欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2010年12月 6日 の記事

カテゴリー: 国内革事情

 

先日、第33回全国皮革振興会手芸教室
展示発表会が東京・蔵前 東京鞄会館で開催されました。

全国皮革振興会は昭和34(1959)年に
「皮革の楽しさや美しさを広くお知らせしたい」との
趣旨で設立された任意の団体。
昭和41(1966)年から この皮革手工芸教室が開講され
延べ3,300名ものかたが参加なさっています。


教室は、まず初心者を対象とした基礎科(6カ月)があり、
小物を中心に作成。
修了後、更なる技術習得を学ぶための
研究科(1年6カ月)では
バッグ、インテリア関連アイテムに関する
高度な技術を習得できます。
そして、研究科の修了者がオリジナル作品づくりを目指す
専門科(期間はエンドレス)も。
この科で2年以上在籍すると、講師への道も開かれます。
現在、全クラスの生徒は256名。
それぞれ、楽しく熱心に取り組んでいるそうです。

 

1206羽子板.JPG1206家具.JPG 

1206雑貨.JPG1206申請作品.JPG


 


今回は、生徒だけでなく、講師のみなさんとともに展示販売。
オープン時、たくさんの作品が
すき間なく並べられていたのですが売り切れ続出。
恒例のイベントのため、
毎回楽しみになさっているリピーターが多く
ひとりで何個もお求めになるかたも少なくないそうですよ。

ジャンルのアイテムと作風が幅広くて驚きました。
 

1206会場全景.JPG1206ディテールアップ.JPG

1206倉科事務局長.JPG1206同一作品.JPG


同じアイテムでも1つ1つ違うがこんなにも違うデザインに。
それぞれの個性が表現されていますね。
また、切り貼りすることなく
立体的に仕上げる技法には感激しました。
レザーは本当に奥が深いですね。


来年3月には、基礎科 新規募集が行われます。
入会金や月謝は無料です。
(工具費、共用費、材料費などは必要です)

倉科 事務局長をはじめ、
やさしくていねいに教えてくださる講師のみなさんと
レザーのものづくりに
トライしてみては、いかがでしょうか。

 


くわしくは
当サイト「皮革企業大図鑑」からごらんください。
(会員23団体のリスト内
「全国皮革振興会」からリンクしてください)

 

 

 

 

 

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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