欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2015年4月15日 の記事

カテゴリー: 国内革事情




日本のスタンダードとして知られるシューズブランド、リーガルのアーカイブ展「REGAL CLASSIC(リーガル クラシック) リーガルのストーリー ものづくりへの矜持」が本日4月15日(水)から銀座 革のショールーム TIME & EFFORT(タイム・アンド・エフォート)でスタートしました。






迫力のあるウインドーディスプレイがお出迎え。1961年、アメリカのブラウン社と技術導入契約を締結し、<リーガル>ブランド各種紳士靴の生産、販売が開始されて以来、これまで歴史を刻み、日本のシューズ、ファッションをリードし続けています。




同社の貴重なアーカイブからコレクションの一部を紹介。こちらは1962年日本で最初に製造された製品。手縫いで仕上げられた、初期のモカシンなど。50年を経ても形崩れもなく当時の雰囲気を保っていることに驚きですね。






戦後復興の象徴となった1964年の東京オリンピックには文部省(当時)の委託で大会ユニフォームおよび選手の制靴を提供。開幕式用として大会関係者すべての白のプレーン・トゥ。移動時用にはコンビのウィングチップが支給されたそうですよ。そして、2020年には2回目の東京オリンピックが開催されます。待ち遠しいですね。





また、ものづくりについても展示。リーガルの顔、ともいえるグッドイヤーウエルト製法の裁断パーツ。プロセスや構造はもちろん、技術の確かさに圧倒されます。




ファクトリーで実際に使われていたミシンも特別に出品。存在感がありますね。






現行モデルもラインナップ。いまも生産されている傑作"No.2504 プレーントゥ"、フルブローグのデザインが美しい"No.2589 ウィングチップ"、ローファーの名を世に広めた名品"No.2177 ローファー"ほか、定番として展開されています、会期中には特製ノベルティグッズをプレゼント(数量限定)も。なくなり次第終了となりますので、お早めに。





過去の関連アイテムからノベルティ、広告まで、と幅広い内容。靴を通したファッション史として楽しめますよ。今回を含め、3回に分けて行われます。どうぞ、お見逃しなく。








「REGAL CLASSIC(リーガル クラシック) リーガルのストーリー ものづくりへの矜持」


4月26日(日)まで開催
12:00~20:00(土日は11:00~19:00)営業
月曜定休
東京都中央区銀座8-5-4 銀座マジソンビル1・2F
銀座 革のショールーム TIME & EFFORT


http://bit.ly/1apQD5G











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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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