欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2020年8月 の記事

カテゴリー: 村木るいさんの「人に話したくなる革の話」

月1回のスペシャルコンテンツ、村木るいさんの「人に話したくなる革の話」。
今月は、皮革大学やイベントを見て、コロナとの付き合い方を考える、という話。専門的なレザーの講義を聞き、いまではすっかり貴重になりつつあるリアルイベントに出向き、取材した内容をまとめてくださいました。ぜひ、ご一読ください。
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通常、皮革産業のさまざまなトピック、イベントのレポートなどをお届けしておりますが、人気イベント「本日は革日和♪」を主宰する村木るいさんが月1回スペシャルコンテンツをお届けしています。イベント、セミナーなど精力的に活動する村木さん。皮革に関する確かな見識を有し、幅広い情報発信に支持が寄せられています。
当ブログでは、レザーに関心をもちはじめた若い世代のかたや女性ユーザーにお伝えすべく、わかりやすい解説とともに西日本の皮革産業の現状をご紹介しています。独自の視点・レポートが大好評です。
人気イベント「本日は革日和♪」。今後の予定、スケジュールなどは下記のリンク先をチェックしてください。
  「本日は革日和♪」

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毎度です!「もうさっさとwithコロナの覚悟決めて行動したほうがいいよね」と割り切れてきた村木です。

そろそろコロナと付き合う覚悟を持つべきだな、と思っていますが、周りでもそういう覚悟を決めた会社なり個人さんが増えてきました。

今回の流れは下記のとおりです。

・皮革大学、という講座に行ってきた話

・各種イベントはコロナとどう付き合っていっているか、という事例を紹介したり、イベント主催者との雑談

・コロナ状況下でも新しいことを学んだり、売り上げを伸ばしているような人の話

目次 [hide]

皮革大学に行ってきた

こういう講習をなぜ東京でやってくれないの?

皮革大学は座学のみなの?

皮革大学もコロナ影響下で開催した

コロナ禍でイベントはどうなるか?

大阪で行われた大規模な販売イベントなど

とある販売イベント主催者との雑談

販売イベントの規模はこれくらい

結果

雑談

twitterで見た、とある同人誌即売会イベントの対応

イベントなんてやるだけ赤字やで、と呟いた人との雑談

イベント主催者のやることは多いけど、COCOAは入れてもらおう

コロナ禍で革の講習をやって、と依頼してきた会社

コロナ禍で売り上げが伸びた人の話

withコロナでやっていくしかねぇな、と。

皮革工業技術支援センター|兵庫県立工業技術センター

こちらで開催されている皮革大学は座学で全7回。毎年夏ごろに行われ、今年は2時間講習×7日間の濃い内容です。

「皮革概論1、2」「準備工程」「各種鞣製と鞣製法」「脱灰浸酸鞣工程」「再鞣・染色・加脂・乾燥工程」「仕上げ工程」という内容。これでも講師曰く「2時間で足りない!」「乾燥工程だけで2時間欲しいなぁ」とのこと。

 

こういう講習をなぜ東京でやってくれないの?

革を作る工場である「タンナー」さんは、兵庫県たつの市と姫路市の登録数で100社以上はあります。

この皮革大学はタンナーさん向けの内容となっているため、出席者の殆どがタンナーさんで働いている人ばかりです。東京や埼玉にもタンナーはあるのですが、各地域10社以下なため、これだけのセミナー開催は難しいかと思います。

内容も「アニオンカチオンが、、」「酸性値が7で、、」「硫化ソーダと水流化ソーダの比率が」などの用語がバンバンと飛んできます。革屋さんでもきつい内容ですが、タンナーと付き合うにはこれだけの土台があったほうがいいのも事実です。

私が関わっている革屋「レザークラフトフェニックス」では毎年1名は出席するようにしています。かばんを作っているメーカーです!靴職人です!という方が習うと途中できついだろうな、とは思います。

ちなみに4年前の際には静岡や北九州から通っていた方もおられました。4年前の皮革大学は10の講座で、彼らは10日間、毎回姫路まで通ってきてくれていました。遠隔からでも来る価値のある内容なのは間違いないです。

皮革大学は座学のみなの?

夏手前くらいに座学を行い、秋口には製造実習も行われます。あくまで兵庫県の中小企業支援事業の一環であり、来年も行われる、という保証が全くないため、聞けるうちに貪欲に吸収しておきたいものです。今年も製造実習が行われますので興味ある方は下記にお問い合わせください。

皮革工業技術支援センター|兵庫県立工業技術センター

2016年に受講して、今年4年ぶりに受講しましたが「前回わかったと思っていたことが実際には知識として身についていない」「前回理解できなかったことがおぼろげにわかるようになってきている、と勘違いしているのかも」とは考えられるようにはなりました。人生死ぬまで勉強ですねぇ。

4年前の様子は下記Blogにて。

平成29年度の皮革大学申し込み始まりました。昨年はすごかった。。 | phoenix blog

 

皮革大学もコロナ影響下で開催した

今回はコロナの影響もあり、従来は全10回の講習が、タンナー向けの鞣しに関する講習のみ全7回と短い講習となっています。

今現在いろいろなイベント会場で言われているのは、「定員50名の部屋ならばその半分だけ入場可」という縛りですね。このイベントも従来は30人定員なのですが、15名になっていました。

さて、今回の主題。皮革大学に限らず、コロナ禍のイベントはどうなるのでしょうか?

コロナ禍でイベントはどうなるか?

ここしばらくの動きを見ていると、日本に限らず世界は「コロナと付き合って経済まわしていくしかないだろ」という考え方をするようになってきました。

例えば先月に紹介したJLIAによる「ジャパンレザーアワード」にしても、JLIAは「コロナ怖いから辞めとこう」という意思は関係者の間にはなかったそうです(ほんとにすげぇなぁ、感心しましたわ)。

村木るいさんの「人に話したくなる革の話」/「ジャパンレザーアワード」はコロナでもやる、という覚悟を聞いた話

ここしばらく色々見聞きしたり、ネットで見た各種イベントのコロナ対応をまとめてみましょう

百貨店や美術館など

7月あたりから随分と「検温をする」というのが一般的になってきました。美術展などでは当たり前に行われています。関西の百貨店やユニクロ、GUなどでも普通に行われるようになってきましたね。

大阪で行われた大規模な販売イベントなど

7月に行ってきた、とある販売イベントを見てみましょう。

イベント規模

・関西では結構有名な販売イベント。年2回。
・出展者は海外からも来る
・入場料無料

対策

・1日を2回にわけて、事前にオンラインで参加申請
・入場時に検温必須。その後パスケースを貰える
・1部屋ではなく4部屋ほどでイベントをやっているので、このパスケースがないと他の部屋に入れない
・各部屋では「最大収納人数」の半分までしか入れない。各部屋入り口で人員を配置。マグネットにより部屋の内部人数を常時カウント。人が多い場合は入場お断り

出展者との雑談

・いつもより来場者はもちろん少ない
・それでもイベントに出ることで自社サイトなりの宣伝になったり、熱心なファンであるお客さんと会えるので無意味ではない

とある販売イベント主催者との雑談

販売イベントの規模はこれくらい

・中規模~大規模の間くらい。関東関西両方で開催
・販売イベント
・入場無料

結果

・開催3週間前に今回は中止、の決定
これ以上食い込むとホテルや交通機関の問題があるので、主催者としてはギリギリまで粘った判断だったと思います。

雑談

中止決定1週間前の雑談

主催者「ムラキさんはどう思う?」

イベント? やらないとあかんでしょ。小さくても細くても、イベントは続けておかないとお客さんがその業界に対する興味を維持できなくなるからねぇ。

「そうなんですよねぇ~~。でも万が一にもクラスター発生するとなぁ、と思っちゃうんですよ」

私は関西の人間だから、関東の人がどう思っているかイマイチわからんのだが、関東はイベントやっても人がこないの?

「考え方が逆です、村木さん。
地方ですよ。地方の出展者さんや入場者さんが恐れているんですよ。
万が一にも関東でコロナを拾ってきて、自分の地域に持って帰る。これをやっちゃうと、もうそこで暮らしていけない。だから万が一にもコロナに罹患する可能性があるならばもう関東に行かない、です。」

あぁ! なるほどなぁ。

「関東の人間は関東内で行動移動するならば問題ない。でも、関東から他府県に出ていってそこで迷惑をかけるのはヤバいから、出ていかない、と考えています。結果的に関東でイベントやったらお客さんは来るんですよ。ただし、出展者も来場者も関東の人ばかりです」

なるほど、ガッテンだな。関西や他の地域でも「自分の県内ならば問題ないだろう」と考えているように感じますね。

twitterで見た、とある同人誌即売会イベントの対応

下記のtwitterまとめで見られますが、2つのイベントが紹介されています。それぞれで対応が異なっており、結果も異なっています。

同人イベントのコロナ対策はどうなってる?同日開催された同人誌即売会「サンクリ」「TOKYO FES」の比較 - Togetter

・参加方法
・事前周知
・ソーシャルディスタンスの維持に対して何をしているか

など学ぶべき点は多いかと思います。

上記の素晴らしい点は「主催者サイドはどう公式に告知していたか」「実際のイベントに対して参加者はどう思っていたか」が見られる、ということです。悲喜こもごもだな、と思いますので、イベント主催者や参加者はぜひご覧ください。

イベントなんてやるだけ赤字やで、と呟いた人との雑談

とあるイベント主催者との会話

「ムラキくんよ~、今の時代、イベントなんてやらなきゃ金銭的負荷は0で済むんやで。イベントをやったら赤字確定やがな。でもな、それでもイベントはやらないかんよ」

なんでですか?

「コロナでの自粛によってな、気づき始めた人がいるんや。別に好きだった~~が見れなくても生きていけるな、と。それがスポーツ観戦の人もいる。アイドルの人もいる。映画の人もいる。何かものづくりの人もそりゃいるだろう。目が覚めちゃったとか、呪いが解けた、と言えるのかもしれない。

今の時代ってスマホ経由でいくらでも誘惑が存在するんや。そうなるとイベントなりできちんと情報や刺激を与えたり、同好の士がこれだけいるんやで、と知らせないと簡単にスマホ経由で他のモノに流れてしまう。仕事じゃなくて、生活必需品じゃないものはなおさら辞めてしまう」

ネットで情報発信していたらそれでええんちゃうの?

「やっぱりイベントの空気ってあるやん。例えばサッカーや野球を見に行く。応援しているチームが勝つ。それなら記念に何か買おう、となるやろ?テレビで応援しているチームが勝ったからって『よし!応援しているチームのサイトに行ってグッズ買おう!』ってならないやん。イベントってのはネットで味わえない空気を味わえるんだよ」

なるほど、重いなぁ、と感心しました。

イベント主催者のやることは多いけど、COCOAは入れてもらおう

色々見聞きしていても、従来以上の事前告知や、検温係・消毒・換気係などの人員必要度アップなど、イベント主催者サイドによる従来以上の金銭的労働的負荷が高まっています。

とりあえず参加者には下記アプリを入れてもらいましょう。

新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application|厚生労働省

政府ではなくて、各都道府県が用意しているコロナ追跡アプリなりも存在します。コロナにかかることは特別じゃない、と言われる時がいつか来ると思います。それまでに問題なのは「どこで罹患したのか」の追跡ができないことです。

イベント参加者には上記アプリを入れてもらうことを周知していくべきかと思います。

最後にこのコロナ禍でも色々と新しいことをやっている会社や人を紹介してみましょう。

コロナ禍で革の講習をやって、と依頼してきた会社

大阪のカバンメーカーさん曽我部さん。

「ムラキさん、革の講習をしてもらえませんかね?」

そりゃ、依頼とお金いただけたらいくらでもしますが、、、よくまぁ、このご時世に講習会依頼しはりますねぇ。

「コロナ禍だからですよ(-_-;) やはり仕事の量は減っていますが、これからの時代に備えてお働いている社員さん達の勉強になってほしいですから」

OKOK。前向きでいいですな。

それじゃ、会社で働いている人の男女比率と平均年齢、何人くるか、など教えてもらえます?革の話だけで2時間でも構いませんが、カバンメーカーさん向けの話にしておいて。。。あと、12個ほどカバンメーカー向きの話を提案しますので、その中から2、3つほど聞きたい話選んでくださいな。レジュメ作りますので

「それじゃ、、日本のカバンの歴史、ランドセルの話、コロナでも売り上げを伸ばしている会社の話をお願いします」

あ~、それじゃ明治時代からの革の歴史から、学習院のランドセルや現代のランドセル会社の戦略戦術。そこからコロナでも売り上げ伸ばしている事例を話してみましょう。

 

当日は15名様に聞いていただきました。ありがとうございました。

コロナ禍で売り上げが伸びた人の話

曽我部さんのところで話した「コロナでも売り上げが上がっている事例」をちょっとだけ紹介してみましょう。

売り上げが上がっている会社や人はネットを効率的に使っている、ってのは確かです。

それはやみくもに「インスタグラムをやっていたから売り上げあがっているんですよ!」「~~の販売サイトを使っている!」「SEO対策をしっかりした!」「インフルエンサーが!」「ユーチューバーが!」という話ではありません。

今回話をした会社さんは自社の持っている「他社にない強み」を計算し、顧客の顔を一人一人思い浮かべて、重点顧客をリストアップしました。そのうえで自分の持っている強みを重点顧客を狙い撃ちしてアピールしていきました。

「ムラキさん、今の時代だからこそ、自分の持っている戦力を集中して行動できたんですよ。おかげで売り上げは伸びましたよ!」

この人に限らず、今の時代は「意思決定を早くし、失敗成功の見極めを早くし、Try&Errorが高速化されている」ように感じますね。

withコロナでやっていくしかねぇな、と。


ここ2週間ほどでコロナに罹患したor罹患したんじゃないかな、という話が身近になりました。

・入っているビルの2Fの端っこの会社の社長さんがコロナにかかった(顔も覚えていない人です)
・盆明けに知り合いが風邪っぽく、PCR検査を受けた

徐々に近づいては来ているのを感じます。
コロナに絶対近づかない!ではなく、コロナを正しく恐れ、付き合っていかなきゃな、とは思いますね。


カテゴリー: 国内革事情

お盆休みが終わりましたが、まだまだ暑い日が続きますね。

新型コロナウイルスの状況を鑑みながらも、イベントなどの開催も再開しつつあるようです。そんな8月下旬のジャパンレザー関連のさまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


東京・浅草「シューシューヒストリー・オブ・ジャパン」~8月30日

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クツミライパートナーズ主催、日本の靴・靴の浅草150年記念イベント「シューシューヒストリー・オブ・ジャパン」が、8月18日(火)から東京・浅草 雷門前 浅草文化観光センター 7Fでスタートしました。

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今回のメインは「靴ミュージアム3館ジョイント」企画。

皮革産業資料館(東京・浅草)、リーガルアーカイブス(千葉・浦安)、あしあとスクエア(旧・日本はきもの博物館、広島・福山)、靴関係のミュージアム3館などの協力を得て、「靴産業重要文化財」ともいえる貴重な名靴や歴史資料を展示しています。

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こちらは、あしあとスクエアのコーナー。業界関係者が寄贈したサンプルやアーカイブなどをお披露目。日本のシューズファッションを駆け抜けてきた靴たちに出会えますよ。

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スペースに限りがあるため、一度に紹介することが難しく、会期中、展示品の入れ替えも予定されているそう。気になるかたは、何度か足を運ぶことをおすすめします。

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「2020年は、日本で初めての靴工場ができて150年目となる節目の年です。
それを記念する日本の靴の歴史展<シューシューヒストリー・オブ・ジャパン>を開催しております。新型コロナウイルスの感染拡大で直前中止になった3月の<靴の記念日>イベントの新装改編バージョンです。
靴ミュージアム3館ジョイントに加え、7人の靴製作者の作品展示、靴をモチーフにしたアート凧の展示。靴づくりなどのDVDもご覧いただけます。日本の靴(産業)の歴史に触れ、先人の知恵を知る好機です。ぜひお出かけください」と、クツミライパートナーズ 代表 城一生さん。

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会期は8月30日(日)まで。
  ‹https://shoepara.jp/association/jshoesnext/newsdetail_15234_2674.html


「全国皮革振興会 皮革手芸教室」10月生募集について

50年以上もの歴史を有する、「全国皮革振興会 皮革手芸教室」。
年2回、新規生徒の募集を行っていますが、新型コロナウイルスの感染再拡大による影響を鑑み、2020年10月生募集については火曜日クラスのみとなり、今週、正式に発表予定です。
くわしくは、公式サイトでの報告をお待ちください。
  ‹https://www.japanleathercraft.jp/


「ひょうご皮革総合フェア2020」「たつの市皮革まつり」開催中止を発表

レザーの季節、秋を彩るビッグイベント「ひょうご皮革総合フェア2020」「たつの市皮革まつり」の開催中止が、兵庫県皮革産業協同組合連合会のSNSアカウントで発表されました。
イベントの一部、革の品評会、ニューレザーコンテストについては縮小しての開催も検討されているそうですので、期待したいですね。
  ‹https://www.facebook.com/hyogoleather/


すみだまち処「東東京モノヅクリ商店街」8月28日~

「東東京モノヅクリ商店街」の期間限定イベントが東京スカイツリータウン「東京ソラマチ」内、産業観光プラザ「すみだまち処」で行われます。

「東東京モノヅクリ商店街」は墨田、台東、荒川、江戸川、葛飾、足立、中央、千代田など、東東京の町工場による"架空の商店街"。
もちろん、清川商店、二宮五郎商店、大関鞄工房など、革製品、バッグのつくり手も参加。下町のオンリーワン商品、各社の自信作にぜひ触れてください。

  ‹http://www.higashitokyo.jp/


草加皮革職人塾(そうかわ塾)受講生募集中

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2年目を迎える草加皮革職人塾「そうかわ塾」。今年も受講者の応募受付中。エントリーも続々。

新型コロナウイルス感染対策のため、全講座オンラインで受講・参加となります。パソコンやスマホで視聴・質疑応答ライブもあり!
受講は、講座日時に「オンライン講座専用ブログ」をパソコンやスマホで閲覧する形となります。受講生専用URLからブログに入り、動画・ライブ質疑を視聴・参加できます。アプリのインスト―ル等は不要です。

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内容は作ること・売ること・PRのこと・お金のこと・独立起業の準備と心構えと盛りだくさん。
「人気ブランドのオーナーも職人も、最初はゼロからスタート。
何をきっかけに、どんな経緯で、今の仕事につながったのか?
プロが語るリアルな体験談、実践的なヒント、勇気と希望をもらえる話。中身の濃いカリキュラムを、皮革産地・埼玉県草加市からお届けします!」(「そうかわ塾」公式ブログより)

募集期間は9月10日(木)まで。申し込み方法ほか、くわしくは下記リンク先「そうかわ塾」公式ブログをご参照ください。
  ‹https://blog.goo.ne.jp/sokawajuku_2019


「ISETAN 靴博 2020」に革靴150周年ブースが登場!01_img_01.jpg

人気イベント「ISETAN #靴博 2020」に日本皮革産業連合会「革靴150周年ブース」が登場! 

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日本の靴産業150周年の革靴歴史展示をはじめ、「リーガル」150周年限定モデル サドルシューズ(写真/レディスサイズ展開有り・22.0~25.0cm)、ミリタリーブーツ (写真)、「マドラス」の55周年記念モデルなど、日本を代表する人気ブランドからアニバーサリーイヤーを祝う特別なアイテムが続々リリースされます。

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  https://timeandeffort.jlia.or.jp/shoes/event/01.html


高松三越「日本革市」8月25日スタート


国産天然皮革の魅力を発信する人気イベント「日本革市」が高松三越で開催決定。

今年で7回めとなる同店での開催は、出展メーカー12社、6日間実施予定。個性豊かな革製品に出会えます。

  ‹https://www.kawa-ichi.jp/


「バッグ -匠の技のものづくりー」

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東日本ハンドバッグ工業組合に加入する組合員(メーカー)有志・計6社によるポップアップイベント「バッグ -匠の技のものづくりー」を国分寺マルイ 2Fで開催中。8月20日より「viaggi(ヴィアッチ)」「KIYOKAWA(キヨカワ)」2組が出店しています。

お仕事、お出かけはもちろん、ステイホーム・おうち時間で活躍しそうな、レザーポーチなども好評。

「KIYOKAWA」の新作ポーチは国産牛革を贅沢に使用。シュリンク加工を施し、キズがつきにくく目立ちにくいのがうれしい。

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内側にはテフロン加工を施した素材を配しているので、お手入れしやすく、コスメグッズの収納にも適しています。会期は8月26日まで。

また、池袋の駅ナカで恒例のポッポアップイベントの予定もあるそうです。こちらもお楽しみに。   




カテゴリー: 国内革事情

東北地方の一部が梅雨明けとなるなど、各地で夏到来。お盆休みの帰省や夏休みも例年通りには行われない今年、新しい日常へ向け取り組むジャパンレザー関連のさまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


「豊岡鞄」伊丹空港ゲート店オープン

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国内有数のかばん産地、兵庫・豊岡の地域ブランド「豊岡鞄」の新たな認定取扱店、伊丹空港ゲート店が本日8月5日(水)、大阪・伊丹 大阪国際空港(伊丹空港)南ターミナル2Fにオープンします。

オープン記念として先着300名にオリジナルトートバッグをプレゼント。伊丹空港店オリジナル商品も登場予定です。どうぞお早めに。(画像:「豊岡鞄」公式SNSアカウントより)
  ‹https://www.toyooka-kaban.jp/news/258/


「豊岡鞄」フォトコンテスト「#tokacoチャレンジ」

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「豊岡鞄」直営ショップでは、夏休み特別企画として「豊岡鞄フォトコンテスト」を開催中です。

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豊岡鞄を身につけた写真をご自身のInstagramに投稿し、「#豊岡鞄」「#tokacoチャレンジ」のハッシュタグをつけるだけ。ランドセルの投稿もOKです。
10月上旬に最も「いいね」数を獲得していただいた方がグランプリ。グランプリには50,000円相当のお好きな豊岡鞄をプレゼント。

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また、豊岡鞄の店内にて投稿すると特典が。詳細は店舗スタッフに問い合わせくださいとのことです。期間は8月31日(火)まで。(画像:「豊岡鞄」公式SNSアカウントより)
  ‹https://toyookakaban.com/news/3000/


「TIME & EFFORT」公式サイト 靴産業150周年特設ページ 更新

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革靴産業が誕生してから、今年で150年目。「TIME & EFFORT」では、革靴に関する歴史やカルチャー、イベントなどの情報が次々と公開中!

【シューワード玉手箱】男の靴
文学作品、デザイナーインタビュー、報道・・・幅広いジャンルから男の靴関連のフレーズを集積。

【靴暦365】7月まとめ
7月1日~31日の靴にまつわる"今日は何の日"を一気読みできるアーカイブ。

日本国内でのシューズジャーナリズムのエキスパートがキュレーティングを担当。貴重な資料や写真、画像も登場。当サイトでしか見ることができない注目コンテンツを特別編集しております。ぜひ、ご覧ください。
  ‹https://timeandeffort.jlia.or.jp/shoes/index.html


「Japan Leather Award 2020」本エントリー スタート

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国内最大のレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2020」の本エントリー(作品応募)が8月3日よりスタートしました。

事前エントリーの受付は7月31日をもって終了しています。たくさんのご応募ありがとうございました。新しい日常に相応しい、新しいジャパンレザーの出品、楽しみですね!
  ‹https://award.jlia.or.jp/2020/


東日本ハンドバッグ工業組合有志メーカー販売イベント 開催中

東日本ハンドバッグ工業組合に加入する組合員(メーカー)有志・計6社によるポップアップイベント、「バッグ -匠の技のものづくり-」を国分寺マルイ2Fで開催。「viaggi(ヴィアッチ)」「THE PITH(ザ・ピス)」が出店スタート。

「BEYOND SIMPLICITY」をコンセプトに展開する「THE PITH」。要素をそぎ落とし、研ぎ澄ました究極のシンプルデザインが美しいバッグ、財布をリリースしています。店頭でチェックしてください。

  ‹https://www.0101.co.jp/062/store-info/fair.html?article_id=30894&from=01_pc_st062_top_event_list


令和2年度 法制度調査事業 下請代金法に関する講習会

JLIA 法制委員会では、下請取引の適正化のため、下請代金法に関する講習会(9月7日(月)・24日(木)ともに13:30~16:00/台東区民会館9Fホール2)開催を発表しました。参加無料です。くわしくはリンク先をご覧ください。

  ‹https://www.jlia.or.jp/index.php?pg=event.detail&get=1799


「全国皮革振興会 皮革手芸教室」最新状況

50年以上もの歴史を有する、「全国皮革振興会 皮革手芸教室」。

年2回、新規生徒の募集を行っていますが、新型コロナウイルスの感染再拡大による影響を鑑み、審議を重ね、8月下旬以降正式に発表されるそうです。

2020年10月生募集、気になっているかたは、もうしばらくお待ちください。
  <https://www.japanleathercraft.jp/>


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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