2018年5月 の記事
May 30, 2018
「第98回 東京レザーフェア」レポート (1)
カテゴリー: トレンド
日本最大級の革と皮革関連資材のトレードショー「第98回 東京レザーフェア」が5月24日(木)~25日(金)、東京・浅草 都立産業貿易センター 台東館で開催されました。
皮革の需要の拡大及び業界の発展を目的に、「皮革製品素材である革および関連副資材」が秘める可能性や魅力を発信しています。
「挑戦と進化」を掲げた<TLF 19SS カラートレンド>では、ピンクやブルー、グリーンなどに注目
恒例ブース<TLF Trend Laboratory>では、出展企業の意欲作・自信作をピックアップし、最新トレンド提案として編集。2019年春夏シーズンに向けた素材と副資材を紹介しました。
伝統と未来の両極を見据えながら、日本の鋭敏な感受性に支えられた色彩と素材、商品づくりに不可欠なインスピレーションを披露。<TLF 19SS カラートレンド>は、「エアリーなピンク」「鎮静と休息」「スパイシーな革色」「質感を堪能するニュートラル」の4カテゴリーです。
「皮革の質感と色との整合性。そこに新たな視点をもち込むことでフレッシュな革の色彩感を打ち出しています。ポイントは、鮮やかさと透明感を特徴とした軽やかなカラーミックス。色が響きあうようなグラデーション、階調や、ホワイティーなニュアンスな表現も重要です」とジャルフィック 池田正晴さん。会場では「革を進化させる色彩」をテーマに3タイプのパレットで展開されました。
パレット:1 「BALANCED/過去と未来をつなぐ」
シンプルで繊細な「ナチュラル」。革らしさのなかに洗練された美しさが息づいて。今季の注目は、ウォームカラー(ピンク、レッド)。やさしい素材感を表現しています。ホワイティーな透明感、風が通り抜けるような さわやかさがポイント。グレーとのコンビネーションでメリハリをこのほか、ブラウン×グリーン、レッドを中心としたスパイシーカラー、ブラックとホワイトのバリエーション(深みのある色合い・風合い)も要マークです。
「美しい肌目が生きるナチュラルな革色」
「肉厚感による存在感」
「艶でピンクをモダナイズ」
「グラマラスな赤みのピンク」
andmore・・・
「スパイシーなレッドのバラエティ」「黄味のブラウンとコントラストするグリーン群」「マット感がポイントのカラードブラック」「革の質感を生かしたホワイトの展開」「「ブルーとグレージュの洗練感」
パレット:2 「VISUALIST/やわらかな自然の色彩」
ロマンティックなテイストとともに新しい装飾性が浮上しています。みずみずしい自然の色彩はグリーンとブルーで。さらにブラウンのアソートで色彩感を強調する傾向です。「フラワー」「ボタニカル」など日常的で自然なモチーフをモダンに昇華。北欧を想起させるカラーリングはイエローで際立たせて。ナチュラル×メタリックによる対比も気になります。
「グラフィカルな効果をもつ色彩」
「アイシーなターコイズで見せるパターン」
「ブラウンの役割を果たすカーキ」
「造形力と抑制感。新しい装飾性」
andmore・・・
「柔和なボタニカル柄」「ナチュラル×メタリックの成熟感」「アクセントカラーは太陽の光」「ハイブリッドによるフレッシュな未来感」
パレット:3 「ADVANCE/華やかにアクティブ」
ライフスタイルを更新していくような、スポーティーな要素の進化が止まりません。アクセントはホワイトと濃厚なスパイシーカラー。ミニマルかつ華やかさやリッチ感の訴求、視覚効果、立体感でのチャレンジングな表現も増えています。
「ブルー、オレンジ、レッド。ミニマルかつ鮮やかに」
「マット感で見せるスポーティーカラー」
「青の潜在力」
「立体感でニュアンスを加えたホワイティ」
andmore・・・
「立体感に向けての実験」「視覚効果で表現するモダニズム」「スポーティー素材を黒でモード化」「未来館×濃密な装飾による新ラグジュアリー」
リラックスカラー(ブルー×グリーン)、スパイシーカラーなどがラインナップ。「プルミエールヴィジョン」でもフィーチャーされた多彩なグリーン、目立っていましたよ。いよいよ本格的なトレンドとなるのか、期待したいですね。
台東区内在住、在勤、在学のかたへ「ファッション・マーケティング講座」のお知らせ
台東区立産業研修センター恒例企画「ファッション・マーケティング講座」<6月14日(木)>の開催が発表されました。2019年春夏シーズンのカラートレンド、マーケットをイタリア、日本の素材展から予測します。新たな講師として、ジャルフィック代表 池田正晴さんが登壇。前述の「東京レザーフェア」<トレンドラボラトリー>ほか、さまざまなプロジェクトを手がけ、国内のレザートレンドの分析・提案における第一人者として知られています。
今回からEメール(kensyuusenta@jcom.home.ne.jp)での申し込みが可能となり、さらに便利に。参加者の住所、氏名、電話番号(日中)<在学・在勤のかたは、勤務先(団体/学校)名、所在地、電話番号>を明記してください。受講料1,000円。定員30名(先着順)。エントリーの締め切りは6月7日(木)まで。
なお、対象は台東区内在住、在勤、在学のかたとなっています。ご注意ください。
「ファッション・マーケティング講座」
日程/6月14日(木)18:30~20:00
場所/東京都台東区橋場1-36-2
WEB /https://www.taito-sangyo.jp/05-kensyu/center_now.htm
レポートは次回に続きます。
■ 参考URL ■
第98回 東京レザーフェア <http://tlf.jp>
May 23, 2018
村木るいさんの「人に話したくなる革の話」皮から革へ。世界の鞣しを大阪で学ぶ
カテゴリー: 村木るいさんの「人に話したくなる革の話」
4月からスタートし、大好評! 村木るいさんの「人に話したくなる革の話」第2弾は、革の鞣しを大阪で学びます。大阪・貝塚の精肉店を描くドキュメンタリー映画、レザーショップ&博物館取材を通して、皮を革にするプロセスとその歴史、海外での状況を皮革のエキスパート 村木さんが徹底解説!
通常、皮革産業のさまざまなトピック、イベントのレポートなどをお届けしておりますが、この春から人気イベント「本日は革日和♪」を主宰する村木るいさんが加わりました。イベント、セミナーなど精力的に活動する村木さん。皮革に関する確かな見識を有し、幅広い情報発信に支持が寄せられています。当ブログでは、レザーに関心をもちはじめた若い世代のかたや女性ユーザーにお伝えすべく、わかりやすい解説とともに西日本の皮革産業の現状をご紹介。月1回(担当週は不定期です)の更新をお楽しみに。
次回の「本日は革日和♪」は東京へ出張。「東京レザーフェア」「モノマチ」などの時期に合わせ開催されます。展示販売会、セミナー、ワークショップなど盛りだくさんのプログラムが超充実! くわしくは下記リンク先をチェックしてください。
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「ある精肉店のはなし」という映画がありまして
関西人らしく「毎度です!」の挨拶を定番化しようとしている村木です。月イチ連載「人に話したくなる革の話」をお届けします。東京・浅草の恒例イベント「 」で先日、ムラキ主宰「 」が主催するプログラムとして上記映画の上映会を行いました。
大阪・貝塚のこのお肉屋はちょっと変わっていまして。
子牛を買ってきて育てる「肥育」、大きくなってお肉にする「屠畜」、それを直接販売する「お肉屋」を全部1軒で行っていました。この映画のなかで屠畜からお肉屋店頭に並べるまでをドキュメンタリーで描いています。この作品はDVD化されておらず上映会でしか見られません。
人が来るか不安でしたが、4回上映で80人弱ご参加くださいました。来られたかた、ありがとうございます! 上映の開始前と終了後に「食肉と革の歴史」という内容を短く15分程度お話ししました(普段は「人に話したくなる革の話 ~皮?革?どう違う」など、2時間セミナーも行っています)。今回のエントリでは、セミナーなどでお話する内容をちょろりと書いてみましょう。
革の歴史は食肉の歴史
基本的に革の歴史は、食肉産業との歴史です。
欧州などでは肉が食生活の中心だったため、原材料となる「皮」が出てきました。となると、この皮を「革」にして靴から衣料などに使わないともったいないですね。
例えば、1991年にアルプス氷河で発見された通称アイスマンは、5300年前に生存していたとされています。彼が身にまとっていたのはヤギと羊のコート、ヤギ革のレギンス、クマの毛皮の帽子。羊革の腰布。靴紐は牛革。矢筒は鹿の革。上から下まで全部革でした。当たり前ですがこれらは全部食べたもの、と思われます。食べた以上は使わないともったいないわけですね。
革の鞣しはどんなものがあったのか
食べた後の皮はほっておくと乾燥して固くなります。カッチンカッチンになります。わかりやすいものとして身近にあります。犬のガムと呼ばれているものです。これは皮を乾燥させたものですね。
じゃぁ、ほっておいたらこんなにカチカチになる皮を鞣しによってどう柔らかく、腐らないような「革」にするのか。これは世界の地域によって、さまざまに存在します。
古代エジプトの鞣し
鞣しの初期によく使われていたのはタンニン鞣しです。
渋柿や濃いお茶を飲むと口がキュッーーーーーとなりますね? これらは渋柿やお茶に含まれるタンニン成分の作用です。タンニンにはこのように肉を収縮させる作用=収れん作用があります。この作用のおかげで皮は腐らない革に変化します。エジプトの壁画を見る限りこのタンニンなめしが行われていたんじゃないか、と言われています。
例えばエジプトでは、紀元前に作られた遺跡からは鞣しの風景が書かれた石画が見つかっています。
エジプトの古代の鞣製技術(テーベン壁画) 澤山 智「鞣製学」より引用
昔の日本の鞣し
日本ではタンニンなめしがあった、という説となかったという説で分かれています。
確実に行われていた鞣しとしては燻煙鞣し=燻しがあります。木を焼いた煙を当てることで虫を除き腐りづらくします。ただ、これだけだと硬さが残りますので更に脳みそを刷り込む脳漿鞣しという技法も発達しました。今でも甲州印伝などは燻しが使われています。
正倉院の中には今でも聖武天皇が履いていた履物が存在します。こちらは燻しと脳漿鞣しを行った鹿の革が使われていたと言われています。
衲御礼履
北海道の地に住んでいたアイヌ民族は鹿や鮭を採って生活していました。で、鹿がある以上革を使います。彼らが行っていたのは煙を使う燻しが行われていました。大阪・吹田 千里万博公園の
では、鮭革のコートが展示されています。これなども鮭を食べた後の皮を煙で燻して革にしていたと言われています。
奈良時代などでは、日本でも革の鎧が存在しました。ここらの話は下記ブログで解説しています。
極寒のアラスカの鞣し
極寒の地のアラスカではどうやって革を鞣していたんでしょうか? アラスカは樹木が少ないため、樹皮もとれずタンニンも取れません。樹木が少ない、ということは火を起こすこともできません。火 が使えないと日本のように燻しも行えません。
アラスカの地域は極寒で農業も牧畜もできませんが、海から魚やアザラシなどが採れます。アザラシからは肉や油が採れます。骨も有効活用し、血液も飲むことで栄養を補給していました。
さて、皮はどうしていたかというと、口鞣し、という珍しい技法で鞣しをしていました。これは固まりそうな皮を口で延々と噛んでいく、という作業です。
エスキモーと鞣製(澤山 智「鞣製学」より引用)
このように鞣した革で衣料や舟=カヤックを作ったりしていました。
誰かが食べてくれないと皮は出てこないし、革も作れない。
前述のように革、というのはあくまで食肉産業の副産物でしかありません。肉を食べないと発生しない、という不安定な素材です。
「いや、肉を食べないなんてことないでしょう。安定的な素材じゃないの?」
それがこの日本においてはそうでもなかったんです。
肉食禁止の国、日本の革文化
飛鳥時代の675年。仏教が伝来した際に天武天皇は肉食禁止の令を出しました。「牛羊鶏豚犬」とも「牛羊鶏豚犬」「牛馬犬猿鶏」とも諸説言われています。実際はこっそりと山の民は食べていたり、「ウサギは飛ぶように走るからあれ、鳥だよね? だから食べていいよね」などとこじつけて食べていました。ウサギを今でも「1羽、2羽」と数えるのはその名残と言われています。
肉食の禁止は皮が出てこず、革の供給が少ない、ということです。肉食禁止=革が使えない、というわけでもありません。労働・病死・寿命でなくなった牛や馬などは皮をとり革として使われていました。特に戦国時代などは武具甲冑を作る際に革は重要な素材だったため、革を作る職人は重宝されました。やはり革素材のしなやかさがありつつも頑丈という特性は魅力的です。
戦国時代から下って江戸時代。長崎の出島には、おもしろい資料が残っています。長崎には「出島 dejima」という体験施設があります。ハウステンボスなどに行かれた際には是非行ってみてください。歴史好きにオススメです!
こちらなどに行くと出島での主要な貿易品目の一つとして鹿革や鮫革(実際はエイの革)などがあったと記録が残っています。鹿革は羽織や足袋手袋、鎧のパーツなどに使われ、鮫革は刀の柄などに使われていました。
この出島から横浜に居留地ができ、そこから肉を食う文化が広まり始めました。江戸時代の末期にはすき焼きが始まりました。明治維新以降は革の鞣しが始まり、靴工場が作られ、日本における革の産業が本格的に始まったと言えます。
明治維新以降は肉食も普通に行われ、国は肉食を推進し、体をより頑丈かつ健康に、と働きかけました。その際には牛や豚の肉が食され、皮が供給され、革に鞣され、靴や軍人さん用の背嚢(はいのう。リュックサック)やベルト、地図鞄などが作られるようになりました。この時代の鞄などは東京のエース世界の鞄博物館でも見ることができます。
こんな狭い国なのに西と東でも違う
JLIA担当さん
「ムラキさん! 西の人らしく西の情報も書かなきゃだめですよ!」
ん~っと、、、それじゃ更に長くなるけど、食文化の違いが革にも如実に関わる実例あげてみましょうか。うちの実家って父が東京、母が大阪の人間なんですよね。そうすると肉じゃがに豚を入れるか牛を入れるか、すき焼きにはどっちを入れるか、で喧嘩になっていたわけですわ。
「どういうことですか?」
関西人は肉、っていうと「牛!」なんですよ。関東人は肉っていうと「豚!」の文化なんですよね。
で、これは革屋さんにも影響します。
関西の鞄や財布のメーカーさんは豚革っていうと「なんや、豚なんて肉としてはイマイチや!だから革も内側に使うようなものだろ! メインに使うものじゃないだろ」というところが多いです。そうなると豚の革で財布や鞄なんて作りません。結果的に関西の革屋さんってのは豚革の選択肢が少ないです。
東京の鞄や財布のメーカーさんは「豚革? 普段から食べているよ。別にこれで財布や鞄作ってもいいじゃん」と考えます。だから豚の革で財布や鞄を作ります。で、結果的に東京の革屋さんってのは豚革の種類が多いですね。
下記は私が働いている革屋さん「レザークラフトフェニックス」での風景ですが、牛や馬の革はこれくらい選択肢があります。
他方豚の革は選択肢が棚1段分くらいしかないですね。それも裏用の革ばかりです。
「そんなに違いあるものなんですねぇ」
あるんですよ。
まぁ、革屋さんもそれぞれに得意分野が異なりますね。
革を鞣してくれるタンナーさんも兵庫県の姫路市やたつの市には200以上あると言われていますが、豚の鞣しをメインとしているタンナーさんって1割以下だと思います。そのかわり牛や馬の鞣しをするタンナーさんが多いです。それに対して東京のタンナーさんは豚革を得意としているところが多いですね。
結果的に西のタンナーさんは使っている設備が巨大だったりします。
「なんでですか?」
豚よりも牛や馬のほうが大きいからですね。その分大量の水も使いますし、人手もかかっちゃいますね。
さすがに全部のタンナーさんを把握しているわけではないんですが、このように西と東で違いがあります。
突き詰めると、「その地域の人たちが何をよく食べているか」
その後に
「牛をよく食べるならば、牛の皮が出る」>
「だから牛の鞣しを得意とするタンナーさんが増える」>
「だから西の革屋さんは牛や馬が得意で豚は苦手」
となります。
あるいは「西の鞄や財布メーカーは豚革使わない」>
「じゃぁ革屋さんとしても豚革あまり置かないな」となります。
どちらが正しいかは断言できないのですが、食文化の違いが革の扱いにも影響が出ていると言えます。
何度も書くけど革の歴史は食肉の歴史
最初にも書いていましたように革の歴史は食肉の歴史です。みなさんが食べる肉は栄養となり、皮は革になり靴や鞄などに使われています。革の鞣しに興味もたれましたら、過去に書いたアーカイブ(下記リンク)をまた読んでみてくださいな。
関連ブログ:
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May 16, 2018
バッグ・鞄業界2018年5月展示会レポート
カテゴリー: トレンド
今週、バッグ・鞄業界では一斉に2018年-19年秋冬シーズンの展示会を行っています。早速お邪魔してきました。ごく一部ではありますがレポートをお届けします。
「ヤマニ」(~5月17日)東京・両国
ハンドバッグ、紳士革製雑貨類の企画・製造・卸を手がける<ヤマニ>の自社ブランドがそろう展示会。主力の百貨店向けライセンスブランドだけでなく、オリジナルブランドを開発。売れ筋をおさえつつ、独自性を打ち出しています。
<Dubeige(ドゥベージュ)>
「まだ何色にも染まっていない馬革の原皮の美しき色」「高貴で上品な雰囲気を纏う色」=「ベージュ」をブランド名に。「ベージュ色から出発し、持ち主の個性に合わせて美しく変化し、長く寄り添っていく」革製品の理想を託して。
フリマアプリ<メルカリ>ユーザーに向けた対策のひとつとして、「メンテナンスフリー」をアピール。「爪で引っ掻いても大丈夫」と、ダメージに強い特性をバイヤーや関係者が体験できるよう、革サンプルを設置していました。
経年変化しない革を使用。人気を集めるタンニン鞣しレザーと比較して「革の味わいが深まらない」というデメリットを「革の状態が変わらない、買ったときと同じ状態をキープできる」というメリットに転換。上質な革製品を購入し、その魅力を堪能した後にも良好なコンディションで個人間売買できる、「バイ&リリース」を新しい付加価値に。時代が求める「リセールバリュー」への、解答のひとつですね。
額装に見立てた展示では、お手製のマグネットカードを内側に配してディスプレイ。いつもと異なる視点で見ることができるので、とても新鮮でした。
<Peram(ぺラム)>
<ぺラム>はラテン語で「袋」。「身のまわりのものを収納する」「まとめる」「持ち運ぶ」、バッグ本来のかたち、その究極は袋。さまざまなものがあふれるなかで、原点に立ち戻り、シンプルで機能的な袋を追求。味わいのあるナチュラルなテイストに女性らしいスパイスを加えてフレッシュさのあるレザーグッズを提案しています。
タンニン鞣しのレザーを使用したシリーズのディスプレイに、染料として使われるミモザを添えて。皮が革となるまでのプロセス、つくり手たちによる数々の手仕事・・・その象徴のひとつ、ミモザの花が ものづくりのストーリーをそっとやさしく伝えてくれますね。
雑誌の部数を公査・認定する第三者機構、ABC協会の調査で、月刊女性ファッション誌販売部数1位(2017年下半期/7月~12月)となった「リンネル」(宝島社)との取り組みが奏功。想定読者=「暮らし系女子」と名づけた幅広いユーザー(10代~70代)にリーチし、販売好調だそうです。
「豊岡鞄」(~5月17日)東京・浅草橋
日本有数の鞄産地、兵庫・豊岡の地域ブランド<豊岡鞄>の2018年秋冬シーズン展示会では、参加メーカー各社の新作、自信作のバッグ、小物がラインナップ。同じく産地ブランド<井原デニム>とのコラボレーション第2弾を発表。日本の伝統産業を掛け合わせた ものづくりは完成度がさらに高まっています。
カラーの訴求がアイキャッチに。「イエローコレクション」として各社からピックアップしたアイテムを会場の中央に集積しました。
レザーを使用したシリーズはこちら。シンプルでスポーティなデザインがいいですね。
<CREEZAN(クリーザン)>
ファクトリーブランド<CREEZAN>からはディープホワイトシリーズを出品。
上質なシュリンクレザーは皮革産地、兵庫・姫路のタンナーが手がけ、ソフトな風合い。強撥水加工を施し、雨や汚れに強いのもうれしい。
「アートフィアー」(~5月17日)東京・浅草橋
<豊岡鞄>参加ブランドのひとつ、<アートフィアー>は近隣のギャラリーでも個展を開催。「Japan Leather Award」歴代の特別賞受賞社としても知られています。
<フレームワークス>
クラシカルな鞄に採用される口枠(フレーム)を現代的なものづくりに取り入れたレーベル。アート作品を思わせるオンリーワンのデザイン、存在感、機能美は職人技と最新技術とのハイブリッドにより生まれました。
イタリア・ミラノで行われる国際的な見本市「ミペル」(2017年2月展)ではトラベルラゲッジ部門最高賞を受賞。海外でも高く評価されました。
サイズ、カラー、素材のバリエーションも圧巻ですね。
2本、3本とそろえるリピーターも少なくないそう。リクエストに応えて、オーダー会も開催しています。
「藤和商会」(~5月17日)東京・浅草橋
創業30周年を迎え、次なるステージを目指す<藤和商会>。付加価値性が高い製品づくりに取り組み、国内生産ラインにも注力しています。
<APPLAUSE(アプローズ)>
「進化形ナチュラル」をテーマにした同社のメインブランド。「軽さ」を重視し、500グラム以下のバッグがズラリ。ビジネスパーソン、ワーキングマザー、アクティブシニア・・・といった属性のユーザーのライフスタイルにマッチする多彩な切り口が秀逸。
なかでも復活傾向のA4サイズのトートバッグが好評。「上質なバッグをひとつ買うなら、いろいろなシーンで使いたい」という女性たちの「コスパ意識」、断捨離ブーム後の「マルチユース志向」を反映しています。
「お時間がないなか、ご来場くださった皆さまにご覧いただきやすくなるよう、すっきりコンパクトな展示を心がけました。特に意識したのは、写真撮影です。<インスタ映え>という流行語もすっかり定着していますので、バイヤーさん、ショップスタッフの皆さんがスマートフォンで撮影していただきやすいディスプレイにしております。撮影した写真を、社内会議・検討用に、顧客さま向けの入荷案内などSNSの投稿にもご活用いただければ」(細江典子ディレクター)。展示会の役割の変化を素早くとらえていますね。
「THE EXHIBITION」(~5月17日)東京・原宿
バッグメーカー<スパンギャルド>が中心となり、スタートした合同展示会「THE EXHIBITION」。バッグ、革小物、シューズなど、企業・事業者のつながりを生かし自主的に運営されています。回を重ねるごとに認知度が上がり、来場者も続々。夜20:00まで、という時間設定が慌ただしいバイヤー、プレス関係者からの支持を広げています。約10社のなかから革小物ブランドをピックアップ。
<minca(ミンカ)>
革好きユーザーにお馴染みの<栃木レザー>販売代理店<和宏>のオリジナルブランドが出展。ステーショナリー、バッグ、小物などといった、毎日の生活に寄り添うもの・・・これらを、厳選した素材を使用し、ひとつひとつていねいに仕上げています。
経年変化したサンプルをまとめてコーディネート。色合い風合いに優れた多脂革の魅力全開です。
革小物の新作が多数登場。コバ磨きを生かしたシリーズが最高です。この美しさ、ほんとうに素晴らしい! ペーパーウエイト、ペン立てなど、置くだけでデスクまわりの雰囲気がガラリと変わりそうです。終わりのない作業を黙々とこなす職人さんの情熱・心意気が息づいています。疲れたときも眺めているだけでポジティブなパワーをもらえそうですよね。独立開業、ショップオープンのお祝いにもおすすめです。
先日、公式サイト(http://www.minca-handmade.com)がリニューアルオープン! サイトではものづくりのストーリーや製品のディテールまで、しっかりチェックできますよ。スマートフォンでも閲覧しやすくなったと好評です。
今回ご紹介した展示会は、鞄・バッグの専門誌のウェブ版「Bagazine bit」の恒例企画「バッグ・鞄業界2018年5月展示会場マップ」(下記リンク先)に掲載されています。会期は明日5月17日までとなっています。このほか、バッグメーカー各社の展示会場がマップ上にまとまっていて、とても便利です。マップ上のピン(マーカー)をクリックすると、社名、場所、日程、コメント(テーマ、コンセプト、商品ラインナップなど。内容は各社によって異なる)が閲覧可能。各社とも最終日の終了時刻が異なるので併せてご確認ください。
■ 参考URL ■
「Bagazine bit」
<http://www.bagzn.com/bag-kaban-2018-5gatsu-tenjikai-map/>
May 9, 2018
アート感覚を付加価値として打ち出す、ジャパンレザーの新傾向を探る
カテゴリー: トレンド
ロングトレンド「ノームコア」と入れ替わり、浮上した「スポンテニアス」。英語で「自発的な」「任意の」といった意味を有するキーワードに呼応し、レザーにも脱シンプルの流れが。一方、景況感がゆるやかに改善し、消費税増税前の駆け込み需要も想定されるなか、長期保有し愛着することができる上質な革製品がじわじわと増加。その差別化としてアート感覚のものづくりが気になります。ファッショントレンドだけでは購買意欲が刺激されなくなりつつある一部の高感度ユーザーをターゲットに希少性、価格に見合う適正な価値を提示するための欠かせない要素のひとつとしてとらえられているようです。そんな現状を探ってみました。
「TOKYO LEATHER」 最新トレンドは絵画のような柄、作品性の高い立体感
まず、素材の傾向から。「JFW Japan Creation」「東京レザーフェア」で発表された東京都、東京製革業産地振興協議会「TOKYO LEATHER」最新トレンドでは、「精緻な加工技術:多彩な風合のバリエーション」、「新しい装飾性:色×プリント×光沢」、「トレンド力:色/光沢/タッチ」といったカテゴリーを提案。
絵画のような柄、作品性の高い立体感に目を奪われます。トーキョーレザー、ピッグスキンは高い可塑性が特徴。
素材特性もさることながら、地場ファクトリー、熟練職人たちの磨き上げた技術が支えています。人気ブランド<カーマイン>のコレクション(東京のピッグスキンを使用した革製品)がニューヨーク近代美術館<MOMAデザインストア>で取り扱われることでそのクオリティを証明しました。
東京都立皮革技術センター「東京産の皮革 ピッグスキン」
<http://www.hikaku.metro.tokyo.jp/pigskin/index.html>
TIME & EFFORT
「レザーの社会科見学 エキスパートに聞いてみた
東京都立皮革技術センター」
<http://timeandeffort.jlia.or.jp/interview/03_1.html>
クリエイターが一枚一枚手描きで仕上げる絵画的なレザー
絵画のようなハンドペイントレザーを展開するのは<ショイズクローゼット>。何気ない風景や感情を色で描く、気の赴くままに色で描く、やさしさがあふれる作風が素敵です。
アイコン的存在、カワヌリエをはじめ、クリエイターの上川 美希さん自ら一枚一枚ていねいに手描きで仕上げています。
ユーザーが体験できる小物づくりワークショップも好評。福祉作業所とのコラボレーションもスタート。ソーシャルな革小物づくりにトライしています。
ショイズクローゼット
<http://www.shoys-closet.com/>
世界的に注目される靴アート
靴では、シューズアーティスト・三澤則行さんの活躍により、アートとしての側面に注目が。ウィーン、カンヌ、ニューヨーク、シンガポールと世界各地で発表され、高く評価される三澤さんの靴アート。靴雑誌「シューフィル」の表紙を飾り、話題となっています。
この春、東京・浅草で行われた「靴の記念日-メモリアルイベント2018-」第3弾として、「シューズアーティスト・三澤則行の世界」では2017年11月のニューヨーク個展発表作品を中心に紹介し、連日盛況でした。
国内最大のレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2013」では、シューズではなく、テディベアで部門賞を獲得。その影響からか、シューズクリエイターが革小物を手がけることが多くなっているように感じます。残革の利活用、売り上げの安定化に最適なので、トライしたくなるのは必然ですよね。
noriyuki misawa
<http://www.noriyukimisawa.com/>
独自技術でつくられた立体的なレザーバッグが富裕層ユーザーに人気
アート的なバッグといえば、<革*jacobi>の躍進が目をひきます。シグネチャーライン<革切子®>は伝統工芸、切子をイメージ。実用新案登録済の独自技術で立体感あるフォルムをつくり出しています。百貨店でのフェアやイベントのオファーが絶えない人気ブランドへ成長しました。
なかでも創業350余年の老舗<京漆器 象彦>とのコラボレーションは、アート的な存在感抜群です。
「蒔絵バッグオーダー受注会」は各地で好評。ジェイアール京都伊勢丹、伊勢丹新宿店の呉服フロアで開催したポップアップイベントでは富裕層や海外からの観光客の反応がよかったそう。新規プロジェクトも進行中。そのお披露目が楽しみですね。
革切子®
「エミール・ガレ 自然の蒐集」 をイメージした革小物
展示会とのコラボレーションが話題の<加藤キナ>。上質な革でバッグや小物、コサージュを手がけるご夫婦のユニットです。3月17日からスタートした「エミール・ガレ 自然の蒐集」(神奈川・箱根 ポーラ美術館)に合わせ、財布を発表しました。手染め鹿革を使用し、手仕事で仕上げた鹿角パーツを配した「あかつきの蝶」(写真:<加藤キナ>フェイスブックページより)。あたたかな色合いと精緻な細工との絶妙なバランスが素晴らしい。現在、館内のミュージアムショップで取扱いされています。
2017年、<Six COUP DE FOUDRE>を中心に開催されたイベント「ジビエ革3人展/森の声をカタチにする」に参加。農林業への被害を防止すべく、45万もの野生動物が有害捕獲される現状に心を痛め、「捨てられるだけの命を有効活用したい」と、鹿、猪などの革を総称して<ジビエ革>とネーミング。今回使用されているのも<ジビエ革>。ものづくりによって社会問題を解決するための一助となっています。
<ポーラ美術館>が開館以来初となるエミール・ガレの展覧会「エミール・ガレ 自然の蒐集」は、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを魅了した芸術様式、アール・ヌーヴォーにおいてガラス工芸の分野で第一人者として活躍したガレの初期から晩年までの優品を紹介。創造の源泉であった自然を、森と海というふたつのキーワードを通して、ガレによる自然の蒐集行為を検証しています。
加藤キナ
<https://www.facebook.com/kina.kaban>
大人世代ユーザーにロングヒット アート感覚の水玉レザーバッグ
アート的なテイストに支持が寄せられ、ロングヒットしている<藤和商会>オリジナルブランド<BONBON(ボンボン)>(リニューアルにより2018年秋冬よりブランド名変更)の<DOTS(ドット)>は、その名の通り、ドット(水玉)をモチーフに展開。2016年秋冬にスタート(リニューアル前)し、5シーズン目に突入。自身のスタイルを確立した大人の女性に向けて、「自分らしさ」を表現できるバッグを使ってほしいとの願いを込めてつくられています。
ドットは、草間彌生さんに代表されるようなアートのモチーフとしてもお馴染み。この春夏シーズンの旬でもありますが、それまではファッションのトレンドとして消費されていなかったため、アート的なニュアンスを感じやすく、ピンドット以上の大きめの水玉は若い世代のライトユーザーが取り入れにくいようです。しかし、DCブランドブームを経験している大人世代にとっては、80年代中盤に大流行(「ふたりのイエスタディ」が大ヒットしたニューウェーブ・ポップ・デュオ、<ストロベリー・スウィッチブレイド>のコスチュームの影響も)した懐かしさがあり、某人気ブランドの定番として認知されているので、洗練されたイメージが根強く残ります。「わかるひとにはわかる」「大人ならではのおしゃれ」として共感を得ているのではないかと推察します。
ファッションでは、トレンドの役割が弱くなっているなか、「ノームコア」の影響が依然続き、パーソナルな個性・着こなしへの不寛容さがあるのも寂しいです。ファッション性よりも、「アート」、「デザイン」的な要素を打ち出すことで、ユーザーが選びやすくなっているのかもしれません。
このほか、<藤和商会>では、海外生産でも特徴的な素材づかいのアフォータブルラグジュアリーライン<am(アム)>を始動。コンセプトワーク、イメージビジュアルにも注力し、業界関係者に好評です。
「2018年秋冬のテーマは、[引力]です。人を引き寄せ、映えること/人が語らずとも、モノがその人を語り引き寄せる、引力/バッグは持つ人/[私、そのモノ]だから。革の魅力を引き出し、それぞれの魅力を際立たせるコンビネーション、DC時代を彷彿させる強烈かつエレガント・・・これからの時代をつくるジェントルウーマンに使ってほしいですね」と同社ディレクター 細江典子さん。
今後は財布や革小物のバリエーションを拡充し、ミュージアムグッズとしての展開も視野に入れているそう。主力製品、レザーメッシュのバッグで知られ、「メッシュの藤和さん」と業界関係者、バイヤーに親しまれている同社は、創業30周年を迎え、ますますパワーアップ。付加価値性が高いものづくりのさらなる進化に期待が寄せられます。
藤和商会
<http://www.towa-bag.com/>
ミュージアムショップ、デザイン系セレクトショップ、ギャラリーショップ、ライフスタイル提案ショップ・・・とジャンル・業態の際が曖昧に。ユーザーの選択肢が増えるいま、アートに接近する日本製革製品の可能性、さらなる広がりを感じます。
May 2, 2018
ジャパンレザー関連 5月のトピック&イベント【まとめ】
カテゴリー: 国内革事情
今回で当ブログの投稿が400記事となりました。いつもご覧いただき、ありがとうございます。今年度から新メンバー 村木るいさんも加わりパワーアップ。引き続き、日本の革と革のものづくりに関するコンテンツを発信していきますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
さて、ゴールデンウイーク、いかがお過ごしでしょうか? 今年は最長で9連休。満喫なさっているかたも多いと思います。大型連休中、皮革産地のマルシェや地域ブランドの期間限定イベントが続々。そのほか、母の日に向けたワークショップ、ビジネスパーソン向けのセミナーや製靴学校受講生 募集といったトピックを含め、まとめてご紹介。ぜひ、参考になさってください。
【東京・池袋】パンプスメソッド研究所i/288「認証パンプス i/288ベージュコレクション オーダー会」~5月6日
パンプスメソッド研究所i/288「認証パンプス i/288ベージュコレクション オーダー会」が東京・池袋<池袋レディースキッド>、<京都タカシマヤ>で開催中です(<京都タカシマヤ>では「パンプスオーダー承り会」、本日5月1日まで)。
2011年からスタートした産学官プロジェクトとして、女性が快適に履ける靴型を研究する、足入れの良い革靴プロジェクトが発足。5年余りの研究成果をもとに生まれたのが従来のパンプスの概念を変える<パンプスメソッド>。同メソッドをベースにした革靴基準品質認証ブランドが<i/288>です。今回のオーダー会ではベージュコレクションが登場。秀逸なパンプスと出会ってみてはいかがでしょうか?
パンプスメソッド研究所i/288
<横浜タカシマヤ>「豊岡鞄フェア」5月2日~
鞄産地としてお馴染みの兵庫・豊岡の地域ブランド<豊岡鞄>のポップアップイベントが各地で開催され、好評です。5月2日(水)からは、神奈川・横浜<横浜タカシマヤ>で開催。ミニチュアボストン(キーホルダー)をつくる「ワークショップ」<5月3日(木・祝)~5日(土・祝)>や「カバンクリーニングキヌガワ 鞄・革製品の色補正・修理ご相談会」<5月9日(水)~14日(月)>など販売以外の参加型プログラムも充実しています。
横浜タカシマヤ
<https://www.takashimaya.co.jp/>
【兵庫・姫路】「姫路 革の市」5月6日
毎月第1日曜恒例の「姫路 革の市」。国内有数の皮革産地・姫路のなかでもタンナー(皮革製造工場)が多く集積する高木地区で直売市が行われています。
「姫路で生み出された高品質な皮革を知っていただき、日本のものづくり文化の発展に寄与したい」との想いが込められた、地場産業である皮革を用いた革製品(鞄/靴/小物)を出品。革素材、副資材が豊富にそろい、DIY派ユーザーに人気です。
「姫路 革の市」
<https://kawanoichi.jimdo.com/>
【石川・金沢】キソラ「母の日レザーワークショップ」5月12日~
日本製革製品を展開する人気ブランド<キソラ>金沢店(金沢駅前リント内)が、「母の日」に合わせワークショップを5月12日(土)から2日間行います。
上質なレザーでスマートフォンサイズのミニポシェットをつくります。職人兼スタッフが丁寧にサポートしてくれるので、ビギナーさんも安心ですよ。参加費1,000円、各日3回(11:00~、14:00~、16:30~)。
キソラ金沢店
<http://www.100bangai.co.jp/tenantinfo/kissora/>
【東京・浅草】「エキゾチックレザーに関する研修会のご案内」5月16日
恒例のセミナー「エキゾチックレザーに関する研修会」が5月16日(水)、東京・駒形 皮革健保会館6Fで開催されます。
各種エキゾチックレザー<ワニ、トカゲ、ヘビ、オーストリッチ、象(エレファント)、アザラシ(シール)、サメ(シャーク)、エイ(スティングレイ)、ペッカリー・・・>についてのレクチャーはもちろん、ワシントン条約、爬虫類等皮革製品表示、 鞣しと染色、ケアなど、爬虫類等皮革の知識を幅広く学ぶことができます。参加無料。事前予約制。申し込みは一般社団法人 日本皮革産業連合会まで。締切 5月9日(水)。
一般社団法人 日本皮革産業連合会
<http://www.jlia.or.jp/index.php?pg=event.detail&get=1558>
アルス国際製靴学校受講生 募集スタート
今年度もアルス国際製靴学校(イタリア・ミラノ)受講生の募集開始。「東京の靴づくり」(東都製靴工業協同組合)で詳細が発表されました。航空運賃及び受講料、宿舎料を東京都が助成します。海外で学びたい、というクリエイターの皆さんにチャンスです!
「東京の靴づくり」
<http://www.tokyo-shoemakers.jp/>
プロフィール
鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター
東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。
最近のブログ記事
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