欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2021年10月 の記事

カテゴリー: 村木るいさんの「人に話したくなる革の話」

月1回のスペシャルコンテンツ、村木るいさんの「人に話したくなる革の話」。
今回は、この1か月で見てきたイベントや、出展したイベントでみたコロナ禍での戦い方、という話。
出展する立場、来場客としての立場をどちらも経験し、つくり手視点でリアルにレポートしました。ぜひ、ご覧ください。

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通常、皮革産業のさまざまなトピック、イベントのレポートなどをお届けしておりますが、人気イベント「本日は革日和♪」を主宰する村木るいさんが月1回スペシャルコンテンツをお届けしています。イベント、セミナーなど精力的に活動する村木さん。皮革に関する確かな見識を有し、幅広い情報発信に支持が寄せられています。
当ブログでは、レザーに関心をもちはじめた若い世代のかたや女性ユーザーにお伝えすべく、わかりやすい解説とともに西日本の皮革産業の現状をご紹介しています。独自の視点・レポートが大好評です。
人気イベント「本日は革日和♪」。今後の予定、スケジュールなどは下記のリンク先をチェックしてください。
  「本日は革日和♪」

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毎度です!
「いきなり予定がガンガンと埋まってきた」ムラキです。

今回紹介するイベントでセミナーをいくつかやってきたのですが、1年以上まともにセミナーなどをしてこなかったからか、如実にセミナー体力・気力が減っていました。1時間喋るだけで気力集中力が如実に消耗していましたね。YouTubeで喋る、なども行ったのですが、違う体力使うものですな。

さて、出てきたイベントや見てきたイベントでのコロナ対策や、これからの話等をつらつらと。

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目次 [hide]

ジャパンレザーアワード審査会はコロナだけど開催したし、一般審査も行った

関西ものづくりワールドで見たコロナ対策

国立科学博物館で見た企画展とYouTube利用

素材博覧会 横浜

コロナでもイベントをやるべきかどうか

イベントで少しでも手ごたえを感じたいならば

2021年10月30日~2021年11月03日 姫路城皮革フェスティバル

ムラキの今後予定

ジャパンレザーアワード審査会はコロナだけど開催したし、一般審査も行った



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例年開催されている「ジャパンレザーアワード」審査会/応募作品展が10月2日(土)、3日(日)に行われました。従来は2日間とも応募作品展が行われ、一般の人も入場して審査が可能だったのですが、今回はコロナ、ということで3日(日)だけ一般入場可。2日(土)は審査員のみ、という短い日程で行われました。

2日(金)の設営日のお手伝いをさせてもらいつつ、作品を見させてもらいつつ、動画で感想などを述べたりしたけど、事細かな解説はまたの機会に、ということで。


主催者サイド(事務局含む)に「ねぇ、コロナだけど一般入場してもらうの? そもそもアワード自体やるの?」と再三訊いてみたのですが、「こういうイベントはね、一度止めると再開が難しいんですよ。主催も運営も是非やろう、という声は一致していましたね」とのことでした。


「RX Japan」は展示会を東京、大阪を問わず開催している会社さん。コロナ禍で展示会が開催できず大変そうだな、と常々思っていました。

この1~2か月ほど展示会が徐々に開催されており、3週連続で大阪の展示会に行っていました。

で、10月5日(火)、3Dプリンタや機械系を見るために展示会に行ってきたのですが、驚いたのが入場方法。

以前の入場方法は「入り口で名刺2枚と手書きなりプリントアウトした入場申し込み証を書く」というもの。下記写真にあるように机があり、ボールペンも置いてあり、書き終わったら受付担当スタッフに手渡しします。

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が、今回は机が一切ありません。えっ、どうしたん? 昼過ぎにいったからもう入場させてくれないん?

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受付担当スタッフが「事前に送った案内状か、ネットからプリントアウトした紙にQRコードがあると思います。それを読み込んでください。その後はタブレットで入力してください」

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「従来2枚用意していただいた名刺は1枚で結構です。この1枚をそこのスキャナーに設置してください。そうすると自動でイベント入館証に貴社名刺と一緒にプリントアウトされます」

えっ、私は未来に来たなぁ!!!と感心。

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コロナによりイベントに入る際の人と人との接触を絶とう、ということなんだろうが、それだけの人間の雇用がなくなったんだなぁ、と唖然としました。

国立科学博物館で見た企画展とYouTube利用


国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo


イベントの前日設営のために前日入り。ついでに国立科学博物館に行ってきました。好きなのよ、上野の美術館や博物館。久々にくると上野駅がきれいになっていましたな。私が小学生の頃から変わってなかったのになぁ。

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コロナによる緊急事態宣言が明けましたが、国立科学博物館は未だにオンラインによる事前予約制となっています。20分ごとに入場可能ですし、平日でしたので悠々と入れました。

お目当ては木工の木組みに関する企画展。


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上記案内のHPを見てもYouTubeの動画が多いな、とは思っていました。主催が国立科学博物館と竹中工務店道具館だったのでYouTube動画も色々と作られていたんですな。


会場でも木組み実物の上ではCG動画による解説が行われています。

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さらに会場を見ていると作品解説に頻繁にYouTubeのQRコードが書かれている。

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ほぅ、どれどれ、と見てみると下記動画。

YouTube動画だと声による解説があるので、会場では一切流されず。

会場の作品をより詳しく知りたい方はYouTubeで音と動画で詳しく見てね、という方式。

従来はこういう場合は音声解説の機械を有料で貸してくれたものですが、コロナのためか、竹中工務店道具館が頑張ったのか、YouTubeを活用するんだな、と感心しました。

音のみならず画像があるため、「あぁ、今説明されているのはこの箇所か」と非常にわかりやすい。山口県の錦帯橋は会場で作り方を見て、YouTubeを見て、実際に見てみたくなりました。

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さて、10月21日(木)~23日(土)に開催されたこのイベント。コロナにより3回中止され、2年ぶりの開催でした。

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感想を箇条書きで列記すると・・・

・出展者は3割減少

・地方出展者や企業出展社が減少した印象

・来場者はリピート率が3割減って、新規入場者が2割増えた感じ。「こんなイベントあったんですね!」とちょこちょこ言われる

・新規出展社もちょこちょこおられる

・「安いですよ!」的な出展者はこのイベントでは徐々にいなくなりますな

・会場の雰囲気などは下記SNSをご参照ください



で、このイベントのコロナ対策。

事前に、もしくは当日会場でメールで来場登録をしてもらい、必ず確認していました。

素材博覧会のコロナ対策については、昨年度の下記blogにて紹介しています。基本的にはこれと同じです。


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コロナでもイベントをやるべきかどうか


上記のイベント出展者や主催者、さらには違うイベントの主催者とも話をしています。

全く方向性が違うイベントの人でも訊いていて面白いのは、「オンラインイベントが実際のイベントの代用になるのは難しい」「イベントで実際に空気に触れて、見て、触るのはすごく意味がある」という点では皆さん似た意見を述べていました。

革は特に「手触り」「匂い」という、どれだけネットが発達しても伝えられない情報を持っている素材です(私が死ぬ時でも多分手触り・匂いはネットでは伝えきれないと思うなぁ。頭に電極埋め込まないと無理でしょ)。そういう意味では革素材はネットよりも格段に現実世界と親和性が高いと言えます。

イベントで少しでも手ごたえを感じたいならば


どれだけ大きなイベントだろうが、東京でやっていようが、「出たら売れる」「出たら反響がある」なんてことはそうそうありません。

事前に各種SNSや普段からの情報発信を行い、「今度このイベントに出るから来てね」という流れを作らなければ、反応は得られません。イベントでも場所でもなく、自分で、お客を呼んで、反応を得るしかないわけです。

お客は会いたい出展者なり、見たいものがあるからイベントに行く。出展者は会いたいお客を誘っておく。そしてイベントで会う。

だから、イベントは面白いわけで。
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カテゴリー: 国内革事情

前回に続き、展示会レポートを中心に、イベントの告知などのトピックをまとめました。
ウィズコロナ時代のリベンジ消費が盛り上がりつつあるなか、これを商機ととらえ、次のヒットを狙うBtoBの展示会も活況です。参考にしていただけますように。


「ジャパンファッションEXPO」
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「ファッション ワールド 東京 秋」<10月18日(月)~20日(水)/東京・有明 東京ビッグサイト西展示棟>がスタートしました。構成展のひとつ、「ジャパンファッションEXPO」では恒例のジャパンレザーブース(日本タンナーズ協会)が登場。

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タンナーが手がけるレザーをメーカーが製品化しプレゼンテーション。
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レザーの新しい可能性を切り拓く表現が目をひきます。
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「日本革市」公式サイトでは今回の取り組みをくわしく紹介。今後レポートもアップされる予定です。

エキゾチックレザーからは堀内貿易株式会社、株式会社太閤染革が出展。
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世界的に評価の高い、クロコダイルレザーの藍染め(堀内貿易株式会社)。

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上質なタンパク源、ダチョウ肉需要の高まりによって副産物の利活用が話題の純国産オーストリッチ(株式会社太閤染革)。

どちらも染色加工が非常に難しいそうですが、優れた技術力でクリアしたそうです。下記リンク先、エキゾチックレザー PRアカウントでくわしいレポートを11月中に公開予定です。

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お馴染みの栃木レザー(伊藤登商店)のブースでは床革の利活用を提案。
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オフィスやショップで使えるアイテムが多いので、サステナブルな感覚を顧客によりよく伝えられそうですね。

このほかの注目ブースは・・・
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鞄産地の兵庫・豊岡の地域ブランド「豊岡鞄」の最新プロジェクト、廃棄された漁網のアップサイクル。MORITOとのコラボレーションにより実現。

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水野鞄店が取り扱いブランドをお披露目。ファッションとテクノロジー、デザインの境界線を良い意味で曖昧にしたコレクションが好評。

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靴の街、神戸の地域ブランド「神戸シューズ」がブース出展。履きやすく歩きやすい快適な靴を提案。


「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」
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インテリア・デザイン市場のための国際見本市「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」(東京ビッグサイト南展示棟)が開催中です。「日本バッグ工業連合会」がブース出展。

清川商店、まるふく商店、野村製作所、ミヤ・レザークラフト、フルカワ商会、ラモーダヨシダ、筒井...と7社の腕利きメーカーが参加しています。
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インテリアを意識したものづくり、ディスプレイが好評。
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ステイホームでの革製品ニーズの再構築と提案にも注目が集まりました。本日10月20日(水)まで。

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なお、老舗ベルトメーカー 三竹産業は単独ブースで出展。新プロジェクト、パターンオーダーのシリーズを発表しました。


「K・n・o・t collection」
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大阪バッグ協同組合による恒例の合同展示会「K・n・o・t collection」が10月19日(火)からスタート。東京・浅草橋ヒューリックホールで開催中です。

今回は10社が出展。
上西、江山産業、北村パース、ナダヤ、パンクリエーション、ビーイング、袋物なかむら、プラウド、メイク、山川工芸(大阪バッグ協同組合 SNSアカウントより)

カジュアルからエレガンスまで幅広く展開。
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リアルパイソンを贅沢に使用したウォレットシリーズ。シンプルなデザインでレザーの持ち味を生かしています。ユニセックス感覚で仕上げることでアップデイト【北村パース】。

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前回の展示会で好評のパッチワークシリーズを拡充。くすみカラーを中心としたラインナップでトレンド性を高めています【メイク】。

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アルチザンの熟練された技とアイディアを魂(ソウル)として、ひとつひとつに製品に注ぎ込むファクトリーブランド「S.O.A」から革小物とミニ財布をリリース。シックな色合い、マットなメタリック、豊富なカラーバリエーションが話題です【ナダヤ】。

新たなOEM先を探す関係者が訪れ、活発な商談が行われています。本日10月20日(水)まで。
 

「素材博覧会 -YOKOHAMA 2021 秋-」
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ハンドメイド素材の未知なる魅力と出会うトキメキの3日間、「素材博覧会 -YOKOHAMA 2021 秋-」が10月21日(木)〜23日(土)、神奈川・横浜港大さん橋ホールで行われます。

糸・布・革・ガラス・石・樹脂・メタル・陶・木・紙・・・さまざまな素材、ハンドワーク関連アイテムの展示販売はもちろん、今回もレザーが充実。
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人気イベント「本日は革日和♪」のブースが登場予定。<レザークラフトフェニックス>を中心に皮革関連企業が合同で参加するそうです。Lizedの染め体験会や、当ブログの連載でもお馴染み、村木るいさんのセミナーも。
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実際にタンナー、ファクトリー、イベントなどをまわり、たくさんの関係者への取材に基づくリアルな話をはじめ、とても実践的で役立つと大好評! くわしくは下記リンク先をご覧ください。


「LEZZA RESILIENCE PROJECT」進行中!
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産学協同の新プロジェクト「LEZZA RESILIENCE PROJECT」がスタート。革のプロフェッショナルが集う富田興業株式会社とファッションビジネスのプロを育てる国際ファッション専門職大学とのタッグによる新プロジェクトが進行中。
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皮革産業における資源ロスの問題を解決すべく、D級レザーの利活用をテーマに日々アイディアを練り上げています。年内に第一段階のプレゼンテーションに向け邁進。
革の街、奥浅草を拠点に、革を愛するビジネスパーソンたちの情熱と学生たちのフレッシュな感性とがハイブリッド。新しいムーブメントが生まれそうですね! くわしくは下記公式SNSアカウントをチェックしてください。


「エキゾチックレザーに関する研修会」(11月16日 東京)
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爬虫類等皮革に関する、恒例の研修会(参加無料)が11月16日(火)に開催されます。
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《エキゾチックレザーに関する研修プログラム》
① ワシントン条約について
② 爬虫類等皮革製品表示について
③ 各種エキゾチックレザーについて
 1) ワニ革について
 2) トカゲ革について
 3) ヘビ革について
 4) オーストリッチ革について
 5) その他のエキゾチックレザーについて
④ 鞣しと染色について
⑤ グループに分かれて素材を見ながらの説明
⑥ 相談事例とその対応・手入れ法
 ※ 商品知識の習得にこの機会をご活用ください。ご参加をお待ちしております。

くわしくは下記リンク先をご覧ください。


「レザーワールド」2021年度第二弾
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革の季節、秋の恒例企画「レザーワールド」の次回開催が「タイム&エフォート」公式サイトで発表されました。
第二弾は「rooms43」(東京・西新宿 新宿住友ビル三角広場/10月21日~23日)に出展。各ブランドの新作アイテムの展示をはじめ、無料のワークショップ体験を提供します。
22日~23日の「NIGHT MARKET」では一般ユーザーも参加可能となっています。

「レザーワールド」は、皮革製品だけではなく、国産皮革の良さを知ってもらうために、素材や職人の技術に触れる、ワークショップなどの体験を通して触れる、レザーの魅力に多面的に触れることをコンセプトにしたプロジェクトです。前回のレポートはこちらから。








カテゴリー: 国内革事情

行動制限緩和を控え、旅行や宿泊へのニーズが回復するとともに、旅支度としての鞄、身の回り品としての革製品への関心が高まっています。一方、BtoBの活動も従来どおりに戻りつつある10月中旬。展示会開催、出展のトピックを中心にまとめました。参考にしていただけますように。

「第92回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2021」
日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「第92回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2021」が10月13日(水)から15日(金)の3日間、東京・有明 東京ビッグサイト 西展示棟・南展示棟で開催されます。
「第10回LIFE×DESIGN」、「第30回グルメ&ダイニングスタイルショー」を同時開催予定。3展合わせた出展社数は1,239社と、昨年の秋と比較し35%増加しているそうです。

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国内有数のファッション雑貨産地、東京都台東区のプロジェクト「台東ファッションザッカ」がブース出展(南展示棟/アクティブデザイン&クラフトフェア ブースNo.南3T17-23)。
シューズ、財布、革小物、ベルトなど6社が参加。革と過ごすライフスタイルを提案します。写真は会場のイメージです。

東急ハンズ梅田店「街とハンズ」&「中崎町博覧会」
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東急ハンズ梅田店10回目のバースデーを記念し、この春開催予定だったイベント「街とハンズ」が現在リベンジ開催中です。
メインイベントは、周辺エリア中崎町の「中崎町博覧会」とのコラボ企画! ものづくりの街、中崎町から革小物ブランド「寛屋」、「バッグアーティストスクール レプレ」ほか、人気ショップが出張し、スペシャルプログラムを続々と行っています。そして、「中崎町博覧会(なかはく)」もリベンジ開催。こちらは10月16日(土)です。お見逃しなく!
 
「東東京モノヅクリ商店街ポップアップイベント」
話題のプロジェクト「東東京モノヅクリ商店街」が株式会社CAMPFIREと提携。予約販売をスタートしました。
第1弾は10社が参加。レザー関連ではフランス製サーモンレザー使用のガジェットポーチ(天野宝国株式会社/台東区)、モチッと新足感!未体験な履き心地でスタイリッシュな新感覚JAZZフラットシューズ(有限会社デコルテ/台東区)、贅沢な分厚い銀メッキをバレル研磨仕上げの特製バックルでつくる「あな」がないベルト(株式会社二宮五郎商店/墨田区)など、意欲作がズラリ。
現在、東京・渋谷PARCO 1F「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」に特設展示コーナーが登場。今回、企画に参画するプロジェクトの商品のショールーミング的なアプローチも展開し、高感度ユーザーに訴求しています。

「ファッション ワールド 東京 秋」
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日本最大のファッション展示会「ファッション ワールド 東京 秋」が10月18日(月)~20日(水)の3日間、東京・有明 東京ビッグサイト西展示棟で開催。
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構成展のひとつ、「国際生地・素材EXPO」皮革ゾーンに爬虫類等皮革企業から、堀内貿易株式会社、株式会社太閤染革が出展予定。写真は前回の様子です。
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くわしくは、下記リンク先、エキゾチックレザー PRアカウントで10月16日(金)の投稿分でお知らせ予定です。
「ジャパンファッションEXPO」で展開する、国産天然皮革の魅力を発信するブースも必見です!

「K・n・o・t collection」
大阪ハンドバッグ協同組合による恒例の合同展示会「K・n・o・t collection」が10月19日(火)・20日(水)の両日、東京・浅草橋ヒューリックホールにて行われます。カジュアルからエレガンスまで幅広いコレクションが発表される予定です。

HAPPY BAG DAY!! 11月8日・9日は「いいバッグの日」!
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一般社団法人日本バッグ協会が主催する、HAPPY BAG DAY!! 11月8日・9日は「いいバッグの日」! キャンペーンが10月7日(木)からスタート。
いいバッグの日にちなんで、ユーザーにアンケートを実施。公式サイトの専用フォームに入力するだけで簡単です。抽選で商品券やオリジナルバッグをプレゼント。期間は11月14日(日)まで。

「姫路城 皮革フェスティバル」
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国内有数の皮革産地 兵庫・姫路の恒例イベントの開催が御着四郷皮革協同組合「leather cafe」SNS 公式アカウントで発表されました。待ちに待った復活、うれしいですね。
世界遺産に指定された姫路城が会場となり、国際的に高く評価される姫革の魅力に触れる5日間。どうぞお楽しみに。

「Taipei IN Style」10月展にジャパンブース出展
日本の革製品を海外でPRし、海外市場拡大を図るための活動の一環として、10月7日(木)~11日(月)、「Taipei IN Style」10月展(台湾・台北)にジャパンブースを出展しました。
「Taipei IN Style」初出展となる今回は、「コルガ」「hmny」「キイチ」「KIYOKAWA」「ワイルドスワンズ」「ヘルツ」「エム・リップル」などが出品。
SNSアカウント「JLIAJapanLeatherbooth」で会場のようすを連日投稿し、グローバルに情報発信。好評でした。参加ご希望の場合は来年度の募集にもご注目を。

カテゴリー: 国内革事情

緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が各地で解除され、街に活気が戻りつつあります。とはいえ、従来どおり、新型コロナウイルスの感染対策を万全にし、経済活動を推し進めていきたいですね。そんな10月上旬のトピック、イベントなどをまとめました。参考にしていただけますように。

「ジャパンレザーアワード2021」審査会・応募作品展
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国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード2021」の「審査会」<10月2日(土)>・「応募作品展」<10月3日(日)>が、東京・イッツコムスタジオ& ホール 二子玉川ライズで行われました。
長濱雅彦審査員長(東京藝術大学美術学部教授)をはじめ、ファッション、デザインの分野で活躍する7名の審査員が厳正に審査。今年度は、株式会社三越伊勢丹 婦人靴・婦人雑貨バイヤー 佐藤泰行さんが参加し、販売現場の視点での評価も加わりました。
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皆さんがほぼ1日をかけてじっくりと1点1点審査する情熱と集中力に驚きました。審査結果(グランプリ以外)は近日中に発表されます。当ブログでもレポートを改めて公開しますので、お楽しみに。

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続いて、「応募作品展」では全応募作品222点をお披露目。
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「ご来場いただいたかたには、展示された応募作品へのメッセージをお願いしております。作品へのメッセージは応募者の励みとなりますので、ぜひ、メッセージをお寄せください」(同アワード事務局)と呼びかけられ、たくさんのコメントが届きました
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メッセージを記入した用紙を提出すると、ジャパンレザーのプレゼントが。今回は端革セット(作り方レシピ&型紙つき)。
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生命の証を最後まで使い切る取り組みはSDGsにもつながりますね。無縫製で簡単にトライできる作品なので、お子さんにもぴったり。とても好評でした。
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会場はご応募くださったクリエイター、つくり手の皆さんにとっての晴れ舞台。ご自分の分身のような作品がどのように展示されているか確かめたい、そんな熱い想いが伝わってきます。
また、二子玉川エリアだけに、ファッショナブルなユーザーさんの来場も多く見受けられました。若い世代は、通販での購入が普及しているせいか、店頭での接客が苦手というかたも少なくないようです。
多彩な作品が展示され、ご自分のペースで自由にじっくり革製品と向き合うことができる空間は、ジャパンレザーとの出会いの場、ショールーミングスペースとして、とても有効に活用されているようでした。
今後、購買する際にこの体験が生かされ、日本製革製品の愛用者が増えることで、皮革業界の活性化につながる・・・その一歩となりました。
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フォトスポットでは写真撮影も。さまざまなスタイルで楽しんでいらっしゃってうれしいですね。

当ブログ月イチ連載でお馴染みの村木るいさんがいち早く、レポートを動画で配信。

また、歴代のグランプリ受賞者、二本真さんもツイッターでレポート。こちらも併せてご覧ください。


「東京レザーフェア」開催決定
第102回「東京レザーフェア」の開催が同公式サイトで発表されました。
12月1日~2日、東京・浅草 都立産業貿易センター 台東館で開催予定です。出展企業や実施企画、セミナー情報などは順次、公式サイトにて発表予定です。


「Wisteria Fujiwara」 オーダーイベント
人気シューズブランド「wisteriafujiwara(ウィステリアフジワラ)」の期間限定オーダーイベントが東京・銀座三越本館 2F 婦人靴売場で行われています。
靴職人が足のサイズを計測し、最適なサイズ・履き心地を提案。履きやすさと美しさを兼ね備えたシューズをお好きなカラーでオーダーできます。
定番のパンプスに加え、トレンドのブーツなど、新しいデザインもラインナップ。
行動制限緩和に向け、ご旅行を計画している大人世代におすすめ。歩きやすく美しい一足を誂えてみては?

「nasamica」販売・パターンオーダー会
人気ブランド「nasamica」のポップアップイベントが東京・日本橋髙島屋本館 1F 特設会場でスタート。
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「LEON」最新号に同ブランドの新作が掲載され話題です。
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掲載アイテムについては下記リンク先をご覧ください。

1916年創業の老舗メーカー、西川商店が伝統を受け継ぎながらも、革製品の可能性を切り拓くプレミアムレザー・ファクトリー・ブランド「NASAMICA(ナサミカ)」。
熟練のクラフトマン達がレザーと対話しながら丁寧に、時間をかけ、ひとつひとつハンドメイド。エキゾチックレザーファンから注目を集めています。
今回の会期は10月12日(火)まで。頑張った自分へのご褒美をオーダーしてみてはいかがでしょうか。

都内爬虫類皮革タンナー工場見学(10月27日・28日)参加者募集
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エキゾチックレザーのPRの一環として、ヘビ、トカゲ、ワニ等の鞣し、染色のタンナー、株式会社山本工業の工場見学<東京都荒川区/10月27日(水)・28日(木)>の開催が一般社団法人日本皮革産業連合会 公式ホームページで発表されました。
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10月27日・28日各日とも10:20~12:00(同じ内容)、少人数制(各回5名)でソーシャルディスタンスに配慮して行われます。参加無料。詳細は下記リンク先をご覧ください。
 
「TOKYO LEATHER GOODS FACTORY COLLECTION」
東日本バッグ工業組合 組合員有志メーカーによるプロジェクト、「TOKYO LEATHER GOODS FACTORY COLLECTION」のポップアップイベント<9月27日(月)~10月31日(日)>が、JR東京駅構内(改札内)エキュート東京 粋イキスイ イベントスペースで開催中です。
メイドイン東京の上質なジャパンレザーのバッグ、財布、小物と出会えます。
公式インスタグラムアカウントで出展企業各社のトピックが続々と投稿されていますので、ぜひ、チェックしてみてください。

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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