欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2015年4月 1日 の記事

カテゴリー: 国内革事情





皮革産地として知られる埼玉・草加で恒例イベント 
そうか革職人会主催
「草加レザーフェスタ2015」が草加市文化会館で開催されました。




会期は3月21日(土・祝)~22日(日)。
2日間で計1559名の来場者があり、盛況でした。


参加型プログラムも人気。



「手づくりレザー工作室」では小学生以下の子どもたちから

大人まで幅広い世代のユーザーが革を使用したクラフトを体験しました。




19種類の動物モチーフのオブジェでは、革の特性、可塑性を応用。





科学を学びながら革の魅力も味わえる一石二鳥のプログラムですね。





<上級者コーナー>では、大人向けのアイテムが用意され、
参加者からはたくさんの笑顔がこぼれていました。





革の「絵画展」も同時開催。さまざまな手法で個性を競う作品が
多数展示。じっくりと見入るかたが多く、静かななかにも熱気が。





皮革に対して、理解・関心があることが伺えます。



「長い時間を掛けて皮革が草加の地場産業のひとつで
あることを周知し、市内でやっと認知されてきました」と
草加商工会議所 佐藤 郁晋さん。
積み重ねた取り組みがしっかりと伝わっているようですね。





草加の皮革産業は東京に近いという
地の利と豊富な水源を活かし、1935年ごろ東京から
続々と皮革工場が進出してきたのがきっかけとなったそう。
牛・子牛・豚・羊・山羊・爬虫類・サメなど
多種多様な素材を扱っている業者が集積し
素材から製品加工まで同一地域内で一貫して生産できるのも特長です。



そうか革職人会は、草加および近隣の皮革産業に
携わる人たちをネットワーク化した団体。
国と草加市の地域振興活性化事業の支援を受け発足しました。
地場産業の皮革3団体が中心となり、
市内皮革関連業者約180社から有志の業者・職人が加盟登録。
熱い情熱と優れた技術で
<アジアのフィレンツェ>を目指し、活動しています。


「今後も市内、県内、そして日本じゅうに
草加のものづくり、魅力を発信していきたい」と
そうか革職人会 会長 伊藤達雄さん。
ますます共感の輪が広がっていきそうですね。





■ 参考URL ■



そうか革職人会
<http://www.soka-kawa.com/index.htm>











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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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