欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2011年7月 6日 の記事

カテゴリー: 国内革事情

 

 

 

 

前回に続きまして「2012春夏コレクション 
第84回東京レザーフェア」レポートをお届けします。

 


たくさんの出展社が時間がない来場者に向け
それぞれ工夫を凝らしていました。

なかでも気になったブースをピックアップしてご紹介します。

 


いつも凝ったディスプレイの富田興業。
トレンドを意識したライフスタイル提案が好評です。

 

冨田さん.JPG

 

今回は「HOPE-それぞれの胸に宿る希望の光-」をテーマに
自然のなかに存在する色、
復興への想いを投影した人工的な色まで、
さまざまなアプローチで提示。
このほか震災の被害者へのメッセージを来場者が一筆加え、
つくりあげていくボードを設置。
たくさんのかたが参加していました。


富田興業

http://www.tomita.co.jp/

 

 

 

インテリアショップのような内装が目を引くブース。
売り場の環境を想定することで
素材の持ち味と、商品にするときのイメージが
伝わりやすくなりますよね。

 

トップランさん2.JPG

 

ナチュラル系は、“森ガール”的なスイートなテイストになりがちで
男性が理解しにくいのですが、すっきりとした表現であれば、
受け入れられやすいんですね。

 

トップラン

http://www.toprun.co.jp/company/showroom.html

 

 

 

 

展示会では目立つカラー ブラック。
一方で圧迫感があったり、
スペースが狭く見えたりする色ですが
メッシュフェンスであれば解消。

 

松岡商店さん.JPG

 

トレンドのビビッドカラーのレザーを引き立てつつ、
ハードなイメージを訴求する相乗効果に。

 

松岡商店

http://www.jlia.or.jp/506

 

 


やはり、認視度が高い
ビビッドなカラーを効果的に配していた吉比産業。

 

KIBIさん.JPG

 

個性が強いグリーンが単調になりがちな
ナチュラル、ベーシックな素材の魅力を引き立てて。
いろいろな色、素材感と馴染み、
一体感のある展示に。
来場者にもとても好評のようでした。

 


吉比産業

http://www.kibi-1882.co.jp/

 

 

ほかにも産地のブースも数多くありました。

こちらも併せてごらんください。

http://fashionjp.net/creatorsblog/suzuki/2011/07/-2012-843.html

 

 

 

 

 

さて、次回は特別企画(2)総合展示コーナー
「革のできるまで」のレポートです。

お楽しみに。

 

 


 

 

 

 

1

プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

最近のブログ記事

カテゴリー

月間アーカイブ

rss
facebook witter

このページの一番上へ