欧米ブランドに「負けていないぞ!」

January 13, 2021

ジャパンレザー関連 イベント、トピック<2021年1月中旬>【まとめ】

カテゴリー: 国内革事情

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、首都圏の4都県に続き、大阪、兵庫、京都の3府県のほか、愛知と岐阜、それに福岡、栃木の7府県でも緊急事態宣言が発出されようとしています。
コロナ禍も2年目。活動を止めず、しなやかに対策を打ち出す皮革産業。先週に続き、最新トピックをまとめました。お役立ていただけますように。


「ジャパンレザーアワード2020」グランプリ受賞作品 雑誌「2nd」に掲載
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日本最大のレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2020」グランプリ受賞作品が雑誌「2nd」に掲載されました。公式サイトでお知らせしております。掲載内容はオンラインで閲覧可能です。ぜひ、ご覧ください。


「大阪府皮革業界総合研修」募集案内 
大阪府皮革業界総合研修(主催:大阪府、近畿経済産業局、共催:地方独立行政法人 大阪産業技術研究所)が今年度も募集中です。当ブログ連載でお馴染みの村木るいさんが前年度に続き登壇(応募多数につき受付終了)。このほか、すでに定員に達している講座があります。
非常事態宣言 発出など、状況の変化によって開催内容が変更されますので、ご注意ください。


地域海洋資源を利活用し世界初の素材開発を実現「Mitsu Eagray」
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当サイト ショールームで最新トピックが続々更新。現在、「Mitsu Eagray (ナルトビエイ革)」の情報を公開スタートしました。
地域海洋資源を有効活用したソフトで軽く風合いのあるエイ革。温暖化による近年の瀬戸内海で、本来は温帯・熱帯にしか生息していないエイ(ナルトビエイ)が夏場に大量発生し、養殖用の牡蠣や潮干狩りのアサリへの食害が深刻になっています。  

商工会、漁業者と連携し害魚であるナルトビエイを、栄養価の高い健康食品に利用し、副産物である皮も無駄にせず希少価値のある革製品に利用するため、この皮革素材を開発。
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2020年秋、日本最大のファッション展示会「ファッション ワールド 東京」(10月27日~29 日/東京・有明 東京ビッグサイト)に出展。商談も活発でした。
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(画像:「日本革市」公式サイトより)

また、「Japan Leather Award 2020」では「Mitsu Eagray」を使用した作品を発表し、注目を集めました。
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ソフト鞣しのナルトビエイ革「Mitsu Eagray」は、自然界の生物でキズもありますが、独特の紋様がありしなやかで手触りの良い感触。強度も牛革以上あり、手入れしながら使い込むことによって、より深い味わいが増し経年変化を楽しむことができる革です。


「東京レザーグッズファクトリーコレクション」
東京を拠点とするバッグ、財布、革小物のつくり手たちによるポップアップイベント「東京レザーグッズファクトリーコレクション」(東京・東京駅改札内 エキュート東京 八重洲臨時販売スペース)でスタートしました。
東日本ハンドバッグ工業組合 有志によるサイト「KAWANOWA」の参加メンバーを中心に出店。前後半に会期が分かれ、後半は出品ブランド数が異なりますので、ご注意ください。1月24日まで。


「2021夏 日本グランドシューズコレクション&全国サンダルフェア」
日本最大級の靴展示会「グランドシューズコレクション&全国サンダルフェア」(兵庫・神戸 神戸国際展示場2号館)が1月20~21日の二日間開催されます。
日本ケミカルシューズ工業組合をはじめ兵庫県鞄工業組合が特別出展し、「豊岡鞄」「神戸シューズ」の最新コレクションが発表される予定です。


「TAITO FASHION ZAKKA pop-up store in SPIRAL」概要発表
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ファッション雑貨の生産で知られる台東区が推進するプロジェクト「台東ファッションザッカ」のポップアップイベント、「TAITO FASHION ZAKKA pop-up store in SPIRAL -My Precious-」(2月2日~2月8日/東京・青山 スパイラル1F ショウケース)の開催概要が発表されました。
 
台東区周辺エリアを拠点とするファクトリーブランド「PTAH」「aqua」(いずれも革財布・革小物・革バッグ)、「KIYOKAWA」(革バッグ・革小物)、「U-DOT」(革靴)が参加予定となっています。


「rooms 42」(東京展)開催中止発表
クリエイティブの祭典「rooms」の次回開催中止が発表されました。早い段階での告知により、調整がしやすいかもしれません。オンラインでの合同展示会は開催されるそうですので安心です。
大型展示会の在り方の変化を受け止め、われわれも対応策を練り、ニューノーマルの発表スタイルに順応していきたいものですね。

プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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