欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2010年6月28日 の記事

カテゴリー: 国内革事情

 

 

 

 

 


先週の24日~25日 東京・浅草で開催された
「第82回 東京レザーフェア(T.L.F.) 2011春夏コレクション」に
おじゃましてきました。

54社・7団体が参加し、天然皮革・人工皮革・雑材といった素材、
合成底・靴型など靴に関するジャンル、
皮革試験、専門図書など・・・
レザーに関する最新情報が集められています。

 

 

 

まずは、情報発信コーナーへ。
いち早く、来春の傾向をチェックできるので、ワクワクします。

 

 

「潤いと風」、「技巧とひらめき」、「大地に学ぶ」・・・
というテーマとともに編集発信されたT.L.F. トレンドセレクション。

 

トレンドラボ.JPG


革本来の持ち味を生かしたナチュラルな仕上げと

やさしいカラーリングが主流。
自然界に溶け込むようなやさしく温かみのあるトーンを中心に
ブルー系、青みの強いパープル、グリーンなど
穏やかで主張しすぎないカラ―を提案。

このほか、極めの いち素材、

プチ・ミュージアム展「続・素肌のヒカク展」も展示されていました。

 

 

 

イタリアで開催されている
世界最大の国際マテリアル見本市「リネアペッレ」のブースは
とても美しいプレゼンテーション。

 

リネアペッレ.JPG

 

シーズンテーマは「厳格さと無秩序の間」。
“何か控えめで節度があるもの”というキーワードが、
今の時代の気分にぴったり。
素材では、「サスティナビリティ」を
環境を破壊しない資源利用=自然の模倣=新しいラグジュアリー
として提示。
洗練された表現がすばらしかったです。

 

 

 


会場で気になったレザー、アイテムは・・・

 

冨田興業 1.JPG


▲ 透明感のあるパステルカラー。ナチュラルと光沢
  相反する要素をミックスマッチ。(富田興業)

 

 

 

キビ.JPG


▲ 編み地のように見える立体的なプリーツ加工が
  とてもユニーク。(吉比産業)

 

 

 

松岡商店 1.JPG


▲ アーティスティックな手描きプリントを施して、
  どこかなつかしく感じる抽象的な柄が新鮮。(松岡商店)

 

 

 

神戸レザークロス.JPG

 

▲ ビギナー向けのハンドメードキットを開発。
  ワークショップも開催されるそう。(神戸レザークロス)

 

 

 

 


まだまだ、ご紹介したいレザーがいっぱい。

 


レポートは次回に続きます。

お楽しみに。

 

 

 

 

 


 

 

 

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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