 三和袋物、革工房パーリー)が好評。

毎年カジュアル化が進むクールビズの

コーディネートで"きちんと感"、"大人のための上質感"を表現できる、

ジャパンレザーの魅力を訴求。


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一方、豊富な色・素材で構成したり(写真 野村製作所)、
逆にヌメ革で統一し
デザインの豊富さを強調(写真 ラモーダヨシダ)するなど、
さまざまなアプローチで
レディスブランド群は個性を競っていました。


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毎年、夏から商戦がスタートする
ランドセル(写真 ナース鞄工)にも注目。

少子化が加速する近年、
高級感のある本革製が人気のなか、
さらに、あらたな傾向が。

女の子にターゲットを絞って、
金具、裏地など凝ったディテールのランドセルを開発。

付加価値性、ファッション性の高さが好評だそうです。


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ほかにも、
ものづくりのプロセスをパネルで展示(写真 ラモーダヨシダ)するなど、
伝統、歴史を感じさせ、国内はもとより
海外からの来場者からも好反応(写真 ミヤレザークラフト)。

団体で出展し、それぞれの個性を際立出せることで、
慌ただしく駆け回るバイヤー、プレス関係者たちの目をひいていました。




このところ、メイド・イン・ジャパンをキーワードにした
販売イベントが数多く行われ、各地でよい結果を残しています。

そんな積み重ねと、ユーザーに支持されている、という
つくり手の自信が感じられ、とても頼もしく、誇らしく感じました。




■ 参考URL ■


 東日本ハンドバッグ工業組合
  ▼
 http://www.fukuromono.net/higashinihon/


 国際雑貨EXPO
  ▼
 http://www.giftex.jp/

 ※ 参加ブランドにつきましては上記リンク先からご確認ください。


 一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)ホームページ
 公式ブログ「欧米ブランドに 負けていないぞ !」

  2012年8月1日のエントリー(レポート前篇)
   ▼
  http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/2012/08/01/

  2012年8月8日のエントリー(レポート後篇)
   ▼
  http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/2012/08/08/




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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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