欧米ブランドに「負けていないぞ!」

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カテゴリー: トレンド 国内革事情

新しい生活様式、非接触・非対面への対応が拡がるなか、皮革産業でもオンライン化が進んでいます。ビジネスパーソン、クリエイター、高感度ユーザーに向けた施策が続々。
そんなWEBコンテンツ、オンラインイベントなどの最新トピックをまとめました。お役立ていただけますように。


エキゾチックレザー関連企業 新作紹介記事公開
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日本製エキゾチックレザー製品のトピックを発信するSNSアカウント「Exotic leather News CLIP by JLIA」では展示会シーズンに合わせ、エキゾチックレザー関連企業のショールームから新作レザー、トレンドレザーを紹介する新シリーズ「2021年の顔・おすすめの革」がスタートしました。
爬虫類等革関連企業各社から選りすぐりのレザーをピックアップ。参考になさってください。

「イエロー&グレー」
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ファッション&デザインのトレンドカラーを占う「パントン・カラー・オブ 2021」として、「イルミネイティング(明るい黄色)と「アルティメット グレー」が選定されました。
「灰色の雲の裏には明るい太陽の光がある」そんなイメージを想起させる二色。激動の一年の後に、希望と明るさをもたらす太陽の光を表現した鮮やかなイエロー。昨年から人気継続中です。グレーは、先シーズンからレディスアパレルブランドを中心に再浮上。ともに需要拡大が期待されるカラーとして注目ですね。

特にグレーは、レザーマニア東京が打ち出すカラーのひとつ。「パントン」のトレンド予測をはじめ、世界のマーケットを調査し、ロイヤルブルーとともに訴求しています。
パイソン(ヘビ革)とともにトレンドレザーとしての存在感が高まるリザード(トカゲ革)からピックアップ。独特な表面感がエレガントでとても新鮮なニュアンスに。個体が小さく小判なので、財布や革小物におすすめです。

「松煤墨染レザー」
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四国・徳島地方の伝統的な技法、墨染。なかでも木材の松を燃焼させた煤(すす)による墨を用いるのが、松煤墨染。墨は書道や日本画でもお馴染みですね。淡い色合いがなんとも優雅で上品ですが、染色作業となると かなりの手間暇が必要となります。
なかでも、松煤墨は、やや青みがかった色合いが特長。染め重ねることで、さらに奥深い「墨色」となり、唯一無二の美しさを引き出しています。
熟練の職人が一枚一枚丁寧に染め上げたレザー。クロコダイル、エレファント、オーストリッチ・・・革の個性を生かしながらも、これまでにない「和」のニュアンスが素敵です。
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「墨染と素材の相性によって多彩なバリエーションがあり、メンズだけでなくウィメンズブランドからのオファーもいただきます。付加価値性が高く、ものづくりの可能性が拡がるレザーです」(トムズ代表 佐藤洋平さん)
墨染独特のモノトーンは、前述の通り「パントン・カラー・オブ 2021」に選出されたグレーともリンクし、注目度が高まっています。また、墨染のほか、藍染などの伝統技法のレザーもラインナップし、好評です。
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「イールスキン」
次回は、水産種、イールスキンの予定だそうです。
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2021年のトレンドレザー、新しい付加価値の提示など、クリエイティブのヒントとなりそうです。くわしくはこちらから。

「Exotic leather News CLIP by JLIA」
フェイスブック 
ツイッター 


エキゾチックレザー×人気ユーチューバー 
スペシャル動画公開中!
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人気ユーチューバーとしてお馴染みの靴磨き芸人・奥野奏さんがエキゾチックレザーを徹底取材。スペシャル動画が公開され、好評です。
今回は、「品揃え国内最大級!レザーマニア東京で革と出会う」と題して奥野さんがリアルにレポート。多彩なエキゾチックレザーをわかりやすく紹介。ぜひ、ご覧ください。


WEBセミナー
「with コロナ時代を生き抜く企画のヒント」
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東都製靴工業協同組合主催セミナー「with コロナ時代を生き抜く企画のヒント」が同組合 YouTube 公式チャンネル「Tokyo-shoemakers.jp」にて公開されました。
「WEBセミナーをYouTubeにて公開しました。消費者のライフスタイルや価値観の変化について、参考になることがあると思います。ぜひ、ご覧ください」(東都製靴工業協同組合 公式SNSアカウント「Tokyo-shoemakers.jp」)。
靴業界関係者向けですが、マーケットの分析がわかりやすく提示され、考え方のヒントになる内容となっています。企画担当者やクリエイターの皆さまにもおすすめです。


「東京レザーフェア」公式サイト 動画コンテンツ拡充
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「東京レザーフェア」公式サイトのコンテンツが更新されています。今回は動画コンテンツの第二弾として、各社の展開を動画で紹介。素材・商品のくわしい解説などが含まれ、オンラインで展示会を体験できそう。今後も追加予定だそうです。楽しみですね!


「革きゅん」リニューアル
一般社団法人 日本タンナーズ協会(TCJ)が運営するウェブサイト「革きゅん」がリニューアル。著名な表現者、俳優、クリエイターのインタビューをはじめ、栃木レザーのレポートなども。洗練されたコンテンツで天然皮革の魅力を発信しています。


「日本革市」コンテンツ拡充
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全国の消費者に日本のなめし革・革製品の魅力と価値を恒常的に訴求するため、全国の主要な百貨店とのコラボレーションで開催するイベント事業「日本革市」。
一般社団法人 日本タンナーズ協会主催、「日本革市」プロジェクト事務局が運営しています。リアルイベントをはじめ、WEBサイトのコンテンツが拡充。「革の基礎知識」などのコンテンツが更新されました。
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このほか、360°VR動画「Make One Leather」が大好評。「皮から革へ」とレザーを仕上げていく製革工程がスペシャル動画に!
オンラインでバーチャル工場見学を楽しめます。角度を変えて、360°見ることができるので、何度見ても新しい発見がありますよ。


サンプル師が教えるバッグ教室 ライブ配信
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「サンプル師が教えるバッグ教室」によるライブ配信が好評です。LINEライヴ講習『ウォレット in ウォレット』の受付締切間近。本日1月20日までとなりました。
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型紙と見直し動画付きなので、講習後すぐに職業用ミシンでチャレンジ可能。あたたかいお部屋でレッスンを楽しめそうです。


「TIME&EFFORT」靴産業150周年特設ページ 
ついに完結
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日本の革と革のものづくりの魅力を発信する「TIME&EFFORT」。革靴に関する歴史やカルチャー、イベントなどの情報を特設ページで紹介!
人気コンテンツ「靴歴史エピソード」がついに完結しました。ジャパンレザーに関する情報収集などにお役立てください。


カテゴリー: トレンド

10月に入り、秋の深まりとともにレザー関連イベントが続々開催されます。今後のスケジュールも含め、トピックをまとめました。参考にしていただけますように。


「ジャパンレザーアワード2020」審査会

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日本最大規模のレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award(ジャパンレザーアワード)2020」審査会が行われました。
長濱 雅彦 審査員長(東京藝術大学美術学部教授)をはじめ、デザイン界、ファッション界でご活躍中の審査員の先生方によって、厳正に審査。審査会をレポートした動画がいち早く公開となりました。各審査員の皆さまのコメント(動画)も必見です。部門賞などは近日中に発表予定。応募作品一般公開のようすを含め、改めてお知らせします。

  <https://youtu.be/xouz73uEZwQ>


「JAPAN LEATHER JOURNAL」公開スタート

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日本の革と革のものづくりの情報を厳選し発信する「Japan Leather journal」が公開スタート。

皮から革へ、そして製品へ...ジャパンレザーが生まれる場所を多彩なプランで提案。東京をはじめ日本各地の情報をキュレーティングしたコンテンツで、ものづくり・まちめぐり、そのクリエイティブな魅力の発見・体験をサポートします。
10月からは東京も「GoTo トラベル キャンペーン」の対象となりました。お出かけの予定があるかたは、ぜひ、チェックしてください。

 <https://japan-leather-journal.com/>


東京・池袋「バッグ -匠の技のものづくりー」~10月7日

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東京・池袋 池袋駅地下 南口コンコース内催事スペースで東日本ハンドバッグ工業組合に加入する組合員(メーカー)有志によるポップアップイベント「バッグ -匠の技のものづくりー」を開催。

JR秋葉原駅~御徒町駅の高架下の商業施設「SEEKBASE AKI-OKA MNUFACTURE」でもメーカー直売会を同時開催中です。バッグをはじめ、財布、小物もそろいます。ともに本日10月7日、最終日となりました。お見逃しなく。

  <http://www.fukuromono.net/higashinihon/news.htm>


新潟伊勢丹「日本革市」10月7日~

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国産天然皮革の魅力を発信する人気イベント「日本革市」が、10月7日から新潟伊勢丹7F でスタート。
高松、東京、静岡に続き、今年も新潟にて開催。すっかり恒例となっていますが、今年は10社、9日間。会場も日程もゆったりしていてうれしいですね。
革製品のお披露目をはじめ、革の魅力に迫る特別展示も好評。日本の革三大産地のご紹介や、実際の商品に使用されている国内で鞣した皮革の展示などにも注目です。会場では、フィジカルディスタンスに配慮がなされ、安心してお出かけできますよ。

  <https://www.kawa-ichi.jp/index.html>


「東京ギフト・ショー」台東ファッションザッカ出展

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ものづくりの街、東京都台東区のプロジェクト「台東ファッションザッカ」が「東京インターナショナルギフト・ショー 第8回LIFE×DESIGN」(東京・有明 東京ビッグサイト西展示棟)に参加。ファクトリーブランド6社が合同でブース出展します。
また、人気ブランド「パーリィ」も出展。それぞれの最新作、どうぞお楽しみに。

  <https://www.giftshow.co.jp/tigs/life8/index.htm>



靴産業150周年 特設ページ 更新


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革靴産業が誕生してから、今年で150年目。革靴に関する歴史やカルチャー、
イベントなどの情報を「TIME & EFFORT」靴産業150周年 特設ページで毎月ご紹介!
今回は、「シューワード玉手箱 ⑥:子どもと靴」「靴暦365 9月まとめ」「Event/ISETAN 靴博 2020・レポート」の3本立てです。ぜひ、ご一読ください。

【シューワード玉手箱】
靴と子どもに関連する、報道、発言、コメントを集積した まとめ記事が公開されました。著名なデザイナーをはじめ、女優、医師、学生・・・と多様な意見、想いを知ることができます。

【靴暦365 9月まとめ】
タイトルの通り、毎日、その日ごとの内容が更新されている 人気企画。「見逃してしまった」「もう一度見たい」というかたのために、月ごとのアーカイブを公開! 靴と足に関する、さまざまな出来事、カルチャーをまとめており、奥深い内容になっております。

【イベント】
伊勢丹新宿店で8月26日~31日に開催された人気イベント「ISETAN 靴博 2020」のレポートを公開中です。日本皮革産業連合会が出展した特設ブースでは、日本の靴産業150周年の革靴歴史展示や、人気ブランドの限定&記念アイテムもお披露目されました。

  <https://timeandeffort.jlia.or.jp/news/2020/10/05100000.html>


第102回「東京レザーフェア」開催中止

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日本最大級の革の展示会、「東京レザーフェア」(12月2日~3日)の開催中止が発表されました。次回は、令和3年5月26日(水)・27日(木)に、同会場にて開催予定です。
公式サイト(および公式SNSアカウント)にて、出展各社情報とレザーに関する最新ニュースが発信されていますので、ご注目を。

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この秋、イタリア・ミラノにて開催された「LINEAPELLE」のトレンドエリアの紹介VTRを「東京レザーフェア」公式サイトでも特別公開しています。レザートレンド情報が少ないなか、貴重な情報となっています。必見ですよ。

  <https://tlf.jp/news/9604/>     

    



カテゴリー: トレンド 国内革事情

新型コロナウイルスの感染拡大が再び続くなか、経済活動の再始動へ向けて模索するジャパンレザー関連のさまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


クロコダイルタンナー 藤豊工業所がモーターサイクルブランドとのコラボプロジェクトに参画

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世界的なプレミアム・ライフスタイル・モーターサイクルブランド正規販売店「トライアンフ茅ヶ崎」が 7月11日、グランドオープン! ショップのお披露目に合わせて、特別なカスタムマシン「TRIUMPH x ZELE-PARIS x FUJITOYO THRUXTON R "WANI"」を発表。そのレポートがウェブメディア「モーサイ」(画像:「モーサイ」より)で紹介されました。

重要無形文化財総合指定保持者 能楽師 大倉流大鼓方であり、バイカーとしても著名な大倉正之助先生(写真左)による着想によって製作。

クロコダイルのオーダーメイドを中心に手掛ける「ZELE-PARIS」と、クロコダイルタンナー「藤豊工業所」の協力で実現。日本で藤豊工業所(写真右:藤城専務)が鞣製仕上げし、全長4m級のポロサスクロコダイルの頭から尻尾までの革を革職人の茂木さん(写真中央)が張り込んだ、世界にただ一台の希少なマシンが誕生しました。

  ‹https://mc-web.jp/topics/news/31022/


エキゾチックレザーを扱うタンナーとして国内屈指の藤豊工業所。

その技術力は国内外で高く評価され、2019年から、国際見本市「プルミエール・ヴィジョン・パリ」に「FUJITOYO」として出展。

日本のクロコダイルタンナーとしても初の快挙であり、エキゾチックレザー専門のタンナーとしては、3年ぶりの新規参入だったのだそうです。

同社の自信作、エコレザーには多くの引き合い、オファーが続々。各国のエキスパートから「世界レベル」とお墨付きを得ました。


「藤豊工業所」へのお問合せは下記リンク先(有限会社藤豊工業所 公式サイト)専用お問合せフォームをご利用ください。

  ‹https://fujitoyo.co.jp/


「TIME & EFFORT」公式サイト 靴産業150周年 特設ページ更新

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革靴産業が誕生してから、今年で150年目。革靴に関する歴史やカルチャー、イベントなどの情報を毎月ご紹介! 今回はこちらの2本。


【靴歴史エピソード】
軍需産業期/大正~昭和期 編
文明開化の明治から、経済発展・産業近代化の大正、そして昭和へ。都市の近代化、暮らしの洋風化が進み・・・

【ブックガイド】
靴と足と漫画と
日本文化を代表する漫画。マニアックに、ときにファンタジックに。靴をモチーフにしながらも多彩な表現が楽しい作品を網羅。

日本国内でのシューズジャーナリズムのエキスパートがキュレーティングを担当。貴重な資料や写真、画像も登場。当サイトでしか見ることができない注目コンテンツを特別編集しております。ぜひ、ご覧ください。

  ‹https://timeandeffort.jlia.or.jp/shoes/index.html


「グッドレザー 夏季アウトレットセール」~7月25日

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兵庫・加古川の人気ショップ「グッドレザー」が恒例のアウトレットセールを行っています。バリエーション豊富な上質レザーがハッピープライスに。7月25日(土)までの期間、火曜、木曜、土曜に営業されています。23日(木・海の日)は営業時間内でニッピ機械による漉き機の相談会も同時開催。関西エリアのクリエイター、DIYファンの皆さんにおすすめです。

  ‹https://good-leather.on.omisenomikata.jp/


「4時間ちょいで学ぶコバ講習~量産からマニアックな技法まで」7月25日
人気ショップ「レザークラフトフェニックス」(大阪・奥なんば)3Fで、コバ講習が7月25日(土)に行われます。

「下地処理剤の考え方。種類は何があるか?表面仕上げの顔料はどのようなものがあるか?便利な道具はあるのか?どういう状態だと仕上げ処理がしやすいのか?、などを実際に手を動かしながら学んでいきます」(主催者 村木るいさん)。

今回は有料セミナーとなりますので、ご注意ください。

  ‹https://l-phoenix.jp/blog/archives/17111


「東日本ハンドバッグ工業組合 有志メーカー ポップアップイベント」~7月28日

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東日本ハンドバッグ工業組合に加入する組合員(メーカー)有志・計6社がポップアップイベントを国分寺マルイ 2Fで開催。現在、ラモーダヨシダのオリジナルブランド「Plog(プログ)」が出店中です。暮らしに寄り添うプロダクト感覚のコレクションを展開しています。

多様化・細分化する決済、急速に増える非接触へのニーズ・・・そんなウィズコロナ時代に、現金、カード、スマートフォンを収納し、持ち運び、スムーズに使うには?

「ひとつにまとめて持ち運ぶ」「複数のアイテムを組み合わせて使う」ほか、さまざまな選択肢からセレクトし、ひとりひとりが自分らしく快適に活動するためのサポートをしてくれるアイテムたち。

ユーザーにとっての「使いやすさ」を最適化し、いまとちょっと先のライフスタイルを便利にしてくれる新しいお財布たちに出会えそう。会期は、7月28日(火)まで。

  ‹https://peraichi.com/landing_pages/view/plog


「Japan Leather Award 2020」事前エントリー 7月31日まで

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国内最大のレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2020」事前エントリーの受付がスタートしており、締め切りが7月31日(金)となっています。

毎年進化する「Japan Leather Award」、今年度は2つのカテゴリーで作品応募を受付。


「ベストプロダクト」

日常生活で使用する「革製品」で、デザイン力があり、素材の選択や加工、縫製技術などに優れた作品。


「フューチャーデザイン」 
これからの「革製品」の発展および向上に向けて、新たなデザイン性を提案する作品。


審査員には、第一線でご活躍のプロダクトデザイナー 3名が参加。多様化する時代と革製品の傾向にフィットしますね。ファッションの視点だけでなく、プロダクトの視点からも厳正に審査されます。


事前エントリーなしでは本エントリーできませんので、作品応募予定の方は必ず事前エントリーをなさってください。


また、次回更新分、村木るいさんの月イチスペシャル連載で、今年度のポイントを徹底解説してくださる予定です。こちらもどうぞお楽しみに。
  ‹https://award.jlia.or.jp/2020/


カテゴリー: トレンド

記録的な豪雨が各地で猛威をふるう今年の梅雨。新型コロナウイルス感染拡大への自衛対策もあり、再びステイホームに。

そんないま、涼しい室内で楽しめるジャパンレザー関連の動画・ライブ配信・オンラインセミナーをまとめました。参考にしていただけますように。


「2021春夏 リネアペッレ トレンドオンラインセミナー」動画版公開

新たなマテリアルの提案及びトレンド情報を発信する、日本最大のマテリアルの展示会「東京レザーフェア」。この春は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み中止となりましたが、先日、新しい試みとして「2021春夏 リネアペッレ トレンドオンラインセミナー」を開催。

さらに今回はリネアペッレの厚意から、当日はご覧いただけなかったかたがたのために、同セミナーを全編ノーカットで特別公開中。配信期間は7月末日まで。

  <http://tlf.jp/news/7231.php>


「レッザボタニカ インスタLIVE 革づくりは旅だ! Episode 2」

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サステナブルレザー「レッザボタニカ®」のリリースを記念したインスタライブがSNSで話題となり、「繊研新聞」(6月29日1面)で掲載されたほか、じわじわと共感の輪が広がっています。

「レッザボタニカ®は、食の副産物である皮と植物由来の副産物であるポマース(搾りかす)を再活用した、TOIMITA独自のサステナブルな革づくりです。
レッザボタニカ・ビーノは、ワイン醸造精製中に生じたワインポマースを、鞣しと染色に使用したベジタブルレザーです。
ワインならではの深みのある色合いと、ポリフェノールによる抗菌・消臭作用を叶えることができました」(富田興業 公式サイトより)
  ‹http://www.tomita.co.jp/

レザー、バッグ、イースト東京でご活躍中の皆さんが登場し、ものづくりのリアルな現場とあたたかなコメント、メッセージが素敵です。現在、配信内容が期間限定でアーカイブ化されていますので、お見逃しなく。
  ‹https://www.instagram.com/lezzabotanica/


「日本革市」360°VR動画「Make One Leather」

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全国の消費者に日本のなめし革・革製品の魅力と価値を恒常的に訴求するため、全国の主要な百貨店とのコラボレーションで開催するイベント事業「日本革市」。一般社団法人日本タンナーズ協会主催、「日本革市」プロジェクト事務局が運営しています。(エキュート東京での開催は中止となりました)

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360°VR動画「Make One Leather」が大好評。「皮から革へ」とレザーを仕上げていく製革工程がスペシャル動画に! オンラインでバーチャル工場見学を楽しめます。角度を変えて、360°で見ることができるので、何度見ても新しい発見がありますよ。
  ‹https://www.kawa-ichi.jp/


「革きゅん」動画コンテンツ充実

同じく、一般社団法人日本タンナーズ協会が運営するウェブサイト「革きゅん」がリニューアルしました。革製品を素敵に使うユーザーのファッションスナップをはじめ、さまざまなコンテンツを集積。天然皮革の魅力や価値、天然皮革製品のある暮らしの素晴らしさを発信しています。

時代に先駆け、動画コンテンツが充実。食肉の副産物としてつくられるレザー。「皮が革になるまでの物語」、その流れをコンパクトにまとめた動画です。
  ‹https://kawa-kyun.jp/whats/

その出会いやこめられた想いを一人の女の子の成長を辿りながらパラパラ漫画で紹介するライフストーリー「革とあなたの物語」。使うひとに寄り添い、暮らしに溶け込む革製品の魅力がさり気なく伝わります。
  ‹https://www.facebook.com/kawakyun/videos/1167473446793641/

革にまつわる仕事をしている女性の現場を訪れ、革に関する「10の質問」を投げかける新インタビュー企画「LEATHER WORKING GIRL!」。テキストとともに動画も公開し、レザーを仕事にする楽しさを立体的に。
  ‹https://kawa-kyun.jp/interview/02/


「Japan Leather Award」スペシャル動画

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レザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2020」公式ウェブサイトが公開され、同時に事前エントリーがスタートしました。毎年進化する「Japan Leather Award」。今年度は2つのカテゴリーで作品応募を受付中です。

審査員には、第一線でご活躍のプロダクトデザイナー 3名が参加。ファッションの視点だけでなく、プロダクトの視点からも厳正に審査されます。事前エントリーなしでは本エントリーできませんので、ご応募希望の方は必ず事前エントリーをなさってください。

村木るいさんの月イチスペシャル連載で、今年度のポイントをご紹介予定です。こちらもどうぞお楽しみに。
  ‹https://award.jlia.or.jp/2020/

また、2019年度のサイトでは、ユーチューバーとしても人気を集める靴磨き芸人 奥野奏さんによる表彰式・受賞作品展示会のレポートや「グランプリ作品」の紹介など、動画コンテンツが現在も閲覧可能です。ぜひ、チェックしてみてください。
  ‹https://award.jlia.or.jp/2019/


草加皮革職人塾(そうかわ塾)オンライン講座

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昨年度始動し、大好評の草加皮革職人塾「そうかわ塾」。今年も受講生募集がスタートしました。新型コロナウイルス感染対策のため、全講座オンラインで受講・参加となります。
パソコンやスマホで視聴・質疑応答ライブもあり! 受講は、講座日時に「オンライン講座専用ブログ」をパソコンやスマホで閲覧する形となります。受講生専用URLからブログに入り、動画・ライブ質疑を視聴・参加できます。アプリのインストール等は不要です。

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内容は作ること・売ること・PRのこと・お金のこと・独立起業の準備と心構えと盛りだくさん。
「人気ブランドのオーナーも職人も、最初はゼロからスタート。何をきっかけに、どんな経緯で、今の仕事につながったのか?プロが語るリアルな体験談、実践的なヒント、勇気と希望をもらえる話。中身の濃いカリキュラムを、皮革産地・埼玉県草加市からお届けします!」(「そうかわ塾」公式ブログより)

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募集期間は9月10日(木)まで。申し込み方法ほか、くわしくは下記リンク先「そうかわ塾」公式ブログをご参照ください。
  ‹https://blog.goo.ne.jp/sokawajuku_2019


カテゴリー: トレンド

もうすぐ七夕。一年に一度だけ会うことを許された織姫と彦星のロマンティックな伝説のイメージから「サマーバレンタイン」とも呼ばれているそうです。

そんな七夕は、財布を新調する時季としても注目。風水の第一人者、Dr.コパさんが提唱。七夕は地域によって異なり、7月・8月に行われるので、じっくり探せますね。
近年、雨の日や梅雨時期にお財布を買い換えると縁起がいいともいわれます。雨による「水の気」がお金の不浄を取り除き、金運アップにつながるそうです。

新型コロナウイルス感染症対策と梅雨でステイホームが続きますが、財布を新調して気分を一新。
3つの傾向からセレクトしました。参考にしていただけますように。


光沢&涼感 メタリックレザーの個性派財布

老舗ファクトリー「野村製作所」のフラッグシップショップ(エキュート東京/JR東京駅改札内)では、動物モチーフの財布・小物がブレイク。
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国内最大のレザープロダクトコンペティション「ジャパンレザーアワード」でも、歴代の審査員賞を受賞するなど高く評価されています。こちらはカエルモチーフ。
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「がまぐち」好きユーザーにとっては、コレクションする楽しみがありますね。「カエル」マニアも多く、専門店があるほど。また、「お金が還る」とのジンクスも。ユニークなだけではない、底堅いニーズがあり、同店の売れ筋です。
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メタリックレザーのフラグメントケースも好評。小さめで薄く、キャッシュレス時代を反映した新定番ですね。片面はカード収納部、もう一面にもオープンポケットを配しています。レシートの一時的な収納に便利。
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感染リスク軽減のため、スムーズな決済が求められる、新しい日常生活にぴったり。
6月からコンビニエンスストア大手、セブンイレブンが非接触型カード決済をスタート。スタッフに渡さずにユーザー本人が決済できるスタイルはさらに広がりそう。
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機能的にはパスケースやカード収納部つきスマートフォンケースでも十分ですが、コインケースはやはり安心感があります。
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同素材のストラップが2タイプあり、ライフスタイルや使い勝手に合わせて選べます。


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シンプルなデザインワークとオリジナリティあふれるレザーにより、バッグ、財布、革小物を展開する「n.number(エヌ・ナンバー)」ではメタリックレザーの財布がロングヒット。この春、新色ゴールドが加わりました。

加工技術に優れた和歌山のファクトリーをはじめ、ほとんどのプロセスを国内で完結。移動や輸送への配慮が必要な、withコロナ時代に相応しいサスティナブルなコレクションを発表。ポップアップイベント、SNSでの情報発信を通して、共感の輪が広がっています。
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「先行してシルバーをリリースしていたのですが、大阪のお客さまから"ゴールドがほしい!"とのお声が多く、リクエストにお応えしてご用意しました。

緊急事態宣言解除後、再び開催したイベントでは、会期中(館の担当者の)ご了解を得て、大阪の店頭と東京のアトリエを結びインスタライブにチャレンジ。
複数回配信し、じっくりご覧いただいたせいか、おかげさまでお買い上げにつながりました」(同ブランド代表、三上直美さん)

女性クリエイター、バッグリスト 三上さんが、いまを生きる女性たちにエールを込めて。働く女性にとっての使いやすさ、使いたいもの、ほしいものを追求。時代の空気感をリアルに表現したアイテムが好評です。

次回のイベントは、東京・二子玉川 蔦屋家電(7月22日~28日)、大阪・梅田 阪神百貨店(7月22日~8月4日)の予定です。


今年らしい夏色(シャーベットカラー、紫陽花色、パープル)

インキュベーション施設「浅草ものづくり工房」卒業生「クスグルデザイン」が「269design(つむぐデザイン)」に組織変更。新会社でも「ニニット」はじめ各ブランドは継続して展開します。
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「ニニットは、アラン模様と呼ばれるニット柄からインスパイアされたレザーブランドです。アイルランドのアラン諸島が発祥といわれる伝統的なモチーフをレザーに型押し。
寒く過酷な漁から無事に帰ってほしいとの祈りを込めて編まれたというニット。弊社の製品を使ってくださるかたにも幸運が訪れますように」(269design 山崎美穂さん)
新色のパステルは、ひんやりしたシャーベットカラー。やさしい甘さをすっきりクールに抑えて夏らしく。
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このほか、AKB48出身の女性クリエイター 佐藤すみれさんとのコラボレーション企画も大好評。
レースやパールをプラスし甘やかな仕上がりに。どこかレトロな避暑地スタイルのよう。サマーニットを着こなす気分を味わえそうです。
  ‹https://www.creema.jp/c/niknit


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「trooms(ティールームス)」の定番・チョコレートモチーフのシリーズが年々進化。ブラウン以外のカラー展開も増えています。

人気カラー、菫色に加え、紫陽花色もラインナップ。可憐な色合いが涼やか。サマーバレンタインのギフトにも最適です。
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包装紙のメタリックな部分は箔加工によるもの。レザーの色合い・風合いを活かしながら、上質感をキープ。腕利き職人との妥協のないものづくりを追求しているからこそですね。

ブランドの世界観に魅了された熱烈なファンが多数。ものづくりを通してコミュニティが形成され、いまの時代を反映しています。
  ‹http://trooms.jp/


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「リュクスソフトクロコ名品」をコンセプトに展開する「Leather Jewels(レザージュエルズ)」。
卓越した染色技術による特殊加工、仕上げを施したクロコダイルレザーを使用し、さまざまなバッグ、革小物をリリース。その秀逸なクオリティと優美なデザインが幅広い世代のユーザーの支持を獲得しています。

意欲作・紫紺のウォレットは、クロコダイルの草木染めを実現! 熟練職人の技術が紡ぎ出した色合いが絶妙。ワンアンドオンリーの存在感を放っています。


★爬虫類等皮革製品の魅力を発信する新アカウント「Exotic leather News CLIP by JLIA」では、七夕財布企画を本日公開分からスタート。併せてチェックしてください。


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ゆかた気分を楽しめる、和の魅力

人気クリエイター「YOSHIHARU WADA」の新プロジェクト「藍するブルー」。
百貨店からのオファーが相次ぎ、各地でポップアップイベントを続々開催。

天保8年より代々受け継がれてきた武州中島紺屋5代目 伝統工芸士・新島大吾さんの協力により、意匠性の高い唯一無二の後染めを用いたコレクションを展開。トータルファッションを提案しています。
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植物由来の本藍染を手間を惜しまず、丁寧にひとつひとつ染め上げた作品は、使うほどに藍が褪め冴えて風合い豊かな(経年美化)色味に。
同じく藍染めの牛革で革財布、革小物を発表し好調です。内装には、栃木レザー牛ヌメ革を贅沢に使用。構想から完成まで3年かけた力作は、大人世代を中心にヒットしています。

「藍には消臭・抗菌作用があるといわれますが、こちらの製品は、繊維の原材料から製品までの一貫した検査を行う我が国屈指のグローバルテスト機関、<カケンテストセンター>で消臭・抗菌性の有用を検証いたしました。安心してお使いいただけます」と和田さん。さらには防虫効果も。ウイルス感染対策、アウトドアへのお出かけにうれしい。
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「藍するブルー」は、財布、革小物のほか、鹿革製京扇子、ストール、帽子、日傘、マスクなどバリエーション豊富。酷暑に負けない凛とした着姿に。ジャパンブルーのワントーン・コーディネートが粋ですね。
なお、次回のイベントは、横浜そごうで開催。どうぞお見逃しなく。
  ‹https://www.yoshiharuwada.com/›


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国内有数の鞄産地、兵庫・豊岡の地域ブランド「豊岡鞄」に続き、「豊岡財布」、「豊岡小物」がラインナップ。新企画「TOYOOKA ZAIFU PROJECT」が6月5日、情報解禁となりました。
第一弾は京都府の「丹後織物」とのコラボレーション。技術に優れた豊岡鞄職人と日本の伝統文化によるミックスアップウォレットが新鮮ですね。

鞄産地・豊岡の源流、「柳行李」をモチーフにカットワークを施したレザーと「丹後織物」を組み合わせて。着物生地をアップサイクル。着物文化のひとつ「重ね」と、その美意識も感じられます。
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「地域の伝統産業の活用や日本というアイデンティティを表現できるモノにフォーカスすることで、これまでに無い製品を生み出しカタチにしていく。多様な素材と様式を交換し、財布というフォーマットに落とし込むことで、面白さや違和感が商品の価値に変わる製品づくりに取り組みます」(「TOYOOKA ZAIFU PROJECT」特設ページより)

8月から店舗販売開始とのスケジュールが公式インスタグラムアカウントで告知されました。
戦後初!? 花火大会が行われない今年。浴衣を着る機会が少なくなる夏、新しい和テースト・レザーファッションを、豊岡財布で楽しんでみてはいかがでしょうか?

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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