欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2015年2月 の記事

カテゴリー: 国内革事情




前回に引き続き、ジャパンレザーの殿堂、
銀座 革のショールーム「TIME & EFFORT(タイム・アンド・エフォート)」で
行われている館内イベントをご紹介します。



「Japan Leather Award 2014 受賞作品展示会」が2月20日(金)からスタート !


「Japan Leather Award 2014」のグランプリ、各部門賞、特別賞の
全受賞作品がラインナップ。

募集テーマ
『革に込められたものがたり
 ~その一針の背後にある物語を教えてください~』を
表現した、ジャパンレザーたち。


さらに歴代のグランプリ、各賞それぞれの受賞ブランドから
人気アイテムセレクションも出品。

受賞をきっかけとして飛躍 ! 皮革業界の次世代を担う
新しい才能の煌めきがあふれて。



各会場で好評の道具の展示はこちらでも。


「Japan Leather Award 2014 受賞作品展示会」の
締めくくりということで、つくり手からも注目が集まっていますよ。


今年度の受賞作品、受賞者のプロフィールが掲載された小冊子も無料配布中です。

会期はいよいよ明日2月26日(木)まで。



日本の革×女性クリエイター、
2015年春夏ニューコレクション展示発表会「サンダル女子会」も開催中。

実力派女性クリエイターが出品。日替わりで実演を行っています。


こちらは、千阪 実木さん(靴づくり屋 chisaka)。

<ふだん着の革靴>を提唱し、
製作者の顔とこだわりが見える靴づくりを実践。

幅 允孝さんとのコラボレートし、
書籍の主人公から発想する靴をテーマにした個展を行うなど
オリジナリティあふれる活動が好評。

幅広い世代のジャパンレザーファンが駆けつけ、
コミュニケーション。

つくり手も思わす笑顔がこぼれる 楽しい時間が流れています。



目白押しのイベントは、今週末にも開催決定 !


2月28日(土)・3月1日(日)の2日間、
恒例となっている無料ワークショップが行われます。

ビーズやステッチをふんだんに使って自分だけのパスケースを作ろう! Coquetteのバッグに合わせたレザー小物を作るワークショップを開催 開催日:2/28,3/1

今回は「ビーズやステッチでアレンジ 自分だけのレザーパスケースをつくろう!」。

台東デザイナーズビレッジ卒業生  林 きょうこさんが手がける
徒蔵(カチクラ)ブランド コケットのバッグに合わせた革小物にチャレンジ。

コケットは、同館でも展開され、大人気ですよ ☆


各日3回あり、事前予約制です。

エントリー受付スタートしています。どうぞお早めに ♪




ワークショップ「おくりものづくり」館内第二弾も決定 !

おくりものづくりワークショップ 開催日:2/28

若手クリエーターが提案するアイテムを
革小物職人のサポートのもと、
ユーザー自身が最高の<おくりものづくり>を行います。

インキュベーション施設、
浅草ものづくり工房(東京・橋場)に入居者が参画。


「大切な人に愛のこもった『おくりものづくり』を届けたい。

『浅草ものづくり工房』では、
人生の物語をテーマに持ち、本革でつくる様々なアイテムのワークショップを
提案しております。世の中には物が溢れ、
物事がやたらと過ぎ去る今の時代、簡単に手に入るモノではなく、
流行に捕われず本当に想いが伝わる贈り物とは一体どのようなモノでしょうか。
贈り主が革の質感を楽しみ、愛を込めて製作すれば
世界に一つ本当に心に残る贈り物のような気がします。その贈り物を
手にした時に伝わる贈り主からの温もりも
大切な人に届けて頂きたいのです」<「おくりものづくり」HPより>


予約制で下記リンク先で予約受付しています。
<http://timeandeffort.jlia.or.jp/news/2015/02/23091100.html>


本革ファーストシューズ、本革レターケース、本革お守り袋の
3アイテムからセレクト可能。

フリータイム<2月28日(土) 17:30~19:00>には
随時参加できますよ !


日本の革、ものづくりの魅力に触れてください。






銀座 革のショールーム「TIME & EFFORT」
 12:00~20:00(土日・祝日は11:00~19:00)営業
 東京都中央区銀座8-5-4
 銀座マジソンビル1・2F
 <http://timeandeffort.jlia.or.jp/>


 「ビーズやステッチでアレンジ 自分だけのレザーパスケースをつくろう !」
  2月28日(土)・3月1日(日) 13:00~17:00


 「おくりものづくり」
  2月28日(土) 17:30~19:00<フリータイム>








カテゴリー: 国内革事情




日本製革製品の魅力を発信するスペース
銀座 革のショールーム「TIME & EFFORT(タイム・アンド・エフォート)」で、
現在、イベントが続々開催されています。


「サンダル女子会」が2月17日(火)からスタート。

日本の革×女性クリエイター 2015年春夏ニューコレクション展示発表会です。


話題のコンペティション「Japan Leather Award」歴代のグランプリ、
特別賞を輩出したインキュベーション施設
浅草ものづくり工房、台東デザイナーズビレッジ、
それぞれの卒業生など
実力派女性クリエイターが出品。日替わりで実演を行います。




初日は長田 ちひろさん(Bottega TraModa)。


道具を見せていただきました。お手製のナイフカバーはレオパード柄 !


ウィンドーディスプレイも、ご自身でパリで買ったという
古着のワンピース(ウンガロ)を中心としたコーディネート。


ヴィンテージテーストがデザインにも反映されて。

ヒッピー×ニュートラ...この春のトレンド、70年代の要素をミックス。

レアなレザーを使用したキッズシューズも。

リゾート向きのサンダルを洗練されたタウン仕様に昇華。

女性らしさと履きやすさをハイブリッドした一足に。



そのほか、4ブランドが参加しています。


千藤 寿美恵さん(m.h.bijou)

女性らしい視点と感性で、機能性+ファッション性に富んだ
ブランドを開発しています。今回は
<Lino sumie sentou>、<ROW craft of Tokyo>の2ラインを発表。



千阪 実木さん(靴づくり屋 chisaka)


製作者の顔とこだわりが見える靴づくりを実践。

ブックコーディネーター  幅 允孝さんとのコラボレートし、
書籍の主人公から発想する靴をテーマにした展示会でも話題に。



久村 かよさん(アトリエ65)

<出かけるのが楽しくなる靴>をコンセプトにブランドを始動。

2013年、東京メトロ銀座線 稲荷町駅近くにアトリエ&ショップをオープン。

ていねいなカウンセリングによるカスタムオーダーが好評です。



吉添 真千子さん(クルーム)

幅広く活動するフリーランスデザイナー。

履き心地がよく、足と心を"くるむ"靴を提案する<Cloom>、
和の感覚を生かした<Mahiko Sentou>の2ブランドを展示。





革の街、靴の街・浅草一帯が会場となる
恒例のものづくりフェス「エーラウンド」のスピンオフ企画
「TOKYO L(トーキョーエル)」の特別展示も同時開催。

浅草生まれ浅草在住のデザインジャーナリスト
加藤 孝司さんがディレクション。

ユトレヒト  江口 宏志さん、パピエラボ  江藤 公昭さんといった
一線で活躍するクリエーターが
イースト東京のつくり手、企業とのコラボレートにより
レザーの新しいプロトタイプを製作。


自転車のサドル、‬パイプ椅子ほか、とてもユニークです。





そして、「Japan Leather Award 2014 受賞作品展示会」が、
同館で2月20日(金)から開催。

一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)が開催し、
7年目を迎える同アワード。2014年の募集テーマは、 『革に込められたものがたり
~その一針の背後にある物語を教えてください~』。

Japan Leather Award 2014」 グランプリをはじめ、各部門賞、特別賞の
全受賞作品がそろう展示会。

東京・渋谷 渋谷ヒカリエ、大阪・梅田 阪急うめだ本店、
東京・日本橋 日本橋三越本店(写真) ...に続く、
ラストイベントとなります。どうぞ、お見逃しなく。






■ サンダル女子会・TOKYO L

 2月17日(火)~3月1日(日)


■ Japan Leather Award 2014 受賞作品展示会

 2月20日(金)~2月26日(木)


 12:00~20:00(土日・祝日は11:00~19:00)営業
 東京都中央区銀座8-5-4
 銀座マジソンビル1・2F
 銀座 革のショールーム「TIME & EFFORT」
 <http://timeandeffort.jlia.or.jp/>




カテゴリー: 国内革事情




ショッピングセンター(SC)テナントのショップスタッフが
接客・サービス技術を競う
「SC接客ロールプレイングコンテスト 全国大会」が、
1月23日(金)、神奈川・横浜 パシフィコ横浜で開催されました。

SC内店舗で働くテナント従業員のかたがたの
資質向上を目的に1995年度から毎年実施されており、
今回、記念すべき20回目。


毎年9月から11月にかけ、全国7支部(北海道、東北、関東甲信越、
中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄)において
8支部大会(関東甲信越支部は東京大会、
関東甲信越大会の2大会)を経て、
選出された25名のファイナリストたちが栄冠を競いました。


"SC接客日本一"、大賞および経済産業大臣賞は、
斉藤 智也さん(丸ビル/ビームスハウス)に決定 !

3回目のチャレンジで見事、頂点に。

「お客さまに楽しんでいただき、自分も楽しんでやっていきたい。
 競技のようにオープンからクローズまで、
 同じテンションでやれるようにがんばります」と斉藤さん。

受賞後すぐ、会場から投げ込まれた
自社・ビームスのオレンジ色のハッピが誇らしげですね。


親しみやすくカジュアルなトークで抑制の効いたパフォーマンス。

ユーザーのニーズを巧みに引き出し、恋をサポートする とっておきの一着をおすすめ。

お客さまの鋭い一言への<返し>も抜群。

競技中、会場は笑いに包まれ、盛り上がりました。



そのほか、入賞者については こちらをごらんください。

 一般社団法人 日本ショッピングセンター協会 
 公式サイト
 「第20回SC接客ロールプレイングコンテスト全国大会結果」
 https://www.jcsc.or.jp/event/rollplay/result20.html



ファッション・物販部門 優勝
大高 知愛さん(丸ビル/ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング)


ご主人の両親との初めての旅行に向けた
コーディネートをトータルで提案。

上質な素材の紹介では、
まず感触を確かめていただき、その心地よさをアピール。

お手入れまでしっかり説明。
落ち着いたトーンの接客に安心感がありました。


ユナイテッドアローズは、
下記の高橋さんも含め、4名が全国大会に出場。



そのほか、シューズバッグ関連の出場者を一部ご紹介します。


シューズでは、2名が参加。


九州・沖縄支部代表  高橋 満帆さん
(アミュプラザ博多/オデット エ オディール ユナイテッドアローズ)

年上の彼と食事に行く女性を応対。

ヒールの高さほか、お好みをていねいにヒアリング。

夕方の待ち合わせでは
<キレイな色の靴で暗い場所でもハッとさせる>
といった女性ならではの視点、アドバイスが効いていました。


中部支部代表  服部 可奈さん
(名古屋駅前地下街テルミナ/銀座かねまつ)


商品ばかりでなく、プライベートな話も交え、
お買い物を楽しんでいただけるように心がけているという服部さん。

お客さまがリラックスできる雰囲気を演出しつつ、
入念にサイズチェック。

親友の結婚式に出席する女性の個性に寄り添う一足を。


バッグ関連では、正林 佳奈さん
(ランドマークプラザ/サムソナイト)が関東・甲信越として出場。

「機械的な商品を取り扱っていますので、マニュアル的にならないように」
というモットーのとおり、アクティブにプレゼンテーション。

女性でも片手で持てることをわかりやすく表現。

旅行先の場所、スケジュールを確認し、
豊富な知識量でベストなサイズのキャリーケースを紹介しました。



デフレ傾向の終焉とともに注目される、上質志向。

<ノームコア>ブームを経て
シンプル & ベーシックからの揺り戻し...

身の丈消費で萎縮してしまった
ファッションへのあこがれ、装うことのよろこびを
再確認していただくような対応も
しっかり感じられました。


国内外の富裕層をはじめ、買い物慣れした大人のユーザーに向け、
ハートフルでエキサイティングな
ショッピング体験、
ECサイトでは味わえないリアル店舗のおもてなしが
進化・深化しているようですね。


来年はジャパンレザー関連ブランド、
ショップスタッフのかたがたの上位入賞、期待しています !




■ 参考URL ■

 

 一般社団法人 日本ショッピングセンター協会
 公式サイト
 http://www.jcsc.or.jp/


 前回のレポートはこちらから

 「第19回 SC接客ロールプレイングコンテスト 全国大会」レポート
 (2014年2月5日更新分)
 http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/cat4/20140205




カテゴリー: 国内革事情




ジャパンレザーのコンペティション
「Japan Leather Award 2014 受賞作品展示会」が
大阪・梅田 阪急うめだ本店に続き、
日本橋三越本店 本館7F はじまりのカフェにて
本日2月4日(水)からスタート! 10日(火)まで行われます。





「Japan Leather Award 2014」グランプリをはじめ、各部門賞、

特別賞を受賞した11作品に加え、
受賞ブランド それぞれのコレクションも紹介。



初日からジャパンレザーファンが絶えず訪れました。




会場は<職人とその仕事>をテーマに展開。100年前に製造されたミシンが登場!





2013年度審査員特別賞受賞社 猪瀬で2014年まで現役で使われていたそうです。




そのほか、<バッグのできるまで>をはじめとした

DVDの放映、<革ができるまで>、
<世界で賞賛される日本の革>を紹介するパネル、
多様なレザーなどを展示しています。


会期中にはさまざまなプログラムがラインナップ。





本日は「レザーケア&お悩み相談会 by コロンブス」を実施。
老舗レザーケアメーカーのプロフェッショナルが
シューズ、バッグ、
革小物などのトラブルをスッキリ解決。



例えば、シューズは見違えるようなビフォーアフター。




こちらの女性はレザーバッグについてご相談。




「少し乾燥しているようなので保湿クリームを」とその場で手当て。
すべて無料です。
次回は2月7日12:00~18:30です。
お手持ちの気になるアイテムをご持参ください!



2月5日12:00~19:00 
「レザークラフト(キーコロネ)実演販売 by 革工房アバッリ」



今年度日本エコレザー部門賞受賞者が
過去の(12年度雑貨部門)受賞作品を会場内でつくります。



2月6日12:00~19:00 
「レザークラフト(トレー)実演販売 by MADORONI」




今年度レディースバッグ部門賞受賞者が人気アイテム レザートレーを

会場内でつくります。

(写真は阪急うめだ本店で行われた際のようすです)




2月8日12:00~19:00 
「レザークラフト(キーホルダー)ワークショップ by ベルーリア」


今年度生活雑貨部門賞受賞者の指導により
キーホルダーを会場内でつくります。



バレンタインほか、カジュアルなギフトにぴったりですね!




2月8日14:00~15:00 
「レザーシンポジウム」


バッグのウェブマガジン「BagNumber」編集長 川﨑智枝さんを
ファシリテーターに、歴代の受賞者
(2012年度グランプリ 大河なぎささん)とともに
<日本の革、革のものづくりの魅力>について語り合います。
私、鈴木もパネラーとして参加いたします。



どうぞ、お出かけください。









■ 参考URL ■

 「Japan Leather Award 2014」<http://award.jlia.or.jp/2014/>









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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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