欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2014年9月17日 の記事

カテゴリー: 国内革事情




革職人のライセンスともいえる革製品技能試験の
認定授与式が9月17日(水)、
東京・六本木 六本木ヒルズにて開催されました。

14nボード14nパネルヒキ


革製品技能試験は一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)・
全日本革靴工業協同組合連合会・

日本鞄ハンドバッグ協会・日本服装ベルト工業連合会が主催。


JLIAをはじめ、各会員団体が連携し
優秀な技術者を養成するためのさまざまなプロジェクトを実施。


皮革技術に対する評価を高め、
職人の技術と社会的・経済的地位の向上を図るとともに
ものづくりに興味がある人材を増やし、
皮革産業の未来を担う
後継者育成につなげることを目的に行っています。


「革靴製造技能試験」と
「鞄・ハンドバッグ・小物技術認定(皮革部門)試験」に
加え、「ベルト技術認定試験」がスタート。
それぞれの試験合格者への合格証、認定状が授与されました。


革靴、鞄・ハンドバッグ・小物、ベルトの
製造に携わるかたがたの技能を
一定の基準で試験。
熟練の技術を有する職人たちのあらたな称号であり、
次世代を担うつくり手たちにとっては、
自らの誇りとなり、
励みになるシンボルのような証ですね。


14n岩崎会長14n授与

「初めての合同開催、そして、
一般の皆様の前での開催も初、となります。
技術の向上はもちろん、
文化としての発展を目指して、日々切磋琢磨
している職人たちをどうぞ、一緒に
お祝いしていただければ
幸いです」と、JLIA 岩﨑幸次郎会長。


14n出席者14n合格者記念

日本の皮革産業をリードするつくり手たちの
受賞のときを見届けるべく、
業界紙・誌ほか、プレス関係者が多数出席。



総評として技術認定委員会委員長 野村俊一さんは

我々も技術を磨いて、日本の素晴らしい革でいいものをつくりたい。

そして、海外へ発信していきたいですね。

みなさま、ご理解、ご協力お願いします」と力強くコメント。



14n会場ヒキ14n展示

また、日本の革製品、皮革加工技術の魅力を紹介する
「レザーマルシェ」も同時開催。
1級合格者の作品とともに製品を展示。
匠による実演も好評でした。

14nマルシェ s14認定ちびっこ



新ベストレザーニスト 真鍋かをりさんが出演する
トークショーほかプログラムが充実し、
一般ユーザーへのアピールの場としても成功!

14nお客さま14nトークショー



イベント終了後、昨年に続き、懇親会が行われました。
試験合格者、関係者を中心に
ジャンル、カテゴリーを超えたコミュニケーションが生まれ、
業界を活性化するきっかけとなる貴重な機会です。

14n懇親会ヨリ14n懇親会ヒキ



試験合格者の作品は銀座 革のショールーム 
TIME & EFFORT(タイム・アンド・エフォート)に移され、
9月18日から館内で特設展示がスタート。


確かなものづくり、
ジャパンレザーのクオリティを
ぜひ、感じてください。






■ 参考URL ■


 鞄・ハンドバッグ・小物技術認定試験
 <http://license.jlia.or.jp/bag/news/130903.html>


 TIME & EFFORT
 <http://timeandeffort.jlia.or.jp/>




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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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