欧米ブランドに「負けていないぞ!」

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東京都素材開発支援事業セミナー 第3回 
「15-16年秋冬のシューズ & バッグトレンドを読む」が、
2014年12月24日(水)、
東京・浅草 浅草文化観光センターで行われました。


東京製革業産地振興協議会が主催する同プログラムを、
コンサルティングオフィス ジャルフィックが受託、企画・運営。

「東京レザーフェア」の情報発信コーナー
<トレンドラボ>のプロデュースをはじめ、
マーケットを分析、予測し、セミナーや機関誌などで
最新傾向を提示していることでもおなじみです。



この秋冬シーズンを考えるうえで、
1年の流れ、現状と今後の傾向を確認します。


2015年のカレンダーは...


3月 : 北陸新幹線開業、
   キュープラザ原宿(神宮前6丁目プロジェクト)開業
5月 : ミラノ万博(10月まで)
6月 : 女子サッカーワールドカップ
   二子玉川ライズ第二期竣工
9月 : 数寄屋橋東芝ビル跡地 商業&オフィスビル開業
12月 : 「スターウォーズ エピソード7」全米・日本国内同時公開


経済環境要因としては...


所得GDPの連続マイナスや消費回復のもたつきのなかで、
消費増税は先送りに。
高所得者を中心に消費に積極的な層が残る一方で
消費を控える人が大幅に増えています。

急速に経済環境が変わるとは考えづらく、一般的な消費は一進一退 ?


続いて、マーケットリサーチ。


ストリートのスタイリングから見えることは、
「ファッショングッズのアイコン力は、依然として重要」。


スタイルイメージを変化させる、
気分をスイッチさせる、
シンプルな単品を組み立てる、といったファクターがあり、
素材感とポインテッドトゥが特徴的な
エッジ―感のあるシューズ、
コンサバティブなショルダー、リュック、
クラッチなどのバッグが人気です。


「スニーカーの幅広い層への浸透」も大きな変化。


ベーシックなアディダス スタンスミスや、
モード感、リラックス感を兼ね備えたスリッポン、
リーボック ポンプフューリー、
ナイキ エアマックスなどのハイテク系も復活しています。


シューズ&バッグのトレンドは ?


スタイリングにおけるコントラスト効果でつくり出す
モード感がさらに普遍化。
コントラストは穏やかな方向性に向かうため
より幅広い装飾感のあるデザインが求められます。


特にエレガンス・テーストアイテムにも、
マニッシュやトラッド、あるいはスポーツの流れが
より深まりを見せていることに注目だそう。


以上を踏まえて、
15-16年秋冬のシューズ & バッグトレンドが
3つのテーマに分け提案されました。



テーマ 1 :<アッセンブル>


組み立て、集合を意味するアッセンブル。
シンプルなものを自分なりに
組み立て装う、ファッションの楽しさを訴求します。


ワーク、トラッド、スポーツ、ベーシック、
メンズ・・・といった要素を今の気分でこなすことが主眼。
60年代のイメージもフォーカスされて。

ごくシンプルなアイテムをメーンとする<ノームコア>がブームを経て、

定着するなか、トレンドキーワード

<スポーツ>の象徴としてテバ、チャコなどのストラップサンダルがブレーク。

秋冬にもソックスで合わせるコーディネートが提案されています。

新しい<記号性>によって

スタイリングが一気にリフレッシュ。足もとの印象が刷新しましたね。

そんなパワフルなアイテムが今後も登場しそうです。





テーマ 2 :<カルチャー>


アクセサリーとしての効果が期待される
靴、バッグにとって、
新しい装飾性が求められている2015年春夏シーズン、
トレンドとして浮上した<70年代>が継続。


手仕事を感じさせるもの、文化的な背景をもつハンドクラフトを
モダンにアレンジしたものなどもマスト。

スマートフォン、携帯端末が普及し、通話よりも
インスタントメッセージ機能を利活用するユーザーが増加するなど
デジタル化がますます進む今だからこそ、
ぬくもりのあるローテク感への渇望が背景として
あるのかもしれません。



テーマ 3 :<フューチャートラベラー>


2014年のトレンド<スポーツ>をキーワードにした
ムーブメントから派生。

スニーカー、リュックをはじめとする
アクティブなアイテムの未来につながる流れへと...。

「スターウォーズ エピソード7」公開を控え、
宇宙的、近未来的なモチーフを
意識したデザインの必要性も高まりそう。

90年代のスニーカーブームをヒントとした表現の可能性も。

その当時のシューズ、バッグの流れを見直してみたいですね。



次回はトレンドカラーのご紹介です。
どうぞ、お楽しみに。





■ 参考URL ■


 ジャルフィック <www.jalfic.jp/>


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まだまだ残暑が続いていますが、
間もなく9月。店頭はすっかり秋めいてきました。

今シーズンのトレンドは
プレッピーやミリタリーですが、
シューズ&バッグ関連の展示会におじゃまして
気になった傾向をリポートします。

 

 

 

まずは、シューズ。

駅ビル、ファッションビルを中心に展開しているセレクトショップ
オデット エ オディール ユナイテッドアローズから。

 

 

オデットさん1.JPG

オデットさん2.JPG

 

 

バックにポイントがあるデザインが新鮮。
テーストもデザインも さまざまにラインナップ。
シンプルなスタイリングに意外性をプラスできそうですね。

 

 

 

フラッグシップショップ ca.ci.coを中心に
オリジナルブランドを展開している
MIKIRIの展示会ではブーツのバリエーションを数多くリリース。
 

 

ショートブーツ 1.JPG

ブーティ.JPG

 


メンズライクでボリューム感のあるアイテムが、
この秋の旬。特にフェミニンにアレンジしたタイプがブレーク!

 

 

 

続きまして、バッグ。
秋冬らしいファー、ムートンを配したものが人気でした。

 

ラビットバッグ.JPG


エフィー・ケスク・ル・デザインの新作は ラビットファーを総使いしつつ、
1万円台前半というバリュープライスを実現。
そのバランスのよさから、すでに8月中旬からヒット中。

 

 

 

ムートン使いのおすすめは、こちら。
 

ムートン.JPG

 


アナック 新作シリーズから。なかでもモノトーンが好評。
ナチュラルさ、甘さを抑えたクールなニュアンスが今の気分、という
プレス関係者の意見が多かったそう。

 


ベーシックなデザイン、
定番的な素材をモダナイズしたバッグ&シューズ。
ショップにデリバリーされ、手にとっていただけるころです。


ぜひ、秋のおしゃれを楽しんでください。

 

 


そして明日、8月31日・火曜から3日間
東京・渋谷 国立代々木競技場第一体育館にて開催される
合同展示会「rooms 21」では
各ブランドから2011年春夏の新作が発表。
また、「JAPAN LEATHER AWARD 2010」受賞作品もお披露目されます。


改めてリポートします。どうぞお楽しみに。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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東京コレクションが終わって、もう1ヵ月。

ファッションフリークのみなさんは、

次のトレンドが気になっていらっしゃると思います。

そこで、先日行われたトレンドセミナーからヒントを探ってみました。

 

 

社団法人 日本皮革産業連合会
企業支援ネットワーク登録アドバイザーが多数在籍している
アジアリングが主催する
「10年秋冬 バッグ専門店 マーチャンダイジングセミナー」に参加。
たくさんのかたが来場(立ち見のかたも!)し、
真剣に聞き入っていました。

 

 


シンプル・シック、ミリタリー、クラシカル・・・といった
ファッションのキーワードと連動するように
バッグのトレンドにも大きな変化がやってきそう!

 

川崎さんセミナー.JPG

 


どこかなつかしさを感じるようなデザインやメンズライクなアイテムが
復活する傾向があるそうですよ。



SHOE・BAG探偵局
http://shoebag.jp/

 

 

 

 

また、財団法人 日本ファッション協会 流行色情報センターから
2010年秋冬 JAFCA レディスウェアカラーが発表されました。

 

JAFCA.jpg

 


カラーテーマは「Purify ピュリファイ -浄化-」。
世界的な金融危機を背景に、
原点回帰、ゼロからの再出発のコンセプトが基調に。
カラーグループは「浄化」から出発して、
「再生」、「活性」へと向かう3つのステージを、
3つのカラーグループとして表現。 
今シーズンは色の原点としてのニュートラルカラー
(白、黒、グレーのモノトーンを中心とした色みの少ない色)を重視。
ニュートラルカラーと組み合わせるアクセントカラーとして
「赤」が注目されています。

 

 

メンズやインテリアのトレンドカラーの情報も。
くわしくは こちらをごらんください。

流行色情報センター
http://www.jafca.org/trendcolor/2010jafca-2.php

 


例えば、モノトーンをベースに
赤のバッグ、シューズ、ベルト・・・をスパイスにしたり。
トレンドカラーとしては新鮮ですね。
ミリタリーのニュアンスがある、カーキなどの

アースカラーとも相性がいいですし、
まだまだ人気が継続しそうな
フォークロアテイストのミックスコーディネートにもマッチしそう。

 

きっとジャパンレザーで
素敵なアイテムを見つけていただけるはず!
レザーの赤は、ほかの素材と異なる深い味わいがありますよ。
秋冬が待ち遠しいですね。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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