欧米ブランドに「負けていないぞ!」

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カテゴリー: トレンド 国内革事情

11月03日(=いいレザーの日)から、ジャパンレザー関連トピックはノンストップ。ビジネスパーソン、レザーファン、DIY派ユーザー...と、さまざまなかたが参加できるイベントをまとめました。 ぜひ、参考になさってください。


東京・有楽町「JFW ジャパン・クリエーション2020」~11月20日

繊維総合見本市「JFW ジャパン・クリエーション2020」が東京・丸の内 東京国際フォーラム ホールEでスタートしました。
近年海外からの来場者が増加傾向。中国をはじめ、韓国、台湾、シンガポールなどのアジア圏、米国、トルコからもバイヤーが訪れたそう。前回の来場者は約17,200人(国内外あわせて)と公式発表されています。今回も初日から盛況です。
日本国内産地とアジアのトップ企業からシーズントレンドに沿った「高品質・高付加価値」 のマテリアルが集結。
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東京、姫路、和歌山(写真:和歌山県製革事業協同組合ブースより)などの産地からは皮革関連(毛皮含む)も出展し、2020年秋冬向けの素材を発表しています。

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姫革 姫路プレミアムレザー(姫路市花田町)が初参加。
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「花田町高木地区のレザーは細かな加工プロセスなど、手間をかけたなめしや仕上げが特徴。
日本産の馬革はほぼ 95%以上がここで生産されています。 JFW-JC では、環境問題に対応したエコレザーを中心に地域性を生かしたオリジナルレザーを出品。
クロムフリー革、白なめしとその染色、藍染牛レザー、兵庫県の害獣対策資源の鹿革や猪革などです」(「JFW ジャパン・クリエーション2020」プレスリリースより)
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今回は大昌、ヒライコーポレーション、オールマイティ、カドヤ商店の4社がグループ出展。従来のファッション関連だけでなく、ライフスタイルや生活雑貨関連など、幅広いマーケットへ提案しています。

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東京都(東京製革業産地振興協議会/東京皮革製品展示会実行委員会)のブースでは、老舗メーカー <猪瀬>(東日本鞄工業組合)ほか、実力派のつくり手たちがズラリ。
国内でのものづくり、OEM先をお探しのかたにおすすめです。

東京都、東京製革業産地振興協議会が主催する<PIGGY'S SPECIAL> が毎回好評です。
東京で生産されるピッグスキン(豚革)を使用した東京を代表する若手デザイナーのカプセルコレクションを発表。
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今回は<NAPE_>、<kotohayokozawa>、<MEGMIURA>の3組。ランウェイ・ショーは間もなく午後からロビーギャラリー 特設ステージで。

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文化服装学院とのコラボレーションも展示中。ポップなテイストでひと際存在感がありました。
ピッグスキンは日本国内で自給できる唯一の素材。軽くソフトな質感、可塑性の高さと地場ファクトリーの優れた加工技術が特長。ユーザーが購入後に洗濯できる加工、撥水加工ほか、新しい機能性、付加価値を追求しています。

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ブースでは、2021年に向けた<東京ピッグスキン>コレクションを発表。なかでも、ニシノレザー(東京・東墨田)の新作が注目を集めています。試行錯誤を重ね開発中の新素材をサンプルとしてお披露目しました。
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生皮(きがわ/現在の鞣しの定義としての、鞣し剤を用いた鞣しを行わない皮。半透明の皮)を応用し、型押しや色づけにトライ。これまでにない滑らかさ、トレンドの透け感、エキゾチックレザーのような特別感を表現しました。
ファッションはもちろん、インテリア関連製品などにも適しており、早速海外からの引き合いがあったそうです。
なお、<東京ピッグスキン>コレクションは、第101回「東京レザーフェア」(東京・浅草/12月4日~5日)でも出品されます。ご期待ください。


福岡・北九州「日本革市」~11月25日
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国産天然皮革の魅力を発信する人気イベント「日本革市」が福岡・北九州 小倉井筒屋でスタートしました。恒例となっている小倉井筒屋での開催。今年は2週間、と会期が2倍に。週ごとにブランドを入れ替え、計15社が出展。
第2週は本日11月20日(水)から。人気ブランド<パーリィ>をはじめ、7社が出展しています。お見逃しなく。


東京・蔵前 全国皮革振興会 皮革手芸教室 第42回「展示発表会」11月21日~

全国皮革振興会 皮革手芸教室 第42回「展示発表会」(11月21日~22日10:30~16:00)が行われます。今年のテーマは「青い色」。それぞれの個性を表現した作品をぜひご覧ください。


東京・二子玉川「Japan Leather Award 2019」表彰式・受賞作品展示 11月23日~
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日本最大規模を誇るレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2019」の審査会が行われ、各賞が発表されました。そして、いよいよ今年度のグランプリの発表が目前です。
グランプリは、全受賞作品から一点選出され、11月23日(土・祝)の表彰式(東京・二子玉川)で発表されます。

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11月23日から2日間、全受賞作品の展示イベントも開催。受賞者によるワークショップ、プレゼンテーション、人気ユーチューバー 靴磨き芸人 奥野奏さんの靴磨きライブ、レザーケアのエキスパート いちかわさんのお手入れ相談会・・・とコンテンツ盛りだくさんです。
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すべての受賞作品、応募作品を公式サイトで公開中。ぜひ、ご覧ください。


和歌山・中央コミュニティーセンター「和歌山レザーフェスティバル」11月30日~

国内の皮革三大産地のひとつとして知られる和歌山の人気レザーイベント「和歌山レザーフェスティバル」が11月30日(土)から2日間、和歌山・中央コミュニティーセンターで行われます。皮革製品の展示即売会が好評です。


東京・両国「大江戸はんどばっぐ市」11月30日

東日本ハンドバッグ工業組合主催の恒例イベント「大江戸はんどばっぐ市」が、東京・両国 KFCホールで11月30日(土)に開催されます。
メイド・イン・トーキョー、メイド・イン・イーストトーキョーのハンドバッグ、財布、革小物を大放出! プレゼント抽選会、タイムセール、端革・端材の大放出も。どうぞ、お楽しみに。


大阪・梅田「LEATHER WORLD」12月7日~
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レザーの祭典「LEATHER WORLD」。例年、東京・青山の会場で行われていますが、ジャパンレザーファンの熱いリクエストにお応えしてついに初の大阪開催(12月7日~8日)が決定! 東京同様、コンテンツ盛りだくさんで、さまざまなブランドが提案する革小物をつくり放題!!
レザークラフト体験ワークショップ、レザーケア相談会など超充実の予定です。もちろん、入場無料・参加無料(材料費含め)となっております。どうぞ、お楽しみに。


東京・浅草「エキゾチックレザーに関する研修会」【締め切り間近】
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恒例企画「エキゾチックレザーに関する研修会」が12月4日(水)、皮革健保会館 6F会議室(東京・駒形/最寄り駅:都営浅草線、東京メトロ銀座線、東武スカイツリーライン 浅草駅)で行われます。
*  
爬虫類等皮革に関する研修会を開催することとなりました。是非、皆様の商品知識の習得にこの機会をご活用ください。

《エキゾチックレザーに関する研修プログラム》
①ワシントン条約について
②爬虫類等皮革製品表示について
③各種エキゾチックレザーについて
1)ワニ革について
2)トカゲ革について
3)ヘビ革について
4)オーストリッチ革について
5)その他のエキゾチックレザーについて
象(エレファント)、アザラシ(シール)、サメ(シャーク)、エイ(スティングレイ)、ペッカリー等について
④鞣しと染色について
⑤グループに分かれて革の説明
上記「③」の素材を見ながらの説明
(見本を多数ご用意しております。)
⑥相談事例とその対応・手入れ法
⑦質疑応答

開催日時
2019年12月4日(水) 午後1時30分~午後4時30分
開催場所
皮革健保会館  6F会議室
〒111-0043 東京都台東区駒形1-12-13
参加費
無料
申込締切
2019年11月20日
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研修会では前後半に分け、エキゾチックレザーをくわしくご紹介。前半は座学で業界のエキスパートたちが登壇。さまざまな種類のレザーの特長をスライド(画像)とテキスト(配布)、素材サンプルを交えてわかりやすく解説。
後半はグループワーク。少人数のグループに分かれ、エキスパートが丁寧にレクチャー。多彩な皮革サンプル、製品とともに素材の特性をレクチャーしてくれます。
座学、グループワークだけでなく、質疑応答の時間もご用意しておりますので、新入社員のかた、販売スタッフのかたにもおすすめです。
(JLIA ホームページより)

写真は前回開催時に撮影したものです。

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令和初の「いいレザー(1103)の日」も各地でイベントが行われ、大盛況となりました。
引き続き、11月も注目イベントが目白押し。ぜひ、参考になさってください。


日本ゼラチン・コラーゲン工業組合「11月7日は にかわの日」「11月12日は コラーゲンペプチドの日」

美容や健康に欠かせない、コラーゲンペプチドの市場拡大、発展をもって国民生活の向上に貢献する日本ゼラチン・コラーゲン工業組合。
1963年11月7日、日本にかわ・ゼラチン工業組合の創立総会が開催され、新たな一歩を踏みだしたことを記念し、日本ゼラチン・コラーゲン工業組合により、「にかわの日」が制定されました。
にかわ(膠)とは天然物を原料とする接着剤。化学接着剤が発明されるまでさまざまな分野で利用されていました。古代エジプト文明をはじめ、日本でも紙や墨の製造の一部としてもたらされた後に、接着剤として寺社の建造に利用されたとする記録が残っています。現代まで人類の発展を陰ながら支えてきた縁の下の力持ちのような存在ですね。
シックハウス症候群や化学物質過敏症が問題となるなか、天然素材である にかわが再評価されているそうです。
「コラーゲンペプチドの日」は2009年11月12日、「第1回 コラーゲンペプチドシンポジウム」開催を記念して制定されました。 先ごろ、「11月12日は コラーゲンペプチドの日 キャンペーン2019」をフォトコンテストと連動し実施。11月12日当日に結果が発表されるそうです。
太古の昔から膠・皮革( にかわ・ひかく )は私たちの生活の中にあり、ゼラチンは食品、医薬品、写真、工業用品ほか、さまざまな分野で広く活用されてきました。日本ゼラチン・コラーゲン工業組合は一般社団法人 日本皮革産業連合会の会員団体のひとつです。
くわしくは下記リンク先ホームページをご覧ください。


千里阪急「am 期間限定ショップ」~11月12日
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藤和商会が展開するオリジナルブランドの百貨店イベント関西初出店として、千里阪急 2Fで「am 期間限定ショップを開催中。今回は「創造のコレクション」をテーマとする定番シリーズ<SO(ソー)>を中心に展開しています。

「私の生き方を映すもの」「ジャパンメイド」を創造。
希少性・デザイン性・素材技術力で現代を生き抜く女性たちの心を満たす壮美(装備)となることを目指しています。
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ブラック×ゴールド、ホワイト×ホワイト(グロッシー)の2色展開。エキゾチックレザー調の型押しに加え、職人のハンドペイントをランダムに施しています。柄いきはそれぞれ異なるため、一点もの感覚も楽しめますね。

ミニマルな装いに映える、モダンアート、ペインティングアートのような奥深い魅力。
使うひとの知性を個性へと昇華する独自の存在感。ダーク&クールに傾きがちな冬の着姿に、さり気ない艶と煌めきを添えて。
シンプルなデザイン、定番アイテムの組み合わせがお好きなかたにこそ おすすめしたい一品です。いつもと違う「ご自分らしさ」にトライしてみてはいかがでしょうか?
(画像、テキスト:藤和商会 公式SNSより)


東京&大阪「香川手袋 ポップアップイベント」11月6日~
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国内最大の手袋産地、香川県の地域ブランド<香川手袋>ポップアップイベントが今年も11月6日(水)より2週間、日本橋三越本店本館 1Fと髙島屋大阪店 2Fで展開スタート。

今シーズンのテーマは「装華(ショウカ)」。"技術を発展する" "装飾を昇華する"といった思いを形にしています。
日本橋三越では、一部製品で19-22サイズまでの注文が可能。髙島屋大阪店では、11月16日(土)・17日(日)の2日間、手袋職人 平田哲也さんが在店。フルオーダーが可能です。
おひとりおひとりの手にぴったりの手袋、誂えてみませんか? (<香川手袋>公式サイトより)
  <http://gloves-kagawa.jp/>


タカシマヤ大阪店「Wisteria Fujiwara ブーツオーダー会」11月6日~

人気シューズブランド<Wisteria Fujiwara(ウィステリアフジワラ)>のポップアップショップが、タカシマヤ大阪店 2F 婦人靴売場 i/288で本日11月6日(水)からスタートしました。
今回は「ブーツオーダー会」。トレンドとして復活しているブーツをいち早く、ご自分のサイズでオーダーしてみては?


東京・丸の内「豊岡鞄フェア」11月12日~

日本有数の鞄産地、兵庫・豊岡の地域ブランド<豊岡鞄>は2019年秋冬シーズン展示会から新機軸を打ち出しました。バイヤー、ジャーナリスト、関係者だけでなく、一般ユーザーの入場も可能に。オープンなスタイルにリニューアル。
東京・浅草橋から東京・丸の内 KITTE B1F 東京シティアイに会場も変わりました。夜20:00までとなっており、忙しいビジネスパーソンに歓迎されています。歴史、伝統が息づく ものづくりを体験してください。


タカシマヤ京都店「パンプスメソッド研究所 i/288 期間限定オーダー承り会」11月13日~

<パンプスメソッド研究所 i/288>の「期間限定オーダー承り会」が11月13日(水)~20日(水)、タカシマヤ京都店 1F 婦人靴雑貨特会場にて開催されます。
2019年秋冬シーズンのレザー&カラーに加え、新しいトゥデザインとヒールなどの新アイテムも追加。「足を測る」「試し履きでマイサイズを見つける」「トゥデザインとカラー&レザーを選ぶ」の3ステップでパンプスをセミオーダーできますよ。


小倉井筒屋「日本革市」11月14日~
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国産天然皮革の魅力を発信する人気イベント「日本革市」がこの秋も小倉井筒屋で行われます。今回は2週間開催。週ごとにブランドを入れ替え、計15社が出展。革小物や鞄はもちろん、靴やベルトなども登場します。


兵庫・たつの「ベストレザーニスト2019」速水もこみちさんトークイベント 11月16日

レザーの秋を知らせるニュースとして恒例の「ベストレザーニスト」が今年も発表されました。最も革製品が似合う人を表彰する「ベストレザーニスト」、令和時代初の受賞者は沢村一樹さん、速水もこみちさん!
ベストレザーニストが登場するトークイベントは「尾張名古屋の職人展」(愛知・名古屋/10月19日/沢村一樹さん)に続き、「兵庫皮革総合フェア2019/たつの市皮革まつり」(兵庫・たつの/11月16日)で速水もこみちさんが登壇。日本の革と革のものづくり、日本製革製品の魅力を伝えてくださいます。
なお、「兵庫皮革総合フェア2019/たつの市皮革まつり」につきましては、前回の村木るいさんの投稿分をご参照ください。
  <https://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/cat63/20191030>

カテゴリー: 国内革事情

レザーの季節、秋本番。11月03日=いいレザーの日に向けて続々と開催されるイベントをはじめ、ジャパンレザー関連のトピックをまとめました。ぜひ、参考になさってください。

「姫路城皮革フェスティバル 2019」(10月31日~11月4日)をはじめ、レザーの聖地、姫路&たつのの秋のイベント情報は次週の投稿分で村木るいさんがくわしくご紹介予定です。ご期待ください。


東京・渋谷「PLUG IN」~10月25日

ファッションビジネス専門紙、繊研新聞社が主催するファッション・雑貨・ライフスタイルの合同展示会「PLUG IN」(東京・渋谷ヒカリエ)が本日10月23日(水)からスタート。
日本ケミカルシューズ工業組合がブース出展し、<神戸シューズ プレミアムライン>をお披露目。パンプスの一大生産地としてもお馴染みの兵庫・神戸から発信します。独自開発の技術で快適な履き心地を実現した秀逸なコレクションに注目です。


東京・押上「Souvenir by TOKYO LEATHER」~10月30日

恒例イベント「Souvenir by TOKYO LEATHER(スーベニール バイ トーキョーレザー)」が東京スカイツリーの商業施設 東京ソラマチ内の墨田区産業観光プラザ <すみだ まち処>で行われています。
同イベントは東京都墨田区の鞣製業者を中心とした5団体で構成された東京製革業産地振興協議会が中心に運営。区内でつくられた素材、企画・製造された<東京レザー>製品、ピッグスキン製品(バッグ、小物、雑貨)ほか、さまざまな革製品を展示販売。おみやげ感覚の革小物も充実。熟練職人の実演も好評です。


東京・蔵前「蔵前展 2019 秋場所」~10月27日
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注目エリア・蔵前に工房やショップをもつ14社が参加し街回遊型の新作発表・展示イベントを開催中。
浅草の革製品メーカーとデザイナーがコラボレーションした<TOKYO L>【KONCENT蔵前本店】、<m+>、<numeri>【CAMERA】、<MAITO>、<REN>ほか、注目のレザープロダクトと出会えます。週末には手づくり体験ワークショップも開催予定。お見逃しなく。


東京・二子玉川「いいレザーの日」記念トークイベント 10月26日

11月3日「いいレザー(1103)の日」を記念し、「ジャパンレザーの魅力」を語るトークイベントが10月26日(土)、東京・二子玉川 蔦屋家電で行われます。
人気雑誌『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』統括編集長 高橋俊宏さんと、バイヤー、ショッププロデュース・ディレクション、イベントプランニングなど多方面で活躍する<method(メソッド)>代表 山田遊さんが登壇。日本のレザーグッズの魅力と銘品を紹介します。


東京・奥浅草 「ファッションマーケティング講座」10月30日
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台東区産業研修センターの恒例企画「ファッションマーケティング講座」が10月30日(水)に行われます。今回は「2020年春夏ニューヨークコレクション報告とニューヨーク・ヨーロッパグッズトレンド速報」。
ファッションジャーナリスト 布矢千春さん、ファッショングッズディレクター 鈴木雅子さんがわかりやすくレクチャーしてくれます。受講料は1,000円(別途資料代300円程度)。区外のかたも参加できるそうです。
  <https://www.taito-sangyo.jp/>


東京・浅草「台東区産業フェア」10月31日~11月1日
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靴、バッグ、財布、ベルト、革製品・・・など、ファッション雑貨の生産が盛んな台東区。江戸時代から続く伝統的な手法により工芸品をつくる職人が現在でも数多く活躍中です。一方、区の南部一帯(御徒町~蔵前~浅草橋)は、徒蔵(カチクラ)エリアと呼ばれ、新しいカフェや雑貨店が続々オープン。特に蔵前は、「東京のブルックリン」として注目を集めています。
そんな台東区の多様な産業の魅力を紹介する恒例イベントに、全国皮革振興会、東京都靴卸協同組合、東京洋装雑貨工業協同組合がブース出展。東日本ハンドバッグ工業組合 加盟企業、インキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>&<浅草ものづくり工房>入居企業などが出展予定です。ユーザーのかたも入場可能。一部ブースでは展示品を販売しています。上質な製品が特別プライスになっているかも? 
なお、<台東デザイナーズビレッジ>、<浅草ものづくり工房>では新規入居者を募集中です。
  <http://www.taito-sangyo-fair.jp/>


愛知・一宮「本日は革日和♪」11月1日~3日
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大阪の人気イベント「本日は革日和♪」が<バッグアーティストスクール レプレ>愛知一宮校で行われます。
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会場は尾州毛織物の繊維組合が保有するレトロな建物(1933年築)をリノベーションし利活用する「Re-TAiL」という施設内の一角。歴史が息づくウール織物産地でレザーの魅力を発信します!
  <http://ccrui.sakura.ne.jp/kawabiyori/archives/5984>


東京・青山「LEATHER WORLD 2019 TOKYO」11月2日~
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11月3日「いいレザー(1103)の日」を記念し、レザーに触れることを目的としたイベント「LEATHER WORLD 2019」が11月2日(日)から2日間開催されます。
レザーに触れる(TOUCH)日として、素材に触れる、職人の技術に触れる、ワークショップの体験を通して触れる。レザーの魅力に多面的に触れる本イベントを通して、革がもつ、「色合い」「種類」「大きさ」「質感」を体験していただき、驚きと感動を今年も皆さまにご提供。
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例年と同じ東京・青山 スパイラルガーデン・MINA-TO(スパイラル 1F)の会場では、触れて楽しむ、見て楽しむ革職人が作った製品の展示、体験して楽しむワークショップをはじめ、盛りだくさんの内容。レザーケアの実演なども好評。入場・参加ともに無料です。

カテゴリー: 国内革事情

前回(先週水曜更新分)、「Japan Leather Award 2019」応募作品一般公開イベントレポートに続き、「Japan Leather Award 2019」各賞(グランプリを除く)受賞作品が発表されましたのでお知らせします。
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【フットウェア 部門】
 ベストデザイン
  吉田 真也さん(個人)
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 フューチャーデザイン
  生駒 朋彦さん(カワノ 株式会社)
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【バッグ 部門】
 ベストデザイン
  井戸田 和之さん(株式会社 村瀬鞄行)
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 ベストデザイン
  村林 麗子さん(株式会社 吉田)
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 フューチャーデザイン
  矢内 徹さん(株式会社 吉田)
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 フューチャーデザイン
  小林 剛さん(株式会社 吉田)
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【小物 部門】
 ベストデザイン
  該当なし
 フューチャーデザイン
  該当なし

【フリー 部門】
 ベストデザイン
  坂崎 匠さん(Arti)
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 フューチャーデザイン
  該当なし

【学生 部門】
 最優秀賞
  藤田 れなさん(兵庫県立姫路工業高等学校 デザイン科)
 最優秀賞
  王 廷佳さん(学校法人文化学園 文化服装学院)
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【特別賞】
 中山 智介さん(銀職庵水主)
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【審査員賞】(長濱 雅彦 選)★審査員名 敬称略(以下同様)
 フットウェア
  西尾 陽さん(株式会社 リーガルコーポレーション)

【審査員賞】(阿部 浩彦 選)
 フットウェア
  細田 公一さん(個人)

【審査員賞】(天津 憂 選)
 学生
  小山 泰雅さん(学校法人水野学園 専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ)

【審査員賞】(伊藤 瞳 選)
 学生
  宇佐美 清香さん(兵庫県立姫路工業高等学校 デザイン科)

【審査員賞】(有働 幸司 選)
 バッグ
  一瀬 美月さん(個人)

【審査員賞】(鎌倉 泰子 選)
 バッグ
  後藤 優太さん(個人)

【審査員賞】(佐藤 直人 選)
 学生
  前田 七虹さん(兵庫県立姫路工業高等学校 デザイン科)

【審査員賞】(橋本 太一郎 選)
 学生
  川嶋 望愛さん(兵庫県立姫路工業高等学校 デザイン科)

【審査員賞】(矢口 真弓 選)
 バッグ
  小礒 晃さん(個人)

【審査員賞】(吉田 けえな 選)
 バッグ
  小田 涼二さん(個人)

審査員賞受賞作品の写真は、「Japan Leather Award 2019」公式サイトでご覧ください。


受賞者の皆さん、おめでとうございます!
長濱 雅彦 審査委員長(東京藝術大学美術学部教授)をはじめ、著名なデザイナー、歴代のグランプリ受賞者ほか第一線で活躍するかたがたが審査を担当。今回も個性あふれる革製品が選出されています。
小物部門は「該当者なし」、となるなど、厳正な審査に信頼が寄せられています。
学生部門のレベルが高く、最優秀賞が2枠、また審査員賞にも4人選出され、とても盛り上がりました。

審査会会場 各部門 応募作品の傾向は・・・

【フットウェア 部門】
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「フットウェア」部門には、ソーシャルな作品が続々。森林保全活動を意識した靴、歩きやすい新しい構造を提示する運動靴、ユニバーサルデザインの靴など・・・靴が社会的な注目を集める、2019年に相応しい問題解決型の作品がエントリー。

【バッグ 部門】
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「バッグ」部門には、メッセージや楽しさが詰まったアート感覚、デザインコンシャスな作品がラインナップ。
スマートフォンひとつあれば外出ができる時代、持ち物が減り、「手ぶら」を好むユーザーが増えるなか、敢えて「持ちたい」「使いたい」バッグとは何か? 近未来を見据えたイノベーションの数々に目を奪われます。

【小物 部門】
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「小物」部門には、ワンハンド、ワンアクションで○○できる、もしくはどちらの利き腕のユーザーも使いやすい、操作性に着目した作品が目立ちました。身体に不自由があるかたにも使いやすいユニバーサルなデザインに支持が広がりそうです。

【フリー 部門】
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「フリー」部門には、ジャンルやカテゴリーを超越したレザーアート的な作品、自由な発想、革新的な提案などが多かったようです。
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なかでも、床革を使用したキャットタワーなど、端革&残革を有効活用した作品が目をひきました。生命の証を無駄にせず、産業廃棄物、環境負荷を減らすためにも、つくり手のひとりひとりが意識的に取り組み、これからの皮革産業をユーザーの皆さまにご理解いただきたいですね。

【学生 部門】
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「学生」部門は、昨年、当アワード初となる、高校生が受賞し、大きな話題となりました。今年もさらに多くの作品をお寄せいただき、とても盛り上がっている部門です。瑞々しい感性で個性あふれる作品がそろいました。
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傾向としては、トレンドの「透け感」、コンセプトとしての「相反する二面性のハイブリッド」「装飾性・多様性へのチャレンジング」などが見られました。

近年は「シンプル&ベーシック」がロングトレンドとして継続。一方、レディスウェアではデザイン性が高いトップスがヒットするなど、その潮流がゆるやかに変化しつつある時代の空気感。
いち早く呼応するように芽吹いた躍動的なマインド、コンセプト、デザイン・・・
次世代を担う若き才能たちのチャレンジングは刺激がいっぱいでした。(以上「Japan Leather Award 2019」SNSアカウントより)

そして、グランプリは受賞作品のなかから選出されます。
11月23日(土/祝日)、東京・二子玉川ライズ ガレリア(東急田園都市線二子玉川駅前)で行う表彰式で発表されます。どうぞお楽しみに。

■ 参考URL ■
 Japan Leather Award 2019

カテゴリー: 国内革事情

日本最大規模のレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award(ジャパンレザーアワード)2019」の審査会、応募作品一般公開が10月4日(金)・5日(土)の両日、東京・ iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズで行われました。
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ファッション産業である皮革産業に、その時々の消費者ニーズなどに即応できる新たな"発想・表現"のできるデザイナーを発掘・育成したい。このような想いのもと、一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)が開催する「Japan Leather Award」。
12年目を迎える今回は・・・審査会のようすは次回の更新でお知らせいたします。
審査会にあわせ、全応募作品302点をお披露目。一般ユーザーが自由に手に取って見ることができるオープンなイベントです。
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東京・二子玉川は、都心からやや離れているものの、東京23区のなかでも高級住宅街として知られる世田谷区にあり、会場は楽天の本社が隣接。高級住宅街に住む富裕層と大手企業勤務のビジネスパーソンが行き交うエリア。
「(このアイテムは)買えないんですか?」という声が多数聞かれるなど、とても盛り上がりました。さらには、参加型プログラムも充実。
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今年も、同アワードがコラボレーションしている人気ユーチューバー&靴磨き芸人 奥野奏さんの靴磨き&トークライブが好評(写真は、革靴のお手入れをスキンケアに例えて解説しているようす)。
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「Japan Leather Award 2019」グランプリ受賞者には、副賞として奥野さん自身のユーチューブチャンネルの動画へのコラボ出演で作品をアピ―ルする予定です。

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同アワードにグランプリおよび各賞受賞者を輩出した杉野服飾大学によるレザークラフト体験ワークショップでは、猫モチーフの革小物づくりにトライ。
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お子さんたちも次々と参加してくださいました。

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全国各地で開催されお馴染みのイベント「本日は革日和♪」がついにオフィシャル参加!
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レザークラフトフェニックス、SEIWA、グッドレザー、虹紙製作所が出展。
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味わい深いツール、革に手描きできる絵の具、姫路直送の天然皮革など、多彩なラインナップでイベントに華を添えました。

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昨年に続き、レザーケアのエキスパート いちかわたかおさんのお手入れ相談会も。
レザーファンからの質問攻めにも、ひとつひとつ丁寧に、そして熱くレクチャーなさっていました。

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初日夜には、交流会を実施。
審査員長(東京藝術大学美術学部 長濱教授)のご発声で乾杯。
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参加者のプロフィールブックを配布するとともに、PRのためのインフォメーションスペースなどを設置。
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出品者が自身の作品やブランドについてプレゼンテーションするコーナーも設けられ、皆さん積極的にチャレンジ。つくり手の輪が広がって。

クリエイター同士でコミュニケーションでき、審査員を務める著名なクリエイターに直接質問したり、アドバイスを受けたりできる、貴重な場でもあります。
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歴代のグランプリ受賞者(大河なぎささん、二本真さん)が初対面。
活躍するフィールドが異なっていても、ものづくりへの情熱は同じ。互いにリスペクトし、すぐに打ち解けた雰囲気に。トークも盛り上がっていました。

このほか、すべての審査員、業界関係者が参加し、懇親の場を兼ね、業界内外の交流がさらに深まったようです。
次回、審査会レポートに続きます。どうぞ、お楽しみに。

■ 参考URL ■
 Japan Leather Award 2019 <http://award.jlia.or.jp/2019/>

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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