欧米ブランドに「負けていないぞ!」

March 18, 2015

「Kids' Leather Programs」実践スタッフ育成ワークショップレポート (2)

カテゴリー: 国内革事情




「Kids' Leather Programs(キッズレザープログラム/KPL)」
実践スタッフ育成ワークショップ では

製作体験にもチャレンジ!
ご協力いただいたのは、老舗企業 猪瀬。



映画「男はつらいよ」の舞台としても
おなじみの東京の下町エリア葛飾区を拠点に
1952年、鞄製造メーカーとして創業。
60年以上の歴史を有し、技術と信念を現代に継承しています。




代表取締役 猪瀬昇一さんは、つくり手のライセンス、
鞄技術認定(皮革部門)一級に合格。
国内最大級を誇る
日本製皮革製品のコンペティション
「Japan Leather Award」では、
複数回入賞するなど
そのクオリティの高さは、折り紙つきです。





そんな実力を反映するオリジナルブランド
Flathority(フラソリティ)は
時代に左右されないシンプルで且つ
力強い美しさを表現し
革鞄、革小物、財布、アクセサリーなどを発表。


卓越した職人と研ぎ澄まされた道具、
選りすぐった素材とで
自らが信じ抜く唯一無二のものづくりを追求しています。




そんな同社へKPL実践スタッフがやってきました。


まずはプレス機でパーツを型抜きする作業を見学。





その重量はなんと1トンもあるそう。


型を抜いたあとの状態。隙間なく配置し、できるだけ
無駄なく革を使用しています。




縫製するまえにパーツの端(縫い代)を整えるコバ漉き。



こちらがコバ漉き機。




幅を微妙に調節するのは難易度が高い!





色が薄く見える部分が漉いたところ。
厚みがなくなることで縫いやすく、仕上がりもキレイになるんですね。






続いて、縫製作業を体験。工業用ミシンは、厚みのある革も縫うことができます。
社内には多数あり、用途によって使い分けるそう。


同社には100年前につくられたミシンもあり、先日行われた

「Japan Leather Award 2014 受賞作品展示会」でも大好評でしたよ。



コントローラーを足で操作するのが難しいですね。


慣れてくるとまっすぐに縫えるように。

お忙しいなか、一日ご指導いただき、ありがとうございました。




参加者の感想は・・・

「何より体験できたのがうれしかった。貴重な機会でした」
「職人さんの素晴らしい技術には驚きました」
「また体験しに来たいです」
「革職人を目指しているのでリアルな体験、
お話が進路の参考にもなりました」
「ものづくりが好きなので刺激になりました」


短時間ではありましたが、手間ひまやその繊細な技術を体験し
ものづくりの大変さ、素晴らしさ、
レザーの無駄にしないための想いを実感したようです。


革は生きものの皮膚を加工したもの。
個体によって、キズやムラといった箇所を避けるため、
製品にできない部分が生じてしまいます。
「Kids' Leather Programs(キッズレザープログラム)」では
そんな残革を利活用。産業廃棄物にすることなく、
生命のバトンをつなぎ
こども達の輝く未来へアップサイクルしています。



今週末は埼玉・草加、来週は愛知・名古屋でワークショップを開催。
そのほか、今後も各地で行われますよ。
どうぞ、お楽しみに。





■ 参考URL ■



 Kids' Leather Programs(キッズレザープログラム)

 <http://leatherkids.jlia.or.jp/>


 猪瀬

  <http://www.flathority.com/>








鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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