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April 13, 2022

ジャパンレザー NEWS【まとめ】<4月第2週>

カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

桜前線北上中。現在、岩手県盛岡市では間もなく開花するようです。各地では、日中の気温が上昇し初夏のよう。季節が変わるなか、トレンド提案や時代の空気感を表現する取り組みも続々。
また、ものづくりスクールでは入学式が行われています。そんな4月第2週のトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


「レザーマニア東京」ウクライナ支援
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牛革からエキゾチックレザーまで幅広‎い皮革素材の品揃えがDIY派ユーザーの支持を集める「レザーマニア東京」が、ウクライナ支援プロジェクトをスタート。
ウクライナの国旗カラー「ティーポ」切革の売り上げ(商品代金)の40%を日本ユニセフ、ウクライナ募金に寄付するそうです。購入した革や製作した作品に「#ウクライナに平和を」などのハッシュタグをつけてSNSでの投稿・拡散を呼びかけています。
一刻も早くウクライナの方々が苦しみや悲しみから解放されますように。私たちができることからはじめたいですね。


エキゾチックレザー×トレンドカラー パープル
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エキゾチックレザーの魅力を発信するSNSアカウント「Exotic leather News CLIP by JLIA」の人気企画「2022年の顔・おすすめの革」。爬虫類等革関連企業各社から選りすぐりのレザーをピックアップしています。今回はトレンドカラー「パープル」をフィーチャー。

世界中で使用される色見本帖でお馴染みのグローバルカンパニー「パントン・カラー・インスティテュート」が毎年発表する「パントン・カラー・オブ」。2022年は、鮮やかなバイオレットレッドと、ツルニチソウのようなブルーを組み合わせた新色、"ベリーペリ(Very Peri: Pantone17-3938)"が選出されました。
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パントン社によると、「楽観的な自信や大胆な好奇心を表現し、クリエイティビティを活気づけ、ポジティブな好奇心をそそるベリーペリは、新しい世界を受け入れるのに役立ち、人生を書き直すための新しいビジョンを指し示し、未来に新しい光を照らすのです」。ウイズコロナ時代にぴったり。レザートレンドとしても注目したいカラーですね。
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そんな「パープル」の注目レザーを、シャークスキン、リングマークトカゲ、パイソンからご紹介。くわしくは下記リンク先をご覧ください。


ものづくりスクールで入校式・入学式開催

鞄産地としてお馴染みの兵庫県豊岡市の専門校「Toyooka KABAN Artisan School」第9期生の入校式が、4月2日(土)に行われました。全国各地から13名の生徒さんが入校したそうです。

大阪に移転し再開した「エスペランサ靴学院」では4月9日(土)第48期の入学式が行われ、5人が入学。その様子がファッション専門紙「繊研新聞」(4月12日)で紹介されました。日本の皮革業界の次世代を担う つくり手の卵の皆さまの活躍を祈ります。


「TOKYO LEATHER GOODS  FACTORY COLLECTION」
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埼玉県大宮市 JR大宮駅構内(改札内)エキュート大宮のコモレビ広場(南改札前イベントスペース)で、「TLGFC/TOKYO LEATHER GOODS  FACTORY COLLECTION」のポップアップイベントが引き続き開催中です。
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東日本バッグ工業組合 組合員有志メーカーが参加する同イベント、エキュート大宮での開催が2週目に入り、メンバーチェンジ。スペースとディスプレイもリニューアルしました。通路側に姿見を設置し、大人世代のユーザーの皆さまに喜ばれています。
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慌ただしい駅ナカではありますが、つくり手自ら店頭で応対、商品説明しているので、素材・仕立て・価格のバランスの良さ、日本製革製品ならではの魅力が伝わりやすく、じっくりとご覧になるケースが多いそう。高価格帯(20万円アンダー)のお買い上げがあるなど好調に推移しています。
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還暦のお祝いにぴったりのレッドのバッグや軽量感のあるハンドバッグほか、「母の日ギフト」を意識したバッグ、財布、小物もバリエーション豊富。
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新型コロナウイルス第7波が懸念されるいま、非対面非接触で届けたいニューノーマルな「母の日ギフト」。早めに準備すれば安心ですね。会期は4月17日(日)まで。


「芦原橋はみだし市」大阪・京都 2か所で開催

つくり手たちのためのマルシェ「芦原橋はみだし市」が毎月第3日曜(10:30~16:00)に行われています。今月は4月16日(土)~17日(日)に京都(「アースデイ in 京都」)へ出張開催。さらに、4月17日(日)は通常通り芦原橋でも開催されるそうです。

同イベントの前身「芦原橋 upmarket」での人気コンテンツだった「革の端材」販売を継続。靴づくりが盛んな周辺エリアのメーカーで出る革の端材を格安で販売し、つくり手のファンに愛されています。革だけでなく、生地、紙、金属、木材などなど、こういう端材のような「はみだし物」を集め、つくり手たちが新しく、おもしろいものをつくり出すきっかけに。レザーを最後まで使い切る、サステナブルな取り組みとしても注目が集まります。


日本橋髙島屋「藤豊工業所」ポップアップイベント 

4月15日(金)~17日(日)、東京・日本橋 日本橋髙島屋 本館 6Fで「藤豊工業所」がポップアップイベントを開催。「FLEDGE」をはじめとする自社ブランド製品のほか、フルオーダーメイド会も実施予定。同社が鞣したクロコダイルレザーでオンリーワンを誂えることができます。

プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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