欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2012年10月 の記事

カテゴリー: 国内革事情

 

 

「装苑」presents 合同展示会「white」が、
東京・渋谷 文化ファッションインキュベーションにおいて
10月24日(水)から27日(土)までの4日間行われました。
 

wh1210会場2.JPG 

 
"白"という色が持つ、まだ何色にも染まっていない、
可能性に満ちた、これからが楽しみな、
若手ブランドの飛躍をサポートすべく立ち上げられた
同展示会は、今回で10回目。


ファッションを中心に、さまざまなジャンルの
クリエーターが出展。

その目的、その質の高さに共感するバイヤー、
ジャーナリスト、エディター、スタイリストが多数来場。
一般ユーザーにも開放しているのも特長です。

 


その一部をピックアップしてご紹介。

 

 

 

 

同展示会に準レギュラー的に参加し、
「装苑」本誌でもおなじみの
人気クリエーターに成長したYoda Hidemi。

 

wh1210ヨダさん新作.JPG 

古書をモチーフとし、レザーにプリントしたコレクションを展開。
国内生産にこだわり、職人とのコラボレートにより
ていねいに仕上げています。
今シーズンよりアイテムのバリエーションを強化。
メガネケースなど
幅広い年代のニーズに対応しています。

男性の顧客も多く、ギフトとしても好評です。


これまでに伊勢丹新宿店 財布売り場
プロモーションコーナーでは驚異的な売上げを達成 !!
今回もさまざまなオファーがあったそうです。


バイヤー、プレス関係者のほか、
リピーター & コレクターも多く、なかには
関西から駆けつけるなど
熱心なファンもいらっしゃいました。

 




 wh1012アウッタさんヨリ.JPG

デザビレこと台東デザイナーズビレッジの入居ブランド
AUTTAA(アウッタ)。
シューズ、バッグを中心に展開。
ファッション雑貨、スモールアイテムもスタート。
産業廃棄物として
処理されてしまうことも多い
床革をアップサイクルし、ポーチを発表。

高感度・プチプライスで
バイヤーから高い評価を集めました。

 

 

 

 


業界唯一、日本の職人技術を認める
資格制度として話題の
[ 靴・ハンドバッグ・小物技術認定(皮革部門)
 試験・革靴製造技能試験 ] が出展。

 

技術認定ブース.JPG 

日本の革のために、そして、職人のために制定された、
"革職人のライセンス"とも言うべき
資格が取得できる制度です。
日本の伝統ある皮革技術に対する社会一般の評価を高め、
職人の技能と社会的・経済的地位の
向上を図るとともに、
皮革産業の未来を担う後継者を育成することを
目的としています。

この制度は、天然皮革などを素材とする
鞄・ハンドバッグ・小物の製作に
従事する人々が持っている技術や知識を一定の基準によって
検定し認定するもので、
具体的には、実施団体である日本鞄ハンドバッグ協会が
試験問題を作成し、
合格者には同協会から合格証書を交付。

 

上級に加え、専門学校に通う学生、1年以上の
勤務経験をもつかたを対象とした3級がスタートします。

wh1012技術認定混雑.JPG 


ブースには、匠による作品が展示。
パンフレットが設置・配布され、みなさん、
とても注目なさっていましたよ。

 

 


未来へのパスポートとなる資格、ぜひ、トライしてみては
いかがでしょうか ?

 

 

 

 

 

「装苑」presents 合同展示会「white」は
次回、来春開催予定。
また、フレッシュなクリエーターたちと
出会えるのが楽しみです !

 

 


 

■ 参考URL ■

 

「white」

http://fashionjp.net/fashionclip/white/white121012.html

 

[ 靴・ハンドバッグ・小物技術認定(皮革部門)
 試験・革靴製造技能試験 ]

http://license.jlia.or.jp/bag/about/index.html

 

Yoda Hidemi

http://www.yodahidemi.com/

 

AUTTAA

http://auttaa.info/


 

カテゴリー: 国内革事情

 

 

大規模再開発による高層マンションと

色濃く残る下町情緒とが混在する東京・南千住。

 

ものづくりが盛んな浅草から

少し離れたこの地域は、隅田川の対岸にある

北千住とともに靴、バッグほか

皮革産業関連企業が集積しています。

 

高進製靴外観.JPG 


そんなエリアを拠点として日本の靴づくりを支えている

老舗メーカー、株式会社 高進製靴に

おじゃましてきました。

  


1階ファクトリー3.JPGのサムネイル画像 


同社では若手職人が数多く、子育て世代の女性も

貴重な戦力として在籍。

幅広い年代のつくり手が伝統の技術を継承しています。


大手婦人靴メーカーのOEMを

多品種少量生産・クイックレスポンスで対応。

マーケットが求める

適正プライスを国内生産で実現。

ていねいにつくられた商品は売り上げ上位に

ランクインしているそうです。

 

 


オリジナルブランド Decora(デコラ)では

マーケットに少ない

大きめ(25~27㎝)、小さめ(20~22.5㎝)の

サイズを展開し、ウェブショップが好調。

同社3階ショールームに

フィッティングできるリアルショップ機能も。

悩みを抱えるかたはもちろん、

ウェディングやショービジネスなどニーズが拡大。

リピーターも増えているそう。


 

東コレメゾンオファー.JPG 

東京コレクション参加メゾンの作品制作のオファーが

多いのも高い技術力の証ですね。

 

扇さん.JPG 

 

 

企画部 扇さんは、自らパターンを引き、

それぞれのプロセスを受け持つ

職人の仕事がやりやすく、いいものが仕上がるように設計。

「エレガンスなラインを

 どこまでリアルに表現できるか...日々挑戦ですね。

 (日本国内生産では)弊社でしかできないと自負しています」

 

 

高橋社長.JPG

 

「女性の足もとをきれいにしたい。足が痛くないよう、

 歩きやすいよう充分に配慮し、

 一足一足つくっています。若いスタッフは

 よく勉強していて研究し、一丸となって同じ方向を見ている。

 いいものをつくろう、という空気が社内にあり、

 グレードの高いものづくりへとさらにチャレンジしています。


 本物の靴はこんなにいいんだ、納得していただけるような、

 本来、靴ってこうだよね、と

 共感していただけるようなものをつくりたい。

 日本でいい靴をつくり続けられるように...」と髙橋社長。

 

みなさんの熱い想いが伝わってきます。

 

そして、このようすは

社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)ホームページ

動画コンテンツ『JLIA TV』で本日より配信スタート。


エレガンステーストの婦人靴ファクトリーで

生産現場紹介は

これまでにあまりなかった試み。

貴重な映像、必見です !!


こちらから

 http://www.jlia.or.jp/enjoy/jliatv/
 
 


社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)の

新プロジェクト『革 育』実施者育成ワークショップが、

12月08日(土)に同社で行われます。

ご興味があるかたは、ぜひ、ご参加ください。

 

こちらから

http://kawaiku.jlia.or.jp/event/eventlist.html

 

 

 



■ 参考URL ■

 


高進製靴(シューズベーカリー)

http://www.shoesbakery.com/


『革 育』
 ~ 革を学ぼう! 革で遊ぼう! ~

http://kawaiku.jlia.or.jp/


 


 

カテゴリー: 国内革事情

 

 

 

「Japan Leather Award 2012」2次審査会審査会が、
東京・六本木 テレビ朝日 1階 多目的スペース umuで
10月12日(金)~13日(日)に開催されました。

 

 

2次審査 審査員.JPG

1次審査会の結果に基づいて
選出された応募作品 107点を、
公募により選ばれた一般審査員 100名が
「コンセプト、機能性・デザイン、創造性」の3項目で採点。
2時間以上をかけ、
じっくりと審査してくださいました。

「コンテストの審査員って、
 貴重な体験ですよね。
 いい作品ばかりで楽しかった。
 次回、またやりたい」と、
誇らしげな表情を浮かべるかたや昨年に続いて
審査なさったかたも。


これまでのグランプリ受賞者とその作品を紹介する
「Japan Leather Award History」
コーナーにはグランプリのトロフィーがディスプレイ。
今年度の栄冠に輝くのは... ?

 

2次審査 ヒストリー.JPG 


会場は放送局の施設内にあるせいか、
某人気DJやタレントもご来場。


2日目には懇親会が。
作品をエントリーしてくださったクリエーターが
各地から駆けつけ、開催されました。

 

懇親会 委員長.JPG 

社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)
猪瀬 昇一 人材養成委員長が、開会の挨拶を。
閉会の挨拶には、社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)
朝稲 秀男 専務理事が登壇。

 

懇親会 専務.JPG 

 

皮革産業関係者をはじめ、雑誌編集長や
ジャーナリスト・・・といったメディア関係者も出席。

「ジャパンレザーにさらに磨きをかけ、
もっともっといいものをユーザーのみなさんに届けたい」と
熱意あふれる会話で盛り上がりました。 


懇親会 テーブル.JPG

 

会期3日目は一般公開日。
最年少審査員 ? がとび入り参加。お気に入りが見つかって、
ちいさなおしゃれゴコロも大満足。


一般開放.JPG

六本木という土地柄か海外からのお客さまも多数。
「買うことはできないの ?」というかたも。

 

 


ジャパンレザーを通してつくり手とつかい手が
つながる・ひろがる
リアルなコミュニケーションを
たくさんのかたがたが楽しんでくださいました。

 

このようすは当ホームページの
動画コンテンツ「JILA TV」でも配信予定です。
さて、審査結果については、
また改めてお知らせします。どうぞお楽しみに。

 

 


 

くわしくは こちらから

 

「Japan Leather Award 2012」

http://award.jlia.or.jp/2012/

 

 

フェイスブック、ツイッターページは毎日更新 !

「Japan Leather Award 2012」を中心に
ジャパンレザーに関する
さまざまなニュースが発信されています。

ぜひ、「いいね !」、「フォロー」してください。


 


カテゴリー: 国内革事情

 

前回、ご覧いただいた
プロ審査員 15名による1次審査会(9月28日)に続き、
10月1日から10月14日までの2週間
「Japan Leather Award 2012」Web投票が実施されています。

 

 

『麗しきおくりもの
 ~肌と肌が触れ合う、革だから伝えられることがある~』をテーマに
プロフェッショナル、アマチュアから幅広く募集され、
昨年よりも多い205点もの作品が届きました。

 

 


 

特設サイトを何回かご覧いただいているかたは
お気づきと思いますが、
閲覧するたびに部門の位置や、
それぞれの作品の配置も変わるようになっています。
当初の設定によって
公平性が失われないよう、
細心の注意がはらわれているんですよ。


安心してご参加いただけます。

 

投票は、Twitter で。
お気に入りの作品を応援してください。
(投票には、 Twiter アカウントが必要です)

 

 

 

ソーシャルメディアを活用した新たな試みも好評 !

 

Pinterestも設置されました。こちらでも全応募作品を公開中。
お気に入りの作品をコレクションしてください。


http://pinterest.com/leatheraward/

 

 

 

 

思わす笑顔がこばれてしまう、ユニークな
"ジェネレーター"も。


Twitterで素敵な革製品をフォロワーにおねだり !?
おすすめの“革の種類 × アイテム”を
提案してくれますよ。

投票していただいたかたのなかから
抽選で合計30名のかたに、
特製オリジナルレザーグッズをプレゼント。

 


いよいよ、10月14日(日)までとなりました。

ジャパンレザーの歴史を変える
一票をぜひ !!

 


みなさまのご参加、お待ちしております。

 

 


くわしくは こちらから

http://award.jlia.or.jp/2012/vote/

 

 

 

カテゴリー: 国内革事情

 

社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)が開催する
「Japan Leather Award 2012」。

 

ファッション産業である皮革産業に、
その時々の消費者ニーズに即応できる、
新たな“発想・着想”を持つ人材を育成したい…
このような目的のもと実施されています。

 

今年のテーマは、
“麗しきおくりもの ~肌と肌が触れ合う、革だから伝えられることがある~”


日本在住のプロフェッショナル、アマチュアのつくり手から、
国産のなめし革を使用した作品を幅広く募集。
昨年よりも多い205点の作品応募がありました。

 

 

 

 

そして、先日、1次審査会が東京・高輪 
品川プリンスホテルにて実施。
さまざまなジャンルでご活躍のオーソリティと
「Japan Leather Award」過去の
グランプリ受賞者を加えた15名のプロ審査員たちが集結。

 

 

 

 

 

 

 


こちらは、おなじみの人気媒体『日本の革』編集長。
みなさんそれぞれ、すべての応募作品を
平均4時間以上をかけ、じっくりと審査なさいました。

 


 1次審査会の結果に基づき選出された100点程度の応募作品は、
公募により選ばれた一般審査員 100名により審査する
2次審査会が10月12日(金)・13日(土)、テレビ朝日 umuにて実施されます。
(10月14(日)は一般公開され、どなたでもご覧いただけます。)
そして同時に、Web投票キャンペーンが10月1日(月)~14日(日)まで実施中です。


ツイッター、フェイスブック、ピンタレスト…と
さまざまなソーシャルメディアを活用。
つくり手と使い手がつながり
Japan Leather の魅力、新たな可能性が広がる
貴重な機会となっています。

 

みなさま、ぜひ、ご参加ください!

 

 


くわしくは下記のリンク先をごらんください。

 

 


■ 参考URL ■

 

「Japan Leather Award 2012」

http://award.jlia.or.jp/2012/index.html

 

 

 

1

プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

最近のブログ記事

カテゴリー

月間アーカイブ

rss
facebook witter

このページの一番上へ