欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2021年3月 の記事

カテゴリー: 村木るいさんの「人に話したくなる革の話」

月1回のスペシャルコンテンツ、村木るいさんの「人に話したくなる革の話」。今回は水産皮革(鯨・鰻・鮫・エイ...)利活用の歴史をひもときます。

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通常、皮革産業のさまざまなトピック、イベントのレポートなどをお届けしておりますが、人気イベント「本日は革日和♪」を主宰する村木るいさんが月1回スペシャルコンテンツをお届けしています。イベント、セミナーなど精力的に活動する村木さん。皮革に関する確かな見識を有し、幅広い情報発信に支持が寄せられています。
当ブログでは、レザーに関心をもちはじめた若い世代のかたや女性ユーザーにお伝えすべく、わかりやすい解説とともに西日本の皮革産業の現状をご紹介しています。独自の視点・レポートが大好評です。
人気イベント「本日は革日和♪」。今後の予定、スケジュールなどは下記のリンク先をチェックしてください。

  「本日は革日和♪」

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毎度です!

「久々のイベント準備でてんてこ舞い」のムラキです。

4月2日(金)~3日(土)に久々の「本日は革日和♪ in大阪」を開催します。今回は革屋さんなどフル出展です。


4/2.3(金土) 本日は革日和♪in大阪  フルメンバーで開催&lized塗料相談会&徒歩ツアー開催 | 本日は革日和♪


で、前回のJLIAblogで紹介したナルトビエイの革ですが、今回は上記イベント出展の会社さんで実際に触れることが可能です。そこらも上記blog をご覧ください。


前回のblog掲載後に、

「鯨の革はどうだったの?」

「以前うなぎの革見たよ」

「鮫の革が刀で使われていた」

といった声をもらいましたので、

じゃぁ、これらの革=水産皮革、と呼ばれる革はどんなものがあり、歴史上どこで使われてきたのか・・・など、資料交えて解説してみましょう。

目次 [hide]

水に住んでいる生き物の革は水産皮革

鮫革とエイ革。隣同士で紛らわしい話

宮城県汽船沼では鮫革を作っている。今も。

宮城県汽船沼の鮫はヨシキリザメ

実際に手元にある鮫革はシボのあるふんわりとした革

戦時中は代用革として靴などに使われていた

鮫の革はゴツゴツ?ふわふわ?

私も見たことがない鯨の革の歴史利用

うなぎの革もあるけど、これもみんなが食べている鰻ではない

厚み0.5mmで幅が10cm弱

鰻の皮って食べるよね?

ただ単に見た目が似ているからって「ウナギ」とつけられたヌタウナギ

日本から 輸出されたヌタウナギは食べて鞣されているのか?

浦上製革所さんのナルトビエイの革がこうなった!ここで触れます!

地層のような表情が出たナルトビエイ

まだ試作品段階ですが、4/2.3の革日和で触れます

水に住んでいる生き物の革は水産皮革

水産皮革、という表現は戦前戦中くらいによく使われており、現在はそれほど見かける単語ではありません。

下記は1973年発行のストックグラフに掲載された昭和13年=1938年の水産皮革の鞣しの写真です。
(ストックグラフはストック小島さんが昔出していた業界紙。100冊ほどは手に入れたんですが、全巻揃えるのは大変だろうなぁ(´Д`)ハァ...)

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内容としては、「海外からの原皮供給が途絶えてしまったが、日本は島国。おかげで海洋生物が多く取れ、その皮革が使える。クジラや鮫革があるよ!」というものです。

ここらの戦前戦中戦後の革の話をしだすとものすごく長くなりますので、置いておきます。話し出すとここらは長いんですよ(;・∀・)

さて、この写真から水産皮革の話をスタートしましょう。まずは写真にも写っている「鮫」から。


鮫革とエイ革。隣同士で紛らわしい話

宮城県汽船沼では鮫革を作っている。今も。

趣味と実益かねて漫画だろうが小説だろうがTVだろうが映画だろうが、革に関わりそうなものは手当たりしだいに収集しています。

どれだけ「TVよりもネットだよね!」という時代が来ても、TV屋さんが集めている映像資料やツテ、取材に使われる金額などはやはりすごいものがあります。ですが、このTVという媒体は厄介で、収集しそこなうと後日手に入れるのにものすごく苦労します。

個人的に「工場潜入!」「職人探訪!」的な番組は問答無用で録画していますが、数年前にこの宮城県の鮫の加工会社が映し出されました。こちらの会社では鮫を市場で購入後、かまぼこを作ったり、コンドロイチンを取った後に革も自社で鞣している、という説明。えっ!宮城県汽船沼で実際に鞣しまでしているのか!と革関係者で驚いたものです。まさか姫路市やたつの市のタンナーに外注ではなく、内製していたとはなぁ(;・∀・)


宮城県汽船沼の鮫はヨシキリザメ

こちらの鮫はヨシキリザメ、と呼ばれている鮫。
鮫で実際に価値があるのは肉よりもフカヒレ、と呼ばれる部分。ヒレ部分ですね。こちらが一番価値があります。中華料理の高級食材ですから。

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ヨシキリザメ - Wikipedia


実際に手元にある鮫革はシボのあるふんわりとした革

厚みは1.5mm前後。ふんわりとしており、シボ(=シワ)が入っています。引っ張るとシワが伸びるので伸びます。強度的なものは要求しづらいですね。

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こちらの鮫革、現在は財布やカバンなどに使われていますね。結構カッコいい革ですよ( ´∀`)bグッ!


戦時中は代用革として靴などに使われていた

靴を勉強しようとして検索したら出てくる「靴の話 大岡昇平戦争小説集」という小説があります。

まぁ、靴の技術的な勉強には全くならないのですが、戦時中の靴の重要性を学ぶには最適な話です。

いやぁ、靴がないと戦争なんてできないな、としみじみ思います。この中で鮫の革の記述があります。

それはサイパンの玉砕頃から、前線行きの兵士に渡り出したゴム底鮫皮の軍靴であった。ゴム底は比島「フィリピンのこと」の草によく滑り、鮫皮はよく水を通した。
我々は魚類の皮膚がいかに滑らかに見えようとも、決して水を弾くようにはできていず、彼らの体は周囲の水と不断の滲透状態にあるのだという事実を体得した。駐屯中の討伐や出張、米軍が上陸してからの四日の山中の逃避行で、「植物」たる靴底は「動物」たる上皮と永遠の別れを告げた。

靴の話 大岡昇平戦争小説集 (集英社文庫) 文庫 - 1996/6/20 大岡 昇平 より

おそらく上記のヨシキリザメのような鮫革をつかっていたと思われます。鮫は水性だからといって水に強いわけでもありません。

現在の鮫革は水に強いとのことなので、それだけ鞣し技術が発達した、と言えます。


鮫の皮は刀の柄の滑り止めとして使われていた

下記は正倉院の中に納められている金銀鈿荘唐大刀という刀。「把は鮫皮巻」とあります。

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金銀鈿荘唐大刀 - 正倉院


江戸時代の南蛮貿易のリストを見ると結構な枚数がわざわざ海外から輸入されています。

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近世アジアの皮革 6.日本の皮革貿易より


「宮城県汽船沼で鮫は取れていたのに

わざわざ海外から鮫皮を輸入していたのっておかしくない?」


「鮫肌って言うくらいだから鮫革は

ガサガサゴワゴワしていると思ったのに

ふんわりしているっておかしくない?」


そう、おかしいんです。

でもおかしくない。

理由は、「日本では昔からエイのことを鮫とよんでいた」ということを理解するとわかりやすくなるかと思います。


鮫の革はゴツゴツ?ふわふわ?

日本の歴史書物で革を調べるとちょこちょこと出てくる「鮫革」が、実際は「エイ革」であるケースが多いです。

例えば、、刀の柄=持ち手部分には滑り止めとしてゴツゴツとした鮫革が重宝されました。
これは実際に私達が現在イメージする「鮫」ではなく、「エイ」革です。

把の「鮫皮巻」は鮫皮特有の突起した鱗がなく、粒状の鱗であり、さらに真珠状の大きな粒があるので、噂(エイ)皮と判断する。

把の懸緒は明治の修理の会符がついており、この革はその時に修復された新しい革と見られる。

第28号 正倉院宝物特別調査報告 皮革製宝物材質調査より

下記は私の手持ちの「エイ」革ですが、こちらは刀の柄に巻かれたようなゴツゴツが存在します。この手のエイは日本近海では生息しておらず、南洋に生息しています。そのため刀の柄に使うためにも江戸時代、南蛮貿易で大量に輸入されていました。

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例えば、、、「わさびをおろすには鮫皮がいいのよ」とよく言われています。ですが、こちらもエイ革です。

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「鮫皮」とは、【皮歯(ひし)】と呼ばれる硬い粒が表面を覆っている、ある種のサメ又はエイの背皮の総称です。そのため原料となる魚が「サメ」である場合も「エイ」である場合もあります。このうち当社が使用する「鮫皮」は皮歯の粒がきれいな凸型をしており、目詰まりがしにくく、山葵などをおろすのに最も適したものを厳選しております。

「鮫皮」と聞くと、映画に出てくる人食ザメのような鮫をイメージする方があるかも知れませんが、この様なサメからは「鮫皮」は採れません。現在当社が使用するのはエイの仲間である「ガンギエイ目、ウチワザメ科」の皮です。

ワールドヴィジョン株式会社 鮫皮おろしについて・鮫皮おろしの歴史・Q&A より

もちろん鮫の中には楯鱗、と呼ばれる鋭い鱗を持つものもいます。ですが、世間一般的にイメージする「ゴツゴツした鮫革」というものは実際には「エイ革」というケースは多いです。

実際前回のblogで紹介したエイ革もゴツゴツはあまりなく、「筋肉質だな!」というのがよく分かる革でした。


村木るいさんの「人に話したくなる革の話」/ナルトビエイの革づくりの現場を見てきた話&皮革業界の動画活用事情

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私も見たことがない鯨の革の歴史利用

手元の文献で調べると鮫革の記述の脇によく並んでいるのが「鯨」革です。

昭和一六年(1941)一二月八日、わが国は日米交渉の打ち切りを通告、太平洋戦争に突入しました。皮革ならびに革製品の民需用は修理用の一部を除いて軍用に組み入れられ、そこで登場したのが「代用革」です。水産皮革と呼ばれるクジラ革、サメ革、あざらし革の他、犬や猫までが使用されました。

「皮革産業を支える人々」 58頁より

で、悔しいことに実物の鯨の革を未だに触ったことがありません。記述では色々見るんですけど、日本では鯨の革は盛んに使われた、とは言えません。食べちゃいますからね、日本人は鮫の皮部分まで。皮まで食べちゃうと革はつくられません。

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戦時中には鯨の革を鞣し、特攻隊の半長靴(半長靴 - Wikipedia くるぶしと膝の中間あたりまでの長さのブーツ)として使われていたようですね。

「日本水産」に在職中の昭和十二年に大東亜戦争に突入しました。
「日本水産」は捕鯨が大きな仕事で鯨の皮を鞣すのですが、これが革屋に入るキッカケになったんです。
(鯨の皮を用いるのは)特攻隊の半長下ですね。鯨の皮っていうのは厚さが六〇センチ位あって上の黒皮を剥いで、その下が全部革になるんですよ。黒皮のすぐ下が一番良い銀面で何層にも剥くわけです。それを鞣して靴・バンド(薬盒)を作ったわけです。それを赤羽にあった陸軍の被服本署に納める担当をしていました。会社に軍から監督官という少佐が来ていて、私は徴兵されたものの三日で呼び戻されました。
(鯨の鞣しは)昭和二八年位までやっていましたよ。戦争が盛んになって軍が静岡に用地を買収してくれて「大洋漁業」と「極洋捕鯨」と「日本水産」と合弁で(=「日産皮革」)三島の大場に工場を建ててそこで鞣していたのですよ。

_木下川地区のあゆみ・戦後編 37頁

この木下川地区では革を鞣すタンナーが存在し、鯨は油も取られていました。脂からは石鹸、グリセリン、硬化油も作られていました。

戦時中には水産皮革として鯨なり鮫が使われましたが、ここらは「優れている素材」だからではなく、単に戦争により海外から原皮を輸入できなくなったから仕方なく使った、という代用品です。

現在も汽船沼のヨシキリザメは使われていますが、もちろん戦時中と異なり、鮫革の良さを活かした革利用となっています。


気仙沼のサメ~Vol.02 サメ革を使ってものづくりにチャレンジ! | 千駄ヶ谷大通り商店街-グリーンモール-(せんだがやおおどおりしょうてんがい)

美しいシボが織りなすKESEMA | 最高級のメンズ革製品 GANZO(ガンゾ)公式WEBサイト


うなぎの革もあるけど、これもみんなが食べている鰻ではない

変わり種として鰻の革を触ってみましょう。

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厚み0.5mmで幅が10cm弱

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厚み0.5mmという薄さ。
ぺらんぺらんです。
実際に使う際には下記写真のように何枚も継いで1枚のA4くらいの大きさにしてしまいます。

使い方としては財布以外では見たことないですね。


鰻の皮って食べるよね?

さて、前述している鮫の革は現在も流通しています。鮫のヒレはフカヒレ。身の肉ははんぺんや、かまぼこなどに使われます。で、余った皮が革として有効活用されているわけです。

鯨の皮は日本人は食べちゃいます。ですので革は出回りにくいわけです。

で、鰻。たべちゃうよね、皮ごと。基本的に皮部分ってのは脂が載っているので美味しいんですよ。脂=旨さです(≧∇≦)b

じゃぁ、この鰻の革はどこから来たかというと、ヌタウナギです。


ただ単に見た目が似ているからって「ウナギ」とつけられたヌタウナギ

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ヌタウナギ - Wikipedia


ヌタウナギは単に見た目だけ似ているから「ウナギ」という名称がつけられています。

「鮫≒エイといい、日本人は名称がいい加減だなぁ」とか思ったのですが、海外でもヌタウナギの革は「eel leather」と名付けていたりします。

EEL Leather | DECORATIVE COLLECTIONS | FOGLIZZO 1921. Italian Custom Leather


このヌタウナギ、見た目がウナギに似ているだけで全然ウナギに近くないし、厳密に言うと魚からもちょっと外れています。(;・∀・)
wikipediaを見ていると日本では一部地域以外ではあまり食べられておらず、韓国に輸出されています。

韓国のヌタウナギ料理コムジャンオ・ポックン(꼼장어 볶음) - ヌタウナギをニンニクと炒めコチュジャンで味付けた料理

ヌタウナギの一大消費地は韓国であり、を燃やして丸焼きにしたり、ぶつ切りにして葱やコチュジャンで炒めたり、焼肉風に焼いて食べる。

日本では長崎県新潟県など一部地域で塩焼きや干物などで食用にされるが、全国的にはほとんど食用として流通していない。秋田県の男鹿地方や新潟県においては「浜焼き穴子」「棒アナゴ」という加工食品が作られ、燻製干物も生産されている。なお従来はクロヌタウナギと思われていたがキタクロヌタウナギだったことが判明している[16]

アメリカではヌタウナギを食用とする習慣はなく、漁獲する関係者でも食べる習慣はない。アメリカのヌタウナギ漁業は、その革を目的とする物以外は、すべて韓国への出荷用途である。

ヌタウナギのはイールスキン(eel skin)と呼ばれる。イールスキンは独特の模様を持ち、牛革より強度が有り、かつしなやかである。韓国やアメリカではイールスキンで作った財布などが革製品として流通している。繁殖力はそれほど強くないようで、食用や皮革用に集中的に漁獲すると資源が急速に枯渇してしまった事例が報告されている。

ヌタウナギ - Wikipedia

日本から 輸出されたヌタウナギは食べて鞣されているのか?

wikipediaの料理法を見る限り、韓国ではぶつ切りで炒めている。これ、鞣した状態で0.5mmということは、食用に皮を剥がして、ぶつ切りにしているだろうか?皮を剥がすと食感が変わってしまう。革のためだけに皮はぎとるのは非効率的だから、「皮を剥いだヌタウナギ料理」が存在するのかな??

で、つらつらと調べてみると、、

(4)韓国での市場調査
平成 18 年から毎年、韓国の釜山において、水産物の輸出業者とともに市場調査に行き、現地の ヌタウナギ取扱業者と情報交換を行っている。
韓国には、日本産ヌタウナギの外に、ニュージーランドやアメリカ産(以下、「外国産」という) の安価で大型の冷凍したヌタウナギが大量に輸入されており、主になめし皮の原料として利用され ていることが分かった(図6)。一方、日本産ヌタウナギは、外国産に比べて小ぶりであるものの、 食感が良いことから、食用として需要が高く、そのほとんどが活魚で輸入されていることが分かっ た。
これまでは日本産と外国産ヌタウナギの用途が異なっていたが、最近は外国産ヌタウナギも食用 として活魚で輸入される割合が増えており(図7)、小ぶりの五島産ヌタウナギは料理に手間がかか るため、サイズアップが求められている。

日本の未利用資源、韓国輸出! 長崎県 五島ヌタウナギ会 

ってことは、韓国は食用として日本から輸入しつつ、観光資源なり国内革製品のためにも革素材としてアメリカからヌタウナギを輸入しているのか。なるほどなぁ。上記のPDFは2009年のものですので、12年前のもの。今はまた違うものになっているでしょうから、興味が持てますね。

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つまり私の手元にあるこのウナギ革の財布(勉強のためにバラし済み)はアメリカで採られて、韓国に送られ、日本の観光客が買って日本まで持って帰ってきたと思うと、随分と地球を飛んできたなぁ、と感慨深いものがあります。


浦上製革所さんのナルトビエイの革がこうなった! ここで触れます!

水産皮革についてはまた書いていこうと思います。鮭とか鯉とかブラックバスとかあるのになぁ(´・ω・`) まぁ、おいおいと書いていきます。


さて。前回紹介した浦上製革所さん。


「個人的にはナルトビエイは牛などの既存の革に近づけるのではなく、ナルトビエイらしい荒々しさを出したほうが絶対に需要がある。牛そっくりな革を作るならば、牛を使うもの」と好き勝手前回お伝えしていました。


で、2週間後

浦上製革所さん「ムラキさん!言われたようにシボを出してみたんだけどどうかな?」

おぉ!前向きだ


地層のような表情が出たナルトビエイ

下記は前回お預かりしたナルトビエイの革。

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で、今回の革。左がヒレの腹側。右がヒレの背中側。

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おぉ!前回は伸ばされてピン!とした感じだったが、細かな線上のシボが出るようになりました。まるで地球によって万年億年積み重ねたような地層のような表情。 カッコいいやん!

この筋1本1本が筋肉部分かぁ。。さぞかし鞣しづらいだろうに。。これは独特で面白い革ですなぁ。大きさがせいぜい3DS(デシ。1DS=10cm×10cm)弱しかないので、財布くらいにしか使えないですが、使い方で面白いものができると思います。


まだ試作品段階ですが、4/2.3の革日和で触れます

今週末の4/2.3の金.土、革日和in大阪で参加の山内商事さんで実際に触ることができます。10枚ほどしか用意されていないのですが、販売可能です。「4/3 土曜日にいったら売り切れているんちゃうの!?」という方向けに私が預かっているナルトビエイの革も展示してもらっておきます ( ´∀`)bグッ!

4/2.3(金土) 本日は革日和♪in大阪  フルメンバーで開催&lized塗料相談会&徒歩ツアー開催 | 本日は革日和♪

山内商事さん

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今回の革日和では8年ぶりに徒歩ツアーをします。

2021/4/2(金) 13時~16時 革日和in大阪 漉き屋とカバンメーカーを見学するてくてくツアー | 本日は革日和♪

以前このblogでも紹介した「割り漉き屋さん」を実際に訪れて紹介します。作業風景や実際の話しをきくと「職人ワザすごい」と唸ってしまいます。

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村木るいさんの「人に話したくなる革の話」 革を薄くする仕事「漉き割り」の世界 | | JLIA 日本皮革産業連合会


カテゴリー: 国内革事情

首都圏1都3県の緊急事態宣言が解除されました。各地で桜が開花し、春本番。新型コロナウイルス感染症の再拡大対策をしつつ、皮革業界も活動しています。展示会やイベントも徐々に再開。そんな、3月下旬のイベント・トピックをまとめました。参考にしていただけますように。

「ファッション ワールド 東京 春」爬虫類等皮革企業が出展
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日本最大のファッション展示会「第8回 ファッション ワールド 東京 春」<第6回 国際生地・素材EXPO春>(3月23日~25日/東京・有明 東京ビッグサイト)がスタートしました。皮革ゾーンでは、爬虫類等皮革企業(堀内貿易株式会社、株式会社太閤染革)が出展しています。

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ワニ革に向き合い、挑戦の中でたどり着いた、世界に選ばれる信頼と技術。堀内貿易株式会社は、世界最大規模の見本市「LINEAPELLE」(イタリア・ミラノ)に毎シーズン出展。日本の鞣し技術を世界へアピールしています。

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今回は、ネオンカラーやパステルカラーを打ち出しました。インパクト抜群のディスプレイがお出迎え。写真ではわかりにくいのですが、蛍光カラーを放つクロコダイルレザーです。ビビッドな色合いとナチュラルな風合いが見事にハイブリット。

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日本古来の藍染をクロコダイルで表現することに成功し、海外メゾンブランドからも選ばれています。

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株式会社太閤染革では爬虫類皮革を知り尽くしたプロフェッショナル達が鞣したレザーを発表。鞣製染色加工工場であり、爬虫類皮革の販売も手がけています。

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同じくネオンカラーやパステルカラーをリリース。パイソン柄とのコントラストも効果的ですね。パイソンをメインにクロコ、リザード、オーストリッチなど100%国産なめしの各種エキゾチックレザーを展示予定。差別化できる独創的な革を探すビジネスパーソンに向け、「オリジナルデザインパイソン」を提案し、個性派レザーブランドやクリエイターに注目を集めています。

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好評のボタニカルシリーズ。草木染めの原料となる植物の写真を添えて。たおやかな発色にファンが多いそうです。ウィズコロナ時代、ユーザーを癒す、やさしいレザーの風合い・色合い。ハッピーなエナジー、つくり手の想いを込めています。ご来場予定のかたは会場でチェックしてください。

「ファッション ワールド 東京」は、アパレル、バッグ、シューズ、アクセサリー、OEM企業、生産工場、生地・素材・副資材を扱う企業が一堂に出展します。「商談・受注」を目的とした展示会となっており、前回はコロナ禍にもかかわらず、12,528名の来場(主催者発表)がありました。会場では徹底したコロナ対策が行われているため、安心してご来場いただけます。また、事前登録制となっておりますので、下記リンク先をご参照ください。

  ‹https://www.fashion-tokyo.jp/ja-jp.html


また、下記SNSアカウント「Exotic leather News CLIP by JLIA」でも、エキゾチックレザーと同製品に関する情報を定期的に発信しておりますので併せてご覧ください。

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  ‹https://www.facebook.com/e.l.newsclip.byjlia/

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  ‹https://twitter.com/ExoticClip


「wisteriafujiwara 」オーダーイベント開催
人気シューズブランド「wisteriafujiwara(ウィステリアフジワラ)」のオーダーイベントが3月24日~4月6日、玉川タカシマヤ 本館 2F 婦人靴売場にて行われます。
新しいデザインが多数登場するそうです。選ぶ楽しさがうれしいですね。おひとりおひとりのサイズとライフスタイルにフィットする、とっておきの一足をお迎えください。

東京都立城東職業能力開発センター 台東分校 49期生卒業制作展示

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東京都立城東職業能力開発センター 台東分校の卒業制作展示 が、3月22日~23日の2日間行われました。

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ご了解をいただき、会場を一部撮影させていただきました。

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瑞々しい感性と磨き上げた技術。この春から社会へはばたく若き作り手たちが学んだ成果となる作品がズラリ。

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昨年は中止でしたので、今年は開催されてとてもうれしく、見応えのある内容でした。

  ‹https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/vsdc/taitou/index.html


「モノづくり名古屋 ランドセルの軌跡展」オンライン展示 

一般社団法人日本鞄協会 ランドセル工業会による「ランドセルの軌跡展」オンライン展示が行われています。時代ごとに移り変わった数々の昔のランドセルや、ランドセル工業会メンバーの「わが社の一品」、コンクール作品などの現代のランドセル...とさまざまなランドセルを紹介しています。

  ‹https://my.matterport.com/show/?m=DGwzneKXyYt


「PR01.TRADE SHOW TOKYO」

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ファッションの合同展示会「PR01.TRADE SHOW TOKYO 2021FW」が3月17日~19日、渋谷を代表するラグジュアリーホテル"セルリアンタワー東急ホテル"にて行われました。

ジャパンレザーでは「FULLMORE」が出展。サスティナブルをテーマに、農林業への被害軽減のため有害駆除された野生鳥獣の皮革をメインマテリアルとして展開しています。

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北海道を拠点に2020年デビュー。タンニン鞣しのエゾシカレザー(鞣しからオリジナル)をバッグの本体に使用。手ひも(ショルダーストラップ)は牛革。硬質なパーツを組み合わせることで、鹿革のソフトさを引き立てています。トートバッグをはじめ、「革を纏う」をテーマにした新アイテムも好評です。

  ‹https://granstra.com/ssr/bt/cfd7KksGWL0CY4aq2ucT?ex=undefined


エキゾチックレザーのショップがテレビに登場
前回もお知らせしましたが、人気テレビ番組「ぶらり途中下車の旅」(日本テレビ系/毎週土曜あさ9:25~)3月20日放送分、JR京浜東北線のぶらり旅で、イースト東京のものづくりが紹介されました。秋葉原駅からの寄り道散歩で立ち寄ったのはエキゾチックレザーと財布の「Re-Bone(リボーン)」。爬虫類(ワニ、ヘビ、トカゲ)をはじめ、ゾウ、ダチョウ、サメ、アザラシなど希少なレザーを豊富に扱い好評です。
リボーン様01.jpgのサムネイル画像

番組内で紹介された新作の長財布「リボーンウォレット・改」は、「LEON」2020年11月号・2021年4月号ほか、メディアで数多く紹介され、ロングヒット中。

2017年に50周年を迎えた、エキゾチックレザーの輸入卸会社がプロデュースする「Re-Bone(リボーン)」。専門家ならではの知識、経験、審美眼で皮革素材を厳選。
国内革製品メーカーへ卸される最高品質の最高級皮革の中から、特に革の表情がユニークなものを使用しています。革の特性を活かす腕利き職人に一任。製品企画から製造までこだわり抜いた製品を届けています。
  https://re-bone.tokyo/

番組の内容は放送終了後1週間。無料配信中です。

カテゴリー: 国内革事情

首都圏1都3県の緊急事態宣言解除が、いよいよ3月21日の期限で検討されています。本格的な経済社会活動の再開を期待したいですね。そんな3月中旬のトピックとイベント情報をまとめました。参考にしていただけますように。

日本の靴産業151年 3月15日は「靴の記念日」
3月15日は「靴の記念日」。明治3(1870)年3月15日、後に明治の実業家として活躍する旧佐倉藩士、西村勝三さんが東京・築地入舟町に我が国初めての靴工場、伊勢勝造靴場を開設。日本の靴産業の誕生日といえるその日を、先人への感謝とさらなる業界発展を祈念して昭和7(1932)年、東京靴同業組合が「靴の記念日」に制定したのだそうです。
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日本靴連盟が3月15日、「第88回靴の記念日式典」を神田明神神殿で行い、シューズ専門の総合情報サイト「シューズポストオンライン」で報道されました。(写真:「シューズポストオンライン」より)

2020年は日本における靴産業の150周年。各地で靴づくりをフィーチャーしたイベントが行われました。
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「シューシューヒストリー・オブ・ジャパン」(2020年8月18日~30日/東京・浅草 雷門前 浅草文化観光センター)より。東靴協会の所蔵品、小笠原製靴の手縫い紳士靴。昭和28年の「製靴技能競技会」で最優秀賞を獲得した手製紳士靴。物資が潤沢ではない戦後復興期につくられた、靴の歴史に残る戦後最高の名靴です。

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日本の靴産業150年記念イベント「靴ミュージアム」(2020年9月19日~20日/東京・渋谷 渋谷スクランブルスクエア12F)より。日本で初めての靴デザイナーとしてファッションやメディアの世界からも注目を集めた高田喜佐さんの作品。DCブランドブーム当時のシューズムーブメントをけん引。「KISSA」は時代を象徴するシューズブランドのひとつとして知られています。

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「西洋靴150年展」(2020年10月2日~12月27日/広島県福山市・松永はきもの資料館<あしあとスクエア>)より。1970年(昭和45年)日本航空客室乗務員の制靴。紺のミニスカートワンピースの制服を着る際、使用されていたものだそうです。同社のユニフォームは時代をけん引する著名なクリエイターにデザイン監修を依頼していますが、当時は、森英恵さんが手がけ、話題になっていたそう。そのニュースに着想を得て、テレビドラマ「アテンションプリーズ」(TBSテレビ系)が放映され、大ヒット。客室乗務員は女性の憧れの職業に。1969年に宇宙船アポロ11号が月に着陸しています。スペース・ルックが注目されたそう。そんな影響も見受けられます。いま見ても、ファッション性が高く、レトロフューチャー感覚が新鮮です。

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このほか、「TIME & EFFORT」では、150周年記念、革靴特集ページを公開。さまざまなコンテンツが充実しています。併せてご覧ください。

東靴協会創立70周年記念イベント「東京"街の靴屋さん物語"」
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東靴協会創立70周年記念イベント「東京"街の靴屋さん物語"」が4月17日~29日の13日間、浅草文化観光センターで行われます。当初3月10日からの予定でしたが、1都3県の緊急事態宣言解除延期に伴い、会期が変更されました。
都内を中心とした靴小売店の集まりである東靴協会が、昭和・平成・令和と、暮らしの移り変わりを足もとから見つめ、支えてきた70年を、職人手製の名靴や懐かしい写真、貴重な資料で振り返ります。イベント内容は、歴史展示、活動紹介・展示、東靴協会事業紹介、会員小売店所蔵の手製靴、道具などの資料も公開。

会期中には特別イベント「足の計測会」を実施予定。予約は下記リンク先のホームページ問い合わせフォームから。当日、空きがある場合は受付可能だそうです。

東京都立城東職業能力開発センター 台東分校 49期生卒業制作展示
東京都立城東職業能力開発センター 台東分校の卒業制作展示の開催が発表されました。3月22日~23日 10:00~16:30(事前連絡・予約不要)、台東分校内で展示。例年「技能祭」(11月開催)でお披露目される自由制作作品も併せて発表されます。

「KOBEくつマルシェ」
ケミカルシューズの産地として知られる、くつのまち ながた(神戸・長田)。そのランドマーク的存在「シューズプラザ」の活性化イベント「KOBEくつマルシェ」が3月13日~14日の2日間開催。靴メーカー、バッグメーカー12社が集結し、在庫品を大放出。フードブースもあり、盛り上がりました。

「MonoMax」恒例企画《財布大賞》&革製品技能試験
モノ雑誌売上No.1! 「MonoMax(モノマックス)」(宝島社)最新号は、恒例企画・財布大賞。皮革業界を代表する財布づくりのレジェンドたちが審査に加わり、厳正に選び抜いた財布を紹介しています。その財布選びのポイントを伝授する企画(26ページ)は必見! 革製品技能試験の情報も掲載しています。

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革製品技能試験は、一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)・全日本革靴工業協同組合連合会・日本鞄ハンドバッグ協会・日本服装ベルト工業連合会・日本手袋工業組合が主催となって実施している、皮革産業に携わる方々の資格試験です。試験制度を通して皮革技術に対する評価を高め、職人の技術と社会的・経済的地位の向上を図るとともに、ものづくりに興味がある人材を増やし、皮革産業の未来を担う後継者育成につなげることを目的としています。自らのスキルを見える化する、つくり手のライセンス。腕を磨きたいかたにおすすめです。


「サイフの日」プレゼントキャンペーン 3月18日まで
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春の恒例企画、「サイフの日(3月12日)」プレゼントキャンペーンが好評開催中。いよいよ3月18日までとなりました。一般社団法人日本ハンドバッグ協会の公式サイト内にスペシャルページが開設されています。賞品は商品券(5万円分/抽選で10名)とオリジナル財布(抽選で30名)。サイト内のアンケートに答え、応募フォームに入力するだけでエントリーができますよ。
3月31日は「天赦日」「一粒万倍日」「虎の日」が重なり、最強幸運日といわれています。「春財布」の新調にぴったりです。この機会にお気に入りをみつけてみてはいかがでしょうか。

台東区立産業研修センター「ファッションマーケティング講座」3月30日開催
台東区立産業研修センター恒例企画「ファッションマーケティング講座」(3月30日18:30~20:00)が行われます。今回は、2021-22年秋冬ニューヨークファッショントレンド&ニューヨーク・ヨーロッパのグッズトレンド速報をレクチャー。布矢千春さん(ファッションジャーナリスト)、鈴木雅子さん(ファッショングッズディレクター)によるくわしくわかりやすいセミナーです。広い会場で密を避け行われるので安心です。
定員30名(先着順)、受講料1,000円(別途資料代300円程度)締切3月23日。
くわしくはリンク先をご参照ください。

カテゴリー: 国内革事情

近年、すっかりお馴染みになった「春財布」。年度の区切り、新生活スタートに合わせ、入学・卒業・就職などの準備、ギフトの時季でもあり、お探しのかたも多いようです。そんな「春財布」に関連するトピックをまとめました。参考にしていただけますように。

「サイフの日」プレゼントキャンペーン 3月18日まで
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春の恒例企画、「サイフの日(3月12日)」プレゼントキャンペーンが2月15日からスタート。一般社団法人日本ハンドバッグ協会の公式サイト内にスペシャルページが開設されました。賞品が旅行券から商品券に変更されるなど、時代にフィットした内容へアップデート。サイト内のアンケートに答え、応募フォームに入力するだけでエントリーができます。期間は3月18日まで。


「KAWANOWA」春財布特集 
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東日本ハンドバッグ工業組合・組合員有志によるサイト「KAWANOWA」で春財布特集ページが公開されました。使いやすさ、色合い、収納力、サイズ感・・・と さまざまな好みに合わせたセレクトポイントを軸にセレクト。腕利きのつくり手たちが丁寧に仕上げた日本製の財布の魅力、発見してください。

「Dakota」サイフの日イベント オンラインで実施中
人気ブランド「Dakota」で、サイフの日イベントが公式サイトで発表されました。3月14日まで実施しています。投稿で紹介された質問「今使っている財布のデザインは?」などに答えて、コメントをつけるだけでエントリー可能。抽選でthanks  giftをプレゼント(当選者は全イベント合計15名)。当選者にのみDMで通知されます。同じくオンラインショップでは、カード収納枚数別に、おすすめのお財布を紹介。併せてチェックしてみてください。

「Japan Leather Award 2020」グランプリ受賞作品は、コインケース
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国内最大規模のレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award(ジャパンレザーアワード)2020」グランプリを、小林仁太さん(CONCUSSION/ウェア&グッズ部門 ベストプロダクト賞)の「Techno Leather Craft Project」コインケースが受賞しました。同アワードで財布がグランプリを獲得したのは史上初! キャッシュレス決済が普及し、新型コロナウイルス対策で、レジでの支払いの状況などが大きく様変わりしてしまった今、財布の在り方を問い直す、とてもいいきっかけになったのではないかと思います。
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「Techno Leather Craft Project」は、オリジナルのレザー加工技法によるものです。3D CADと3Dプリンタを活用し、コンピューター上で設計した型を3Dプリンタで出力。タンニン鞣しのレザーにプレス加工を施すことで立体的な形状が生まれました。
丸みを帯びたフォルムは手のひらに馴染みがよく、凹凸がフィンガーレスト的な役割も。新型コロナウイルス対策として日々除菌剤をすりこんでいる手指は乾燥しがちで、スマートフォンなどを落としやすいとお悩みのかたにおすすめです。

「カラーミーショップ大賞2020」大賞 財布ブランドが獲得
全国のネットショップの中から最も優れたショップを表彰する、年に一度のイベント「カラーミーショップ大賞2020」。7回目となる2020年度は初のオンラインでの開催となり、革製品ブランドが栄冠を獲得。オリジナルの革財布を製作・販売する「小さいふ。クアトロガッツ」が大賞に選出されました。
10年以上前から小さめの財布の製造販売に取り組んできた同社。豊富な製品バリエーションはもちろん、旅などをテーマにしたオリジナルコンテンツにも注力。公式サイト、ECサイトの枠を超えた総合力、発信力が圧倒的! ブランドレザーとして知られる「栃木レザー」とのコラボレーションでも話題を集めています。

「TIME&EFFORT」ギフト提案ページは春財布にも
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日本の革と革のものづくりの魅力を発信する「TIME&EFFORT」でスペシャルページが2020年末に公開され、好評です。人気ブランドをはじめ、様々なジャパンレザー製品を厳選しご紹介。
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国内外のデザイン賞受賞作品や、高感度セレクトショップの別注カラーなど、レアなアイテムをピックアップ。性別年齢を問わず、レザー好きの皆さまのアンテナを刺激するラインナップとなっています。
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特に、財布のセレクトが充実。クリスマスギフトだけでなく、春財布をお探しのかたにもぴったりです。

厳選エキゾチックレザー製品がメディアで紹介され話題
ファッション誌「LEON」のWEB版「LEON.jp」12月28日更新分<Dr.コパの風水>財布企画「2021年の金運をアップさせる財布はコレ!」という記事にて、「LEATHER JEWELS」、「CEBEC TOKYO」の財布が紹介されました。
「2021年のラッキーカラーであるベージュが本命。加えて使うほどに味が出ることから、臨機応変な対応力が養われるヌメ革も時勢的にオススメです。
また、21世紀を通じてラッキーカラーの金色や、お金を守るという意味合いをもつブルーも金運アップに繋がるでしょう」(Dr.コパさん)。レザーの最強金運財布にチェンジして運命を切り拓く準備に。眩い光に包まれるような一年になりますように。アイテムの詳細は下記のリンク先でも紹介しています。ぜひ、チェックしてください。
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「LEATHER JEWELS」
イシカワ様 ツヤ加工ブルー長財布.pngのサムネイル画像
「CEBEC TOKYO」

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2月25日発売の「LEON」2021年4月号 (156~157ページ)「チラッと見えるリッチな斑が◎ 手ぶらなエキゾがラグジュアリーの極み」でも、エキゾチックレザー製品が掲載されています。
今回はウォレットバッグ、財布まで新しい生活様式にぴったりのアイテムをご紹介。ぜひ、誌面をご覧ください。
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「エキゾチック × ビューティー」特設サイトでも「LEON」4月号の内容を紹介します。
併せてご覧ください。
また、下記SNSでもエキゾチックレザーと同製品に関する情報を定期的に発信しておりますので併せてご覧ください。
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墨田区ものづくり発信拠点「SHOP&WORKSHOP すみずみ」で財布が好評
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東京都墨田区のものづくり発信拠点「SHOP&WORKSHOP すみずみ」が、東京・池袋 東武百貨店池袋店 2F 3番地 イベントスペース「ステージT-2」に3月4日~10日、ポップアップ出店しています。
今回のポップアップでは、幅広いユーザーに「メイドインすみだの魅力を伝えたい、すみずみを知っていただきたい・・・」という想いをこめて、墨田区内のものづくり事業者11社が参加。
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レザー関連では、創業100年を超える東屋が出店。メディアに数多く取り上げられている 注目メーカーです。創業100年を記念してオリジナルブランドをスタート。こちらのがまぐちは、同社の顔ともいえる存在感。きらきらした光、雨のしずく、朝もやなど、「すみだ」の川面に映り行く美しい表情をイメージしているのだそう。タイムレスかつモダンな印象が素敵。すっきりとしたフォルムですが収納力もあり、財布だけでなく、マルチケースとしても活用できそうですね。

カテゴリー: 国内革事情

新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言は、大阪、兵庫、 京都の関西3府県と、愛知県、岐阜県、福岡県の合わせて6つの府県で、2月28日をもって解除されました。
首都圏でも解除の検討がなされているなか、皮革産業もこれまで通り慎重に対処し、新しい日常に寄り添い、活動しています。そんな3月上旬のトピックとイベント情報をまとめました。参考にしていただけますように。


「LEON」4月号爬虫類皮革製品の紹介記事を掲載
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2月25日発売の「LEON」2021年4月号 (156~157ページ)「チラッと見えるリッチな斑が◎ 手ぶらなエキゾがラグジュアリーの極み」に、エキゾチックレザー製品が掲載されました。
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今回は、ショルダーバッグからウォレットバッグ、財布まで新しい生活様式にぴったりのアイテムをご紹介。
地域によっては、すでに初夏のような陽気の日があり、春夏のワードローブへの準備をお考えだと思います。ラグジュアリーをひと匙加えるような感覚のエキゾチックレザーのアイテムで着こなしをさりげなくブラッシュアップし、ライフスタイルを豊かに。ぜひ、誌面をご覧ください。

「エキゾチック × ビューティー」特設サイトでも「LEON」4月号の内容を紹介します。併せてご覧ください。

また下記SNSでもエキゾチックレザーと同製品に関する情報を定期的に発信しておりますので併せてご覧ください。
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「wisteriafujiwara」オーダーイベント(銀座三越)開催
人気シューズブランド「wisteriafujiwara(ウィステリアフジワラ)」のオーダーイベントが3月3日(水)~16日(火)、銀座三越本館 2F 婦人靴売場にて行われます。新しいデザインを多数お披露目。選ぶ楽しさがうれしいですね。おひとりおひとりのサイズとライフスタイルにフィットする、とっておきの一足をお迎えしてみては。


全国皮革振興会 皮革手芸教室 4月生募集見合わせ
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一般社団法人 日本皮革産業連合会の会員団体のひとつ、全国皮革振興会が皮革手芸教室(東京・蔵前)の新規募集見合わせを公式サイトで発表しました。
全国皮革振興会は、皮革の楽しさや美しさをユーザーに広く周知すべく設立された任意の団体。1966年より皮革手芸教室を開講し、現在までに延べ3,400名が参加。通常、年二回新規募集していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、休講が続く状況のなか、苦渋の決断となったようです。今秋以降、新規募集にご期待ください。


Toyooka KABAN Artisan School 卒業制作展
かばん産地 兵庫・豊岡でつくり手を養成するToyooka KABAN Artisan Schoolが、第7期生 卒業制作展の開催を発表しました。日程は3月1日(月)~3月7日(日)。豊岡市役所の豊岡稽古堂にて展示されています。お見逃しなく。


NPO法人TATSUNO LEATHER オンラインセミナー
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皮革産地として知られる兵庫県たつの市の皮革産業の魅力を発信するNPO法人 TATSUNO LEATHERがオンラインセミナーを行っています。
地場産業としての皮革産業のブランディングに成功している事例を国内外からピックアップ。「土地のブランディングをつくる要素とは?」に続き、「ポスト・コロナ禍時代の皮革産業を考える」の第二回が3月9日(火) 17:00~18:00に配信。
今回は、マイク・レッドウッドさん(オンラインマガジン「Leather naturally」編集長)が登壇なさいます。コロナ禍のいま、皮革産業のグローバルのゆくえは? 海外のマーケットにもくわしいエキスパートによる、貴重なセミナーをお見逃しなく。
エントリーなどくわしくは、NPO法人 TATSUNO LEATHER公式サイトをご覧ください。


「Leather cafe」チャリティ・プロジェクトに参加
兵庫県姫路市の御着四郷皮革協同組合が運営する「Leather cafe」公式アカウントでチャリティファクトリー「TETOTETO FACTORY」への参加が発表されました。子どもの虐待防止を願うチャリティブレスレット「TETOTETO BAND」のリリース、楽しみですね。


「まちのかばんやさん」開催中
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ものづくりが盛んな東京都墨田区の皮革製品製造者の交流から生まれた期間限定の販売会「まちのかばんやさん ~すみっこすみだのものづくり~」がスタートしました。
「丸ヨ片野製鞄所」「HIS-FACTORY」「ATELIER YAUYAUなど計6ブランドが参加する2021年の春の会は、コロナ禍の今だからこそ、つくり手が提案したい、新しい生活に寄り添うアイテムが登場。あたたかな思いとともに、お気に入りをお迎えしてみてはいかがでしょうか?


手袋産地 東かがわ市がテレビ番組に登場予定
経済情報番組「応援!日本経済 がっちりマンデー」(毎週日曜朝7:30~/TBSテレビ系)、次回(3月7日放映予定)「おらが市町村こそ輝くNo.1」に、手袋産地として知られる東かがわ市が登場予定。そのほかは山形県河北町(スリッパ生産日本一)の2万円の高級スリッパを紹介予定。地場産品ブランディングの参考になりそうですね。ぜひ、録画のご準備を。


大阪靴メ-カ-協同組合「2021年秋冬もの靴見本市」
大阪靴メ-カ-協同組合が「2021年秋冬もの靴見本市」(3月5日10:00~17:00)を開催。会場は、JR難波駅直結 ホテルモントレ グラスミア大阪 21F スノ-ベリ- (大阪市 浪速区湊町1丁目2−3)。6社が参加し、2021年秋冬シーズンの最新作を発表します。
大阪靴メ-カ-協同組合の地域ブランド「COSAEMA(コサエマ)」も好評! 東京では、「PROJECT TOKYO」(3月10日~11日 渋谷ヒカリエ9F ホールB 18番、20番ブース)でお披露目。組合員企業12社が合同で出展します。こちらもどうぞお見逃しなく。

「姫路 革の市」3月の開催を発表
毎月第1日曜恒例の「姫路 革の市」。国内有数の皮革産地・姫路のなかでもタンナー(皮革製造工場)が多く集積する高木地区で直売市を行っています。非常事態宣言解除により、3月は開催するそうです。
「姫路で生み出された高品質な皮革を知っていただき、日本のものづくり文化の発展に寄与したい」との想いが込められた、地場産業である皮革を用いた革製品(鞄/靴/小物)を出品。革素材、副資材が豊富にそろい、DIY派ユーザーに人気を集めています。




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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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