欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2018年2月 の記事

カテゴリー: 国内革事情

冬季オリンピックが終了し、すでに春一番が吹いた地域も多いようですね。明日からは3月。ワークショップや販売イベントだけでなく、バリエーションが豊富ですよ。恒例のクリエイターの蚤の市、世界的ファスニングメーカーの展示会、歴史ある皮革手芸教室の募集などが続々と予定されています。ジャパンレザーと皮革関連のものづくりの魅力に触れるきっかけにしてください。


<ものづくり館 by YKK>「YKK FASTENING EXHIBITION 2018」~3月1日(木)

東京・秋葉原<ものづくり館 by YKK>にてファスニングの展示会が現在、開催中です。

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今回はアパレルと鞄に特化した展示。年1回行われるYKKファスニングの展示会で紹介されたアイテムも多数そろいます。機能性やデザイン性はもちろんのこと、堅牢性も考慮した魅力ある商品をラインナップ。ファスナーの特性を伝えるスペシャルムービーも見逃せませんね。


 ものづくり館 by YKK
 <http://monozukuri.ykkfastening.com/event/1017.html>


東京・蔵前 全国皮革振興会 皮革手芸教室 4月生募集 3月1日(木)~


一般社団法人 日本皮革産業連合会の会員団体のひとつ、全国皮革振興会が
<皮革手芸教室>4月生の募集を3月1日からスタート。


全国皮革振興会は、皮革の楽しさや美しさをユーザーに広く周知すべく設立された任意の団体。1966年より皮革手芸教室を開講し、現在までに延べ3,400名が参加。
「ひとりでも多くのかたに皮革工芸の楽しさを知っていただきたい」という思いから、共用費を除いて入会金・月謝については一切不要(上級クラスを除く)。気軽に革のものづくりが楽しめると好評ですよ。


 全国皮革振興会
 <http://www.japanleathercraft.jp/index.html>


<台東デザイナーズビレッジ>「デザビレ蚤の市」3月3日(土)

インキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>恒例イベント「デザビレ蚤の市」が3月3日(土)に開催されます。<台東デザイナーズビレッジ>入居ブランドと卒業生クリエイターによる、一年に一度の蚤の市。サンプル商品、革や布地、素材などをお値打ちプライスで大放出。

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このほか、什器、雑貨、書籍ほか、とっておきの私物をはじめ、この日にしか出会えないものがいっぱい。今年は15ブランドが参加予定。リピーターの多い大人気イベントのため、お出かけは早めの時間がおすすめです。

同日、近隣の蔵前エリアでは「月イチ蔵前」が、鳥越・おかず横丁周辺ではDIYイベント「ものづくり横丁」が行われます。こちらもどうぞ、お見逃しなく。


 台東デザイナーズビレッジ
 <http://designers-village.com/>


<東京ソラマチ>「大江戸すみだ職人展」3月9日(金)~

東京スカイツリータウンの商業施設、東京ソラマチ内の墨田区産業観光プラザ<すみだ まち処>で「大江戸すみだ職人展」が3月9日(金)からスタート。

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ものづくりの街、"すみだの職人衆"が江戸から続く伝統の"技"を披露。レザーアートのつくり手も参加し、実演販売のほか、革工芸を体験できるワークショップも行われます。


 すみだ まち処
 <http://machidokoro.com/event.html>


<浅草文化観光センター>「靴の記念日-メモリアルイベント 2018-」3月10日(土)~

「靴の記念日-メモリアルイベント 2018-」が3月10日(土)~15日(木)、東京・浅草<浅草文化観光センター>で行われます。3月15日の「靴の記念日」にちなんで、日本の靴産業150年の変遷・歴史を紹介。産業の貴重な資料・図版・写真・映像、そして時代を彩った名靴の数々を展示します。

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このほか靴文化を語り継ぐキーパーソンによるトークイベントなど盛りだくさんです。若手シューズクリエイター10名の作品展「十人十色 百靴百様――靴製作者十人展」<3月17日(土)~>、「シューズアーティスト・三澤則行の世界」<3月24日(土)~>と3部構成。どちらも必見ですね。


兵庫・姫路「皮革フェア」3月11日(日)

兵庫・姫路の恒例イベント「皮革フェア」が3月11日(日)に行われます。見野の郷交流館を中心に計4会場で開催。当日はマイクロバスで各会場への回遊が可能です。すべての会場を訪れたかたには革製品をプレゼント(先着600名)。

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製品・端革の販売をはじめ、手づくり体験、オーダーメード靴の相談、ゼラチン、コラーゲンの展示、鹿肉の試食販売など盛りだくさんです。


カテゴリー: 国内革事情

展示イベント「モノコボクリエイター展」が東京・浅草<浅草文化観光センター>で開催されています。<浅草ものづくり工房>の入居者がそれぞれのブランドを作品とともにプレゼンテーション。

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台東区が運営するインキュベーション施設<浅草ものづくり工房>は靴、鞄、バッグ、ベルト、帽子、ジュエリー、アクセサリーなど、台東区の地場産業であるファッション雑貨を中心とした分野で起業した個人や法人をサポートすべく開設されました。

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今回出品したブランドをレザー関連からピックアップしてご紹介します。


アイコン的な存在、カワヌリエをはじめ、手描きレザーが好評の<ショイズクローゼット>。クリエイターの上川 美希さん自ら一枚一枚ていねいにペイント。

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アートのような作品性が高い仕上がりに。

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福祉作業所とのコラボレーションもスタート。ソーシャルな革小物づくりにトライしています。


<ソイム>は「素材、構造を考え、創造する」シューズブランド。

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無骨とは違う男性観、繊細とは違う女性観を感じさせる、シンプルかつ独自性の高いデザインが特徴。ジェンダーフリーなテイストが際立つ、都会で生まれ育つ靴に注目が集まります。


「自分らしさが生まれるもの」「人と物との関係を築く」をコンセプトにハンドメイドシューズを手がける<トロンコ>。

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「買ったときが一番良い状態ではなく、使用してその人らしさが出たときが一番良い状態になるものをお客さまとともにつくりたい」そんな想いが反映したコレクションに、デザイナーの立花 怜己さんのあたたかな人柄がそっと宿ります。シューズに加え、革小物もリリース。ファン層が拡大中です。


靴・バッグのOEMを中心に事業展開する<ブロンズマスター>。

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コンセプトは「靴の産地・浅草の特性を生かしたものづくり。ロックなテイストと日本風の繊細さを融合させたオリジナル商品を世界に」。デザインバリエーションも豊富で、業界関係者の信頼が寄せられています。


履き心地とアイデアを生かしてつくる、美しく歩く女性のための「ウォーキングビューティー」を目指す<マユ>。

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足の悩みを詳しくヒアリングしてつくるセミオーダーシューズ、スタイリッシュに歩くためのレディーメイド(既製品)シューズをラインナップしています。ユーザーのニーズを的確にキャッチし、買いやすいプライスも重視。百貨店での販売イベントも好調です。


<クスグルデザイン>は「革の可能性をカタチに」をコンセプトに、革の持つステータス性を保ちつつ、異素材との組み合わせや、異なる角度からアプローチ。皮革プロダクトの新しい一面をユーザーに発信しています。

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伝統工芸品から発想したシグネチャーライン<革切子®>シリーズをはじめ、異なるテイスト、ターゲットのブランドで構成。現在、斬新なアイディアを革製品で実現するプロジェクトの準備も着々と進行中。


先ごろ、卒業したばかりの<シックスクロージング>もゲスト出展。自身の代表的なコレクションを掲げ、「ジビエ革展」を同時開催中。

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<ジビエ革>とは、鹿、猪などの革を総称したもの。農林業への被害を防止すべく、45万もの野生動物が有害捕獲される現状に心を痛め、「捨てられるだけの命を有効活用したい」との想いが込められて。

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さらには熊の革製品化にチャレンジ。世界的にみても珍しい試みですね。クラウドファンディングでは目標を大きく上回る成果を上げました。革製品を通して社会問題を解決する、真摯なものづくりに多くの共感が寄せられています。


「今回は入居者だけでなく、卒業生も駆けつけ、とても濃い内容となりました。同期ということもあり、コミュニケーションがしっかりと構築され、それぞれの個性が生かされた表現へと昇華できたようです。展示に加え、参加者の一部が製作実演を披露することで会場の賑わいを創出。パフォーマンスの鍛錬の機会となるとともにクリエイションのアピール、ライブ感の演出につながりました」とディレクターの城 一生さん。

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次回の「東京レザーフェア」でもブース出展予定。今回のメンバーが登場するそうですよ。これまで<浅草ものづくり工房>では国内最大規模を誇るレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award(ジャパンレザーアワード)」のグランプリ、部門賞受賞者をはじめ、ファッション業界で活躍する人材を数多く輩出。城さんの親身な指導の賜物ですね。


先日まで募集が行われ、厳正な審査の末、選出されたクリエイターがこの春新たに入居します。施設公開時にお披露目される予定です。楽しみですね!

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また、城さんがディレクションする、3月15日「靴の記念日」メモリアルイベントが3月10日(土)~15日(木)、同じく、東京・浅草 浅草文化観光センターで行われます。日本国内の靴産業150年の歴史を彩った名靴の展示、靴文化を語り継ぐキーパーソンによるトークイベントなど盛りだくさん。若手シューズクリエイター10名の作品展、「十人十色 百靴百様――靴製作者十人展」<3月17日(土)~>、「シューズアーティスト・三澤則行の世界」<3月24日(土)~>と3部構成。こちらもどうぞお見逃しなく。


「モノコボクリエイター展」

 会期/2月16日(金)~21日(水) 11:00~18:00
 場所/東京都台東区雷門2-18-9  浅草文化観光センター 7F
 WEB /https://www.facebook.com/monokobo/

カテゴリー: 国内革事情

2月に入り、2018年春夏シーズンの立ち上がり。各ブランドの新作が店頭に並ぶころですね。バレンタインデー、ホワイトデー、卒業祝い・・・と、ギフトニーズが高まる時季に合わせ、ジャパンレザー関連イベント&トピックが続々と開催。今回もまとめてご紹介します!


<鹿児島山形屋>「豊岡鞄 ポップアップイベント」~2月18日(日)

国内有数のかばん産地、兵庫・豊岡の地域ブランド<豊岡鞄>のポップアップイベントが<鹿児島山形屋>で開催中。

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千年の歴史を受け継ぐ豊岡から、100点以上の鞄が出品されています。進化し続ける定番&最新作が登場! 「ミニチュアバッグ プレゼント」、「カバンクリーニング・色補正・修理ご相談会」も注目です。


 豊岡鞄 
<https://www.toyooka-kaban.jp/>



<伊勢丹立川店>70周年企画第2弾「アートフェスタ」~2月20日(火)

<伊勢丹立川店>70周年企画第2弾イベント「アートフェスタ」が本日2月14日(水)から行われています。地元・多摩エリアにゆかりのあるクリエイターが参加。個性豊かで幅広い作品がそろいます。

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レザー関連では、注目ブランド<sato-ca(サトカ)>が登場。透かし彫りのようなレザーパーツは存在感抜群です。繊細で絵画的なデザインが大人の女性の支持を集めています。


 伊勢丹立川店 <http://isetan.mistore.jp/store/tachikawa/index.html>



<浅草ものづくり工房>「ものこぼ春のセミナー2018」~2月17日(土)

インキュベーション施設<浅草ものづくり工房>恒例の「ものこぼ春のセミナー2018」が「平成NEXTものづくりビジネス」をテーマに開催中。

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靴・バッグ・革製品・アクセサリーなどの製作者、クリエイターのための独立起業を支援する<浅草ものづくり工房>の施設内で行われています。

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靴やバッグ、雑貨を中心とした製造、販売、マーケティングなどで活躍する各界のエキスパートが登壇。その体験に則した成功ノウハウや苦心談などの生の声を聞く貴重な機会です。


 浅草ものづくり工房 <https://www.facebook.com/monokobo/>



「サイフの日」キャンペーン 2月15日(木)~


一般社団法人 日本ハンドバッグ協会による、3月12日「サイフの日」キャンペーンが明日2月15日(木)からスタート! 一般社団法人 日本記念日協会に登録されている3月12日「サイフの日」に向けたオープン懸賞が行われ、旅行券やオリジナルがまぐちなどが当たります。どうぞ、お楽しみに。


 一般社団法人 日本ハンドバッグ協会 <www.handbag.or.jp/>



東京・奥渋谷「BagYard」ワークショップ 2月17日(土)

革・バッグ・人の情報交換サイト「BagYard(バッグヤード)」が、ワークショップ「プラスonでカスタマイズ オリジナルミニがまぐち」、「革の手作り体験 "ハンドステッチで作るオリジナルデザインのメガネケース"」<2月17日(土) /東京・奥渋谷>を開催!

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好みのパーツを選んでオリジナリティあふれるメガネケースをつくることができます。女性クリエイターが丁寧にわかりやすく指導してくれますので、ビギナーさんも安心ですよ。


 BagYard <http://bagyard.jp/>



<東京ソラマチ>「まちのかばんやさん ~新墨田鞄工会~」2月23日(金)~

東京スカイツリータウンの商業施設、東京ソラマチ内の墨田区産業観光プラザ<すみだ まち処>で「まちのかばんやさん ~新墨田鞄工会~」が2月23日(金)からスタートします。

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墨田エリアで鞄づくりを手がける事業者を中心とした期間限定イベント。好評につき、第2弾を開催決定。バッグ、ベルト、革の花を使ったリース、帽子や財布など、ボリュームアップして展開予定です。


 すみだ まち処 
<http://machidokoro.com/event.html>


横浜港大さん橋ホール「革日和ブース出展 in 素材博覧会」2月23日(金)~

ハンドメイド素材の未知なる魅力と出会うイベント「素材博覧会 -YOKOHAMA 2018-」が
神奈川・横浜 横浜港大さん橋ホールで2月23日(金)から3日間行われます。大阪の人気イベント「本日は革日和♪」が出張し、ブース出展。計6社が参加します。素材、道具などの展示販売のほか、セミナー&ワークショップもお見逃しなく。


本日は革日和♪
<http://ccrui.sakura.ne.jp/kawabiyori/archives/3291>

カテゴリー: 国内革事情

大阪・梅田 阪急うめだ本店 10F「うめだスーク」で「Japan Leather Award(ジャパンレザーアワード)2017」受賞作品展示が、1月24日(水)~30日(火)の一週間、開催されました。同アワードは国内最大規模のレザープロダクトコンペティションとしてすっかりお馴染みに。

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11月29日(水)、同じく大阪・梅田 阪急うめだ本店 9F「祝祭広場」で行われた「Japan Leather Award 2017」表彰式で発表されたグランプリ、および各賞受賞作品がズラリ。

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グランプリは、(フットウェア部門 ベストデザイン賞)田中 利明さん(個人)による「浮き世靴」。葛飾北斎の富嶽三十六景や凱風快晴といった浮世絵をコラージュし、アッパー全体に転写印刷を施したものです。印刷は全て手作業なのだそう。醸し出す風合いや使うほどに柄が色濃く鮮明になる独特な経年変化も特徴です。

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「日本のデザインが見直されている今の流れを考慮した靴をつくりました。雨に濡れた状態で絵柄がはっきり浮かび上がります。雨の日を楽しんでください」と田中さん(授賞式コメントより)。

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このほか、気になったのは特別賞(ATW Japan)浜崎 誠也さんの作品。「絶対乗ってはいけないスケボー」をコンセプトにつくられた、ひと際ユニークな革製品です。「裏表全面にカービングと透かし彫り、インレイされた西陣織の美しさを見ていただければ。乗ってはいけないスケボーですが、ウィール(タイヤ)の部分は積革で作成し実動するよう、実際にベアリングを入れています」と浜崎さん。


同社ブランドマネージャーの西村 誠さんにもお話しを伺うことができました。浜崎さんとは小学校から高校までをともに過ごした幼馴染み。フェイスブックを通じて4年前に再会。体調を崩し、パニック障害を克服した浜崎さんをサポートし、浜崎さんのテクニックと西村さんのアイディア&ブランディングにより始動したそう。

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「これまでにないものをつくりたい」と、カービングと伝統工芸をハイブリッドさせ、インバウンド向けに商品開発。西陣織りを取り入れることで現在のベースができ、アート的なアプローチを模索。試行錯誤、おふたりのディスカッションの末、ルーツ・王道を追求しながらも新しい表現にたどりついたそうです。


カービングの文様も王道・シェリダンスタイルをアレンジしオリジナリティを追求。

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2016年度にも出品してくださっています。こちらはその応募作品。持っているのは、セールスディレクターの森田 あずささん。「(前回のエントリーでは)ドン小西先生から"ありきたりのものをつくらないように"とアドバイスをいただき、その言葉に応えられるようにおもしろいものにトライしています。革と西陣織りの厚みのバランスをとるため、たくさんのプロセスを積み重ね、ミリ単位の細かい調整をしました」(西村さん)。美しさとおもしろさの両立は確かなテクニックはもちろん、客観的な視点とあたたかな友情があればこそ。幼馴染みを激励しながらも、ニーズを見極め、的確な方向性へと導いています。

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「今回の受賞でやる気が出ました。新しい挑戦を続け、海外のかたにも知ってほしい」と抱負を語る西村さん。「中日新聞」(1月24日 1面)での紹介、京都の注目スポット<京都コンセルジュサロン>での展示販売、「クールジャパン」関連プロジェクトでの展開・・・と、さまざまなオファーが続々。今後のさらなる飛躍に期待が寄せられます。


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また、会場では受賞作品に加え、2位の作品、大阪・東京会場人気投票No.1の作品もそろいました。

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新しい発想、ファッションの楽しさが伝わりますね。

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そのほか、すべての受賞作品を公式サイトでご覧いただけます。

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会期中には今年度および歴代の受賞者によるプログラムも。「Japan Leather Award 2017」バッグ部門 フューチャーデザイン賞受賞 <Naoto+m>三木 直人さん、同じく「Japan Leather Award 2017」フットウェア部門 フューチャーデザイン賞 2位<madoromi>内山 友徳さんによる「バッグのレザーケアワークショップ」と、「Japan Leather Award 2014」日本エコレザー雑貨部門賞受賞<革工房ABALLI>加藤 光也さんの実演販売を実施。

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訪日観光客のかたにも大好評で、感激した女性が加藤さんに握手を求める場面も。また、連日たくさんのジャパンレザーが来場。

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ユニークなデザイン、確かなクオリティ、上質なレザーの手触りに心が動かされたようです。

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会場では、グランプリをはじめ、各部門賞、ゲスト審査員賞など全受賞作品、受賞者をご紹介する「Japan Leather Award 2017」受賞作品紹介小冊子を会場で設置・配布。公式サイトで公開していますので、ぜひ、ご覧ください。


2017年11月に行われた表彰式において、審査員長の長濱 雅彦(東京藝術大学教授)から「非常にレベルが高い作品が数多く集まり、審査では審査員が意見を戦わせながらも全員納得の上で受賞作品を決定しました。ヨーロッパに負けない日本ならではのものづくりが盛り上がってきてうれしい限りです。日本の皮革産業がますます活性化していくことを望みます」と高い評価が。

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さらに特別審査員のドン小西さんから「世の中が転換期を迎える今、海外からの日本の評価も大きく変化しています。オリンピックを前に日本のデザインの魅力や新たな提案が大いに期待されていますので、ぜひ、がんばってください」と熱い想いを込めたメッセージを届けてくださいました。


フリマアプリ<メルカリ>などの影響で、短期所有と長期保有の二極化が顕在化するなか、愛着による経年変化という魅力をもつ革製品の適正な価値をアピールする絶好のチャンスです。


今回のグランプリ受賞作品でも、経年変化、雨天時の使用シーンの新提案が秀逸。天候の変化が激しい現在の日本にマッチするアイテムですよね。ジャパンレザーの可能性がますます広がりそうです。来年度もどうぞ、お楽しみに!



■ 参考URL ■

 Japan Leather Award 2017 <http://award.jlia.or.jp/2017/>


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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