欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2014年7月 9日 の記事

カテゴリー: 国内革事情




第90回 東京レザーフェア(TOKYO LEATHER FAIR)が、
6月19日(木)・20日(金)の2日間行われました。


皮革の需要拡大と業界の発展を目的に、
「革」という素材が秘める可能性や
魅力を発信するための
トレードショーとして毎年2回開催。

140709 会場会場混雑1406

会場は、東京・浜松町 
都立産業貿易センター 浜松町館に変更されました。



世界最大の革の見本市「リネアペッレ」再現展示や、
同じく「リネアペッレ」前トレンドセレクション委員
ロベルト・リッチさんによる講演など、
さまざまなプログラムで最新情報を紹介。


2015年春夏シーズンのトレンドは・・・


エナメルをはじめとした
ツヤ感のある素材が継続しています。

メッシュやパンチングによる透け感もポイントに。

転写プリント×型押し×汚し加工といった
2次、3次加工で差別化を図る
付加価値のあるプリント加工にも注目。

「リネアペッレ」では
ベージュ、ブルー、グレーをベースに、
ブルー、サックス、イエローが差し色としてフィーチャー。

パターンでは小花柄、
型押しによるペーズリー柄も登場しています。



各出展社の自信作からトレンドに合わせ編集し展示する
「東京レザーフェア発 Trend Laboratory」。

ラボ1ラボ4

「シックな陰影」BASIC CHIC < 進化するベーシック >

ラボ3ラボ2

「ハイブリッドな装飾」INNOVATIVE DECO. < 過去と未来の混交 >

「光の演出」RAY EFFECT < 光の効果が語るモダニズム >


以上の3つのテーマで
今シーズンのムードを素材に置き換え、
革素材を提案しました。



1407 富田さん11407 富田さん2 

会場でも、トレンドがいっぱい !

1407 冨田さん3IMG_0248

サックスブルーほかシーズンを代表的する色、
柄が豊富にそろう富田興業のブース。



東京で生産されるピッグスキンを中心に展開する
東京都・東京製革業産地振興協議会。

東京都1東京都2

その特長である可塑性の高さを生かしたさまざまなバリエーションが。

ニシノさん1ニシノさん2

パンチングなどの加工も進化。

三恵さん1三恵さん2

革本来の味わいを追求しながら、
トレンドのカラーを取り入れた新鮮な表現も。



松岡さん1松岡さん2

松岡商店のブースでは、
カモフラージュ柄をはじめ、カラフルなプリントの人気が継続。

松岡さん3松岡さん4

ウエア、バッグなどでニーズが高まっている
リバーシブルタイプも好評だそう。



ソフトレザー1ソフトレザー2

定番からトレンドアイテムまで、
皮革の味わいを生かした素材を発表した
日本ソフトレザー事業協同組合。

ソフトレザー3ソフトレザー4

アニリン、型押しほか、加工を重ねたタイプが
新進クリエーターたちに好評でした。



レポートは次回に続きます。




■ 参考URL ■ 


 東京レザーフェア <http://tlf.jp/>




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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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