欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2014年7月16日 の記事

カテゴリー: 国内革事情




前回に続きまして、
第90回 東京レザーフェア(TOKYO LEATHER FAIR)
レポートをお届けします。


年間テーマ
「技の匠みが拓く、明日。」と連動するプログラムがいっぱい。


実演2実演1

実演と体験〈革の仕上げ~もっとスゴイ、魅力再発見!〉では、
グレージング加工/ペーパー加工/型押し/箔押し/型抜き と、
5つもの実演および展示が行われました。

実演3実演4

うち3つは来場者が体験可能。各回とも大人気。

実演55実演66

熟練の職人による手仕事ライブは、どれも迫力満点。

モニターが設置・放映されるなど、見えないかたにもフォロー万全。

型抜き体験では動物やハートのモチーフがあり、革製チャームを制作。

その場で完成し、持ち帰ることができて好評でした。



一般社団法人 日本タンナーズ協会のブースでは、
「JAPAN LEATHER PRIDE」を紹介。 

JLP1JLP2

春夏秋冬、気温も湿度も複雑に変化する日本で、
均一な品質の革づくりは容易ではない。

そこには清らかな「水」と、
ひと手間ひと手間を丁寧に創りあげる「職人の魂」、
長い間引き継がれてきた「技術」が必要...。

ジャパンレザーの魅力を
「季。」、「水。」、「技。」、「美。」、「魂。」、「証。」と、
6つのキーワードを提示。

タンナーの技術と魂を育む環境を、
美しいヴィジュアルとテキストでプレゼンテーション。

JLP3JLP5

日本のタンナーたちがさまざまな動物の革、
鞣し(なめし)方、仕上げを駆使して 
つくりあげる革についてもパネル、製品とともに紹介。 

若い世代のビジネスパーソンが、
食い入るように見入っていたのが印象的でした。



東都製靴工業協同組合のオーガナイズによる
「NIppon Value」ブースが初登場。

NV1NV2

「こだわり 信頼 価値」をテーマに、
クオリティのよさで選ばれ続けるOEM生産可能な
靴メーカー 8社が出品しました。

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創業以来64年培ってきた
カジュアルシューズのテーストを生かした製品を
国内自社工場で生産しているパイロットシューズ。

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正統と自由の靴をつくり出すパイオニア。

紳士靴づくりのノウハウを婦人靴に取り入れハイブリッド。

ナチュラル、アートといったジャンルを開拓しています。

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老舗メーカーによる製品の発表、B to Bの商談の機会...と、
今回、あたらしい試みでしたが、
百貨店、アパレル関係者が数多く立ち寄り、大盛況となりました。



次回、第91回 東京レザーフェアは12月4日(木)・5日(金)に開催。

レザーファッションショーも予定されています。

ユーザーも来場できますので、どうぞ、お楽しみに。




■ 参考URL ■

 東京レザーフェア <http://tlf.jp/>

 JAPAN LEATHER PRIDE <http://www.japan-leather-pride.com/>


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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