欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2020年7月 の記事

カテゴリー: 村木るいさんの「人に話したくなる革の話」

月1回のスペシャルコンテンツ、村木るいさんの「人に話したくなる革の話」。

今月は、「ジャパンレザーアワード」はコロナでもやる、という覚悟を聞いた話。すっかりお馴染みとなった国内最大のレザープロダクトコンペティション「ジャパンレザーアワード」、今年の傾向は?

村木さんがズバリ斬りこみます。

同アワードの
事前エントリーは締め切り間近。
事前エントリーなしでは、本エントリーできません。
必須となっておりますので、
お見逃しなく。


*   *   *


通常、皮革産業のさまざまなトピック、イベントのレポートなどをお届けしておりますが、人気イベント「本日は革日和♪」を主宰する村木るいさんが月1回スペシャルコンテンツをお届けしています。イベント、セミナーなど精力的に活動する村木さん。皮革に関する確かな見識を有し、幅広い情報発信に支持が寄せられています。
当ブログでは、レザーに関心をもちはじめた若い世代のかたや女性ユーザーにお伝えすべく、わかりやすい解説とともに西日本の皮革産業の現状をご紹介しています。独自の視点・レポートが大好評です。
人気イベント「本日は革日和♪」。今後の予定、スケジュールなどは下記のリンク先をチェックしてください。
  「本日は革日和♪」

*   *   *

毎度です!

最近の口癖は「世界が変わったなぁ」のムラキです。

2年くらいたってから、「あぁ、この頃が世界の転換点だったんだなぁ」と言えたらいいですね。良かれ悪しかれ何かしらの転換点な気はしますがね。( ´Д`)=3

で、今月も色々とネタは有りました。熊本革日和の下見に行くついでに向こうで講習会してきたり、販売イベントの視察をしてきてwithコロナのイベントの難しさと大変さを見てきたり、イベント主催者だけでオンライン会議開いたり、兵庫皮革大学聞きに行ったり。

そんな中から、「ジャパンレザーアワードが、今年はこう変わる!」という話をしてみましょう。

JLIAによるジャパンレザーアワードが今年も行われます。参加申請締切が7/31(金)までとなります。


Japan Leather Award 2020 | ジャパン レザー アワード 2020


目次 [hide]


「どうやったら受賞できるん、あれ?」


「あれって組合に入っていたら受賞出来る、とか、忖度とかあるの?」


「じゃぁ受賞のためには何を気をつければいいの?」


審査員に聞いたことあるんだよ、すっごい無礼なことを
で、審査会議を外からこっそり聞いてみたんだ


「そもそも審査員が靴、鞄、財布などを技術的にわかるものなの?誰がどう審査するんだよ?」


これに出てメリットあるの?


2年前から運営サイドが懇親会にも力を入れてきた


ジャパンレザーアワードに応募して受かりたいならば、、


今年のジャパンレザーアワードはここが違う


ベストプロダクト賞とフューチャーデザイン賞という2つの賞が増えました。


審査基準を明確化しました


コロナで中止、という話なかったの?


「どうやったら受賞できるん、あれ?」


という質問を知り合いから受けました。身も蓋もない質問するなぁ(´・ω・`)

秘訣があるわけじゃないし、傍から見ていて気づいたこと思ったことしかしゃべれないけど、多少でもジャパンレザーアワードを受賞するための戦略の話でもしてみましょう。

「あれって組合に入っていたら受賞出来る、とか、忖度とかあるの?」


「審査員の先生の生徒だったら、

とか、

組合に入っていたら、

とか、

長年応募していたら、

とか、

そういうの?」

ないよ、あれは。そういう忖度なくすために外部から審査員を多く入れているってのもあるよ。

「過去にそういうことなかったんですか?」

例えば、、、

そうだなぁ、過去に受賞した革ジャンの作製者さんをアワードの審査会&懇親会でナンパして、その後、飲み会で飲んだりしたんだが、彼は彫金の世界の人だったんだよね。で、彫金で作ったボタンをつけて革ジャンを作って出展したらそれが見事に部門賞を取ったんだよ。

※審査会...ジャパンレザーアワードでは2日間会場を借りて全作品展示。それを審査員が審査します。その横で普通に来場者が全作品を見ることができます。審査会、と重い言葉ですが、全作品を普通に見て触れる貴重な機会なので作り手は見たほうが絶対オススメ

※懇親会...審査会初日の夜に行われる出展者と審査員限定の懇親会。懇親会の時点ではまだ受賞者が誰かは公表されていない

そのときに彼が言っていたのは・・・

「えっ!

こういうのって

皮革関連の組合に入っている人じゃないと

受賞しないんじゃないんですか?

それとか

審査員の身内とか、、」

ということ。

うん、ないんだよ、よくも悪くも忖度も身内枠も。だから全然違う世界の彫金のつくり手が受賞したんだよ。

「じゃぁ受賞のためには何を気をつければいいの?」


通常のコンテストってのは受賞したいならば、

1 審査員長や審査員の仕事や

   過去の作品チェック、過去の仕事もチェック

2 過去の受賞作品を研究

など歴代の傾向を頭に入れたり、考えたりするんだけどねぇ。

「ジャパンレザーアワード」って審査員が変わるんだよね、結構ちょこちょこと。あまり参考にならないんだよね、上記の方法は。どれだけ有名な人でも、ある程度の期間やったら卒業しちゃうね。

審査員に聞いたことあるんだよ、すっごい無礼なことを


審査員の一人に懇親会で聞いたんだよね。

「ぶっちゃけ

審査のときって

忖度とかで審査するんちゃいますの?」

って。

そうしたら

「それはないよ。この審査でその人の一生が変わるかもしれない。

私も審査員として自分が一番いいと思うものを必死で主張するよ。審査って真剣にやっているよ」

多分それはホントだと思う。実際の場面を見ちゃったから。

で、審査会議を外からこっそり聞いてみたんだ


東京の神田万世橋で審査会を過去に 1回だけやったんだよね。そのときに革日和もアワードの会場となりを借りて開催したから 2日間ずっと見ていたんだよね、私。

「Japan Leather Award 2017」2次審査会 レポート (2) |  JLIA 日本皮革産業連合会

この時の審査会は会場の片隅の机で審査員が受賞作品を決める、ということだったんだ。
で、見るともなく見ていたんだけど、10分、30分たっても全然話がまとまらない。で、慌てて運営サイドが隣のビルの会議場を借りて、そこに場所を移して審査が継続されたんだ。


「隣のビルの会場を即座に借りられるって 

 できすぎちゃいますか?」


審査員の控室として 1室借りていたんだよ、運営サイドが。

で、あまりに審査員が白熱して審査会場で喧々諤々やり始めたから、運営サイドがビル管理会社に連絡して会議室を借りた、ってことさ。

悪趣味な私は、会議室の外の廊下をこっそりとウロウロしていたんだわ。(・∀・)

そりゃもう ほんとに喧々諤々。

審査員同士の、かなり真剣な議論が数時間も続いていたなぁ。

運営サイドはほんとにお疲れ様だと思ったし、審査員もお疲れ様でした、と思ったね。

「そもそも審査員が 靴、鞄、財布などを技術的にわかるものなの?誰がどう審査するんだよ?」


そういう声は私も聞いている。

例えばある年はバイヤーさんが多かった。

そうなると百貨店で販売しやすそうな作品が受賞しやすかったように思える。

ある年はデザイナーさんが多かった。

そうなると百貨店では見れないような作品が受賞しやすかったりする。そこらが難しい。

で、今年はそれに対してまた違うアプローチをしてきている。これもあとでまとめよう。

これに出てメリットあるの?


そこらは昨年のこのblogで私がまとめている。実際に大賞とった人や、取っていない人にもインタビューしてまとめました。

村木るいさんの「人に話したくなる革の話」/「Japan Leather Award」に応募した人にメリットがあった?と聞いてみた、という話 || JLIA 日本皮革産業連合会

・プロが写真撮影してくれたあなたの作品を
・10年たってもweb上に残してくれている
・しかも各種SNSへのリンクをつなげて

ここらが大きなメリットかなぁ。実際にこのwebに載っていた商品写真から人生変わった人もいるよ。

過去のジャパンレザーアワードの公式HPへのリンクつないでおくから見てみなされ。これだけきちんとネット上に残してくれているのはひとつの財産だねぇ。

Japan Leather Award 2011 | ジャパン レザー アワード 2011

Japan Leather Award 2012 | ジャパン レザー アワード 2012

Japan Leather Award 2013 | ジャパン レザー アワード 2013

Japan Leather Award 2014 | ジャパン レザー アワード 2014

Japan Leather Award 2015 | ジャパン レザー アワード 2015

Japan Leather Award 2016 | ジャパン レザー アワード 2016

Japan Leather Award 2017 | ジャパン レザー アワード 2017

Japan Leather Award 2018 | ジャパン レザー アワード 2018

Japan Leather Award 2019 | ジャパン レザー アワード 2019

Japan Leather Award 2020 | ジャパン レザー アワード 2020


あとは審査会と懇親会。

これはものすごく面白いよ。8年出ている私が言うんだから間違いない。

全作品が展示されていて、実際に触れることができるのも面白い。懇親会では作り手と実際に会える。


「そんな知らない人ばかりの場所に

行くのは ちょっと、、」 


大丈夫。

出展して、懇親会に応募している、という時点で誰かの作品を見たい・喋ってみたい、という表明だから。

革日和として会場に私やフェニックスなりがブース構えているから話をしに来てくれたらいいんだよ。

 

また、多分昨年くらいである程度懇親会の形式が完成されたかな、と思います。はじめて来る人でも大丈夫( ´∀`)bグッ!

2年前から運営サイドが懇親会にも力を入れてきた


3年前の懇親会では審査員が審査員同士で歓談していました。傍から見ていたけど、あまり意味ないよね、あれ。(´・ω・`)

審査員さんは審査して苦労したのはわかるし、審査会の戦友でありライバルである他の審査員と歓談したくなる気持ちは大変良くわかる。


でも、懇親会には多数の出展者が来ている。自分が推していた出展者がそこにいるならば、出展者に審査員として声をかけるべきだと思うわけで。


仮に受賞していなくても懇親会で審査員から「あなたの作品を私は良いと思いました」という一声があるだけでも、出展者の今後の制作の励みになる。


でも審査員は自分が推していた人間が来ているかどうかわからない。だから、「審査員としてやることないし、指示もされないから、審査員同士で歓談してしまう」というのは運営サイドの運営方法の問題。


で、この点の改善の希望を出して、2年前くらいからは運営サイドが審査員に「~~さんが推していた出展物の製作者さんが来ているので声をかけてあげてください」と声をかけるようになっていました。おかげで審査員が出展者を捕まえて30分ほど長話するなんてこともあったり。


また、懇親会に来ていた出展者のプロフィールブックをきちんと作り全員に配っていました。


これにより興味ある人がいるならば運営に「この人と会いたい」といえば会場で「~~さん、前に来てください」と、声がけをしてくれます。

初めて行った懇親会が2012年だから、もう8年前か、、、

最初の懇親会から随分と前向きに対処して、進化したものです。


10月13日にジャパンレザーアワード懇親会に行ってきた part1 : レザークラフト・フェニックス


ジャパンレザーアワードに応募して受賞したいならば、、


本エントリーして、懇親会に出れば良いんだよ。審査員捕まえて「私の作品をどう思うか」と聞けばいい。
会場で全作品を見れば 何かしらヒントは掴めるかと思いますわ。


今年のジャパンレザーアワードはここが違う


「ジャパンレザーアワード」を日本皮革産業連合会から受諾して、長年運営している運営会社の担当者さんに直接聞いてみました。

ベストプロダクト賞とフューチャーデザイン賞という2つの賞が増えました。


ベストプロダクト賞とフューチャーデザイン賞という

2つの賞が作られました。

ベストプロダクト賞は職人の技術を評価したい、と思っています。

審査員もプロダクトデザイナーさんに入ってもらっています。

フューチャーデザイン賞はデザイン性を評価します。

  • [ ベストプロダクト賞 ]
    審査基準:デザイン力、技術力、商品力の3つの観点から総合的に作品を審査し、評価します。
    デザイン力
    • 魅力的なデザイン性が感じられるか
    • 素材の良さ、特徴を活かしているか
    • 使いやすさなどの機能性が高いか
    技術力
    • 技術的に高度なものづくりが認められるか
    • 丁寧な作業が認められるか
    • 細部にまでこだわったものづくりとなっているか
    商品力
    • 商品としての魅力が高いか
    • 商品としての完成度が高いか
    • 新たな市場性を有するか
    • フットウェア部門・バッグ部門・ウェア&グッズ部門・フリー部門から各1作品選出します。
      賞金10万円/トロフィー/賞状/受賞作品紹介小冊子掲載
  • [ フューチャーデザイン賞 ]

    審査基準:次の観点から作品を審査し、評価します。

    未来の市場を形成する、新しいコンセプトまたは新しいデザインであるか

    フットウェア部門・バッグ部門・ウェア&グッズ部門・フリー部門から各1作品選出します。
    賞金10万円/トロフィー/賞状/受賞作品紹介小冊子掲載


    従来どおり学生部門の最優秀賞もあり、総合的なグランプリもあります。

    応募プロセス / 応募要項 / スケジュール | Japan Leather Award 2020 | ジャパン レザー アワード 2020


審査基準を明確化しました


上記にありますように、各部門の審査基準を明確化しました。
この審査基準を共通のものとして、審査員の方たちもそれを念頭に入れて審査していただきます。

コロナで中止、という話なかったの?

ぶっちゃけ、今の時代こんな状況でしょ? 中止だ! という話なかったの?

担当Kさん

「正直ね、そういう話も

打ち合わせで、、、、、

思い返すと、

そういう話はでてなかったですね。

JLIAも運営会社も、

作り手の作品を発表する場を

潰してはいけないと

考えました。

コロナで各種イベントは

中止になっているわけですが、

ジャパンレザーアワードは

休むわけにはいかないな、と。

それに、

10月2日(金)・3(土)の審査会の場所は

例年通り二子玉川のライズをすでに予約しています。

状況によっては

審査会の省人化を極力試みたり、

懇親会もなしにして、

審査員だけで審査することもありえます。

無観客じゃないけれども

審査員(と運営スタッフ)以外、

会場に入れなかったら

審査はできる。

それならばジャパンレザーアワードは

運営できるわけです」

東京の公的なイベントは今の時点で「年内はちょっと、、」という声も耳に入ってきているのにすげぇなぁ。。。( ゚д゚)


試しに出てみようかな、と思ったら応募してみましょう。何かしないと何も変わりませんので。

Japan Leather Award 2020 | ジャパン レザー アワード 2020

カテゴリー: トレンド 国内革事情

新型コロナウイルスの感染拡大が再び続くなか、経済活動の再始動へ向けて模索するジャパンレザー関連のさまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


クロコダイルタンナー 藤豊工業所がモーターサイクルブランドとのコラボプロジェクトに参画

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世界的なプレミアム・ライフスタイル・モーターサイクルブランド正規販売店「トライアンフ茅ヶ崎」が 7月11日、グランドオープン! ショップのお披露目に合わせて、特別なカスタムマシン「TRIUMPH x ZELE-PARIS x FUJITOYO THRUXTON R "WANI"」を発表。そのレポートがウェブメディア「モーサイ」(画像:「モーサイ」より)で紹介されました。

重要無形文化財総合指定保持者 能楽師 大倉流大鼓方であり、バイカーとしても著名な大倉正之助先生(写真左)による着想によって製作。

クロコダイルのオーダーメイドを中心に手掛ける「ZELE-PARIS」と、クロコダイルタンナー「藤豊工業所」の協力で実現。日本で藤豊工業所(写真右:藤城専務)が鞣製仕上げし、全長4m級のポロサスクロコダイルの頭から尻尾までの革を革職人の茂木さん(写真中央)が張り込んだ、世界にただ一台の希少なマシンが誕生しました。

  ‹https://mc-web.jp/topics/news/31022/


エキゾチックレザーを扱うタンナーとして国内屈指の藤豊工業所。

その技術力は国内外で高く評価され、2019年から、国際見本市「プルミエール・ヴィジョン・パリ」に「FUJITOYO」として出展。

日本のクロコダイルタンナーとしても初の快挙であり、エキゾチックレザー専門のタンナーとしては、3年ぶりの新規参入だったのだそうです。

同社の自信作、エコレザーには多くの引き合い、オファーが続々。各国のエキスパートから「世界レベル」とお墨付きを得ました。


「藤豊工業所」へのお問合せは下記リンク先(有限会社藤豊工業所 公式サイト)専用お問合せフォームをご利用ください。

  ‹https://fujitoyo.co.jp/


「TIME & EFFORT」公式サイト 靴産業150周年 特設ページ更新

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革靴産業が誕生してから、今年で150年目。革靴に関する歴史やカルチャー、イベントなどの情報を毎月ご紹介! 今回はこちらの2本。


【靴歴史エピソード】
軍需産業期/大正~昭和期 編
文明開化の明治から、経済発展・産業近代化の大正、そして昭和へ。都市の近代化、暮らしの洋風化が進み・・・

【ブックガイド】
靴と足と漫画と
日本文化を代表する漫画。マニアックに、ときにファンタジックに。靴をモチーフにしながらも多彩な表現が楽しい作品を網羅。

日本国内でのシューズジャーナリズムのエキスパートがキュレーティングを担当。貴重な資料や写真、画像も登場。当サイトでしか見ることができない注目コンテンツを特別編集しております。ぜひ、ご覧ください。

  ‹https://timeandeffort.jlia.or.jp/shoes/index.html


「グッドレザー 夏季アウトレットセール」~7月25日

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兵庫・加古川の人気ショップ「グッドレザー」が恒例のアウトレットセールを行っています。バリエーション豊富な上質レザーがハッピープライスに。7月25日(土)までの期間、火曜、木曜、土曜に営業されています。23日(木・海の日)は営業時間内でニッピ機械による漉き機の相談会も同時開催。関西エリアのクリエイター、DIYファンの皆さんにおすすめです。

  ‹https://good-leather.on.omisenomikata.jp/


「4時間ちょいで学ぶコバ講習~量産からマニアックな技法まで」7月25日
人気ショップ「レザークラフトフェニックス」(大阪・奥なんば)3Fで、コバ講習が7月25日(土)に行われます。

「下地処理剤の考え方。種類は何があるか?表面仕上げの顔料はどのようなものがあるか?便利な道具はあるのか?どういう状態だと仕上げ処理がしやすいのか?、などを実際に手を動かしながら学んでいきます」(主催者 村木るいさん)。

今回は有料セミナーとなりますので、ご注意ください。

  ‹https://l-phoenix.jp/blog/archives/17111


「東日本ハンドバッグ工業組合 有志メーカー ポップアップイベント」~7月28日

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東日本ハンドバッグ工業組合に加入する組合員(メーカー)有志・計6社がポップアップイベントを国分寺マルイ 2Fで開催。現在、ラモーダヨシダのオリジナルブランド「Plog(プログ)」が出店中です。暮らしに寄り添うプロダクト感覚のコレクションを展開しています。

多様化・細分化する決済、急速に増える非接触へのニーズ・・・そんなウィズコロナ時代に、現金、カード、スマートフォンを収納し、持ち運び、スムーズに使うには?

「ひとつにまとめて持ち運ぶ」「複数のアイテムを組み合わせて使う」ほか、さまざまな選択肢からセレクトし、ひとりひとりが自分らしく快適に活動するためのサポートをしてくれるアイテムたち。

ユーザーにとっての「使いやすさ」を最適化し、いまとちょっと先のライフスタイルを便利にしてくれる新しいお財布たちに出会えそう。会期は、7月28日(火)まで。

  ‹https://peraichi.com/landing_pages/view/plog


「Japan Leather Award 2020」事前エントリー 7月31日まで

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国内最大のレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2020」事前エントリーの受付がスタートしており、締め切りが7月31日(金)となっています。

毎年進化する「Japan Leather Award」、今年度は2つのカテゴリーで作品応募を受付。


「ベストプロダクト」

日常生活で使用する「革製品」で、デザイン力があり、素材の選択や加工、縫製技術などに優れた作品。


「フューチャーデザイン」 
これからの「革製品」の発展および向上に向けて、新たなデザイン性を提案する作品。


審査員には、第一線でご活躍のプロダクトデザイナー 3名が参加。多様化する時代と革製品の傾向にフィットしますね。ファッションの視点だけでなく、プロダクトの視点からも厳正に審査されます。


事前エントリーなしでは本エントリーできませんので、作品応募予定の方は必ず事前エントリーをなさってください。


また、次回更新分、村木るいさんの月イチスペシャル連載で、今年度のポイントを徹底解説してくださる予定です。こちらもどうぞお楽しみに。
  ‹https://award.jlia.or.jp/2020/


カテゴリー: トレンド

記録的な豪雨が各地で猛威をふるう今年の梅雨。新型コロナウイルス感染拡大への自衛対策もあり、再びステイホームに。

そんないま、涼しい室内で楽しめるジャパンレザー関連の動画・ライブ配信・オンラインセミナーをまとめました。参考にしていただけますように。


「2021春夏 リネアペッレ トレンドオンラインセミナー」動画版公開

新たなマテリアルの提案及びトレンド情報を発信する、日本最大のマテリアルの展示会「東京レザーフェア」。この春は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み中止となりましたが、先日、新しい試みとして「2021春夏 リネアペッレ トレンドオンラインセミナー」を開催。

さらに今回はリネアペッレの厚意から、当日はご覧いただけなかったかたがたのために、同セミナーを全編ノーカットで特別公開中。配信期間は7月末日まで。

  <http://tlf.jp/news/7231.php>


「レッザボタニカ インスタLIVE 革づくりは旅だ! Episode 2」

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サステナブルレザー「レッザボタニカ®」のリリースを記念したインスタライブがSNSで話題となり、「繊研新聞」(6月29日1面)で掲載されたほか、じわじわと共感の輪が広がっています。

「レッザボタニカ®は、食の副産物である皮と植物由来の副産物であるポマース(搾りかす)を再活用した、TOIMITA独自のサステナブルな革づくりです。
レッザボタニカ・ビーノは、ワイン醸造精製中に生じたワインポマースを、鞣しと染色に使用したベジタブルレザーです。
ワインならではの深みのある色合いと、ポリフェノールによる抗菌・消臭作用を叶えることができました」(富田興業 公式サイトより)
  ‹http://www.tomita.co.jp/

レザー、バッグ、イースト東京でご活躍中の皆さんが登場し、ものづくりのリアルな現場とあたたかなコメント、メッセージが素敵です。現在、配信内容が期間限定でアーカイブ化されていますので、お見逃しなく。
  ‹https://www.instagram.com/lezzabotanica/


「日本革市」360°VR動画「Make One Leather」

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全国の消費者に日本のなめし革・革製品の魅力と価値を恒常的に訴求するため、全国の主要な百貨店とのコラボレーションで開催するイベント事業「日本革市」。一般社団法人日本タンナーズ協会主催、「日本革市」プロジェクト事務局が運営しています。(エキュート東京での開催は中止となりました)

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360°VR動画「Make One Leather」が大好評。「皮から革へ」とレザーを仕上げていく製革工程がスペシャル動画に! オンラインでバーチャル工場見学を楽しめます。角度を変えて、360°で見ることができるので、何度見ても新しい発見がありますよ。
  ‹https://www.kawa-ichi.jp/


「革きゅん」動画コンテンツ充実

同じく、一般社団法人日本タンナーズ協会が運営するウェブサイト「革きゅん」がリニューアルしました。革製品を素敵に使うユーザーのファッションスナップをはじめ、さまざまなコンテンツを集積。天然皮革の魅力や価値、天然皮革製品のある暮らしの素晴らしさを発信しています。

時代に先駆け、動画コンテンツが充実。食肉の副産物としてつくられるレザー。「皮が革になるまでの物語」、その流れをコンパクトにまとめた動画です。
  ‹https://kawa-kyun.jp/whats/

その出会いやこめられた想いを一人の女の子の成長を辿りながらパラパラ漫画で紹介するライフストーリー「革とあなたの物語」。使うひとに寄り添い、暮らしに溶け込む革製品の魅力がさり気なく伝わります。
  ‹https://www.facebook.com/kawakyun/videos/1167473446793641/

革にまつわる仕事をしている女性の現場を訪れ、革に関する「10の質問」を投げかける新インタビュー企画「LEATHER WORKING GIRL!」。テキストとともに動画も公開し、レザーを仕事にする楽しさを立体的に。
  ‹https://kawa-kyun.jp/interview/02/


「Japan Leather Award」スペシャル動画

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レザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2020」公式ウェブサイトが公開され、同時に事前エントリーがスタートしました。毎年進化する「Japan Leather Award」。今年度は2つのカテゴリーで作品応募を受付中です。

審査員には、第一線でご活躍のプロダクトデザイナー 3名が参加。ファッションの視点だけでなく、プロダクトの視点からも厳正に審査されます。事前エントリーなしでは本エントリーできませんので、ご応募希望の方は必ず事前エントリーをなさってください。

村木るいさんの月イチスペシャル連載で、今年度のポイントをご紹介予定です。こちらもどうぞお楽しみに。
  ‹https://award.jlia.or.jp/2020/

また、2019年度のサイトでは、ユーチューバーとしても人気を集める靴磨き芸人 奥野奏さんによる表彰式・受賞作品展示会のレポートや「グランプリ作品」の紹介など、動画コンテンツが現在も閲覧可能です。ぜひ、チェックしてみてください。
  ‹https://award.jlia.or.jp/2019/


草加皮革職人塾(そうかわ塾)オンライン講座

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昨年度始動し、大好評の草加皮革職人塾「そうかわ塾」。今年も受講生募集がスタートしました。新型コロナウイルス感染対策のため、全講座オンラインで受講・参加となります。
パソコンやスマホで視聴・質疑応答ライブもあり! 受講は、講座日時に「オンライン講座専用ブログ」をパソコンやスマホで閲覧する形となります。受講生専用URLからブログに入り、動画・ライブ質疑を視聴・参加できます。アプリのインストール等は不要です。

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内容は作ること・売ること・PRのこと・お金のこと・独立起業の準備と心構えと盛りだくさん。
「人気ブランドのオーナーも職人も、最初はゼロからスタート。何をきっかけに、どんな経緯で、今の仕事につながったのか?プロが語るリアルな体験談、実践的なヒント、勇気と希望をもらえる話。中身の濃いカリキュラムを、皮革産地・埼玉県草加市からお届けします!」(「そうかわ塾」公式ブログより)

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募集期間は9月10日(木)まで。申し込み方法ほか、くわしくは下記リンク先「そうかわ塾」公式ブログをご参照ください。
  ‹https://blog.goo.ne.jp/sokawajuku_2019


カテゴリー: 国内革事情

このたびの九州豪雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されました皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

新型コロナウイルス感染拡大への対策とともに、経済活動の再始動を推進するジャパンレザー関連のさまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


恒例イベント「まちのかばんやさん」【本日最終日】

東京スカイツリータウンの商業施設、東京ソラマチ内の墨田区産業観光プラザ「すみだ まち処」で開催中の「まちのかばんやさん ~新墨田鞄工会~」が本日7月8日(水)、いよいよ最終日となりました。
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「まちのかばんやさん」は、「革製品のお店」をイメージした期間限定の展示販売会です。
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企画・運営ご担当の「ATELIER YAUYAU」吉武真理さんにご協力いただきました。ありがとうございます。
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「今回も、〈 まちのかばんやさん 〉を開催させていただいています。
一年を通じて、長い年月たくさん使えるバッグから、これからの季節に気分を上げてくれるグッズ、本当にいろいろとそろっています。多くの皆さまの目に触れる場所に来て、バッグも小物もみんな嬉しそうです。
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ものづくりの盛んな墨田区は、皮革製造業の街としても認知度を上げています。すみだ工房ショップをはじめ、工房でのワークショップ、カフェなどのマーケットなどでのイベントも、多種多彩。
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そうした新しい場所も含め、作り手として出会った者同士のネットワークをもとに〈 まちのかばんやさん 〉は構成されています。
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2020年夏の会は、ご好評いただいた今年3月のメンバーに加え、昨年大反響の〈 biz+u 〉が再び参加。7社のものづくりが集まりました。
ビジネスユースから、日々の暮らしに癒しとなるようなインテリアまで、作り手それぞれの提案を、この機会にぜひご覧ください」(吉武さん)

イベントの傾向は?

「お客さまがバッグや革小物などに求めるものは、軽量さ・実用性・機能性・デザイン・コスパなどなど、本当に十人十色ですよね。〈 まちのかばんやさん 〉は、出展者それぞれが異なるカラーの持ち主ですので、おのずと品揃えが幅広くなり、年齢や嗜好の異なるお客様毎回に楽しんでいただけていると感じています。
作家としては、他の作り手さんの革の魅力の引き出し方・ご覧いただくための工夫など、学ぶことが多く刺激のある機会です。
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私は〈 こは ひきて ぞ 〉という革のかごバッグのシリーズを展開しています。
始めた当初は、かごバッグに組み合わせる内袋は、ナチュラルな印象を引き出す生成のみを使用していましたが、今回はスマートな印象になる黒い袋のものも半数用意しました」(吉武さん)

人気のアイテムは?

「サブバッグ・エコバッグなどの定着に伴い、需要があるようになったサイズは、この所各色必ず用意しています。
スマホ、財布、ハンカチ・ティッシュ・マスクなど、常に身につけておきたいもののみを入れるのにジャストサイズのバッグです」(吉武さん)
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「こちらは、従来の丸底カゴバッグとは異なり、底脇も革で安定感あるタイプで、男女を問わずお使いいただけます」(吉武さん)
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「オリジナルパターンをハンドプリントされているfabrica uka さんとコラボの内袋をセットしたもの。
入れ替え用の内袋は、メールオーダーも承っていますし、会場には生地サンプルをご用意しています。私の立会い時間に限り、内袋追加のご注文も承りますので、ご興味ありましたらぜひブログやSNSをチェックいただけると嬉しいです」(吉武さん)


「レザーソムリエ ニュース」臨時特別号 緊急特集<ウイルス対策>

皮革および革製品の正しい知識をもとに、レザーライフを楽しんで貰うための資格制度「レザーソムリエ」。その最新情報を発信する「レザーソムリエ ニュース」の臨時特別号が公開されました。
レザーケアの第一人者、レザーソムリエ講師 いちかわたかおさんが特別寄稿。革製品のウイルス対策をレクチャー、徹底解説しています。
感染者数が再び増加傾向にありますが、可能な対策をしてポジティブに過ごしたいですね。


「TIME & EFFORT」靴産業150周年 特設ページ 新コンテンツ追加
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革靴産業が誕生してから、今年で150年目。革靴に関する歴史やカルチャー、イベントなどの情報を毎月2回更新しています。今回はこちら。

[シューワード玉手箱]<ハイヒールの迷宮>
文学作品から報道まで、幅広いジャンルからハイヒール関連のフレーズを集積。

[靴暦365]<6月まとめ>
靴にまつわる"今日は何の日"を一気読みできるアーカイブ(6月1日~30日分)。

日本国内でのシューズジャーナリズムのエキスパートがキュレーティングを担当するプロジェクトです。貴重な資料や写真、画像も登場。
このサイトでしか見ることができない注目コンテンツを特別編集しています。ぜひ、ご覧ください。


「人に話したくなる革セミナーぷち」「教えるフェスタ2020」

当ブログの月イチ連載をはじめ人気イベント「本日は革日和♪」の主宰、西日本の皮革業界の情報発信に信頼が寄せられる 村木るいさんのセミナーが、熊本「leather.angel」で7月11日~12日の二日間行われます。当初は、12日のみの予定でしたが日程を急きょ追加。2日とも満席となりました(申し込み受付終了)。今後のスケジュールは「本日は革日和♪」をご確認ください。

また、「本日は革日和♪」と「サンプル師が教えるバッグ教室」とのコラボレーション企画、「教えるフェスタ2020 11人の数珠つなぎライヴ配信」が7月19日(9:50~22:05ごろ)実施されます。
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さまざまプログラムが充実。涼しいお部屋で楽しむレッスンができますよ。受付締切は、7月12日です。


「Japan Leather Award 2020」始動
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6月15日、レザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2020」公式ウェブサイトが公開され、同時に事前エントリーがスタートしました。
毎年進化する「Japan Leather Award」、今年度は2つのカテゴリーで作品応募を受付。

[ベストプロダクト]
日常生活で使用する「革製品」で、デザイン力があり、素材の選択や加工、縫製技術などに優れた作品。

[フューチャーデザイン]
これからの「革製品」の発展および向上に向けて、新たなデザイン性を提案する作品。

審査員には、第一線でご活躍のプロダクトデザイナー3名が参加。ファッションの視点だけでなく、プロダクトの視点からも厳正に審査されます。多様化する時代と革製品の傾向にフィットしますね。
事前エントリーなしでは本エントリーできませんので、ご応募希望の場合は、必ず事前エントリーをなさってください。
また、村木るいさんの月イチスペシャル連載で、今年度のポイントをご紹介予定です。こちらもどうぞお楽しみに。
  ‹https://award.jlia.or.jp/2020/


2020年度初開催「日本革市」7月13日スタート
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お馴染みの人気イベント「日本革市」のスケジュールが発表されました。今年度初となる「日本革市」は7月13日(月)から2週間、「エキュート東京」(JR東京駅構内/改札内)で開催。週ごとにブランドラインナップが変わります。どうぞお見逃しなく。
  ‹https://www.kawa-ichi.jp/


7月14日は「ゼラチンの日」&「ゼリーの日」(日本ゼラチン・コラーゲン工業組合)
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スイーツに欠かせないゼラチンは食用をはじめ、工業用、医療用、写真業界など、幅広く利用されています。
「ゼラチンのことをもっと知ってもらいたい」「たくさんのかたに親しんでいただきたい」そんな想いを込め、制定された記念日です。
1700年ごろよりヨーロッパで工業的生産が開始されて以降、さまざまな用途で使われてきたゼラチン。私たちの生活をより豊かにしてくれる『ゼラチン』をもっと身近に感じていただけるよう、日本ゼラチン・コラーゲン工業組合が「ゼラチンの日」を制定。
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同じく、「ゼリーの日」も「ゼラチンの日」にちなんで日本ゼラチン・コラーゲン工業組合により制定されました。
日本ゼラチン・コラーゲン工業組合は、一般社団法人 日本皮革産業連合会の会員団体のひとつです。ゼラチン、コラーゲンペプチド、コラーゲンケーシング、にかわ又はそれらに類する製造業の中小企業者及び一部大企業の改善発達を図るため、市場拡大、発展をもって国民生活の向上に貢献するための必要な事業を行っています。(日本ゼラチン・コラーゲン工業組合 公式サイトより)
  <https://www.gmj.or.jp/memorial_day/gelatin_day.html>


草加皮革職人塾(そうかわ塾)受講生募集スタート

昨年度始動し、大好評の草加皮革職人塾「そうかわ塾」。今年も受講生募集がスタートしました。新型コロナウイルス感染対策のため、全講座オンラインで受講・参加となります。
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パソコンやスマホで視聴・質疑応答ライブもあり! 受講は、講座日時に「オンライン講座専用ブログ」をパソコンやスマホで閲覧する形となります。受講生専用URLからブログに入り、動画・ライブ質疑を視聴・参加できます。アプリのインストールなどは不要です。
内容は、作ること・売ること・PRのこと・お金のこと・独立起業の準備と心構えと盛りだくさん。
「人気ブランドのオーナーも職人も、最初はゼロからスタート。何をきっかけに、どんな経緯で、今の仕事につながったのか?
プロが語るリアルな体験談、実践的なヒント、勇気と希望をもらえる話。中身の濃いカリキュラムを、皮革産地・埼玉県草加市からお届けします! 」(「そうかわ塾」公式ブログより)
募集期間は9月10日(木)まで。申し込み方法ほか、くわしくは下記リンク先「そうかわ塾」公式ブログをご参照ください。
  ‹https://blog.goo.ne.jp/sokawajuku_2019


東日本ハンドバッグ工業組合 期間限定イベント

東日本ハンドバッグ工業組合に加入する組合員(メーカー)有志・計6社によるポップアップイベントが、東京・国分寺 国分寺マルイ 2Fでスタートしました。9月30日(水)までの期間限定です。

カテゴリー: トレンド

もうすぐ七夕。一年に一度だけ会うことを許された織姫と彦星のロマンティックな伝説のイメージから「サマーバレンタイン」とも呼ばれているそうです。

そんな七夕は、財布を新調する時季としても注目。風水の第一人者、Dr.コパさんが提唱。七夕は地域によって異なり、7月・8月に行われるので、じっくり探せますね。
近年、雨の日や梅雨時期にお財布を買い換えると縁起がいいともいわれます。雨による「水の気」がお金の不浄を取り除き、金運アップにつながるそうです。

新型コロナウイルス感染症対策と梅雨でステイホームが続きますが、財布を新調して気分を一新。
3つの傾向からセレクトしました。参考にしていただけますように。


光沢&涼感 メタリックレザーの個性派財布

老舗ファクトリー「野村製作所」のフラッグシップショップ(エキュート東京/JR東京駅改札内)では、動物モチーフの財布・小物がブレイク。
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国内最大のレザープロダクトコンペティション「ジャパンレザーアワード」でも、歴代の審査員賞を受賞するなど高く評価されています。こちらはカエルモチーフ。
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「がまぐち」好きユーザーにとっては、コレクションする楽しみがありますね。「カエル」マニアも多く、専門店があるほど。また、「お金が還る」とのジンクスも。ユニークなだけではない、底堅いニーズがあり、同店の売れ筋です。
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メタリックレザーのフラグメントケースも好評。小さめで薄く、キャッシュレス時代を反映した新定番ですね。片面はカード収納部、もう一面にもオープンポケットを配しています。レシートの一時的な収納に便利。
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感染リスク軽減のため、スムーズな決済が求められる、新しい日常生活にぴったり。
6月からコンビニエンスストア大手、セブンイレブンが非接触型カード決済をスタート。スタッフに渡さずにユーザー本人が決済できるスタイルはさらに広がりそう。
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機能的にはパスケースやカード収納部つきスマートフォンケースでも十分ですが、コインケースはやはり安心感があります。
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同素材のストラップが2タイプあり、ライフスタイルや使い勝手に合わせて選べます。


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シンプルなデザインワークとオリジナリティあふれるレザーにより、バッグ、財布、革小物を展開する「n.number(エヌ・ナンバー)」ではメタリックレザーの財布がロングヒット。この春、新色ゴールドが加わりました。

加工技術に優れた和歌山のファクトリーをはじめ、ほとんどのプロセスを国内で完結。移動や輸送への配慮が必要な、withコロナ時代に相応しいサスティナブルなコレクションを発表。ポップアップイベント、SNSでの情報発信を通して、共感の輪が広がっています。
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「先行してシルバーをリリースしていたのですが、大阪のお客さまから"ゴールドがほしい!"とのお声が多く、リクエストにお応えしてご用意しました。

緊急事態宣言解除後、再び開催したイベントでは、会期中(館の担当者の)ご了解を得て、大阪の店頭と東京のアトリエを結びインスタライブにチャレンジ。
複数回配信し、じっくりご覧いただいたせいか、おかげさまでお買い上げにつながりました」(同ブランド代表、三上直美さん)

女性クリエイター、バッグリスト 三上さんが、いまを生きる女性たちにエールを込めて。働く女性にとっての使いやすさ、使いたいもの、ほしいものを追求。時代の空気感をリアルに表現したアイテムが好評です。

次回のイベントは、東京・二子玉川 蔦屋家電(7月22日~28日)、大阪・梅田 阪神百貨店(7月22日~8月4日)の予定です。


今年らしい夏色(シャーベットカラー、紫陽花色、パープル)

インキュベーション施設「浅草ものづくり工房」卒業生「クスグルデザイン」が「269design(つむぐデザイン)」に組織変更。新会社でも「ニニット」はじめ各ブランドは継続して展開します。
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「ニニットは、アラン模様と呼ばれるニット柄からインスパイアされたレザーブランドです。アイルランドのアラン諸島が発祥といわれる伝統的なモチーフをレザーに型押し。
寒く過酷な漁から無事に帰ってほしいとの祈りを込めて編まれたというニット。弊社の製品を使ってくださるかたにも幸運が訪れますように」(269design 山崎美穂さん)
新色のパステルは、ひんやりしたシャーベットカラー。やさしい甘さをすっきりクールに抑えて夏らしく。
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このほか、AKB48出身の女性クリエイター 佐藤すみれさんとのコラボレーション企画も大好評。
レースやパールをプラスし甘やかな仕上がりに。どこかレトロな避暑地スタイルのよう。サマーニットを着こなす気分を味わえそうです。
  ‹https://www.creema.jp/c/niknit


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「trooms(ティールームス)」の定番・チョコレートモチーフのシリーズが年々進化。ブラウン以外のカラー展開も増えています。

人気カラー、菫色に加え、紫陽花色もラインナップ。可憐な色合いが涼やか。サマーバレンタインのギフトにも最適です。
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包装紙のメタリックな部分は箔加工によるもの。レザーの色合い・風合いを活かしながら、上質感をキープ。腕利き職人との妥協のないものづくりを追求しているからこそですね。

ブランドの世界観に魅了された熱烈なファンが多数。ものづくりを通してコミュニティが形成され、いまの時代を反映しています。
  ‹http://trooms.jp/


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「リュクスソフトクロコ名品」をコンセプトに展開する「Leather Jewels(レザージュエルズ)」。
卓越した染色技術による特殊加工、仕上げを施したクロコダイルレザーを使用し、さまざまなバッグ、革小物をリリース。その秀逸なクオリティと優美なデザインが幅広い世代のユーザーの支持を獲得しています。

意欲作・紫紺のウォレットは、クロコダイルの草木染めを実現! 熟練職人の技術が紡ぎ出した色合いが絶妙。ワンアンドオンリーの存在感を放っています。


★爬虫類等皮革製品の魅力を発信する新アカウント「Exotic leather News CLIP by JLIA」では、七夕財布企画を本日公開分からスタート。併せてチェックしてください。


  「Exotic leather News CLIP by JLIA」

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ゆかた気分を楽しめる、和の魅力

人気クリエイター「YOSHIHARU WADA」の新プロジェクト「藍するブルー」。
百貨店からのオファーが相次ぎ、各地でポップアップイベントを続々開催。

天保8年より代々受け継がれてきた武州中島紺屋5代目 伝統工芸士・新島大吾さんの協力により、意匠性の高い唯一無二の後染めを用いたコレクションを展開。トータルファッションを提案しています。
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植物由来の本藍染を手間を惜しまず、丁寧にひとつひとつ染め上げた作品は、使うほどに藍が褪め冴えて風合い豊かな(経年美化)色味に。
同じく藍染めの牛革で革財布、革小物を発表し好調です。内装には、栃木レザー牛ヌメ革を贅沢に使用。構想から完成まで3年かけた力作は、大人世代を中心にヒットしています。

「藍には消臭・抗菌作用があるといわれますが、こちらの製品は、繊維の原材料から製品までの一貫した検査を行う我が国屈指のグローバルテスト機関、<カケンテストセンター>で消臭・抗菌性の有用を検証いたしました。安心してお使いいただけます」と和田さん。さらには防虫効果も。ウイルス感染対策、アウトドアへのお出かけにうれしい。
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「藍するブルー」は、財布、革小物のほか、鹿革製京扇子、ストール、帽子、日傘、マスクなどバリエーション豊富。酷暑に負けない凛とした着姿に。ジャパンブルーのワントーン・コーディネートが粋ですね。
なお、次回のイベントは、横浜そごうで開催。どうぞお見逃しなく。
  ‹https://www.yoshiharuwada.com/›


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国内有数の鞄産地、兵庫・豊岡の地域ブランド「豊岡鞄」に続き、「豊岡財布」、「豊岡小物」がラインナップ。新企画「TOYOOKA ZAIFU PROJECT」が6月5日、情報解禁となりました。
第一弾は京都府の「丹後織物」とのコラボレーション。技術に優れた豊岡鞄職人と日本の伝統文化によるミックスアップウォレットが新鮮ですね。

鞄産地・豊岡の源流、「柳行李」をモチーフにカットワークを施したレザーと「丹後織物」を組み合わせて。着物生地をアップサイクル。着物文化のひとつ「重ね」と、その美意識も感じられます。
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「地域の伝統産業の活用や日本というアイデンティティを表現できるモノにフォーカスすることで、これまでに無い製品を生み出しカタチにしていく。多様な素材と様式を交換し、財布というフォーマットに落とし込むことで、面白さや違和感が商品の価値に変わる製品づくりに取り組みます」(「TOYOOKA ZAIFU PROJECT」特設ページより)

8月から店舗販売開始とのスケジュールが公式インスタグラムアカウントで告知されました。
戦後初!? 花火大会が行われない今年。浴衣を着る機会が少なくなる夏、新しい和テースト・レザーファッションを、豊岡財布で楽しんでみてはいかがでしょうか?

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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