欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2014年5月 の記事

カテゴリー: 国内革事情




人気イベント「モノマチ」がイースト東京・徒蔵(カチクラ/
御徒町~蔵前~浅草橋/東京・台東区南部一帯)エリアで行われました。


カーマインまえデザ 街頭


自治体主導ではなく、民間の有志が自主的に
立ち上げたまちおこしプロジェクト。

今年度より組織変更し、
台東モノづくりのマチづくり協会としてリスタート。

子どもたちがまちに誇りを持てるよう、
世界からも認められるよう、
エリア全体のブランド価値を高める活動をしています。


デザまえIMG_9429


同エリアは、
江戸時代より伝統工芸職人の街であった歴史を受け継ぎ、
ファッション雑貨の生産では日本有数です。

後継者育成、地域活性化を狙いスタートした創業支援施設
台東デザイナーズビレッジ
(デザビレ)も10周年。

卒業したつくり手たちが近隣に定着し、次々とオープンさせた
アトリエ & ショップが街のにぎわいを創出。

メディアに数多く取り上げられ、注目を集めています。


デザ 廊下 混雑モノマチ テテ

ますは、恒例の施設公開を一部ご紹介。

廃校となった小学校の校舎を利活用しています。

ノスタルジックで、新鮮な印象を受けますよね。


デザ NEWデザ 村長室

普段はアトリエとして使われているスペースに
たくさんのかたが来場し、大盛況。


デザ 遠藤さんデザ 四元さん

卓球選手としておなじみの四元直生美さんがデザイナーとしてデビュー。

インテリアスタイリスト 遠藤歩さん
(ご自身が演出した空間での写真撮影を提案)といった
さまざまなジャンルのクリエーターも増加。今後の展開が期待されます。


デザ 会場案内IMG_9411

デザビレ卒業生ブランドをはじめ、
皮革産業が盛んなイースト東京エリアを拠点とする
新進クリエーターたちも数多く参加しました。


ウルクスト 接客モノマチ ウルクスト 1

Japan Leather Award 2012 審査員特別賞受賞 .URUKUST(ウルクスト)も出品。

受賞作品の手づくりキット以外にも、バッグラインをスタート。


ものこぼ トートーニー 混雑ものこぼ 混雑

姉妹施設 浅草ものづくり工房のコーナーも人気を集めました。


ナスタチウム全体モノコボ トキサダ

同じく Japan Leather Award 2012 審査員特別賞受賞 ナスタチウムほか
入居ブランドが商品、サンプルを展示販売。


ものこぼ サード ヒキモノコボ ごえん

フレッシュな感性を生かした個性的なプロダクトがいっぱい。

スマートフォンで撮影し、
ソーシャルメディアに投稿しているユーザーも多く見られました。



同じく Japan Leather Award 2012 グランプリを獲得した tokyo toff は、
浅草ものづくり工房を卒業後、
古い建物をリノベーションした新スポット クラマエビル内にアトリエをオープン。

大河さん クラマエビル 看板大河さん アトリエ

「handmade in tokyo」「永く愛される製品づくり」をテーマに、
デザイナー 大河なぎささんが
レザーシューズを中心としたレザーコレクションを発表。

受賞作品 オリジナルボックス入りのベビーシューズは、
出産祝いとしてロングヒット中です。

大河さん WS  キット大河さん ws 道具

レザークラフト教室「くらすトフ」も開講。

期間中は、ワークショップを実施しました。

大河さん ws 刻印大河さん WS 完成

カードケースづくり体験に幅広い世代のかたが参加。

ミントタブレットケースとしても使えるそうです。

刻印などで自由にカスタムでき、
ビギナーのかたもチャレンジしやすかった、と好評でしたよ。



「モノマチ」レポート第2弾もお楽しみに。




■ 参考URL ■


 「モノマチ」公式サイト <http://www.monomachi.com/>

 

 台東デザイナーズビレッジ <http://www.designers-village.com/index.html>


 浅草ものづくり工房 <http://monokobo.jp/main/>




カテゴリー: 国内革事情




この春、リニューアルし、パワーアップ !

ファッションが好きな幅広い世代の女性たちから
注目を集めている 銀座 革のショールーム
TIME & EFFORT(タイム・アンド・エフォート)で、
東京洋装雑貨工業協同組合の合同展示イベント
「ALATAME(アラタメ)」が
5月13日(火)~18日(日)の6日間行われました。

arateme  1Faratame  2F  ヒキ


東京洋装雑貨工業協同組合は、
レディスベルト、マフラー、アクセサリー、メンズスイムウェアー、バックルの
メーカーで構成。

各製品のファッション性と品質向上に対する検討会、
製品普及を目的とするポスターの制作・配布、
キャンペーン活動、マーケットリサーチ、トレンドの研究など
さまざまな活動により業界の活性化を促進しています。

革新、革命、あらためる...というタイトルを冠した
このプロジェクトは、
約1年半前からの構想、準備を経て、
今回発表しました。

aratame  pop 2arateme  t1


このところベルトを必要としないトレンドが続き、
ファッション性の高いベルトが店頭を飾る機会は減少傾向に。

そんな現状を打破するため、つくり手サイドから発信。

aratame  pop1aratame  t2


百貨店、セレクトショップ、アパレル、小売店の
バイヤーを対象とし、合同展示会形式でプレゼンテーション。

日本のベルト業界が得意とする技術、
職人たちが受け継いできた伝統的技術を生かし、
革新的レザーアイテムを仕上げました。

aratame  ステーショナリーaratame  バイヤー接客


「トラベル」、「ステーショナリー」といった話題のカテゴリーにフォーカス。


aratame  カメラaratame  ベルトヨリ

ベルトづくりの技術を生かしたカメラストラップは、
ナナメがけ、一眼レフに対応。

既存のタイプより耐久性、機能性、サイズを改良。


aratame  ノートバンドヨリaratame  ノートバンド 使用シーン

大きい判型のガイドブックのカバー、
ノートバンド(ペンホルダーつき/写真)、
預金通帳ケースほか、ニッチなアイテムを多数展開。


次回以降は、
スモールアイテムとベルトとのコーディネートも検討中。

ジャパンレザーを軸に暮らしを楽しむ
あらたなライフスタイル提案で、
さらなるニーズの掘り起しを狙っています。


そんな取り組みが来場者(バイヤー)に高く評価され、
百貨店からイベントのオファーが続々。

初回としては、大きな手ごたえを得られたようです。


今後の展開も
当ブログでお知らせしていきますので、
どうぞ、お楽しみに。




■ 参考URL ■


 東京洋装雑貨工業協同組合
 <http://www1a.biglobe.ne.jp/t-zakka/>


 銀座 革のショールーム
 TIME & EFFORT(タイム・アンド・エフォート)
 <http://timeandeffort.jlia.or.jp/>




カテゴリー: 国内革事情




国際的に知られる観光地であり
革製品の産地としての側面もある
東京・浅草をものづくりで盛り上げる広域イベント
「A-ROUND(エーラウンド)」が、
今年も10月24日(金)~26日(日)に行われます。


ISF AR

A-ROUNDではこれに先立ち、
ウェルネスとファッションの国際靴・雑貨見本市
「ISF(アイ・エス・エフ)」<東京・浅草、3月25日(火)~27日(木)開催>に
ブース出展。


ISF AR KF

キックオフイベントも実施し、話題になっています。


エキミセ POP

そのイントロダクションとして、さまざまな場所で
スピンオフイベント「出張A-ROUND」が企画され、
その第1弾となる
「A-ROUNDモノづくり体験@浅草エキミセ」が
4月26日(土)~5月6日(火)
<期間中の土曜・日曜・祝日>に行われました。


エキミセ 会場 ヒキ

東武スカイツリーライン浅草駅上の商業施設
浅草エキミセ  7F 特設会場で、
「革で絵馬をつくろう」「ガムテープで靴をつくろう」などなど
8種ものワークショップを実施。


革絵馬WS

皮革産業に携わるかた、
クリエーターを目指しているかたをはじめ、
ファミリーでの参加も多く、
「大人でも子どもでも家族でも楽しめるものづくり」を
楽しんでいました。


エキミセ会場ヒキ2

このほか、アクセサリーやファッション雑貨の展示販売も。




「昨年よりさらに充実したコンテンツを揃えて
 みなさんをお迎えできるよう、
 ただいま事務局ではミーティングを重ねています。
 ぜひ、開催を楽しみに待っていてくださいね!」と、
A-ROUND事務局長 今村ひろゆきさん。


つくり手たちが自主的に立ち上げ、
盛り上げるプログラムで
クリエーターとユーザーが世代を超えて共感でつながり、
ものづくり、ジャパンレザーの魅力に触れる きっかけに。


今後の活動に期待が寄せられています。






■ 参考URL ■


 「エーラウンド 」フェイスブック

  <https://www.facebook.com/A.ROUND.ASAKUSA>

  ※ 画像は「エーラウンド 」フェイスブックよりお借りしました。




カテゴリー: 国内革事情




この春、リニューアルオープンし、話題の
銀座 革のショールーム
TIME & EFFORT(タイム・アンド・エフォート)で、
「レザーワークショップ」が行われました。

銀座ws外観銀座ws内観

会期は大型連休後半5月3日(土)~5日(月)の3日間。

銀座ws接客銀座ws内観ヨリ

シューズデザイナー 赤嶺 勤さんを講師に招き、
それぞれ10名限定の少人数制で1日3回、計9回実施。

銀座ws2階混雑パパと

女性だけでなく、男性も多く、幅広い世代の
かたがたが参加。

パスケース、名刺入れ、ポーチ、ペンケースから選び、
パーツ、カラーを自由にカスタムメード。

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人気クリエーターによる ていねいな指導で初心者のかたもスムーズに完成しました。


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レディスアイテムの増加とともに若い世代の女性への訴求力がアップ。


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感度が高いユーザーの来場も目立ちました。


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ファミリー、カップルでの参加も多く、自然と おそろい的な感覚の仕上がりに。


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パパママに手伝ってもらいながら、お子さんたちもチャレンジ。


ジャパンレザーの ものづくり体験を楽しみつつ、

素晴らしい作品が数多く生まれました。


「またやってみたい」「次はいつですか?」と
参加者からの意見が多く、
早速、今後の開催が検討されています。

どうぞ、お楽しみに。




■ 銀座 革のショールーム  TIME & EFFORT ■

 12:00 - 20:00(土・日・祝は 11:00 - 19:00)営業
 月曜定休
 東京都中央区銀座8‐5‐4
 銀座マジソンビル 1・2F
 tel. 03-6274-6950


 TIME & EFFORT
 <http://timeandeffort.jlia.or.jp/>


 ★ 4月から月曜定休となりました。ご注意ください。




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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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