欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2020年9月 2日 の記事

カテゴリー: 国内革事情

2020年もいよいよ9月に突入。厳しい残暑が続くなか、レザーの季節、秋の訪れを感じさせてくれるイベントを終了分のスナップとともにご紹介。
そのほか、ジャパンレザー関連のトピックもお見逃しなく。参考にしていただけますように。


「ISETAN 靴博 2020」日本皮革産業連合会特設ブース出展

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「ISETAN 靴博 2020」(伊勢丹新宿店本館6F=催事場)に一般社団法人日本皮革産業連合会が「革靴150周年ブース」を出展し、無事に全会期が終了しました。

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日本の靴産業150周年の革靴歴史展示をはじめ、老舗メーカーによる記念&限定アイテムや各社の逸品をお披露目。若い世代のユーザーさんも多く、連日盛況でした。

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このほか、288ものサイズバリエーションから自分にぴったりの一足を選ぶことができる、パンプスメソッド研究所〈 i/288 〉のブースも登場。
無料で足計測から靴の試し履きを通じて「靴サイズ=マイサイズ」を知っていただき、おひとりおひとりにぴったりの一足と出会うきっかけとなりました。

続いて、靴産業150周年記念イベントが東京・渋谷で開催予定です。下記の内容をご覧ください。


「靴ミュージアム 日本の革靴 150周年」9月19日~

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日本の靴産業150年記念イベントが東京・渋谷 渋谷スクランブルスクエア12Fで 9月19日(土)・20日(日)の二日間行われます。

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流行靴のクロニクルでプレイバックする特別企画、学生による未来の靴など...次の時代の展望を提示する貴重な機会です。シューケアワークショップ(予約制)もお見逃しなく。

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新型コロナウイルス感染対策をしっかりと配慮して開催される予定ですので、ぜひ、お出かけください。
  ‹https://timeandeffort.jlia.or.jp/shoes/event/02.html


松永はきもの資料館「西洋履150周年」10月2日~

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日本唯一の本格的な靴履物関連博物館、松永はきもの資料館(あしあとスクエア/広島・福山)で「西洋履150周年」(10月2日~12月27日)が開催されます。

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同館は日本はきもの博物館として開設され、福山市が運営管理を引継ぎ、2015年リニューアルオープン。
このたび5周年記念企画の日程が公開されました。詳細発表後、当ブログでもお知らせいたします。どうぞお楽しみに。

(画像:2020年8月開催 日本の靴・靴の浅草150年記念イベント「シューシューヒストリー・オブ・ジャパン」松永はきもの資料館 展示コーナー)

  ‹https://timeandeffort.jlia.or.jp/news/2020/08/27132151.html


「全国皮革振興会 皮革手芸教室」10月生募集スタート

50年以上もの歴史を有する、「全国皮革振興会 皮革手芸教室」。2020年10月生募集が今年も9月1日からスタート。新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、火曜日クラスのみの開講となったそうです。

15名募集(応募5名以下の場合は中止することもあります)

受講期間は令和2年10月6日~令和3年3月23日(毎週火曜10時~13時)となります。9月1日から公式サイトで応募フォームがオープンしました。くわしくは公式サイトをご覧ください。
  ‹https://www.japanleathercraft.jp/


世界有数のコードバン・タンナー 新喜皮革がテレビ番組に登場

テレビ番組「キラメキのちから」(ABCテレビ・朝日放送/月曜夜11:10~)で、世界有数のコードバンタンナーとして知られる新喜皮革(兵庫・姫路)新田芳希さんが登場! 同番組公式サイトで動画が公開スタートしました。

革のダイヤモンドと呼ばれる「コードバン」(馬の臀部)は希少性が高く人気のレザー。

また、同社は近大マグロやブラックバスなど魚類にもトライし製品化に成功。サスティナブルユースが浸透するなか、水産種への取り組みには注目ですね。
  ‹https://youtu.be/qiHkFVl9Rgs


台東区立産業研修センター「ファッション・マーケティング講座」9月10日開催

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台東区立産業研修センター恒例の「ファッション・マーケティング講座」が再開しました。

次回は「コロナが靴ファッションを変える」をテーマとし、9月10日(木)に行われます。日本のシューズジャーナリストの第一人者としてお馴染みの大谷知子さんがわかりやすくレクチャー。

「3密を避ける、リモートワークetc、新型コロナウイルスの感染拡大によって暮らし方が変わった。
これは一時的なことではなく、今まさに「ニューノーマル」と呼ばれる新しい世界が開かれようとしている。
生活、ファッション、そして靴は、今後どう変わっていくのかを考察する」(画像、テキスト:台東区立産業研修センター・浅草ものづくり工房 公式サイトより)

国内外での精力的な取材により、リアルな情報、ウィズコロナ時代のシューズファッションの在り方を提示してくれます。申し込み方法などはリンク先をご参照ください。

  ‹https://www.taito-sangyo.jp/05-kensyu/index.html#ac-center


「TIME & EFFORT」靴産業150周年 特設ページ更新

日本の革と革のものづくりの魅力を発信する「TIME & EFFORT」靴産業150周年 特設ページが好評です。
革靴産業が誕生してから、今年で150年目を記念し、革靴に関する歴史やカルチャー、イベントなどの情報を続々紹介!
今回は、ブックガイド。日本で初めての靴デザイナーとして活躍した高田喜佐さん(1941~2006)の関連書籍をまとめた注目コンテンツが公開されました。

1980年代までマガジンハウスで刊行していた「エル・ジャポン」での連載エッセイ(およびイラストレーション)をまとめた一冊、「ジャズマンは黒い靴」をはじめ、多彩な書籍紹介とともに、ファッション誌などを含めた日本のファッションカルチャーをプレイバック。
DCブランドブーム当時などのタイムトリップを楽しんでいただけそうです。

この特設ページは日本国内でのシューズジャーナリズムのエキスパートがキュレーティングを担当。貴重な資料や写真、画像も登場。ぜひ、ご覧ください。
  ‹https://timeandeffort.jlia.or.jp/shoes/culture/book/04.html


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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