欧米ブランドに「負けていないぞ!」

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カテゴリー: 国内革事情

恒例のジャパンレザー関連イベントまとめ記事をお届けします。今年も大型連休にはマルシェ、イベント、教室などが続々。日本の革と革のものづくり関連をまとめましたので、どうぞ参考になさってください。

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「出会いはここから 春のポップアップショップ」<東京/~5月2日(火)>


バッグ職人育成スクール<アトリエフォルマーレ>を卒業したクリエイターたちによる「出会いはここから 春のPOPUPショップ」第2弾が、東京・新宿<新宿タカシマヤ>2Fで開催中です。つくり手の個性があふれた、さまざまな表現に目を奪われます。ライフスタイルをより楽しくしてくれるバッグ、革小物に出会えますよ。

   「出会いはここから 春のPOPUPショップ」

   4月19日(水)~5月2日(火) 10:00~20:00(金・土曜は20:30まで)開催
   東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2  新宿タカシマヤ
   <http://viavitavia.exblog.jp/>


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「日本革市」<浜松/4月27日(木) ~ 5月1日(月)>


日本製革製品PRイベント「日本革市」の2017年度第1弾が、静岡・浜松<遠鉄百貨店>で行われます。同店では昨年に続き2回目。好評につき、過去最大のスケールでの開催となります。恒例の手づくり体験ワークショップやプレゼントなど参加型コンテンツも充実。これまでにない規模感、新たな展示物が登場予定です。製品販売は全国各地の人気ブランドがそろい、個性を競います。

  「日本革市」

   4月27日(木) ~ 5月1日(月) 10:00~18:30(最終日は17:00まで)開催
   静岡県浜松市中区砂山町320-2  遠鉄百貨店
   <http://www.kawa-ichi.jp/>


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サンプル師が教えるバッグ教室<名古屋/4月28日(金)、大阪/4月30日(日)>


全国各地で行われ、大好評!<サンプル師が教えるバッグ教室>の「型紙講座」が4月28日(金)、愛知・名古屋<名古屋国際センター>で開催されます。今回はハルハラ先生が教える 名古屋 型紙講座「がま口編 part2」。がまぐちバッグや小銭入れなど、仕上がりのカタチのコントロールが難しいとされているがまぐちの型紙を思い通りに仕上げることができるようにするプロセスを学べます。また、4月30日(日)には大阪で漉き機の講習も。こちらもお見逃しなく。

  「サンプル師が教えるバッグ教室」
   <http://bagsample.net/>


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「葛飾区伝統産業職人会の店」<御徒町/4月29日(土)~5月5日(祝・金)>


JR御徒町駅~秋葉原駅間の高架下遊休スペースを利活用した商業施設<2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキ オカ アルチザン)>で、「葛飾区伝統産業職人会の店」が開催されます。江戸の暮らしが息づく技と美が集結。皮革関連では、印伝のつくり手が参加します。

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また、4月27日(木)からは、日本製革製品のコンペティション「Japan Leather Award」歴代の部門賞受賞者 和田義治さんを中心としたクリエイターたちのマルシェも。木の葉や生物をモチーフにリアルな革小物を手がける<ヒノホ>など注目ブランドがそろいます。

  「葛飾区伝統産業職人会の店」
   4月29日(土)~5月5日(祝・金)
   11:00~19:00(初日は15:00から、最終日は16:00まで)開催
   東京都台東区上野5-9  2k540 AKI-OKA ARTISAN
   <http://www.jrtk.jp/2k540/>


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「ものづくり横丁」<鳥越/5月6日(土)>


イースト東京・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋/台東区南部)エリア、鳥越・おかず横丁周辺の恒例イベント「ものづくり横丁」が、毎月第1土曜日に行われています。つくり手たちが参加・出店し、DIY体験ワークショップや実演、製品の展示販売。ファミリーで訪れるかたも多く、お子さんのキャリア教育にもつながりますね。皮革関連では、革小物づくりワークショップが好評ですよ。

  「ものづくり横丁」
   5月6日(土)11:00~17:00 開催
   東京都台東区鳥越 おかず横丁周辺
   <https://www.facebook.com/monoyokocho>


浅草文化観光センター外観

ゴールデンウィーク・トークライブ「"靴の浅草"の歴史と"靴業四代"の一族物語」<浅草/5月6日(土)>

靴産業に大きな足跡を残してきたかたがたが産業の誕生とその歴史についての数々のエピソードを披露する「語り継ぐ靴文化」企画の第二弾。今回のメインゲストは関根宏而さん。日本初の靴工場・伊勢勝造靴場に最初の伝習生として入り、その後、アメリカに渡り活躍するなど明治期の靴産業のリーダーとして知られる関根忠吉の曽孫(四代目)にあたります。


関根さんは経営コンサルタントとしてご活躍ですが、お父さままでの三代は靴業。叔父・従兄には靴卸オギツ創業者の荻津完さん、二代目社長の昭夫さん、という家系。そんな一族の物語が詳らかに。さらに、皮革産業資料館副館長 稲川實さんをはじめ、浅草で長く靴業に携わってきた皆さんもご登壇。靴の浅草の歴史を楽しく語り継ぐトークライブです。

「自分の誕生日やファミリーヒストリーが大切なように、靴に携わる人にとって、仕事の由来やインダストリアルヒストリーは大切だと思います。ささやかなイベントですが、ぜひ、おいでください」とシューフィル 城一生さん。定員50名。参加費無料。申込み、問合せは tachi@shoephile.co.jp まで。

   ゴールデンウィーク・トークライブ

   「"靴の浅草"の歴史と"靴業四代"の一族物語」

   5月6日(土)14:00~17:00開催
   東京都台東区雷門2-18-9  浅草文化観光センター


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「姫路 革の市」<姫路/5月7日(日)>


全国有数の皮革産地・姫路の恒例イベント「姫路 革の市」が毎月第1日曜日に行われています。会場となる姫路市高木地区はタンナー(皮革製造工場)が多く密集するエリア。「姫路で生み出された高品質な皮革を知っていただき、日本のものづくり文化の発展に寄与したい」との想いが込められたこの直売市では、地場産業である皮革を用いた革製品(鞄/靴/小物)を出品。革素材、副資材はDIY派ユーザーから支持を集めています。

  「姫路 革の市」

  5月7日(日) 10:00~16:00開催
  兵庫県姫路市花田町小川1180-1  ポケットパーク花田
  <https://kawanoichi.jimdo.com/>


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「Kids' Leather Programs」<全国各地>


日本皮革産業連合会(JLIA)の事業「Kids' Leather Programs(キッズ レザー プログラム)」による、こども向けワークショップが行われています。皮革産業の企業・事業者の有志から提供された製品にできない残革を、産業廃棄物にすることなく利活用。こどもたちが「革っていいな !!楽しいな !」と感じられる機会をつくってくれる教育関係機関や児童福祉施設、NPO団体などに無償で革の端切れ、残革を提供しています。連休中には、千葉、愛知、秋田...と各地で革を使ったワークショップが開催されますよ。公式サイトでは最新情報が更新されますので、チェックしてください。

   「Kids' Leather Programs」
   <http://leatherkids.jlia.or.jp/>


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レザー&ものづくりのイベントとして恒例となった「浅草エーラウンド」が4月21日(金)から3日間行われます。

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(画像:「浅草エーラウンド」オフィシャルサイトより)


「浅草エーラウンド」は、「150年近く続く革靴の生産地であるという浅草の意外な一面を、楽しみながら知ってほしい」とのつくり手たちの想いから始動しました。革靴の生産出荷額日本一を誇る、革のまち<奥浅草>エリアを中心に、、普段は非公開の革靴づくりの現場などを公開し、ものづくりのDNAが息づく街の魅力を発信。2013年5月の初開催以来、春・秋の年2回(2014年のみ1回)の開催を重ね、この春、7回目を迎えます。毎回1万5,000人~2万人が訪れるなど来街者が増えているそうです。


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今回は凝縮版。<桜橋レザーパーク>を中心に行われます。<画像は前回開催時のようすです>

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<富田興業>による革素材の販売をはじめ、<革靴認証事業><パンプスメソッド研究所 i/288>の紹介及び3D計測による足計測にトライできる<東都製靴工業協同組合>。

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(画像:「浅草エーラウンド」オフィシャルサイトより)


大阪、東京に続き、愛知・一宮校が開校し、話題の<バッグアーティストスクールレプレ>も出店。

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数々のバッグクリエイターを輩出した経験と実績があり、手づくり派ユーザーの支持を獲得しています。

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(画像:「浅草エーラウンド」オフィシャルサイトより)


革の手縫いミニトートバッグづくりワークショップ、道具の販売もありますよ。大阪の人気イベント「本日は革日和♪」の同時開催も決定!

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ビギナー向けの「革に興味ある人が聞いておくと得をするセミナー」に加え、「お金の話をしよう!ハンドメイド作家・職人と値段」と、注目セミナー2本をラインナップ。「今回数年前からやりたかった<値段つけ・値段アップ・お金儲け>をテーマにしたセミナーをはじめて行います」と、「本日は革日和♪」主宰の村木ルイさん。ご自身がイベントを運営するほか、さまざまなイベントに足を運んで現状を分析し、今後について提言します。今後、関西でのイベントを予定しているかたにもおすすめです(画像は前回のワークショップです)。


このほか、ものづくり体験、ファクトリー見学などさまざまなコースが人気の<まち歩きツアー>、オフィシャルサイトも始動し、最新トピックを続々発信中です。

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また、会期中には、インキュベーション施設<浅草ものづくり工房>施設公開も。<画像は前回開催時のようすです>

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靴やバッグのクリエイターたちが入居するアトリエを開放。彼らが手がける製品を展示・販売します。

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ものづくり体験ができるワークショップ、靴や革製品の制作実演、手仕事マーケットなどなど、盛りだくさん。


日本の革のものづくりの歴史がわかる皮革産業資料館では貴重なアーカイブを閲覧可能。土日には、大人気のパンダバスによって、アクセスがスムーズに。インスタ映えする、モノコトがいっぱいです。革の街、靴の街、ものづくりの街、浅草へお出かけしてみてはいかがでしょうか?



■ 参考URL ■

 浅草エーラウンド <http://a-round.info/>

 浅草ものづくり工房 <http://monokobo9.com/>


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恒例イベント「Souvenir by TOKYO LEATHER(スーベニール バイ トーキョーレザー)」が、4月7日(金)からスタートしました。

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東京・押上 東京スカイツリータウンの商業施設、東京ソラマチ内の墨田区産業観光プラザ すみだ まち処で開催しています。

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東京都墨田区の鞣製業者を中心とした5団体で構成された東京製革業産地振興協議会が中心となり、区内で生まれた素材、企画・製造されたプロダクトやオリジナルブランドやクリエイターとのコラボレーション製品などを出品。その一部をご紹介します。


<墨田革漉工業 株式会社>


各種加工のエキスパートとして知られる<墨田革漉工業 株式会社>。社名の革を漉く(厚さを調整する)加工では日本における元祖です。優れた加工技術を有し、その組合せにより、多様で新鮮な素材を開発。2016年度の「東京レザーフェア」ではデザイナーとのコラボレーション・プロジェクトの事業者に選出。アイドルユニット でんぱ組.incの衣装デザインほかジャンルを超えた活動が人気の坂部三樹郎さんとのコラボレーションが話題に。イタリアの展示会「リネアペッレ」でも発表し、海外でも高く評価されました。

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このほか、クリエイターとの取り組みが多く、今回はインキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>入居ブランド<comma(カンマ)>の製品が登場。バッグをはじめ、革小物が充実。ガムケースなどのアイテムが高感度ユーザーに人気です。


<三恵産業 株式会社>


ナチュラルでカジュアルなイメージが強い、ピッグスキンのイメージを覆し、女性らしくエレガントなテイストのものづくりを展開する<Cetra(チェトラ)>。<三恵産業 株式会社>のオリジナルブランドです。

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家業を継いだ、石田美和さんが立ち上げ、ディレクションを担当。航空会社勤務時代から世界の一流商品を見てきたセンスと国際感覚、そして、ママとしての感性が反映されています。昨年は個人の活動も強化し、同ブランドのコレクションをメインとした個展を開催し、注目されました。ゴルフグッズも登場。石田さん自身が好きなことから、ユーザー目線の感覚が生かされて。

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また、同社からは端革を大放出。手づくり派のかたに大好評です。なくなり次第終了となりますので、お早めに。


<墨田キール>


優れた加工技術に信頼が寄せられる<墨田キール>では、新たな取り組みにチャレンジ。東京でつくられたピッグスキンを使用し、革の染色から製品までを一貫して製造する<カラフルキールボックス>を27色で展開。

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<フラミンゴ>、<クリームメロンソーダ>といったユニークなネーミングとともに、カラーバリエーションに圧倒されます。


<長坂染革 株式会社>


革らしさを追求する長坂染革 株式会社。タンニンなめしのヌメ革で染色、オイル、ワックス...と多様な技法を駆使。革本来の味わいと感触を重視し、繊細なハンドワークでつくり上げています。

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2017年秋冬のトレンドとして注目される、ヴィンテージ感のある加工が好評。

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シンプルな着こなしのポイントとなるバッグや革小物たちは、存在感抜群です。


<ティー・ワイ・エムズ>


フィルム・箔貼り、塗装、オイル入れ、ワックス、パール加工などさまざまな仕上げ加工が注目される<ティー・ワイ・エムズ>。海外の展示会への出張をはじめ、業界のネットワークを通じたトレンド分析による鮮度の高い企画を提案。

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若い世代のスタッフが加入し、チョーカーをはじめとしたアクセサリー、雑貨も増えています。


<兼子皮革染色工場>


社名の通り、染色のエキスパート。年間1,000色もの染色を手がけているファクトリー。

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加工にも定評があり、アリニン、パール、オイル、ワックスに加え、グレージング加工など、多様な技術を有しています。微妙な違いの再現を極めた、奥深い色合いに目を奪われました。


<藤豊工業所>


出店社唯一のクロコダイルタンナー<藤豊工業所>。爬虫類を扱う他のファクトリーも減少傾向にあり、ピッグスキンのものづくりが盛んな東墨田エリアでも異彩を放ちます。

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近年、オリジナル製品を製造販売。有力百貨店などでも展開しています。センターどりの贅沢なハンドバッグがひと際目をひきます。

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鮮やかで上品な色合いが素敵。初日から富裕層の顧客を中心に購入が相次ぎヒット中です。

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そして、タイトルに冠した<スーベニール(おみやげ)>に相応しい革小物も充実。イヤフォンなどのコードをまとめるもの、ミントタブレットケース、リップスティックケース、ヘアアクセサリーなどなど、どれもプチプライスで買いやすいものばかりです。


日本で唯一自給自足できる素材、ピッグスキン。食肉の副産物としての皮革に加え、惣菜用揚げ油(ラード)から石鹸づくりに用いられる油脂、コラーゲンを含め、無駄のない利活用がなされ、循環型のビジネスモデルが確立しています。皮ごと豚肉を食べることが多い海外ユーザーへ、日本らしい食文化、ものづくりとしてアピールしたいですね。


ピッグスキンは国内の約80%をこのすみだエリアで製造されています。東京みやげとして、さらなる商品開発に期待が寄せられます。なお、イベントの会期は4月19日(水)まで。魅力いっぱいの東京レザーに出会ってみてはいかがでしょうか?



■ 参考URL ■

 Souvenir by TOKYO LEATHER」
 <http://machidokoro.com/event.html>


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東京・浅草 東京都立城東職業能力開発センター 台東分校の第45期生による卒業制作内覧展「c0lla-ge(コラージュ)」が3月22日(水)に行われました。

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東京・浅草周辺には皮革関連産業が集積しており、特に靴づくりが盛んです。台東区を中心に東京を代表する地場産業となっています。同校は、製くつ科を設置する全国で唯一の職業能力開発施設。求職者に対して、革靴の製造について、型紙から製甲、底付まで一貫した製造工程の知識や技術・技能が習得できます。


在職者には製造工程別に多様なコースの能力向上訓練(キャリアアップ講習)を行い、知識や技術・技能の向上をサポート。地域や産業界における人材育成確保や技能の評価などへの取組みの支援を通して、つくり手たちの職業の安定と地位の向上、皮革関連産業の振興を推進しています。

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台東分校卒業制作内覧展は今年で11回目。その年ごとに生徒たちの個性、想いが前面に出るような内容です。ひとりひとりスポットを当てつつ、その集合体としての45期生の魅力を打ち出しました。今年度のテーマは<コラージュ>。「年齢、経験もバラバラな私たちが、これまでなにをしてきて、なにを考え、靴をつくり、これからなにをしていこうとしているかを感じてもらいたい」とのメッセージが込められて。

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教室、作業スペースがハレの場に。60足以上もの作品が並びました。一日のみでしたが、夜20:00までということもあり、仕事帰りのかたも来場。

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卒業生の友人・知人が駆けつけ、ホームパーティのようなあたたかな雰囲気でした。21名の展示のなかから、ごく一部ですが、ご紹介します。

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音楽から靴づくりに導かれたという鈴木理恵さん。好きなミュージシャンの影響で靴に興味をもち、同校に入学したそう。夏フェスから着想した作品をはじめ、カジュアルなデザインが楽しい。

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ハイカットスニーカーを基に、ギャザーによる立体感がユニークな一足、<weeds>。いろいろな着こなしに似合いそうなところも女性クリエーターならではのデザインですね。


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前川唯さんは、対になっている作品<noir>、<blanc>で光と影を表現。ブーツのように見えるスパッツとの組合せが目をひきます。スパッツは手持ちの靴とのコーディネートが楽しめるよう、アジャストできる仕様に。そのほか、セーラー服をモチーフにしたシューズも。かかと部分にセーラーカラーを配していて、思わず頬がゆるんでしまいます。


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45期生最年少、長谷川睦さん。中学生のときから靴づくりを志し、高校卒業後、同校に入学したそうです。今回のテーマは女性。すべての作品に大好きだという花の要素を取り入れています。エレガントなデザインに、リボンなどを加えて。程よいミックス感がいいですね。


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アパレルのパタンナー、靴メーカーとバッグメーカーの営業を経て、入学した倉田哲也さん。その経験を生かし、今回は靴だけでなく、バッグ、財布も含め、トータルで展開。自分の手でものをつくりたい、という気持ちがずっとあり、デザイナーの意向を形にする作業をすべく、技術を身につけるために学んだのだとか。

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「理想としては、サンプルは自分でつくりたい。ゆくゆくはショップをオープンできたら」と倉田さん。卒業後、バッグ、革小物、靴のOEM、ODMのコーディネートなども手がけつつ、起業に備えています。地域のビッグイベント「浅草エーラウンド」<4月21日(金)~23日(日)開催>運営スタッフも来場。浅草の靴づくりのコミュニティに溶け込み、若いパワーで地場産業の活性化に尽力してくれそうですね。


東京都立城東職業能力開発センター 台東分校は、この春から46期生が入学。次世代を担う、つくり手の卵たちが集い学びます。そして、47期生の募集は、2018年初頭から申し込み開始予定。11月から見学会がスタートします。気になるかたはチェックしてみてはいかがでしょうか?


また、東京都立職業能力開発センターでは、おもに中小企業で働いているかたを対象に、スキルアップや資格試験受験対策のための短期講習が好評。台東分校では、製靴のキャリアアップ講習を行っています。現在、5月以降のスケジュール(パターン、裁断、製甲・・・ほか)が公開中。働きながら学びたいかたにおすすめですよ。



■ 参考URL ■

 東京都立城東職業能力開発センター 台東分校
 <http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/vsdc/taitou/index.html>


カテゴリー: 国内革事情

「プラスディーコラボトーキョー・エル 商品発表会」が、イースト東京・蔵前の新イベント「蔵前展」会期中<2月1日(水)~10日(金)>に行われました。

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蔵前を拠点とする10社が同時期に新作発表・展示イベントを開催した「蔵前展」。<アッシュコンセプト>を中心に蔵前でアトリエ、工房、ショップ、ショールームなどを有する10社が、新作発表・展示イベントを同時期(一部を除く)に行います。

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街をめぐりながら、インテリア、プロダクト、雑貨、アパレル、革製品と多様なジャンルのアイテムを展示・販売。将来的には、「ミラノサローネ」(毎年イタリア・ミラノで開催される世界最大規模の家具見本市)のような場を目指しているそうです。

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そんなイベントの拠点<コンセントショップ>で行われた、注目の革製品プロジェクト<プラスディーコラボトーキョー・エル>商品発表会。

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2014年に始動した<TOKYO L(トーキョー・エル)>は、靴の街、革の街、東京・浅草の恒例イベント「浅草エーラウンド」と連動。

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卸問屋<富田興業>をはじめ、浅草のものづくり関連企業と一線で活躍するデザイナー・クリエイターが協働し、手にとって使いたくなる革製品をつくり上げるプロジェクトです。

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2015年度からは商品化と販路開拓を重視し、<アッシュコンセプト>が全面的に協力。「モノを創る人と造る人を、そしてモノを使う人を、大切にし、モノづくりを通して世の中を元気にする」という、同社ならではのディレクションでサポート。ユニークなアイディアだけにとどまらない、買いたい、ほしいと感じるものがいっぱい! そんなプロジェクトの最新コレクションをご紹介します。


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<FLAT(フラット)>
伸縮性のある革素材を組み合わせたフラットで解放感があるサンダル。どちらからでも足入れできるような仕様と吸いつくようなホールド感があるのも安心ですね。


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<SUPPORI(スッポリ)>

縫製が少なくシンプルなつくりのスッポリ履けるスリッパ。ビビッドなカラーリングが目をひきます。内側のフェルトがやさしく足を包み、軽い履き心地です。


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<BELTRAY(ベルトレイ)>

オイルをたっぷりふくませた革をベルト状にしたトレー。木材に革を巻き付けて留めたシンプルな構造によって革本来の表情を楽しめます。

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スタッキングもできるので、インテリアコーディネートにもぴったり。


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<MITSUORI(ミツオリ)>

古くから伝わる包み紙、多当(たとう)に着想を得たシンプルな名刺入れ。贈りものを包むように名刺を収納できます。革の重なりと断面の鮮やかな色が、緊張感と彩りを添えて。ものづくりの背景、魅力を語るような、雄弁な革小物がビジネスシーンで活躍しそうです。


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<ORI(オリ)>

自立し、使いやすいストレスフリーな革財布。しかもコインも自然に立つのもうれしい。一枚の革を折りたたむようなシンプルな構造もユニークですね。


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<MOCHITE(モチテ)>

重い鞄やレジ袋などを持つときの痛みを軽減するレザーの持ち手カバー。靴の製造に用いる成型技術を生かした手にやさしくフィットします。

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荷物が軽く感じられる効果もあるそう。


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<ODEN(オデン)>

丸・三角・四角、基本の形を並べて、おでんをモチーフにしたブローチ。おでんを食べたときの安心感とあたたかさが漂います。

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秘伝の出汁がしみ込んでいくような経年変化も楽しみですね。大人の男性の衿もとにも似合いますよ。

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ライフスタイルに溶け込む、新しい使い方を提案する前回のラインナップに続き、従来品の改良や、さまざまなひとが使える、使いやすくなる、ユニバーサルデザイン的な発想の工夫が随所に感じられ、クールなデザインのなかにも、つくり手のやさしさ、ぬくもりがあふれて。そのハイブリッド感が、とても新鮮でした。「今後もレザーの可能性を拡げるようなコラボレーションを企画しています。どうぞ、お楽しみに」と<富田興業>クリエイティブディレクター 藤田晃成さん。


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なお、「浅草エーラウンド」はこの春も開催決定。4月21日(金)から3日間、<富田興業>本社内特設会場、<桜橋レザーパーク>を中心に、インキュベーション施設<浅草ものづくり工房>施設公開などとともに行われます。会期中、<桜橋レザーパーク>では<プラスディーコラボトーキョー・エル>の展示販売もありますよ。オフィシャルサイトも始動し、最新トピックを続々発信中です。どうぞ、お見逃しなく。



■ 参考URL ■

 浅草エーラウンド<http://a-round.info/>


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鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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