欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2020年1月 の記事

カテゴリー: 村木るいさんの「人に話したくなる革の話」

月1回のスペシャルコンテンツ、村木るいさんの「人に話したくなる革の話」。2020年もスタート!
今月は村木さんが委員を担当するプロジェクト「キッズレザープログラム」のご紹介と、つくり手を目指すかたにご覧いただきたいお話です。日本のものづくりの未来に希望を。

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通常、皮革産業のさまざまなトピック、イベントのレポートなどをお届けしておりますが、人気イベント「本日は革日和♪」を主宰する村木るいさんが月1回スペシャルコンテンツをお届けしています。イベント、セミナーなど精力的に活動する村木さん。皮革に関する確かな見識を有し、幅広い情報発信に支持が寄せられています。
当ブログでは、レザーに関心をもちはじめた若い世代のかたや女性ユーザーにお伝えすべく、わかりやすい解説とともに西日本の皮革産業の現状をご紹介しています。独自の視点・レポートが大好評です。
人気イベント「本日は革日和♪」。今後の予定、スケジュールなどは下記のリンク先をチェックしてください。
  「本日は革日和♪」
  <http://ccrui.sakura.ne.jp/kawabiyori/>
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毎度です!「今年は暖冬なので過ごしやすいですけど、商売している人は大変だな」と思いつつ、バイクで毎日通勤しているムラキです!暖冬だとバイク通勤はほんとに楽です。空気が乾燥すると大気中の水分が減り、空気が澄んでいる気がしますので運転していて気持ちいいものですな。

さて、2019年12月にキッズレザープログラムの会議があり出席してきました。

今回は下記の話を。

・キッズレザープログラムってなに?そんなことやって意味あるの?
・その場で議題にあがった「子どもさんが将来革でものを作る職人さんになりたい、という相談があった」という話と結末
・革業界は「職人」という言葉の定義が曖昧

などを書いていきます。

目次 [hide]

キッズレザープログラムってなに?

なんのためにそんなことしているの?

そんなことをするよりも今、革製品が売れないと意味がない!という声も

具体的にはなにをしているの?

お子さんから「将来革鞄や靴を作る仕事につきたい」という質問が来ました

職人仕事は早ければ早いほど良い

住み込みで働ける場所あるの?

革業界は「職人」という言葉の定義が曖昧

職人になりたい!というのは曖昧な言葉なんだよ。

鞄靴財布なりの業界に入りたいならば

で、相談のあった子はどうなった?

露骨な宣伝になるけど、そういうセミナーをやります

キッズレザープログラムってなに?

日本皮革産業連合会(JLIA)が行っている取り組みで、私、ムラキは2012年の開始当初から関わっています。えっ!もう8年!?あのとき学んだ小学生も下手すりゃ高校生とか、20歳か、、、

HP:~革を学ぼう!革で遊ぼう!~ kids' leather programs

Insta:leatherkids (@leatherkids) on Twitter

FB:Kids' Leather Programs

過去の記事

2013年 革育、もといKLPで東京出張に行ってきた: レザークラフト・フェニックス

2014年 キッズレザープログラムの出張に行ってきた報告:山ほどいるんだ、専門家は。。専門家、はね。: レザークラフト・フェニックス

2017年 皮革産業連合会のキッズレザープログラムの会議に行っている、という話 | phoenix blog

2018年 キッズレザープログラムに送る革を準備していた。こんなハギレ革でも助かっている、という話し | phoenix blog

なんのためにそんなことしているの?

革という素材を幼いときから触れてもらうためです。小さなときに触ったものは将来親しみを感じてもらえます。将来的に革製品を買ってもらうor革業界で働いてもらうためにも種まきは重要という話ですわ。

当初も現在も目的はブレていないのですが、「お子さんに革を知ってもらう」という取り組みの中で、子ども向けに革の紙芝居などを行うと同伴者の親御さんも興味深く見たりします。なるほど!お子さんにアピールするというのは親御さんにアピールするのと同義なんだな、と学ばせてもらいました。

そんなことをするよりも今、革製品が売れないと意味がない!という声も

うん、こういう種まきをしてこなかったから今、革製品が売れなかったんちゃうんかなぁ。
この取り組みは成果が出るのに10年はかかる。今、じゃなくて、将来革業界で食べていく人のためにもやっておかなくちゃいけないわけで。

具体的にはなにをしているの?

初期の頃はワークショップなどを行っていましたが、人員・費用で問題がありました。

で、考えられたのが靴、鞄、財布メーカーやタンナーさんで不要となった裁断済みの革などを1箇所に集約。で、要望があれば相手にダンボール1箱分のハギレ革を送る。それを授業や活動の中で自由に使ってください、というものです。

キッズレザープログラムを行う前のお約束ごとは下記の通り。

・もらった革でお金儲けなどをするのは厳禁

・活動報告は出してもらう

・キッズレザープログラムを採用してもらう前にきちんとJLIAから専門家を派遣して、キッズレザープログラムの意義や、「他ではこういうことをしましたよ」という説明を受けてもらう

ハギレ革などは下記のものでも十分役に立っています。

キッズレザープログラムに送る革を準備していた。こんなハギレ革でも助かっている、という話し | phoenix blog

みんなの声|~革を学ぼう!革で遊ぼう~ kids' leather programs

常時ハギレ革などはキッズレザープログラム事務局で募集しています。みかん箱1つ分くらいを寄付できるならば代引きにて送ってください。ただ、倉庫の状況などで左右されますので事前問い合わせ<メール:leatherkids@jlia.or.jp>は必須です。

※倉庫をやっている人の都合で2020年4月まで大量のハギレ革の受け入れは難しいです。「いらない革あるんだよ!」という方は、受け入れ可能になれば連絡しますので問い合わせだけでもしてあげてください。

革いいBank|~革を学ぼう!革で遊ぼう~ kids' leather programs

お子さんから「将来革鞄や靴を作る仕事につきたい」という質問が来ました

職人仕事は早ければ早いほど良い

キッズレザープログラム事務局「だから、ムラキさん、どこか良い所しらない?」

めちゃくちゃ大雑把な質問だなぁ(´・ω・`)

キッズレザープログラム事務局「キッズレザープログラムは全国の児童館や養護学校、小学校などに送っていますよね?その中でネグレクトのシェルターさんからも要望が来たので送っているんですよ」

ネグレクト、、児童虐待ってこと?

キッズレザープログラム事務局「それも含まれますが、虐待以外にも育児放棄されたお子さんなどを匿う場所があるんですよね。で、キッズレザープログラムに関わってもらい、ハギレ革を提供。工作の時間などで革を材料として工作してもらっていたんですよ。

ある時、先生から『普段勉強などをしない中学生の子がこの時間だけすごく真面目にしている。将来この子が鞄や靴制作などの道に進むことは可能なのか?』という相談がきたんですよ」

ん~、、、キッズレザープログラムは靴や鞄の組合からも理事の人が来て、会議に参加しているから聞いてみよう。鞄会社社長さん、どないなん?

「ムラキくん、中学校卒業からミシンや裁断などの仕事に来てくれるならかなり望ましいね。」

大学卒業とか高校卒業じゃなくていいの?

「大学卒業してきてもらうのはそれはそれでありがたいけど、やってもらう仕事は営業や生産管理、企画などの仕事になるね。ミシン踏んだり裁断したりをしてもらうことはないかなぁ」

なんでまた?

「理由は2つ。

1つは若いほうが成長速度が早い。大学卒業よりも高校卒業。それよりも中学卒業のほうが向いている。教室通っていた、とかはどうでもいいかなぁ。

もう1つは給料の問題。
ミシンを踏むような職人仕事って最終的には『1日いくつ作れたら~~円払う』という仕事になる。重要なのはこちらの指定する品質を納期までにきちんと仕上げられるか、という問題だよね。

大学卒業で24歳だとするよね。でもミシンを踏む仕事って別に大学卒業の学歴って関係ない。これは中学卒業した子もそうだよね。大学卒業1年生も中学卒業1年生も給料は同じになるわけだ。

で、最初の1年は1日3個ほどしか作れなかったのが、働いて5年経てば1日10個、10年経てば1日20個作れるようになる、と。大学卒業しようが、中学卒業だろうが、1日10個作ったなら同じ給料になるんだよね。『僕は大学卒業したのに給料は同じなんですか!?』と言われたら同じだよ、としか言いようがないんだよ。それに、若いほうが成長早いから、10年かかることを中学卒業した子は5年でできることもありえるしねぇ」

早ければ早いほど良いってことか。

「大学卒業が悪い、というわけではない。ただ、職人仕事するならば大学卒業という学歴を加味した給料は払えない、ってことだね」

住み込みで働ける場所あるの?

キッズレザープログラム事務局「先方から住み込みで働けるような場所がいい、と言われたんですけど、そういう場所はあるの?」

ん~、、、今の時代数は減っているんだよなぁ。
それこそ先日のJLIAblogで書いた豊岡鞄なんかはあったような。(>村木るいさんの「人に話したくなる革の話」/豊岡鞄のセミナーを聞いたり、型紙セミナーを運営して思った 知ってもらう大切さの話

地方の鞄作っているメーカーやランドセルメーカーは寮があるような場所もあるね。靴会社も大手になれば確実にある。

キッズレザープログラム事務局「関東が良いとのことなんですよ(´・ω・`)」

ん~、そこらはJLIAに相談かなぁ。私も関東のメーカー事情とかわからんよ。
まぁ、行った先が地獄だとしてもJLIAとしては仲介に入れないだろうけどね。

キッズレザープログラム事務局「ひどいところもあるってこと?」

ひどい、というか、雇う側と雇われる側、双方の認識がズレている、というケースは多いだろうね。

『自分が若い時はこうだったので今もこうしている』『職人や職人仕事という言葉の捉え方が違う』などが原因で不幸になっているケースはちょこちょこ見かけるなぁ。

革業界は「職人」という言葉の定義が曖昧

キッズレザープログラム事務局「もうちょい詳しく言うと?」

あまり詳しく書きすぎるとまた恨み買うんだけどなぁ。ん~と、、当たり障りなく書くならば、、、

革業界って「職人」という言葉の定義が定まってないんですよね。別に教室卒業した子が1年でお金積んでお店建てて「靴職人です!」と名乗っても良い。今回話したように「鞄メーカーで住み込みで働いて3年たったので職人名乗っています」というのでも良いわけで。

キッズレザープログラム事務局「問題ないの?」

だって革業界の「職人」って資格もないし、試験もないからね。
JLIAがやっている技術認定試験もあるけど、「これを取らなきゃ職人と名乗れない」ということもないし、この試験を取ったら「これをやってもいい」という技術的なこともないよね。

鞄・ハンドバッグ・小物技術認定(皮革部門)試験について | 革製品技能試験

これはあくまで「技術認定試験」だから、「技術があるかどうか」を定める試験。取れたら胸を張って良いと思うし、「取ったから給料あげてくれ」と言うべきだと思うなぁ。ただ、「取ったから独立しよう!」「お店やろう!」というのは全然違う話だよね。

「だから職人という言葉を定義しよう!」というつもりはないよ。それよりも職人という言葉は曖昧なので、『自分が思う職人という言葉の定義を他人に強制・強要するのはやめようね』というのがこの項目の本旨かな。

「職人募集!」とか「職人教育します!」というのを見たときに、「募集者が考えている職人、というのは何をさすのかな?」と疑問に思ったほうが良い。
逆に「職人募集したいなぁ」と考える人は、「当方が考える職人はこういう定義で、こういう仕事をしてもらいます」と、自分の考えを伝える努力をしたほうが良い。

ここらあたりが曖昧だと、「職人教育、というから入ったのにひたすら裁断ばかりさせられた!」とか、「職人になりたい、というから雇ったのに糸切りを2日間させたら辞めた!」というような不幸な結果になるよね。

職人になりたい!というのは曖昧な言葉なんだよ。

「職人になりたい!」と言っている人のイメージと、私が考えている職人のイメージが一致することはほぼありません。

「お店を経営して人を働かせつつモノを作って売る職人になりたい!」と考えるならば、「モノづくり」よりも「営業」「企画」「コミュニケーション」能力のほうが重要だったりする。
「オーダーを受注してモノを作って売る職人になりたい!」と考えるならば、「営業」「デザイン」能力のほうが重要だったりする。
「メーカーから請負の仕事をしたい!請負職人になりたい!」と考えるならば、「モノづくり」の技術を高めたらできる。
(>村木るいさんの「人に話したくなる革の話」/ものづくりの甘美な地獄が味わえる請負職人の世界

ここらを曖昧にして活動をすると不幸なケースになることが多いように思えます。

鞄靴財布なりの業界に入りたいならば

例えば望んだメーカーさんがあり、そこで縫製なりのモノづくり仕事をしたい、というならば。

2年ほど修理業界に行くと勉強になりますね。靴でも鞄でも。「完成品をバラしてもとに戻す」というのはものすごく勉強になります。2年間みっちりと修理業界で働いてから望んだメーカーに打診すると向こうは興味もってくれますよ。

靴業界で修理修行しておくと鞄や財布メーカーに行くときにも立派なウリ文句になるねぇ。
まぁ、そこから「修理面白いからこのまま修理業界でやっていきます!」という子も何人か見たけどね (´・ω・`)

で、相談のあった子はどうなった?

キッズレザープログラム事務局「結局関東のメーカーさんで住み込みで働ける場所があったのでそちらに面接に行ったそうですよ」

いつか会えたら幸いですな。

露骨な宣伝になるけど、そういうセミナーをやります

1/30(木)-2/1(土)の3日間、横浜で行われる素材博覧会で「しくじりハンドメイド作家さん」「お金の話をしよう!~ハンドメイドの値段の付け方」というセミナーをやります。どちらのセミナーも「結局自分がやりたいことはなにかをきちんと決めて行動しよう」「時間、一番大事!」というオチとなります。他に革セミナーなど行います。

素材博覧会 YOKOHAMA 2020 冬
素材博覧会 YOKOHAMA 2020 冬セミナー・ワークショップ一覧

2/20(木)には「大阪府皮革業界総合研修」というセミナーで、大阪の西川商店さんという爬虫類のバッグメーカーさんと「気持ちよく働ける会社作りで、人が人を呼ぶ。」というセミナーをやります。
こちらでは「西川商店に入って生産管理などもする職人さんが独立したい!と言ったときに、西川商店はどういう聞き取りをしたか」「そして彼は今現在何をしているか」なども解説します。

紹介blog:大阪府皮革業界総合研修 第1回が面白かった&今後の予定セミナーが濃ゆい | phoenix blog

西川商店紹介blog:若い世代のつくり手が生き生き働く老舗ファクトリー 爬虫類皮革製品等メーカー 工場見学(株式会社西川商店)レポート | 鈴木清之 | BLOG | ファッション雑誌『装苑』のオフィシャルサイト ファッション、ビューティ、カルチャーなどの厳選した情報をお届け! 装苑ONLINE




カテゴリー: トレンド

東京・浅草周辺の皮革卸企業の2020年秋冬レザーコレクション 個展が1月15日から3日間行われました。その一部ですがご紹介します。


富田興業
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常に新しいレザーを創造し続ける、レザーライフクリエイター、富田興業では多彩なプレゼンテーションで「レザーのある生活」を提案しました。なかでも「蓼藍絞り染め」が話題です。
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第101回「東京レザーフェア」の恒例企画「極めのいち素材」では、2位を獲得しました。希少な徳島蓼藍を用い、発酵と酸化を利用。さらに日本古来の絞り染めを加えてアレンジ。故事成語「青は藍より出でて藍より青し」を表現するかのような鮮やかな青。藍の青さ、魅力を引き出し、令和時代に相応しいモダンなニュアンスで表現しています。

タペストリーのように展示した一枚革はヌメ革にインクジェットプリントを施し、ハンドメイドで着色。ワックスを塗り込み高圧プレスで焼き上げているのだそう。
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<オフ- ホワイト c/o ヴァージル アブロー>をはじめ、<ルイ・ヴィトン>メンズ アーティスティック・ディレクターとしても知られるヴァージル・アブローが雑誌「デイズド(DAZED)」が近年のトッププレーヤーを特集するシリーズのインタビューで、「(今後は)消費者がファッションの知識や個人のスタイルをヴィンテージで表現する、とても素晴らしい状態になっていくだろう」と語り(出典:「WWDジャパン」2019年12月26日更新分)、注目される「ヴィンテージ」感覚をいち早くとらえています。

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強力な撥水機能とソフト感をハイブリッドさせた進化版をはじめとした防水加工のバリエーションも拡充。伝統文化、古き良きものが現代の生活に溶け込む我が国ならではの新しい「日本らしさ」、近年の天候不順を鑑みた防水機能など、ニーズにしっかりと応えた価値ある革づくりに信頼が寄せられます。
★富田興業 は神戸展(1月30日~31日/神戸市長田区・ホテルウィングインターナショナル)を予定しています。

吉比産業
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創業以来、130年以上の歴史を有する吉比産業。ファッション性・機能性に優れた各種皮革素材を提示する革の卸売専門商社です。

「原点回帰」をテーマに展開する2020年秋冬コレクションは、第101回「東京レザーフェア」でお披露目した「チュウィーゴート」に代表されるタンニン鞣し、革らしいタッチ感、立体感を重視。

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国内の原皮、クラストにこだわりすぎず、国内タンナーの技術力、豊かな感性による仕上げを最大限に生かした「ベストチョイス」×「ハイブリッド」で、時代に即したものづくりを切り拓きます。

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新作として、レザー×マグネットのハイブリットが好評。建築(内装)資材メーカーと共同開発しました。インテリアコーディネートや模様替えがしやすい壁材としてはもちろん、暮らしが楽しくなる使い方を打ち出しています。
ジャケットへのダメージが少ないブローチ、コサージュやシート状のコインホルダー・・・といったアイテムへの活用もできそう。
「ビジネスとして産業として継続すべく、ファッション以外のジャンルへの訴求が欠かせません。レザーの価値を認知していただき、次世代の顧客を育成するための素材開発を進めています」(代表取締役社長 吉比 浩さん)さらなる広がりに期待したいですね。

タテマツ
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アドバンス、モードテイストのシューズ向けレザーを中心にトレンドを意識したカラー、質感をバリエーション豊富に展開するタテマツ。今回は「ナチュラル」と「エレガント」、相反するテイストが共存、調和するようなコレクションを展開。

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フラワー&ボタニカルモチーフ、艶感、メタリック・・・さまざまな表現でつくり手の創作意欲を刺激します。ツイード調、デニム調、チェックの型押しレザーも多くみられました。

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ニットスニーカーのヒットがきっかけとなり、ボーダレスな皮革素材が新鮮です。ファブリックのようなレザーも、その流れといえそう。ノームコア ブーム後、「脱シンプル」傾向が続きますが、振り切ったアバンギャルドではなく、ほんのりと感じられる程よい個性、価値が求められているようです。

フジトウ
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オーソドックスな素材からエキゾチックレザー、その他希少性の高いものまで、多種多様な皮革がそろう老舗企業。若いスタッフが生き生きと働く溌剌颯爽な社風が特長です。
第101回「東京レザーフェア」の恒例企画「極めのいち素材」に選出された「木目革」が人気を集めています。バッグ、フットウェア、小物はもちろん、家具、インテリア関連製品への活用もできそう。経年変化し、もっとリアルなニュアンスになるそう。愛用・愛着が、育てる楽しみにつながりますね。

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オットセイの革は独特のシボ感、ワイルドな雰囲気が漂います。力強い存在感、迫力抜群!
このほか、ユニークな革がそろい、目利きの業界関係者が絶え間なく訪れていました。

丸喜
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トレンドはもちろん、時代性をいち早く提示する皮革卸、丸喜。日・EU EPA(経済連携協定)発行によるヨーロッパ向け輸出(日本製革製品)関税撤廃を受け、海外市場で販売したい企業へのサポートを開始。支持を広げています。
ヨーロッパのREACH規制(化学物質管理の法規制)に準じる国内タンナーの皮革 在庫販売もスタート。ユーザーからの関心が高まるトレーサビリティー(履歴管理)の情報発信に注力しています。
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「環境配慮型のタンナーを支援していきたい」と藤田晃成社長。兵庫県たつの市のタンナーをはじめ、ネットワークを構築。2020年は「持続可能性(サスティナビリティー)」をテーマに掲げ、「Confort Elegance」、「Sustainability Japan」を基調に展示発表しました。
サスティナビリティーは、皮革関連産業全体を視野に入れ、産業を次世代へとつなぐためのサポートも。ファクトリー、メーカーとのコラボレーションも活発。社長をはじめ、若手社員がワンチームとなって取り組んでいます。
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スタッフ 大熊寛太さんは、若い世代の視点、ファッションが好きなビジネスパーソンならではの発想で企画を推進。
アニマル柄、メタリック、艶感の表現、色出しもタンナー、ファクトリーとの連携により、オリジナリティを追求。
周囲を巻き込み、自らも楽しみながら、ジャパンレザーのヴィジョンを語ってくれました。新たなプロジェクトも準備しているそう。楽しみですね。

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同じく丸喜ショールームでは<東京都/東京製革業産地振興協議会>「日本の革・ピッグスキン」の特別展示も行われました。
墨田エリアのファクトリーが切磋琢磨。可塑性に優れたピッグスキンを秀逸な加工技術で磨き上げています。ユニークなアート感覚、革らしい味わい・・・と表現も多様。
通気性・放熱性も高く、表面の摩擦にも耐性があるので、スマートフォン関連アイテムにぴったりですね。昨年末の「ジャパンクリエーション」「東京レザーフェア」でも公開されていますが、じっくりと見て触れることができる貴重なチャンスとなりました。




ファッションにイノベーションを感じることができない、「ワクワクする」価値を見出すことができないユーザーにジャパンレザーの魅力をどうお伝えするか? 
時代の大きな変化、醸成される空気感に対応し、進化し続けること、その先のヴィジョンを明確化し提示すること、情報発信の強化で、日本の革づくり、革のものづくりの今をお届けしたいですね。
浅草周辺を駆け足でまわり、個展にお邪魔してお話しを伺うなか、ジャパンレザーの未来を照らす、各社のチャレンジングに、胸が熱くなりました。
なお、今回のエントリでご紹介した企業につきましては、下記リンク先をご参照ください。

■ 参考URL ■
 「東京レザーフェア」http://tlf.jp/exhibit

カテゴリー: 革づくり・ものづくり産地ローカルブランディング

皮革業界では、各地で地域ブランドなど新しいプロジェクトが続々とスタート。姫路、豊岡、草加、奈良、東京・・・と、産地の取り組みが話題になっています。
「まち」と「ものづくり」をハイブリッドさせた「ローカル」の魅力とその発信が、各地で芽吹いているようです。
今年は、そんな潮流、ニュース、メディア情報などを「まとめ記事」としてご紹介します。参考にしていただけますように。

テレビ番組と連動「豊岡鞄 期間限定ショップ」羽田空港内で開催中
国内有数のかばん産地、兵庫・豊岡の地域ブランド「豊岡鞄」が「羽田土曜会 ニッポンを元気にする地方の星」(BSテレ東/毎週土曜 朝7:30~)で紹介されました。現在、同番組公式フェイスブックアカウントでも同じ内容が視聴できます。
  <https://www.facebook.com/haneda.doyoukai/>

「羽田土曜会 ニッポンを元気にする地方の星」は、2019年7月に開始されたテレビ番組。日本全国の市町村の中から元気な地方自治体を取材し、街おこしの「キーワード」を紹介しています。街のキーマンや自治体の首長たちをスタジオに招き、どんなリーダーシップで街を元気にしてきたのか、成功の裏にある知られざる苦労のエピソードにも迫ります。
番組には羽田未来総合研究所がパートナーとして参画。日本空港ビルデング株式会社のグループ会社、羽田未来総合研究所は羽田空港のブランド価値向上をミッションに、「文化・アート・ファッション」を国内・海外に発信し地方創生に寄与。番組では取材先の選定や地方創生のポイント分析などで番組制作に協力しています。

番組の収録スタジオは羽田空港内のイベントホールを活用し、「羽田空港」から発信する番組であることを強調。社長 大西洋さん(元伊勢丹 社長)も出演しています。
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今回紹介された「豊岡鞄」は「期間限定ショップ」が1月11日(土)からスタート。東京・羽田空港内 国際線入出国ターミナルフロア Japan Mastery Collectionスペースで行っています。会期は1月31日(金)まで。こちらもお見逃しなく。(画像:「豊岡鞄」公式SNSアカウントより)
  <https://www.toyooka-kaban.jp/news/240/>

テレビ番組で続々紹介される新プロジェクト「奈良発靴」
世界的な観光地、奈良。雄大な自然のなかに歴史が息づく古都というイメージですが、中川政七商店の躍進により、そのものづくりに注目が集まっています。

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2019年、新プロジェクト「奈良発靴(ならはっくつ)」が始動。上質な紳士靴を手がける靴の街からの情報発信がスタートしました。

奈良県の製靴業は、1960年以降機械化が進み急速に発展。1965年11月、奈良県靴産業の中小企業者が団結し業界の発展と繁栄を図るべく、奈良県靴産業連合会を発足。1991年1月には奈良靴産業協同組合を設立。今も歴史あるその流れを受け継ぎながらも、業界発展のため切磋琢磨しています。
  
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「奈良発靴」ではSNSアカウントからさまざまな情報を発信。奈良の靴製造会社7社の協業による新ブランド「KOTOKA(コトカ)」の開発も進行中です。ブランド名は、古都(コト)、奈良の靴(カ)からネーミング。7社7様の技術を活かして新たな靴づくりに挑戦しています。
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その情報発信が奏功し、テレビ番組の取材が続々。NHKに続き、「News ミント!」(MBS系/16:30~)にも登場。同番組公式サイトでは、放送内容と同じ動画が視聴できます。こちらも併せてチェックしてください。(画像:「奈良発靴」公式SNSアカウントより)
  <https://www.mbs.jp/mint/news/2019/12/19/073965.shtml>

皮革産地・草加にテレビ取材 2月放送予定
皮革産地、埼玉・草加のものづくりが「ひるまえほっと」(NHK総合テレビ・関東エリア/11:05~)に取材されました。
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取材は、野球のグローブ用レザーづくりで知られるタンナー、「ジュテル・レザー」ほかで行われたそう。2月放送予定だそうです。どのような内容になるか楽しみですね。(画像:「ジュテル・レザー」公式SNSアカウントより)

草加の新プロジェクト「草加皮革職人塾(そうかわ塾)」成果発表会が1月21日(火)、東武スカイツリーライン草加駅前 アコスホールで行われます。

「2019年9~11月に開講された計4回にわたって実施された講座について皆さまにご報告するとともに、15名の受講生が学んだ成果を発表する場となります。
"草加で皮革職人になろう!"をテーマに開講したこのユニークな講座は、実際どうだったのか? 受講生たちはこれからどこに向かうのか? 草加レザーの未来は? そして、今後の そうかわ塾は・・・?
皮革産業に携わる皆様、販路やメディア関係の皆様、レザークラフトを学んでいる方、来年度のそうかわ塾に興味をお持ちの方、関係各所の皆々様......お誘い合わせのうえ、ぜひご来場ください」(そうかわ塾広報ご担当 杉本恵理子さん)

レザー市場の今、草加レザーのこれから、皮革職人に必要なこと、草加で起業するメリット...などについて、専門家の意見も聞けるそう。起業・創業にご興味のあるクリエイターの皆さんにもおすすめです。参加無料。エントリーは下記リンクより。
  <https://forms.gle/yQgej48T814qqJtBA>

「台東ファッションザッカ」都内3か所でイベント同時期開催
古くからものづくりの街として歴史を受け継ぐ、東京都台東区。現在でもファッション雑貨の産地として国内有数の規模を誇ります。
そんな台東区が、同区内のインキュベーション施設「台東デザイナーズビレッジ」での展示・販売会(2月6日~8日)、青山・スパイラル「ショウケース」ポップアップイベント(2月4日~10日)、「東京インターナショナルギフト・ショー」(2月5日~7日)と3つのイベントを同期間に開催決定。
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展示会に上京するバイヤーが回遊しやすいような新しい試みとなります。ジャパンレザー関連でも、老舗ファクトリーから新進クリエイターまで幅広く参加予定です。出展ブランドなど詳細は下記リンク先をご覧ください。(画像:「台東ファッションザッカ」公式サイトより)
  <https://www.taito-zakka-fair.jp/event/other/2019-12-09/>

カテゴリー: トレンド 国内革事情

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2020年一回目の投稿は、ジャパンレザー関連のトピックをまとめてご紹介!
皮革産地の新プロジェクト、地域ブランドをフィーチャーしたポップアップ、地方を拠点とする実力派クリエイターが東京での催事出展・・・と注目のニュースが続々です。ぜひ、参考になさってください。


干支「ねずみ」をレザーで表現
令和初の新春、干支「ねずみ」をモチーフにした小物、雑貨で店頭は華やか。革製品でも、さまざまなアプローチで個性を競っています。
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イースト東京を拠点とする老舗ファクトリー「野村製作所」のショップ(エキュート東京)では1月1日より、2020年の干支を意識した革小物をリリース。凹凸感のあるチーズを添えたアメリカンコミック的なテイストがキュートです。
(画像:「野村製作所」公式SNSより)
  <http://www.nomura-purse.co.jp/>

女性クリエイター たかつよしえさんが手がける「Via」の定番素材として人気のカーピンチョ。
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カピバラ、鬼天竺鼠といわれ、ほっこりとしたイメージがありますが、意外と個体は大きめ。南米では一般的に食用とされているそうで、その副産物としてのレザーが出回っています。
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「アニマル柄」に含まれるような独特の地模様に加え、野生の証ともいえる、キズや穴なども多いのが特長。そんなダメージをポジティブに生かすデザインはクリエイターの腕の見せどころ。パッカブルタイプのバッグでは裏地がのぞくようなアイディアが楽しい。
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恒例イベント「JAPANレザークリエイターズ」(1月31日~/上大岡京急百貨店「ギャラリー旬」)でも販売予定です。
  <https://viavitavia.exblog.jp/>


「革きゅん」新コンテンツ公開
国産天然皮革の新しい魅力を紹介する注目サイト「革きゅん」で、服飾専門学校、上田安子服飾専門学校の生徒に、革についてのアンケートを行いまとめたコンテンツが公開されました。
上田安子服飾専門学校は大阪府大阪市にある西日本最大の服飾専門学校。実践的なカリキュラム編成で、即戦力のある卒業生を多く輩出しています。ファッション業界だけでなく、大手企業やメディアにも注目され、未来のクリエイターたちが新しい才能を磨いているスクールです。
そんな同校の在校生から5人を選抜。女の子たちがレザーに対してどう感じているのか? リアルなインタビューを直撃。ぜひ、チェックしてみてください。
  <https://kawa-kyun.jp/>


「日本革市」スペシャルコンテンツ公開
国産天然皮革の魅力を発信する人気サイト「日本革市」のスペシャルコンテンツが公開されました。
今回はインスタグラマーとクリエイターが参加。国産天然皮革のものづくりの現場を女性目線で紹介しています。なかでも「tokyo toff(トウキョウ トフ)」大河なぎささんに注目です。
日本有数の皮革産地、兵庫県たつの市のタンナー、株式会社モリヨシを見学。ファクトリーは規模が大きく、皮から革へと鞣すプロセスもダイナミック。例えば、大きな牛革はとても重いので、男性にとってもハードな力仕事。乾燥するスペースは広々として、革が並ぶようすは圧巻です。
「一枚一枚の仕上がりの違い」についてなど、ユーザーと同じ視点の質問は、聞きたかった~と共感するかたも多いのでは? その答えとして、「薬剤の違い」が挙げられ、思わずレザーの薫りが浮かんで・・・臨場感いっぱい。

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続いて大河さんのアトリエ(東京・蔵前)でのバッグ製作体験をレポート。わかりやすく、丁寧な指導に定評が。インスタグラマーのかたもスムーズにバッグを完成させました。
大河さんは多摩美術大学、東京都立職業能力開発センター 製くつ科卒業。インキュベーション施設「浅草ものづくり工房」入居中に、日本最大規模のレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2012」グランプリを受賞しました。
革靴と革の小物を "永く使うこと" を一番に考えてデザイン。 厳選した素材を使って手間を惜しまず、都内の職人とともに靴づくりを展開しています。
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現在、イースト東京・蔵前にアトリエを移転し、少人数制の革小物教室「class toff(くらすとふ)」も開設。
近年では、政府系機関が行うUAEへの技術指導にも協力。ミニチュア小物のつくり方提案の著書がヒットし、海外でも翻訳されアジア各国でベストセラーとなるなど、幅広く活躍しています。
また、人気俳優 菅田将暉さんと仲野太賀さんが雑誌「CUT」(ロッキング・オン)の連載企画で訪れ、大河さんが革財布づくりをレクチャー。DIY好きで知られる菅田さんは器用に完成度の高い作品を仕上げたそうです。
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そんな大河さんが登場する新企画のほか、「日本革市」公式サイトには国産天然皮革のものづくりに関する情報を網羅。工場見学を360°VR(ヴァーチャルリアリティ)体験できる動画など、レザー好き、ファッション好きユーザーのためのコンテンツが充実しています。必見ですよ。


「銀職庵 水主」 が東京の百貨店催事に出展
「Japan Leather Award 2019」特別賞受賞ブランド「銀職庵 水主(かこ)」の公式アカウントで、日本橋三越本店「長崎展」(1月8~13日)出展の告知がされています。
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(画像:「Japan Leather Award 2019」特別賞受賞作品)

「レザーの可能性を追求し、斬新かつ技の込められた作品をとおして楽しみながらレザーの魅力を知っていただきたい」そんな想いが込められた作品は、「これが革でつくられているのか?」一瞬では判別できないような個性的なものばかり。
「Japan Leather Award 2019」特別賞受賞作品をはじめ、革の玩具シリーズが登場予定です。唯一無二の存在感、世界観を堪能してみてはいかがでしょうか。
  <https://www.facebook.com/ginshokuankako/>


「豊岡鞄フェア」大阪タカシマヤで開催中
国内有数のかばん産地、兵庫・豊岡の地域ブランド「豊岡鞄」のポップアップイベントが大阪・なんば 大阪タカシマヤでスタートしました。各社の定番、自信作をはじめ、多様なバッグ、財布、小物がそろいます。
会期中には「マスミ鞄囊のオーダー受注会」、カバンコンシェルジュキヌガワによる「カバン・財布の修理、お手入れ相談会」を開催。また、恒例の「ワークショップ」も。レザークラフト体験を楽しめます。


草加皮革職人塾(そうかわ塾)成果発表会 1月21日開催
皮革産地 埼玉・草加の新プロジェクト「草加皮革職人塾(そうかわ塾)」が2019年から始動。2019年9~11月に開講された成果発表会が1月21日(火)、東武スカイツリーライン草加駅前 アコスホールで行われます。

「計4回にわたって実施された講座について皆さまにご報告するとともに、15名の受講生が学んだ成果を発表する場となります。
"草加で皮革職人になろう!"をテーマに開講したこのユニークな講座は、実際どうだったのか? 受講生たちはこれからどこに向かうのか? 草加レザーの未来は?、そして、今後のそうかわ塾は・・・?
皮革産業に携わる皆様、販路やメディア関係の皆様、レザークラフトを学んでいる方、来年度のそうかわ塾に興味をお持ちの方、関係各所の皆々様......お誘い合わせのうえ、ぜひご来場ください」(そうかわ塾広報ご担当 杉本恵理子さん)

レザー市場の今、草加レザーのこれから、皮革職人に必要なこと、草加で起業するメリット...などについて、専門家の意見も聞けるそう。起業・創業にご興味のあるクリエイターの皆さんにもおすすめです。参加無料。エントリーは下記リンクより。
  <https://forms.gle/yQgej48T814qqJtBA>

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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