欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2015年10月14日 の記事

カテゴリー: 国内革事情

 



サックスバーホールディングス傘下、
東京デリカのプライベートブランド 
kissora(キソラ) 銀座店が9月18日(金)オープン。

大規模リニューアルで話題の
EXITMELSA(イグジットメルサ)の3Fにあります。

銀座店ヒキ.JPG


キソラは2012年東京スカイツリー開業と同時に第1号店、
東京ソラマチ店がオープン。

シンプルで上質なレザーバッグを目指し、
デザイン・製作まで一貫して日本で行っています。


銀座店店内.JPG

商品の基本として革づくりを重視。

東京スカイツリーのおひざもと墨田エリアや皮革産地として知られる姫路など、
国内のタンナーの協力のもと開発。

さらにフルベジタブルタンニンにこだわるファクトリーから
優れた素材をセレクトしています。


「日本の高い技術や職人を大切にしたい」
「次世代へ継承するお手伝いがしたい」との想いから店舗内に工房を設置。

バッグや小物、雑貨をユーザーの好みで
カラーや金具をチョイスできるカラーパターンオーダーが人気です。

研鑽を積んだ職人兼店長が注文を受けてつくり、
その日じゅう(状況によって異なります)に受け取ることができます。


銀座 作業.jpg

こちらは店長の温さん。

英語、日本語、中国語と3か国語が堪能な中国人です。

同店があるイグジットメルサは上層階に家電量販店、ラオックスが入居。

海外からの観光客も多く、中国の祝日、
中秋節(9月下旬)、国慶節(10月上旬)の時期は盛況だったそうです。


また、公式フェイスブックでも中華圏からのアクセスが多く、
メッセージ機能での問合せがじわじわと増加。

日本独特のナチュラル系ファッションに興味をもつ女性からの支持が根強いようです。

そんなユーザーたちと母国語でコミュニケーションでき、
現地の志向も理解できる温店長は、
「もっとファンを増やし、皆さんによろこんでいただけるよう努力していきたい」
と意欲的。

管理職としてスタッフを盛り立て、頼もしい。

ファッション業界の国際化を肌で感じました。


銀座店店頭限定オーガニック.JPG

銀座店では<ナチュラル><オーガニック>というファクターを
より強く意識したプロダクトが充実。

銀座店限定商品として素材そのものを楽しめる<オーガニックシリーズ>がローンチ。

染色や仕上げは一切していないナチュラルなレザーを使用。

経年変化が顕著に。使うほどに革本来の風合い・味わいが深まります。


銀座限定アイテム.JPG

このほか、銀座店限定アイテムはカイマンワニの小物シリーズ。

美しいブルーで染め上げられたリッチなレザーのコンパクト財布が1万円台、
長財布が3万円台、とプライスでも特別感を表現。

前述のカラーパターンオーダーのバッグ&小物シリーズでは、
銀座にちなんだ限定カラー シルバーが登場。

世界有数のファッションタウン、
銀座という立地特性をふまえたラインナップを展開しています。


金沢、沖縄に加え、年内に久留米、奈良、大阪と
立て続けに3店舗がオープン予定。

日本の革と革のものづくり、そして、心のこもった対応、おもてなしで
国内外の高感度ユーザーを魅了する、キソラの今後の展開が楽しみですね。




■ kissora 銀座店

 11:00~20:00 営業
 東京都中央区銀座5-7-10  EXITMELSA 3F
 <http://www.kissora.jp/>


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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