欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2023年2月15日 の記事

カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

今年の「バレンタインデー」は久しぶりの対面で手渡ししたかたも多かったかもしれません。アフターコロナに向け、ユーザーの皆さまの意識にも変化が感じられます。
続いて、「ホワイトデー」のギフト提案で店頭は華やかです。一方、BtoBの展示会も行われ、活気が戻りつつあります。

今回もイベント、メディア情報ほか、さまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


【展示会情報】「ギフト・ショー」

2月15日(水)~17日(金)の3日間、「第95回 東京インターナショナル・ギフト・ショー春2023」が東京・有明 東京ビッグサイト 東展示棟で〝オムニチャネルで、日本経済の再生をPARTⅡ〟をテーマに開催。同時開催の「東京インターナショナル・ギフト・ショー春2023 第13回 LIFE×DESIGN」は、"心地良い暮らしと体験で楽しい住まいをデザインする"をテーマに行います。

コロナ禍の出口が見えてきた今、新しいマーケットや暮らしの変化をビジネスチャンスとする企業が経済を活発化。前回の東京ギフト・ショーでは、約19万人ものバイヤーが来場するなど、復調傾向を感じます。

今回の出展社数は、同時開催展を含め2,705社と前回の2022年9月から36%増加。海外からは、16の国と地域から290社が出展。前回は東1~6ホールを使用しての開催でしたが、出展社の増加にともない、今回は東7ホールも使用し、会場の規模を拡大させるそう。ジャパンレザー関連のおすすめブースは以下の通りです。

■台東ファッションザッカ
東京都台東区は日本有数のファッション雑貨の産地。そんなエリアを代表するファクトリーブランドが出展。今期のデザインテーマは、春を先取りする「浮遊」。明るい柔らかな光のなかで商品が浮いているようなグラフィックを演出。ブースデザインとともに楽しさを訴求し、華やかなアイテムをラインナップします。

老舗ファクトリー 野村製作所の新プロジェクト「CROCCO」を出品。大人世代の女性に向け、国内最高峰を目指した上質な革小物を提示します。
JC2211野村様2649.jpg
写真は、2022年11月「JFW JAPAN CREATION 2023」で撮影したものです。

ベルトメーカー 高梨のオリジナルブランド「bell la bell」ではバッグ、革小物など幅広く展開。
したまち小粋2212高梨様.jpg
トレンドのクロワッサンバッグを腕利き職人が程よいカジュアル感で仕上げ、2022年12月のポップアップイベント「したまち小粋マーケット」では幅広い世代にヒット!

■東京製革業産地振興協議会
東京都産業労働局・東京製革業産地振興協議会が地場産業であるピッグスキンをフィーチャーしたブースを出展。東京スカイツリーのおひざもと、東京都墨田区を中心に豚革の生産が盛んです。

豚革は可塑性が高く、軽くしなやか。タンナーをはじめとしたつくり手たちの秀逸な技術により、さまざまな加工、豊富なバリエーションは圧巻です。しかも通気性、放熱性に優れているので、スマートフォン関連アイテムなどにも最適。レザーファッションの地産地消に期待が寄せられています。

■天野宝国
main.jpg
革卸問屋 天野宝国株式会社の皮革レーベル「ASAKUSA革百貨店」が「第95回 東京インターナル・ギフト・ショー春2023」に出展。同社では財布、鞄、ハンドバッグ、靴、ベルト、ウェアなどの革製品のOEM開発をより強く展開。
sub1.jpg
天野宝国は明治42(1909)年に創業しそれ以来、国内産レザー及び海外産レザーの原反を、各製造工場、メーカー(財布、鞄、ハンドバッグ、靴、ベルト、洋服)や卸問屋(バック・靴製品卸)への卸売販売や、原反販売のためのレザー新製品の技術を開発し続けています。
sub2.png
企業・ブランドが抱える「ものづくり」の課題に、100年続く革卸問屋・職人と皮革メーカーだからこそできる三位一体の「ブランドづくり」をOEMで提供するそうです。

■豊岡鞄(アトリエヌウ)
今回は"廃業網から生まれた鞄"シリーズを中心に、環境に配慮されたレザーやワインの搾りかすで染色したレザーを使用したバッグや財布などを展示。同社は、2022年、SDGs事業認定証を取得。地場産業である"鞄製造"を中心に、より持続可能なものづくりに取り組んでいます。


【メディア情報】「ジャパンレザーVOICE」
レザボイ09_img_01.jpg
インターネットラジオ×YouTubeハイブリッド型動画コンテンツ配信「ジャパンレザーVOICE」第9回が、2月15日(水) 16:00からアズーリFM公式サイトよりライブ配信(生放送)されます。

■キーパーソンインタビュー
レザボイ09_img_02.jpg
靴づくりの人材育成を推進する仕掛け人
大山一哲氏

■「ジャパンレザー 旬暦」製品紹介
レザボイ09_img_03.jpg
新しいステージを迎える皆さまに向けた
名刺入れ・カードケース

■注目コンテンツDIG
レザボイ09_img_04.jpg
THE LEATHER SCRAP KIMONO展示
新生活応援企画「Gift for New Life」

今回は以上の3テーマで構成されています。どうぞお楽しみに。同じくフェイスブックライブ配信では、番組のオープニングコーナー終了後、第一特集「キーパーソンインタビュー」コーナー前半20分ほど休止となります。ご注意ください。


【メディア情報】「JLIAtv」

一般社団法人日本皮革産業連合会 公式YouTubeチャンネル「JLIAtv」で新着動画が公開されました。今回は「エキゾチックレザーマーケットジャパン」のご紹介[ジャパンレザーVOICE:TIME&EFFORT]。

レザボイ07d_img_09.jpg
2022年春、全日本爬虫類皮革産業協同組合(JRA) 公式ホームページとして「エキゾチックレザーマーケットジャパン」がオープン。エキゾチックレザーに関する基礎知識から、JRA製品表示事業、日々のお手入れ方法、ファッション誌「LEON」掲載アイテムなど、幅広いラインナップが好評です。このサイトのコンテンツを中心に紹介しています。


【イベント情報】「山陽レザー・デー」
sanyo_leatherday_poster_202302.jpg
姫路の老舗タンナー 株式会社山陽の恒例企画「山陽レザー・デー(工場見学・革の相談会・即売会)」が、2月15日(水) 10:00〜、約2時間行われます。

皮革業界のビジネスパーソンをはじめ、レザークラフトファンや地域住民などに幅広く開放。姫路の地場産業である皮革づくりを周知するべく、工場見学・革のご相談等を受け付ける「山陽レザー・デー」を定期的に開催しています。

同社は創業110年を超えるタンナー(製革業者)であり、敷地面積1万坪の本社・工場にてレザーを一貫生産。皮革生産のほぼすべての工程をご覧いただける数少ない皮革工場です。

工場見学の後には、革の相談会および即売会も開催。革のオーダーメイド製作の相談もできるのがうれしいですね。次回は3月15日(水)の予定となっているそうです。


【イベント情報】「芦原橋はみだし市」

大阪の人気イベント「芦原橋はみだし市」が2月19日(日) 10:30~16:00、芦原橋ステーションプラザ(JR芦原橋駅 高架下)で開催されます。スマホポシェット、カードケースのワークショップや端革の販売ほか盛りだくさんの内容です。くわしくは下記リンク先をご覧ください。


【イベント情報】「皮革フェア」

姫路の春を告げる人気イベント「皮革フェア」の開催が御着四郷皮革協同組合 公式SNSアカウントで発表されました。今年は3月12日(日) 10:00~14:00、上鈴総合センターをはじめ4会場で行われます。ワークショップや革素材の販売など超充実。くわしくは下記リンク先をご参照ください。

1

プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

最近のブログ記事

カテゴリー

月間アーカイブ

rss
facebook witter

このページの一番上へ