欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2015年8月 5日 の記事

カテゴリー: 国内革事情




日本製革製品を集積し、その魅力と最新ムーブメントを国内外に発信する
銀座 革のショールーム  TIME & EFFORT(タイム・アンド・エフォート)では、
現在、館内でイベントを開催中。

今週末行われるセミナー、ワークショップも併せてご紹介します。


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7月25日(土)にスタートしている<INDIGO BLUE Leather>POP-UP EVENT。


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大人のための上質スニーカーを展開する同ブランドをフィーチャー。

国指定無形文化材、徳島県「阿波藍」を用いた<SUKUMO Leather>や、
岡山・児島産のデニムを使用。

京都、兵庫・たつの...と、
職人たちが手仕事をリレーして丁寧につくられています。


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5月に館内で行われた新進ブランド3組が競演した合同展示イベントでお披露目後、
人気ブランドとのコラボレートでも話題に。


付加価値性の高いクオリティ、ストーリーが感じられるものづくりに加え、
ソール交換ができるため、いいものを長く使いたいという高感度ユーザー、
富裕層から支持を集めています。



■ <INDIGO BLUE Leather>POP-UP EVENT
 8月16日(日)まで開催。
 <http://timeandeffort.jlia.or.jp/news/2015/07/24151616.html>




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「J-SHOESの青春時代」<1960-70-80年代―――あの頃、靴は若かった!>を同時開催。

特別展示 人気企画<百靴繚乱2015>シリーズの最新プログラムがスタート。


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戦後70年――経済の高度成長、靴産業の復興とともに量産体制が整い、
ファッション化、ブランド化、グルーバル化が顕著に。

メイドインジャパンの靴が進化発展してきた歴史を振り返りながら、
その魅力を提示しています。

ユーザーの関心が高い60~80年代の靴、世相などと併せた展示が秀逸です。


メーカーを中心に欧米の技術を積極的に取り入れた1960年代。

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都市化とサラリーマン人口の増大に伴い、
ビジネスシューズ、OL向けパンプスが広まった。

60年代後半はミニスカートのトレンドに合わせ、ブーツが登場。

編み上げやルーズフィットのロングブーツが大流行。

ファッション、業界、社会的にも大きな注目を集めました。


ファッション化とともにマーケットが急速に広がった1970年代。

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ブーツが引き続きヒット。

ボリュームのある厚底のブーツ、サンダル、パンプスも70年代前半を彩りました。

<ニュートラ>が流行ると、金具つきパンプス、
ジュート巻きウェッジソール、マニッシュパンプスなどもヒットしています。


多くのデザイナーが個性的なブランドを展開した1980年代。

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J-SHOESの青春時代と呼ぶべき、若さと活気があふれていた時代。

目まぐるしくトレンドが変わり、
ストリート系ではオデコ靴(全体的に丸みがありつま先にボリュームがある靴の総称)、
スニーカーがヒット。

一方、足の健康が見直され、コンフォートシューズに脚光が。


当時、リアルタイムで過ごしたかたも、まだ生まれていなかったかたも、
歴史的な資料として幅広い世代が楽しめる内容となっています。



■ 「J-SHOESの青春時代」
 <1960-70-80年代―――あの頃、靴は若かった!>
 8月9日(日)まで開催。
 <http://timeandeffort.jlia.or.jp/>




恒例の手づくり体験ワークショップの開催が決定しました。

今回は夏休み特別企画「親子でつくろうお絵かきトートバッグ」。

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製品に使用できない革のハギレでつくったパーツをお好みで選んでいただき、
貼り絵感覚で仕上げます。

<食肉の副産物である革>を最後までムダなく使いきる...
食育・飾育・知育を親子で楽しんでください。

夏休みの自由研究におすすめです。

ちいさな天才たちといっしょにとびきりの作品と素敵な想い出をつくってください。


予約制。参加無料。定員:8組(各回)、対象:幼児4歳~(保護者同伴)、小学生~



■ 「親子でつくろうお絵かきトートバッグ」
 8月8日(土)・9日(日) 11:30~13:00、14:00~15:30開催
 <http://timeandeffort.jlia.or.jp/news/2015/07/29162003.html>




ウェブサイト「BagYard(バッグヤード)」主催 
第20回勉強会「バッグ&小物業界*トレンドセミナー」が8月7日(金)に行われます。

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同サイトは国内の皮革産業界の発展、活性化を図り、
同業・異業種・<革好き>のユーザーとの交流を目的にローンチ。

さまざまな内容の勉強会やイベントを開催しています。

秋冬のバッグ傾向を<現場視点>でフォーカス。

タウンウォッチング最新調査により、
これから注目されるフォルムや素材、スタイリングを予測。

さらに国内主要ファッション誌の<シーズン立ち上がり情報>を基に、
新潮流を読み解きます。

いまバッグはユーザーにとってどんな存在なのか?
売場環境、SNSの利活用などを含め、どのように提供すべきなのか? 

クリエイターのかたはもちろん、ユーザーのかたも参加可能です。

必聴ですね。


事前登録制。参加費:1,500円(一般)、500円(学生)。定員:30名(各回)



■ 「バッグ&小物業界*トレンドセミナー」
 8月7日(金) 15:00~16:30、18:00~19:30開催
 <http://bagnumber.tokyo/?p=2323>




さまざまなイベントが盛りだくさん。

ユーザー参加型プログラムもあるので
ジャパンレザーの魅力を再発見してみてはいかがでしょうか?



銀座 革のショールーム  TIME & EFFORT 

 12:00~20:00(土日祝は11:00~19:00)営業、月曜定休
 東京都中央区銀座8-5-4  銀座マジソンビル 1・2F
 <http://timeandeffort.jlia.or.jp/>



★次回更新日のお知らせ★

次回更新日は8月19日(水)の予定です。ご了承ください。







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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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