欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2011年12月 の記事

カテゴリー: 国内革事情

全国皮革振興会 手芸教室 第34回展示発表会が
11月24(木)~26日(土)の3日間、東京・蔵前 東京鞄会館で開催されました。

 

蔵前看板.JPG

 

「皮革の楽しさや美しさを広くお知らせしたい」との趣旨で
1959年、全国皮革振興会が設立。
1966年よりこの皮革手工芸教室が開講され、
現在までに延べ3,300名以上のかたが参加されています。

 

蔵前作品1.JPG

 

 

蔵前作品2.JPG

 

これが本当に革? と目を疑ってしまいそうな
繊細な作品も数多くあり、生徒さん・
講師のかたがたの情熱の結晶に今年も感激!

 

蔵前販売用アイテム.JPG

 


作品の一部は展示販売。しかもワンコインから買える

スペシャルプライスも。リピーターが多く大好評!

 

蔵前会場ヒキ.JPG


初日からお客さまが殺到し、大盛況でした。
(こちらの写真は2日目に撮影させていただきました)

 

 

 

 

この教室は、基礎科(6か月 / 小物中心)、
研究科(1年6か月 / バッグ・インテリア関連アイテム)に分かれ、
初心者から参加でき、基礎科修了後は
高度な技術を習得できます。
さらに学べる専門科(期間はエンドレス)に
2年以上在籍すると、講師への道も。
最近は、若い世代の受講者も増えているそうです。

 

 


2012年3月には、基礎科の新規募集が開始!


ちなみに入会金や月謝は無料。
(工具費・共用費・材料費は必要となります)

 

革のモノづくりにご興味があるかたに、
おすすめです。

間もなくやってくる新しい年、
みなさんのご参加がジャパンレザーを変える
きっかけになるかもしれません!
 

 

 

 

 


くわしくは
当サイト「皮革企業大図鑑」からごらんください。
(会員24団体のリスト内
 「全国皮革振興会」からリンクしてください)

http://www.kawamura-net.co.jp/hs/

 

 

こちらも併せてごらんください。

http://fashionjp.net/creatorsblog/suzuki/2011/12/34.html

 

 


今年の更新は今回で終了です。
毎週ごらんいただき、ありがとうございます。
2012年は1月11日からのスタート。
来年も どうぞよろしくお願いいたします。


 

 

 

 

 

カテゴリー: 国内革事情

 

 

 

 

12月8日(木)~9日(金)の2日間、
東京・浅草 都立産業貿易センター台東館にて
「2012-13秋冬コレクション 
 第85回 東京レザーフェア」が開催されました。

http://www.shizairen.jp/

 

 

 

協同組合 資材連  主催、
東京都  共催、
経済産業省・台東区・社団法人 日本皮革産業連合会  後援、
リネアペッレ  協賛のもと
前回よりも多い61社・9団体が出展。
関西のタンナーの参加ほか、増加傾向がみられます。

 

さまざまなレザーと関連資材を展示発表。
継続して掲げられたテーマ
「スタイルにとらわれない自然!」が表現されました。

 

IMG_2989.JPG

 

主催の協同組合 資材連から「2012-13年秋冬の資材トレンド」として
発表されたレザーの傾向は、
ナチュラル・ソフト・ライトが大きな傾向として継続。
シンプルで上質な革が打ち出されているなか、
エナメルと起毛革がクローズアップ。

そんな対照的な二つのイメージをフィーチャーすることが
2012-13年秋冬シーズンのテーマ。

 

IMG_3000.JPG

 


起毛素材ではヌバックやキッドシルキーといった
エレガントなテイストに向いたものが増加。
エナメルは薬品の進化により
実現したソフト感が強調されています。

カラーは赤系・暖色系。
これらにブルー・グリーンをプラスするカラー展開がホット。
一方、ナチュラルテーストではブラウンが注目されます。

 

 

 

同コーナーでは第84回「極めのいち素材」の投票結果が発表。
1位は吉比産業 株式会社  東京支店のロゼッタ カーフ。

極めのいち.JPG

 極めのいち1位.JPG

 

 

 


ピットヌメカーフを使用して、味のある風合いを表現。
熱によるワックスバフ仕上げによって、
素材感と革らしさのあるレザーがつくられています。 

 

 

出展社のブースでひときわ輝くものを発見!

 

ちゃけちょけ.JPG

 

「Japan Leather Award 2011」 婦人靴部門賞
(ちゃけちょけ / 神戸レザークロス 株式会社  東京支店) 受賞作品と
トロフィーです。
たくさんのかたが足を止めて、ごらんになっていましたよ。

 

くわしくはこちらから

http://award.jlia.or.jp/2011/news/111103_2.html

 

 


また、今回からユーザーに向けたアピールを強化。
幅広く、皮革文化を啓蒙すべくコンテンツを一部リニューアル。

「レザーファッションショー & トークショー」では、
ファッション誌で活躍する人気読者モデル
武智 志穂さん・田中 里奈さん・
青柳 文子さん・阿久津 ゆりえさんを起用。

業界関係者だけでなく、
学生・若い世代のかたのご来場が増えているようです。

 

 


『繊研新聞』(12月5日2面)に掲載された
協同組合 資材連  久保田 清人理事長のインタビューでは...
 

「昔は業界人が消費をリードしていましたが
 今は消費者に主導権があり、消費者が興味をもたないと
 ものが売れません。
 さらに最近は自分でものをつくるひとも増えており、
 革に対する興味が高まっています。
 しかし、革のよさや文化は一般消費者には
 あまり知られていないのが現状。
 資材連が主導して啓蒙活動を行い、業界のイベントに
 一般消費者を巻き込むことが
 皮革産業の活性化につながると思います。

 (中略)

 今まで学生だけだったデザイン展は
 一般消費者に門戸を広げました。
 制作部門とアイデア部門があり、応募点数は
 全国から675点。
 実にユニークな作品が集まりました。
 前回は[革のできるまで]という革のなめし工程を
 紹介する展示を行いました。
 革に色をつけるワークショップでは
 1回に50人集まるなど好評でした。
 革は見るだけでなく、触れることが大切です。
 今後もこういった
 体験型のイベントをステップを上げて企画していきたい」

 (『繊研新聞』12月5日2面より抜粋させていただきました)
 


早速、効果が出ているよう。次回が楽しみですね。

 

 

 

こちらも併せてごらんください。

 http://fashionjp.net/creatorsblog/suzuki/2011/12/20121385.html

 

 

 

カテゴリー: 国内革事情

 

先週に引き続き
『Japan Leather Award 2011 in 西宮阪急』のレポートをお届けします。

 

西宮売場ヒキ.JPG

 

Japan Leather Award 2011 グランプリ、および、
各部門賞の受賞作品の展示と販売が行われています。
[なお、販売は受賞者と西宮阪急の直接契約によるもので、
 社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)は関与していません]

 

西宮菅野さん接客.JPG

 

グランプリ受賞者  菅野 光広さん(靴工房MAMMA)の
作品コレクションの展示販売とともに行われた
ご自身による実演が好評。
ドイツ・北海道・神戸と国内外の各地で修業を重ねた
ハンドソーンのテクニック、
つくり手の魂にたくさんのかたがたが魅了されていました。
オーダーメードは約20万円からと高額ですが
革好き・靴好きのユーザーのかたは逸品との出逢いに積極的。
ていねいなカウンセリングで
一生つきあえるパートナーを選んでいました。

 

 

会場では「レザーバザール」が同時開催。
「Japan Leather Award 2011 西宮阪急セレクション」として、
応募作品や受賞者(社)の商品も販売。

東トーキョーから発信されている注目ブランド
フラソリティほかJapan Leather Award 2011 優秀作品を中心に、
デザイン性・機能性が高いジャパンレザーが充実。

 

 

 

ほかにも特設コーナー  レザークラフト工房も連日の大盛況。

なかなか見ること、触れることができない
一枚革の展示、革についての解説、カービングの実演などを実施。

 

西宮革展示.JPG

 

 

 

西宮ワークショップ.JPGのサムネール画像

 

 

西宮ワークショップお客様親子.JPG

 

革製のミニバッグや携帯ストラップを
つくることができるワークショップには親子で
参加してくださるかたがいっぱい。
社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)が提案する『革育(かわいく)』は
じわじわと広がっていますね。


本日より、会場が3階のイベントスクエアに移動し、
平日の開催はありませんが
10日(土)・11日(日)の二日間はレザークラフト工房がオープン。
小・中学校での授業が高く評価される
関西のカリスマ的ショップ 
レザークラフト フェニックスが出張。
手づくり、メンテナンスほか
皮革・皮革製品に関するご相談・ご質問があるかたには
貴重なチャンスです !

 


スケジュールは
『Japan Leather Award 2011』ツイッターでお知らせしています。

こちらをごらんください。

http://twitter.com/#!/leatheraward

 

 

12月1日に発売されたムック本
『Discover Japan  DESIGN  メイド・イン・ニッポン!』(枻出版社)
ブック・イン・ブック
『Japan Leather Award 2011 受賞報告』が
同会場限定で無料配布 !


グランプリをはじめ各賞受賞者のインタビュー、アトリエ訪問、
さまざまなジャンルから選出された
プロ審査員による選評も読み応えがありますよ。

 

 

 

期間は来週13日(火)まで。ぜひ、お出かけください !

 

 


西宮阪急

http://www.hankyu-dept.co.jp/nishinomiya/index.html

 

 

こちらも併せてごらんください。

http://fashionjp.net/creatorsblog/suzuki/2011/12/japan-leather-award-2011-in-1.html

 

 


 

 

 

 

 

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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