欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2010年12月27日 の記事

カテゴリー: 国内革事情

 

 

生活空間を彩るアイテムをトータルに提案する
ハイエンドなインテリア総合見本市、
「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」展が
東京ビッグサイトにて開催されました。

デザイン・インテリアに関わるあらゆる業界の
11カ国・地域 314社(国内271社・海外43社)が出展。
11月24日~26日 3日間で計19,758名が来場し、盛況でした。


ファニチャーやインテリア関連アイテムのほか
レザー業界からも、
デザイン性、クオリティの高いプロダクトが発表。

 

富田興業からは新規プロジェクト
「LECOSTYLE」。

“ファッションからやってきた「レザー」”として
本展公式サイト内ブログでもピックアップされていました。

 
先日、ラグジュアリーブランドとの取引が話題になった
同社プロジェクトチームが
「見たことのない色、柄、表情のファッションレザーを
インテリアでもっと楽しんでもらいたい!」
との想いを込めてスタート。

同じ素材であっても、ジャンル、用途が違うため、
インテリアとファッションでは異なる特性がありますが
それぞれの特長を生かし、融合されています。

クッション、タイル、iPhoneカバーなど
新たなニーズを開拓する提案は、来場者からも高評価。

 

冨田さん2.JPG

冨田さん3.JPG
 


インテリア業界で活躍している株式会社取締役
中川淳一郎さんと同社とのコラボレーションによって実現。
社団法人 日本皮革産業連合会が実施する
支援プログラム「企業支援ネットワーク」を活用した
成功例ですね。


「Designer’s Gallery SOON 2010」ブースでは
紗蔵が参加。
同ブランドは東京・墨田区を拠点に活動。
ピッグスキンの産地としても知られるエリアです。


 

和久さん1.JPG 

 

日本国内で自給可能な唯一の革素材ともいわれ、

加工しやすい豚革の特性を生かし、

江戸小紋柄模様をレーザーで焼き付けた照明ランプや
墨田区所蔵の葛飾北斎作品(許可をとって)を
プリントしたアイテム、
パーツを組み合わせて完成させるクッションなど
伝統文化をモダンにアレンジ。

現在建設中の東京スカイツリーでも話題の同エリアでもあり
国内外から訪れる観光客へ対してもインパクト抜群。
イベント出展などたくさんのオファーがあったそうです。
 

宮内産業.JPG


長野から参加した宮内産業は自動車産業への供給で培った
技術・ノウハウをインテリアへと昇華。
「男の書斎」をイメージした空間演出とともに
幅広いアイテムを発表。

 

 

 


ユーザーの巣ごもり志向をうけてインテリア・雑貨が注目されるなか
ジャパンレザーを中心とした
新たなライフスタイル提案が来場したプロフェッショナルに支持されました。

実際に店頭に並び、買えるようになるのが楽しみですね!

 

 

 

 

 

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来週から毎週水曜の更新となります。
ご注意ください。

来年もよろしくお願いします。

 

 

 

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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