欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2022年1月 の記事

カテゴリー: 村木るいさんの「人に話したくなる革の話」

月1回のスペシャルコンテンツ、村木るいさんの「人に話したくなる革の話」。2022年第一弾は、島根県江津市の苔の取り組みから見る「売る」難しさと革の話について。

村木さん独自の視点により、革の新しい可能性とその広がりが感じられるレポートです。ぜひ、ご覧ください。

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通常、皮革産業のさまざまなトピック、イベントのレポートなどをお届けしておりますが、人気イベント「本日は革日和♪」を主宰する村木るいさんが月1回スペシャルコンテンツをお届けしています。イベント、セミナーなど精力的に活動する村木さん。皮革に関する確かな見識を有し、幅広い情報発信に支持が寄せられています。

当ブログでは、レザーに関心をもちはじめた若い世代のかたや女性ユーザーにお伝えすべく、わかりやすい解説とともに西日本の皮革産業の現状をご紹介しています。独自の視点・レポートが大好評です。

人気イベント「本日は革日和♪」。今後の予定、スケジュールなどは下記のリンク先をチェックしてください。
  「本日は革日和♪」

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毎度です!

「この時期って寒すぎるのでタンナーさん見学はしづらいんです」ムラキです!

月1回書かせていただいているこのblog、どうしてもコロナに触れざるを得ません。

年があけた2022年1月からコロナ オミクロン株の蔓延が進み、連日新規感染者数が過去最多を更新しています。オミクロン株は従来よりも軽症であるためか、現在は蔓延防止策のみが発令されている現状です。願わくば1年後なりに「そんなこともあったなあ」と読み返せていたら良いですな。

今月のblogは下記のような内容を書いていきます

・ポップなきのこ展と苔

・きのこと苔のイベントで見てきた
「こんなところで革」「売ることの難しさ」

・革屋さんの新作革

・今後イベント予定

ポップなきのこ展に行ってきた

1月に大阪の植物園「咲くやこの花館」で行われたPOPなきのこ展を見に行ってきました。

帰ってきた!POPなきのこ展 | 大阪の植物園-咲くやこの花館-

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きのこ自体も食べるのは好きですが、植生はそれほど興味もっていないです。同時開催の苔展に興味あったのと、「SNSでバズッた!?きのこリウムフォトスポットが今年も登場!」と書かれた写真が「あれ?これどうやって撮っているんだ」と興味を持ったので。
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会場の様子とフォトスポットはこうやって撮っていたのか!

会場はなかなか盛況でした。2年ぶりの開催となっていたのと、昨今の苔人気もあったようですな。
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ちなみにフォトスポットは下記のような撮り方でした。苔やキノコ部分は全部本物です。なるほど、これは面白いやり方だな、と感心。
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会場で見かけた革の使い方

会場で販売されているこちらのモスライト、という商品はガラス容器とLEDがセットになっています。
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こちらのライトを支えている土台は革にハトメで金具をつけて、ワイヤーをつけたものですな。

モスライトの販売業者さんがオプションパーツして販売されています。

革素材の便利なところは,「端っこの始末をしなくてもほつれてこない」「線維が緻密に絡み合っているので、頑丈」ということがあげられます。刃型を作れば量産しやすいですし、縫製の必要もないので作業効率も大変良い。

革素材はこういう些細な使い方でも使いやすい素材だと思うんだよなぁ。この業者さんもよく革を使ってくれたものです。ありがたやありがたや。


島根県江津市の苔の取り組みが面白い
会場では「コケトークショー あなたの知らないコケ園芸の世界」というものが行われていました。1時間程度でしたが、この話の中で聞いた島根県江津市(ごうつし)の苔に対する取り組みはなかなか面白かったです。
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江津市と書いて「ごうつし」と読む

江津市 - Wikipedia

江津市 - Google マップ

島根県江津市は「東京から移動時間がもっとも遠いまち」、 というのをうたい文句にするほどの日本海沿いの街だそうです。

かいつまんで説明すると・・・

・1970年から比べると水稲作付け面積が1つの市と同じだけの面積が減少。耕作放棄が進んでいる

・山沿いにあり日照が悪い場所や山際が多いが、苔栽培には最適

・2010年から苔栽培が始まった

・女性や高齢者でも持てるくらい資材が軽く、初期投資も安い

・作業的には日に当てつつ日々細かい雑草を手で除去していく

・現在は20の個人や企業が苔を栽培している

・2014年からは「ごうつコケプロジェクト」と銘打ってセミナーや展示会に出展。販売生産支援をしている。

・地方創生6次産業モデルとして「江津(ごうつ)のコケで世界を潤す」をビジョンとし、生産者・地元の企業・行政が一体となって取り組んでいる

6次産業?
1、2、3、4次産業はわかるけど、6次ってなによ?

1次産業+2次産業+3次産業で6次産業

1次産業は農業や漁業、2次産業は加工、生産。3次産業はサービスや販売です。


1次、2次、3次くらいはまぁ、中学社会で習うくらい一般的な用語です。4次産業となると、「情報通信・医療・教育サービスなどの知識集約産業」と呼ばれています。多分まだ教科書には書かれていない用語、のはず。

で、5次産業を飛び越えて6次産業ってなによ?


6次産業は、農畜産物、水産物の生産だけでなく、食品加工(2次産業)、流通、販売(3次産業)にも農業者が主体的かつ総合的に関わることによって、加工賃や流通マージンなどの今まで2次・3次産業の事業者が得ていた付加価値を、農業者自身が得ることによって農業を活性化させようというものである。

あぁ、なるほど。

1次産業の仕事、農業なり漁業の人が自分たちで製品づくり(2次産業)から販売(3次産業)までやって、利益得なさいよ、ってことか。なるほど、江津市の苔プロジェクトはこの6次産業を目指している、と。ふむ

この6次産業は国も提唱しており、実際にいくつかの成功例もあります。


メリットは雇用創出や利益アップ。デメリットとしては初期投資の大きさや、専門知識の習得などがあげられます。

じゃぁ江津市の6次産業化はうまくいったのか?

セミナー最後に会場から質問を募ったところ面白い質問が。

「江津市の苔プロジェクトは面白いですが、現状は苔素材の販売が多いと思います。

苔リウム(参考リンク:Mosslight-LED(@mosslight1955) • Instagram)を販売、などはされないんですか?」

回答「現在はしていません。
市内には苔を素材として栽培している農家さんもいますが、苔リウムを作っている人もいます。

当初はこの苔リウムを様々な地域に出荷して販売を、ということも考えましたが、うまくいきませんでした。

委託として苔リウムを置いてもらうと、販売されなかったものが返送されます。この返送料が高い。また、梱包も大変なため、現在は休止しています。

ですが、江津市の中では苔リウムを個人で作成し、販売されている方もおられますので、ぜひ遊びに来てください!」

異様にしゃべりがうまいな、この人・・・と感心しながら聞いていました。

HP:江津市観光協会 石見神楽・温泉など江津市の観光情報満載
FB: 江津市観光協会 | Facebook

作るよりも売るほうが難しいなぁ、と

普段からよく言っているのですが「作るよりも売る行為の方が5倍くらい難しい。でも、売れる品を考えるのはその10倍難しい」です。


作る行為って目標が明確です。納期までに、既定の品質を満たせば終わるわけです。

売る行為って終わりがわかりづらいです。

全部売ればいい、という問題ではなく、「利益があるように」売らなきゃいけない。

ですが、今の時代は「今日買ってくれたお客は数か月も数年後も買ってもらいたい!」、という優良顧客を作らなきゃ意味がないわけです。焼き畑農業的に「うっぱらっちまえばこっちのもの!この客とは二度と会わない!」、という楽な売り方はしづらいわけです。

売れる品を考える、のはさらに難しい。

売れる品を考えるためには、どの層に売るのか、そのお客は何を望んでいるのか、そのお客にとっての適正価格はいくらか。自分の手持ちのカード(技術、素材、デザイン)などは何があり、それをどう提供して、どれだけ利益を載せられるか、などを考えなきゃいけません。

江津市の取り組みは苔を栽培する、というアイディアと実行。それに加えて、「それを販売してく」というルートも試行錯誤しつつ確立させている最中なんだな、と勉強させてもらいました。
 

関西の革屋さんの展示会を見てきた

ちょうど今の時期、関西の革屋さん2社が展示会をしていたので見てきました。

※革屋さんの展示会はメーカーさん向けのものとなります。展示品から「じゃぁ、これを3色で10枚ずつ購入する」というようなシステムになっています。事前予約制。
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ミヤツグさん、今回の面白い革なに?

専務さん
「こちらの馬革どうですか?パラフィン、あるいはオイルを入れています。馬ってどうしても小傷が多いですが、それを見せつつもパラフィンを入れることでパラフィンの禿具合によるエイジングやオイルエイジングが楽しめますよ」
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専務さん
「このパラフィンは特殊で食いつきが強いです。そのため使い始めてすぐに白い部分がぼやけてきます、ということは起こりづらいです。じわじわ、と徐々に曲がっている部分の色合いが変わり、平面部分も変わっていく、という感じですね」
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ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ、、、、あ、ほんとだ。確かにパラフィンの食いつき良いですな。面白いなぁ、この革も。

ほかにもサステナブル対応のレザーもラインナップ。
「現在は展示会中で希望の方はお問い合わせください。展示会後もコロナのため、ショールームがオープンできない状況となっています。心苦しいですがご理解ください」とのことでした。

寿屋さんのNEW COLLECTION

ミヤツグさんから徒歩5分ほど。てくてくてくてく・・・

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寿屋 担当者さん
「寿屋では1月27日から個展を開催します。感染症予防のため、予約制での実施となります。お電話、メール、DMにてよろしくお願いいたします。来社の際にはマスク着用のご協力をよろしくお願いいたします」

【寿屋大阪個展】
1月27日(木)~ 10:00~17:00
大阪本社
 大阪市浪速区大国2-2-1
 06-6649-2377
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で、面白いのは?

寿屋 担当者さん
「展示会の最中だからあまり大っぴらに見せられないんですよねぇ。
それでもやっぱり、『寿屋の革がいい!』と言ってくださるメーカーさんもおられますので、寿屋らしい新作革を作っていますよ」
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ん?
これって以前私がイベントで見た革だよね?


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寿屋 担当者さん

「そうですよ」

どう見ても大理石の机にしか見えないけど、大理石模様の革なんだよなぁ、これ。目がおかしくなるなぁ

今後イベント予定

・Phoeninx Night 

1月28日(金) レザークラフトフェニックスが20:00まで営業


カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

1都12県にまん延防止等重点措置を適用する方針が発表されましたが、皮革業界では感染対策を万全にし、経済を止めることなく活動しております。
今回もさまざまなトピック、イベントをまとめました。参考にしていただけますように。


「PINK RIBBON LEATHER PROJECT」
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レザートレンドを牽引する皮革卸「丸喜」が新プロジェクト「PINK RIBBON LEATHER PROJECT」を始動。乳がん・がんと向き合う人やその家族・友人を「皮革を扱う仕事」を通して、病気に打ち勝ち笑顔を増やす応援をするチャリティープロジェクトです。
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本社(東京・奥浅草)ショールームには、「LEATHER ART THERAPY」企画第一弾から「がん細胞」や「乳房」をイメージした試作レザーを展示。当事者のかたのイメージやアイディアをベースに、プロジェクトチームと賛同するつくり手たちが連携し、アート性の高い手染め革を仕上げました。
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テーマを知らずに見た人は、かわいらしくて華やかな印象を感じることが多いそう。病気に打ち勝つポジティブな想い、メッセージが、レザーを媒介として伝わっていくのがうれしい。「乳がん・がんに関わるかたの心の癒しとなりますように、活動してまいります」と語る藤田晃成社長をはじめ、スタッフ一丸となってプロジェクトを推進。今度の動向が楽しみですね。


令和4年度 税制改正案「中小企業向け賃上げ促進税制」

令和4年度 税制改正案「中小企業向け賃上げ促進税制」(中小企業関連)についてのアナウンスが一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページのニュースリリースで紹介されました。
中小企業向け「賃上げ促進税制」は、青色申告書を提出している中小企業者等が、一定の要件を満たした上で、前年度より給与等の支給額を増加させた場合、その増加額の一部を法人税(個人事業主は所得税)から税額控除できる制度です(中小企業庁ホームページより)。くわしくは下記リンク先をご覧ください。


「FOZA STYLE」にエキゾチックレザー製品掲載
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ウェブメディア「FOZA STYLE」12月22日更新分、【オトコを磨く100の方法】「ビジネス仕様の財布はやっぱり貫禄の薄マチエキゾチック! 」に、エキゾチックレザー製品「S.sakamoto(エス・サカモト)」の財布が紹介されました。
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上質なクロコダイル革を使用し、薄さを追求したマチなし長財布。シンプルな仕様でクロコの魅力を最大限に引き出した存在感は圧倒的! 紙幣と必要なカードだけ収めるスマートなスタイルに最適です。ジャケットの内ポケットにも収納しやすく、シャープなシルエットを乱すことなく、洗練された着姿へと導きます。くわしくは下記リンク先をご覧ください。


「wisteriafujiwara」マイサイズオーダーメイドフェア 

人気シューズブランド「wisteriafujiwara(ウィステリアフジワラ)」マイサイズオーダーメイドフェアが、1月26日(水)から東京・日本橋 日本橋髙島屋SC 本館3F シューワールドで開催されます。おしゃれは足もとから。わたしだけの一足に出会うミラクルを体感してください。


「タイム&エフォート」革鞄・ハンドバッグ特集 更新
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2021年度の年間テーマ、革鞄・ハンドバッグ特集、テーマ2「業界の有識者&博物館担当者に聞く 日本の鞄・バッグの 現在過去未来」最新回、 「リアルな現場と直結した、プロの革バッグ職人を育成する学校<バッグクラフトマスタースクール> -前編-」を公開しました。ぜひ、ご覧ください。


草加商工会議所 ポップアップイベント

埼玉県草加市 草加マルイ1F 草加マルシェにて、「&プロジェクト」ポップアップイベントが行われています。
「&プロジェクト」は、草加市内の障害福祉サービス事業所が連携して就労支援向上を目指すプロジェクトチーム。草加商工会議所の呼びかけで「買い手よし・売り手よし・世の中よし」の三方よしの草加の"いいもの"を日替わりで紹介しています。
草加商工会議所公式フェイスブックアカウントで投稿された画像によると、皮革産地・草加を代表するアイテムの展示もされているようです。会期は1月23日(日)まで。


「TOKYO LEATHER GOODS FACTORY COLLECTION」
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東日本バッグ工業組合 組合員有志メーカーによるプロジェクト「TLGFC/TOKYO LEATHER GOODS FACTORY COLLECTION」ポップアップイベントが1月24日(月)~2月9日(水)、東急プラザ銀座 B2エントランススペースで開催されます。バッグをはじめ、財布、小物など幅広く展開予定。前期・後期に分かれて出展ブランドも入れ替わりがあります。くわしくは下記リンク先をご覧ください。


「東東京モノヅクリ商店街」ポップアップイベント

話題のプロジェクト「東東京モノヅクリ商店街」のポップアップイベントが、1月28日(金)から東京スカイツリータウン 東京ソラマチ内 すみだまち処で行われます。
墨田、台東、荒川、葛飾、足立など、東東京の町工場による"架空の商店街"「東東京モノヅクリ商店街」。下町のオンリーワン商品を厳選して紹介。今回は皮革産業から大関鞄工房、駒屋、二宮五郎商店が参加するそうです。近隣にお出かけの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

新型コロナウイルス オミクロン株の影響がじわりと広がりつつありますが、皮革業界では感染対策を万全にし、経済を止めることなく活動しております。
業界内での恒例スケジュールをはじめ、イベント、トピックをまとめました。参考にしていただけますように。


「ジャパンレザーアワード2021」受賞作品一般公開 無事終了
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国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード2021」受賞作品一般公開が、1月8日(土)まで開催されました。
プロダクトとファッション、両分野の第一線で活躍するクリエイター、ビジネスパーソンが厳正に審査し選出された受賞作品10作品の展示、受賞者のインフォメーションをご紹介。実際に触ったり、座ったり、試したりできる貴重な機会でした。
会場となった「b8ta(ベータ)新宿マルイ」(新宿マルイ本館)は東京メトロ丸の内線・副都心線 新宿三丁目駅 A1口から直結で便利。東京23区内では4年ぶりの積雪となりましたが、安心してお客さまをお迎えできました。写真は最終日に撮影したものです。
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新宿三丁目駅の真上にあり、東京メトロ副都心線と相互乗り入れを実施している東急東横線・みなとみらい線・東武東上線・西武池袋線沿線をはじめ、広域エリアとつながり、アクセス抜群の場所にも恵まれました。
また、受賞者のインタビューページやプロモーション動画などの取り組みは、レザーファン、クリエイター、受賞者など、多くの関係者に好評でした。
ご来場くださった皆さま、ほんとうにありがとうございました。来年度もどうぞお楽しみに!


22年23年秋冬レザーコレクション個展 開催中
皮革卸などの企業が2022年23年秋冬レザーコレクション個展を本日1月12日(水)から行います。バッグの専門誌「バガジン」(11月15日号)によると、「吉比産業」「丸喜」「ブティックヤマダ」「相川商事」が1月12日(水)~14日(金)の日程を予定しているようです。
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浅草で100年以上の歴史を誇る皮革卸売販売の「タテマツ」では、2021年12月からスタートし、1月末まで開催。
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リベンジ消費に向けニーズが高まる、華やぎ・煌めきを表現したレザーをはじめ、多彩なラインナップで最新トレンドを発信。
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個人事業者の対応も可能となり、クリエイターから支持が寄せられています。


「タイム&エフォート」革鞄・ハンドバッグ特集 更新
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日本の革と革のものづくりの魅力を発信する「タイム&エフォート」の2021年度年間テーマ「革鞄・ハンドバッグ特集」の新コンテンツとして、「Z世代のものづくりと革鞄・バッグに対する意識の変化(1) 現役大学生に聞く、革鞄・バッグ、私たちのいままでとこれから」が公開されました。
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スマートフォンとSNSをネイティブ感覚で使いこなし、それらを起点に生まれるトレンドを発信し拡散するZ世代が考える革鞄、レザーバッグとは何か? 彼らが育んだファッションの歴史、感覚を探るべく、国際ファッション専門職大学 国際ファッション学部 平井秀樹先生と、平井ゼミの学生の皆さまにヒアリングのご協力をいただきました。
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ファッションビジネスのプロを育てる国際ファッション専門職大学は、2021年、革のプロフェッショナルが集う富田興業株式会社が産学連携プロジェクトとして「LEZZA RESILIENCE PROJECT」を始動。 皮革産業における資源ロスの問題を解決することを目的とし、ビジネスモデルをデザインするという実践的な取り組みです。
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第一弾として、D級レザーをテーマに展開。 キズなどがあり、グレードの評価が低いため、製品づくりに使用することが難しいとされてきたデットストックの有効活用を目指します。 こちらも併せてご注目ください。


「ファッション・マーケティング講座」
台東区立産業研修センター(東京・奥浅草)が恒例企画「ファッション・マーケティング講座」を1月26日(水)に行います。
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「東京レザーフェア」の人気ブース「トレンドラボラトリー」のディレクションをご担当のジャルフィック 代表 池田正晴さんが登壇。 2022年23年秋冬トレンド・カラー&レザーを徹底レクチャーなさいます。 定員30名(先着順)、受講料1,000円。
台東区内在住・在勤・在学のかたが対象となっていますので、くわしくは下記リンク先をご覧ください。


第3回 皮革関連セミナー「紳士靴の基礎知識」
東京都立皮革技術センター 台東支所(東京・浅草)の恒例企画、令和3年度 第3回 皮革関連セミナーを1月28日(金)に予定しています。 東京都の方針に基づき、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策に十分に配慮し行われます。
今回は「紳士靴の基礎知識」をテーマとし、株式会社リーガルコーポレーション 製造部部長 石原邦生さんが登壇します。
紳士靴について、グッドイヤー・ウェルト製法等を始めとした基礎的な知識にとどまらず、靴底の素材やつくりなどについて、紳士靴の魅力について解説なさいます。 くわしくは下記リンク先をご覧ください。

カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

あけましておめでとうございます。本年も進化し続けるジャパンレザーのトピックをお知らせしてまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
今回もさまざまなトピック、イベントをまとめました。参考にしていただけますように。


「ジャパンレザーアワード2021」受賞作品一般公開
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国内最大規模の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード2021」の受賞作品一般公開が、「b8ta(ベータ)新宿マルイ」の特設ブースで2022年も継続して開催中。
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会期はいよいよ1月8日(土)までとなりました。
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いままでにない新しいジャパンレザーと出会えます。どうぞお見逃しなく。


「レザーソムリエ」皮革講座 Professional(中級)再始動を発表

皮革および革製品の正しい知識をもとに、レザーライフを楽しんでもらうための資格制度「レザーソムリエ」。一般社団法人日本皮革産業連合会と日本革類卸売事業協同組合が主催しています。
2022年は「皮革講座 Professional(中級)」の再始動を発表。東京と大阪の2か所で開催予定です。3月12日(土) 大阪会場、4月20日(水) 東京会場で開催され、6月にはもう一度、大阪会場での開催を準備しているそうです。くわしくは下記リンク先、「レザーソムリエ」公式サイトをご覧ください。


日本タンナーズ協会 公式YouTube最新動画公開
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日本タンナーズ協会が開設した公式YouTubeチャンネルが最新投稿を公開。"革だからこそできる"リメイクを靴職人の技でショートブーツに生まれ変わらせました。
「革は畜産副産物を有効活用したエコでサステナブルな素材です。」レザーファンはもちろん、多くのエンドユーザーに届けたいとのメッセージが込められています。ぜひ、ご覧ください。


「LEON」&「LEON.jp」にエキゾチックレザー製品が掲載されました
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12月24日発売の「LEON」2022年2月号(162ページ)に、エキゾチックレザー製品が掲載されました。
今回は、ナイルクロコダイルを使用したアイテム2点(株式会社ヤマギワ/ナイルブリーフケースと大判ナイルソフトトートバッグ)が登場しました。自社で原皮の買い付けから染色、製品製作まで一貫してものづくりにこだわった逸品です。ナチュラルな風合い・色合いを生かし、クロコダイルの魅力を最大限に引き出しています。ぜひ、誌面をご覧ください。

ファッション誌「LEON」のWEB版「LEON.jp」1月2日更新分、 「モテる大人のバッグと財布」特集<リッチな大人のエキゾチックなバッグと財布>にてエキゾチックレザー製品、「YAMAMOTO SEIHO」のトートバッグが紹介されました。

製品情報につきまして、くわしくはこちらをご参照ください。


防寒アイテム 革手袋を知る、おすすめコンテンツ
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「タイム&エフォート」note公式アカウントの最新投稿で、革手袋に関するまとめ記事が公開されました。
防寒対策の革製品について。東京都心では45年ぶりの寒さといわれるこの冬、ほしいのが、手袋ですよね。「冬本番に向けて、手袋を探したい」そんなときに参考にしていただきたいコンテンツを、「タイム&エフォート」公式サイトColumn<革の基礎知識>からご紹介。
国内生産シェアの90%を占める日本の手袋産地、香川県東かがわ市。日本手袋工業組合、地域ブランド「香川手袋」関連のアカウントなども加えています。ぜひ、お役立てください。


エスペランサ靴学院 第48期生(2022年4月開講)募集開始

2021年度(第47期)から大阪へ拠点を移したエスペランサ靴学院が、第48期生(2022年4月開講)の生徒募集開始を発表しました。
エスペランサ靴学院では、靴文化の創造・発信、新たな靴ビジネスの拠点になることを目指しています。靴づくりはもちろん、商品企画やデザイン、マーケティング、ブランディング、販路開拓、開業、経営、金融など、事業や仕事に直結する内容を幅広く学びます。くわしくは下記リンク先をご覧ください。


「姫路 革の市」 2022年第一弾

毎月恒例の「姫路 革の市」。 2022年第一弾となる、1月の開催について公式ウェブサイトで発表。1月9日(日)に行われます。
国内有数の皮革産地・姫路のなかでもタンナー(皮革製造工場)が多く集積する高木地区を拠点とした直売市。「姫路で生み出された高品質な皮革を知っていただき、日本のものづくり文化の発展に寄与したい」との想いが込められ、地場産業である皮革を用いた革製品(鞄/靴/小物)を出品。天然皮革素材、副資材が豊富にそろい、DIY派ユーザーに人気を集めています。

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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