2020年2月26日 の記事
February 26, 2020
村木るいさんの「人に話したくなる革の話」/靴業界における弟子システムとはどのようなものだったか
カテゴリー: 村木るいさんの「人に話したくなる革の話」
毎度です! 「最近TELしたら東京の方でも『毎度です』と帰ってくるようになってきた」ムラキです。大阪商人めんどくさいなぁ、とか思われているのかなぁ( ゚Д゚)y─┛~~
前回のblogでは「職人になりたい!」という人向けに職人というものの定義や職人になるために何をすればいいかを軽く紹介してみました。
「人に話したくなる革の話」/キッズレザープログラムと「職人になりたい!」という人向けの話
で、それを見た人から「弟子入り、というのは可能なの?」という相談がありましたので、いつものごとく様々に話を飛びながらこの国の革産業における弟子というものについて解説していきたいと思いますわ。
目次
職人の定義をもう一度
至高の靴職人 関信義-手業とその継承に人生を捧げた男がいた
大塚製靴百年史
職人の定義をもう一度
革業界においては職人、という定義はされていません。「この資格を持っていたら職人」「これができたら職人」ということはないわけです。基本的には「自称職人」、の世界です。
ですので、メーカーで10年働いて職人、と名乗る人もいるし、どこかの学校なり教室卒業して職人、と名乗る人もいます。メーカーからもらった仕事をひたすら行う請負職人、という人もいますし、百貨店の「日本の職人展」で接客しながら販売する職人さんもいるわけです。
職人、という言葉に対して個々人の使い方が異なるので「自分が意味する使い方と違う!だからあいつは職人じゃない!」というのはお門違いですよ、というのがこの項目の趣旨です。
弟子入り、という制度はどのようなものだったか?
上記は今回のためにひっくり返した私の趣味の「革に関する蔵書」の極々一部です。
大前提として、靴業界は資料が残っています。日本の製革の歴史は明治時代からスタートであり、その際も軍需品としての靴がスタートでした。奈良時代なり、戦国時代なり江戸時代などにも革産業はあるのですが、革が大量に生産されたのは明治時代からです。
で、軍需と結びついていると記録がきっちり残ります。おかげで今現在も多数の本を読むことが出来ます。個人的に革に関する書籍を集めていますが、鞄財布などはほんとに少ないです(;・∀・) たまにあってもそれは「鞄メーカー」としての記録なりであり、「鞄職人」の記録はほとんどありません。「財布職人」に関しては現状私も見つけきれていません。
例えば鞄のエース創業者 新川柳作氏は自伝を残してくれており、読み応えがあり面白いです。ただ、それは鞄メーカーを興した人物の自伝であり、「鞄を作った職人さん」の記述は非常に少ないです。下記サイトで自伝の一部が読むことが可能です。
新川柳作記念館 Ryusaku Shinkawa Museum|エース株式会社
それに対して靴職人に関しては職人さん自身or他者なりが書いた本がそこそこの数が残っています。で、それを見てみましょう。
本で見る日本の靴業界における徒弟制度
至高の靴職人 関信義-手業とその継承に人生を捧げた男がいた
あらすじ
日本最高峰の靴職人の半生を追う
日本最高峰の靴職人、関信義さんが70歳を超え、いよいよ引退することを決めました。関さんの名は、ファッション業界関連の者なら知らぬ人はいないほど。その半生を振り返り、いかにして最高峰の称号を得るにいたったのか、関さんが生きた靴業界はどのようなものだったのか。大量生産の時代の終焉を迎えようとしている今、自らの命を削りながら、後継者を育てる職人の生き様を追いかけます。
私自身は関信義氏とは面識がなく、「至高」なのかどうかはここでは触れません。知りませんので。決して「わぁ、皮革産業連合会のBLOGに載っているから一番正しいんだ」と早とちりしないでくださいね。後で私がJLIA上層部から怒られますので(;・∀・)
竹川圭氏が聞き取った上で書き連ねたもののため、かなり読みやすい本です。また、戦後の靴職人の飲む打つ買うなり喧嘩っぱやさなども記録されており面白く読めます。これを読むと高齢の靴職人さんが「えっ!大学出てなんで靴職人になりたいの?」という気持ちもわかります。
で、この本では17歳の関信義氏の修行時代(1957年)が書かれています。三和、というのは靴メーカーさんの名前です。
・小僧の朝は6時。食堂ではおかみさんと姪っ子が育ち盛りのための朝食を用意して待ち構えている。いたるところで「お代わりっ」の声が飛び、女たちは「はいはい」といってどんぶりに湯気の立った飯を盛る。さながら戦場のような空間に四羽ガラスは平然と混ざり、負けじと飯をかっ込んだ。
三和はタダメシを食わせるだけでなく、月500円の小遣いもくれた。知り合いの大工の小僧に比べれば少なかったが。それでも2日に1度は銭湯に通え、月に1度は映画もみられたので文句はなかった。誰よりも早く仕事を覚えていった関がかわいかったのか、おかみさんはことあるごとにこっそりと駄賃をくれたのでなおさらだった。製靴業は猫の手も借りたいぐらい、仕事があふれていた。戦後主役の座に躍り出たサラリーマンにとって。靴はまずは手に入れなければならないひとつだった。
(至高の靴職人 関信義 p61)
そのころの日本人は大人も子どもも荒っぽかったが、職人の世界は輪をかけてひどかった。小僧は職人の仕事をみて覚える。徒弟制度のこのルールも、一筋縄ではいかない。作業台に近づこうものなら「じゃまくせえ」と一蹴され、遠巻きに眺めていても「みてんじゃねえ」とすごまれる。関はずいぷんと理不尽な育て方だと思った。
(至高の靴職人 関信義 p65)
小僧の日々に慣れてくると、合間合間にくず革を使って針を刺す練習が許されるようになる。辻が手つきをみて、あるとき、仕掛かりの靴の数針を縫わせてくれる。たいがいは口汚くののしり、この糸はよく締まっているなとごくたまに褒める。うれしくなって前のめりになる自分を冷静にみているもうひとりの自分がいて、うまいことやるもんだなと心のなかでは思っていた。
(至高の靴職人 関信義 68p)
小僧2年といわれる修行期間を、関は1年あまりで駆け抜けた。2年程度の下積みというのは素人に毛が数本生えた段階であり、予習があればもっと時間をかけたいのが経営者の本音である。しかし次から次へとやってくる仕事をこなすには職人はいくらいても足らず、また、いつまでもただ養っているわけにもいかない。半ば強引に一本立ちさせるための制度が"小僧2年"であり、関への処遇は例がなかった。
(至高の靴職人 関信義 71p)
小僧を卒業すると、奉公返しと呼ぶ2年が幕を開ける。
奉公返しとは世話になった礼に、相場の半値で靴をつくる期間を指す。
(至高の靴職人 関信義 97p)
関信義氏からの聞き取りによりこの当時の弟子システムが色々とわかります。
・靴職人、というのはこの場合受け取りの量産職人
「1年で出す」
3ヵ月経って、作業台と椅子をつくってやった。弟子入りをみとめた証だった。
仕掛かりの靴を渡して1から叩き込んでいった。不合格ならバラしてやりなおさせた。
1回は許しても、2回目の失敗には容赦なく雷を落とした。玲子は歯を食いしばってついてきた。毎日弁当をつくってきて、朝は早くから日が暮れるまで作業に没頭した。
弁当を食べ終わると、地べたにぺたりと座り込んで、じっとしているのが印象的だった。身体の隅々へ効率よく栄養をいきわたらせるぺく、無意識にやっていたのだろう。午後からの作業に具える姿は充電中のロボ″卜を思わせた。
そのうち小遣いをやるようになった。
玲子はもち前の負けん気で一つひとつ確実に手になじませていった。関の読みを上回るペースで上達をみせ。約束の1年が経つころにはひと通りのことがこなせるようになった。
いれば学ぶことはいくらでもある。ついつい手もとにおいておきたい気持ちが勝って、ずるずると卒業を先延ばしにしていた。
(中略)
「あ、関だが。うちで面倒みた若いのがいるんだが、そっちで使ってくれないかね」
ひとり立ちさせることを決めた関は、かつて籍をおいた三田製靴に声をかけた。
(至高の靴職人 関信義 18.19p)
こちらは冒頭第1章「はじめての弟子」からの引用です。関信義氏が近年弟子を取った際の教え方が書かれています。
・お金は渡さずある程度できるようになったらお小遣いを渡していた
これだけ見るとえげつないように見えるが、師匠は弟子が独立する際には「こいつは俺が育てた弟子だ」「だから取引先さん、よろしく見たってな」と声がけする義務的なものもあったわけで。
技術だけではなく、師匠がもつ信頼も一緒に渡していたわけです。
大塚製靴百年史
大塚製靴さんが昭和50年頃に出した百年史。この中で「職人はここまで出来たら2級」などしっかりと規定されていました。今回の弟子入り、とは違う話ですが、この当時にこれだけしっかりとした基準を定めているのはすごいですな。
日本のモノづくりをする人は「弟子」という言葉が好きすぎる
過去にも書きましたが、日本人は「職人」や「モノづくり」という言葉がすごく好きです。また、それに付随する弟子、という言葉も大好きです。
それはそれで構わないと思っています。ただ、「弟子、というのは金銭をたいして払わずに使っていい人材」というわけではありません。過去の時代でも衣食住保障+お小遣いは支払っていました。
関信義氏が近年弟子を育てた際は「通いで来てもらう」「当初は金を支払わず使う。ある程度育ったらお小遣いを支払う」「見込みなかったら早期に『お前は向かない』と引導を渡す」などをしていました。
弟子システムを師匠が取る最大のメリットは薄給で使えることではなく、育った後に下請け仕事先として依頼する協力相手を作る、ということだと私は思っています。そのためには「猫の手も借りたいほど忙しい仕事」が存在しないと弟子も取れません。
また、師匠は弟子に対して「この仕事を習得すると将来これだけ食べれる」という未来図を提示してあげるべきだと思います。まぁ、だからこそ今の時代「食っていけるわけでもないし、君をそばに置いておくほど仕事ないから弟子入りは認められない」と言われるわけですが。
実際に当時を知っている人に話を聞いてみた
大阪で靴の型紙制作・型紙講座を開いている古瀬勝一氏。先日「東京レザーフェア」(2019年12月)の際に靴の制作実演をしていただきました。
村木るいさんの「人に話したくなる革の話」/豊岡鞄のセミナーを聞いたり、型紙セミナーを運営して思った 知ってもらう大切さの話
で、この古瀬氏、実家が靴メーカーでした。お父さんが師匠として弟子も多数雇っておられました。ですので当時を聞いてみました。
(★以下、「」内が古瀬氏の話です)
・
「当時、、、1970年代手前くらいですかねぇ。僕が小学校の頃でした。家は靴メーカーでしたね。メーカーと言っても自宅兼工房みたいなものでしたよ。父は面倒見が良い人でした。衣食住完備でお小遣いもあげていましたね。お小遣いは多くはありませんが、映画見に行くなりパン買うなりしていましたね。
当時お小遣い以外にも母が積立をしていました。独立する際に通帳と印鑑を渡して『無駄遣いするんじゃないよ』と言いながら渡して送り出していましたねぇ」
自宅兼工房、ということは弟子と一緒に暮らしていたってことですか?
「もちろんです。父は『弟子が優先』という考え方でした。
例えばすき焼きを食べるときは父と弟子が優先でした。僕と兄は弟子たちが食べたあとの残りを食べさせられていましたね。だから幼い僕にとってはすき焼きってのは鍋の底に残ったドロドロのものでしたねぇ。(^_^;)」
えっ!親方の息子だからでかい顔できた、とかなかったの?
「ありませんありませんよ!
例えばTVなんかは父が最優先でプロレスや野球見ていました。その後に弟子が見たいものを見る、みたいな。子どもたちが見たい8時だよ!全員集合、なんかはなかなか見れませんでしたね。
銭湯も弟子と父が一緒に行き、父がお金出していましたね。
父はアメとムチをきっちり使い分けられる人でした。そりゃ仕事では厳しかったですが、生活ではアメを与えていましたね。例えば、うちは扇風機やクーラー、車が家に導入されるのは遅かったんですよ」
??なんで?
「父が『独立した弟子がきちんと扇風機orクーラーor車が買えるようになったらうちも導入する!』という考え方でした。だから自転車の後ろに靴を140足入れた箱をくくりつけて納品したりしていましたね。原付き運転できる弟子が入ったときにスーパーカブを導入しました。 他にも結婚、出産などがあった際には祝い金も出していましたね。
ムラキさんが言わはる奉公返し、とかはなかったです。うちのメーカーが下請けに出す金額と同じだけ、独立した弟子に払っていました。で、お金をためて扇風機or車なり買ってがんばれよ!と言っていましたねぇ。まぁ、こういうシステムは今の時代運用は難しいですよね」
ドイツはマイスターでギルド、というシステムが有る
ドイツ靴文化論講演会 7/7 in大阪 上田安子服飾専門学校 | phoenix blog
2016年に行われたセミナーで【ドイツ靴職人の修行と労働環境の推移】というものがありました。当時から弟子システムなどについて調べていた私からしたら非常に面白い内容でした。
日本では「ドイツにはマイスターと職人が尊敬されている」「ギルド、という職人組合がある」、というくらいの認識かと思います。ですが、私個人が思ったよりも遥かにマイスターという言葉は重く、また義務もありました。
・マイスターは国家資格
・ドイツ手工業組合がある
>連邦共和国法律下で手工業領域全般の資格試験(GESELLE^MEISTER)の運営菅理
>MEISTERの労働環境や地域でのパワーバランスを管理(独立店舗を持つうえでの立地的調査・調整)
>検査機関としてマイスター試験など各種試験が公正適切に行われたか、政府に定期的にレポート
>GESELLE・MEISTERのためのスキルアップセミナーの開催
>労働法などの法的アドバイス
>MEISTERやエンドユーザー、弟子間の問題仲裁などを行う
・インヌング=職人協会が中世から存在する。
>職業別に特化した組織
>職業規定・倫理規定・同業者との地域連携、弟子の育成環境が適正かチェック・管理
>弟子に対してのケア。訓練場所のレベルや公正な修行、技術指導が行われているか定期的にチェック
>弟子や職業訓練場所との問題解決・仲裁
>協会員とエンドユーザー間で起きた問題の仲裁
>セクハラ・パワハラがあった場合の指導・仲裁
ドイツは職人の国、といわれますが、日本よりも遥かに職人に対する教育体制や法的・組合の義務が多く存在するのが印象的でした。だからこそ、国民が職人に敬意とお金を払うんだろうな、とも思います。
ここらの話に興味ある方は下記などが参考になるかと思います。
ドイツのマイスター制度 - マイスター制度を理解するためのキーワード - ドイツ生活情報満載!ドイツニュースダイジェスト
pdf:英国における皮革業の社会史:比較文化史の視点から 1
先日大阪でバッグメーカーさんのセミナーをしました
大阪府皮革業界総合研修、という毎年大阪府が行ってくれる研修事業があります。大阪府さん、毎年毎年ありがとうございます!(*´ω`*) 革の解説に関してはプロ中のプロの人が来てくれたり、越境ECの話など今年も盛りだくさんでした。(新型コロナウイルスの影響で後半中止になっちゃいましたが。。。)
で、今回2つのセミナーの段取りを組んでほしい、と言われ協力。そのうちの一つが西川商店さんを呼んで「気持ちよく働ける会社作りで、人が人を呼ぶ。」という内容で話していただきました。
大阪府皮革業界総合研修 第1回が面白かった&今後の予定セミナーが濃ゆい | phoenix blog
このセミナーでは私は黒子というか太鼓持ちというか、司会を行いました。事前に聞き取り調査をし、レジュメを作り、「当日このように質問します、でも1割ほどアドリブで聞きます」というような脚本も書きました。芸人ならばいざしらず、普通の人は「はい、セミナーしますので喋ってくださいね。あとお願いね!」と言っても出来ません。また、本音も喋れません。ですので「で、うちの主力の生産の子が独立したいと言い出しまして」「えっ!困りますやん!」「そうなんですよ!」などのツッコミ・合いの手を入れるのが私の役割でした。関西人の7割はツッコミとボケができるんですよ
「気持ちよく働ける会社作りで、人が人を呼ぶ。」というタイトルだけあって、どのように働くひとに来てもらっているか、という話が中心。福利厚生もしっかりとした状態で人を募集し、弟子・師匠というシステムとは異なります。ですが、しっかりとした教育システムの下で人を育てるのがわかるセミナーでした。
ツッコミ入れつつ「なるほど、今の時代はここまで整えないとモノづくりの会社で働きたいんだ!という人を惹きつけられないんだなぁ」と冷や汗をかきました。
さて、最初の質問「弟子入り、というのは可能なの?」という回答
弟子に入りたい、という人に対しての回答です。
・技術を学びたいだけならば教室なり学校がオススメ。
ついでに師匠or人を雇う、という革関係の会社の方向けの提言
・「見て覚えろ」「俺の若い頃は」は今の時代通らないです
・下記の本、いいですよ
「新たな"プロ"の育て方」amazon
左官屋が若い人をどう育てたか、という内容。根性論などではなく、今の若い人向けにはこう教えないと技術は教えきれない、という内容。
作者blog>書籍を執筆した思い「新たなプロの育て方」 - 原田左官のブログ
ムラキの今後予定。手前味噌ですが、、
・2月28日(金) 16:00~18:00 とすぐですが、大阪のA´ワーク創造館(googlemap)で下記セミナーを行います。
特別セミナー「人に話したくなる革の話〜新世代のモノづくりは何をどのように活用しているか」のご案内 | シューカレッジおおさか
メーカーさん向けの話となりますが「モノづくりで食べていきたい」などの人にも得るものはあるかと思います。オチを最初に言うならば「技術や新素材があるからって食っていけるわけじゃない」というものとなります。「じゃぁ何が必要なのか」というのがセミナーの流れとなります。
・4月3,4日(金,土)は革日和in大阪となります。大阪の革屋さんの感謝市や展示会を予定しています。また革日和告知ページなどで随時、最新情報を公開予定です。
プロフィール
鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター
東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。
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