欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2017年10月 の記事

カテゴリー: 国内革事情

11月03日は「いいレザーの日」。レザーに触れる、楽しむイベントが各地で続々行われます。産地の恒例イベント、産地の地域ブランドのフェアのほか、人気コンペティションの審査会もお見逃しなく。



<福岡三越>「豊岡鞄フェア」 ~10月26日(木)

鞄づくりで知られる、兵庫・豊岡の産品を紹介する販売イベント「豊岡鞄フェア」が福岡・天神<福岡三越>で開催中です。日本一の鞄産地の魅力を伝える地域ブランドとして認知を高める<豊岡鞄>。各地の百貨店で販売イベントを行い、好評です。


  豊岡鞄
    <https://www.toyooka-kaban.jp/>


東京・浅草<東京都立産業貿易センター>「台東区産業フェア 2017」 10月26日(木)~27日(金)

ものづくりの街、台東区を拠点とする業種・企業がプレゼンテーションする「台東区産業フェア」が行われます。

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会場が2か所あり、都立産業貿易センター台東館ではビジネス向け展示商談会や伝統工芸実演、ワークショップ、セミナーを実施。区立花川戸公園(南)では一般向け販売エリアとして、革製品やアクセサリーといったファッション雑貨など区の地場産業企業の製品が販売されます。


インキュベーション施設<台東デザイナーズレッジ>、<浅草ものづくり工房>入居&卒業生クリエイター、人気イベント「モノマチ」参加企業も出展。販売だけでなく、ワークショップもありますので、DIY派にもおすすめです。


  「台東区産業フェア」
    <http://www.taito-sangyo-fair.jp/p1.html>


福岡<IDOBA Fukuoka>「バッグ&スマートアイテム 直近・未来会議」 10月26日(木)

2018年のリアルトレンドを分析・紹介する「バッグ&スマートアイテム 直近・未来会議」が、ものづくりのコミュニティスペース<IDOBA Fukuoka>で10月26日(木)から開催<開始時刻が19:00に変更になりました>。

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ウェブマガジン「B.A.G. Number」編集長(CHIENOWAコミュニケーション代表)の川﨑智枝さんが登壇。「役立ちバッグ・キャラ立ち小物」をはじめ、新たな消費動向とともにバッグ・雑貨・スマートアイテムの最新傾向をレクチャーします。


  「バッグ&スマートアイテム 直近・未来会議」
   <https://www.facebook.com/events/156897344897639/>


<マーチエキュート神田万世橋>「Leather & Crafts MALL」 ~10月26日(木)

日本製革製品のコンペティションとして国内最大規模を誇り、すっかりお馴染みとなった「Japan Leather Award」のスピンオフ企画「Leather & Crafts MALL」が<マーチエキュート神田万世橋>で開催中! 

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革製品を中心に手工芸品などを集めた展示販売イベントです。「Japan Leather Award」歴代の部門賞を受賞した実力派ブランドが出品しています。


  マーチエキュート神田万世橋
   <http://www.maach-ecute.jp/eventspace.html#159>


<マーチエキュート神田万世橋>「Japan Leather Award 2017 2次審査会」 10月28日(土)~29日(日)

10月28日(土)~29日(日)の日間、東京・<マーチエキュート神田万世橋>で「Japan Leather Award 2017 2次審査会」が行われます。

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1次審査会を通過した105作品を11名のプロ審査員が厳正に審査。会場は一般公開され、一般来場者(100名)による人気投票で東京会場人気No.1の作品を選出します。 29日(日)は会場で人気投票を実施。投票に参加すると「革のペンケース」をプレゼント(先着100名)。お見逃しなく。


   「Japan Leather Award 2017」
   <http://award.jlia.or.jp/2017/>


東京・奥渋谷「バッグヤード」ワークショップ 10月28日(土)

革・バッグ・人の情報交換サイト「BagYard(バッグヤード)」が恒例のワークショップを10月28日(土)、東京・奥渋谷<qualite(カリテ)>で開催!

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活躍中の女性クリエイター・高橋法子さんの指導に加え、注目ブランド<sato-ca(サトカ)>のデザイナー 境郷子さんのサポートで「持ち歩きたくなるバイカラーのレザーブックカバー」、「ミシンで作る贅沢な革のがま口ポーチ」をつくります。

  

  「BagYard」
   <http://bagyard.jp/>



東京・浅草「語り継ぐ靴文化 トークライブ」 10月29日(日)

靴に携わるすべての人に知って欲しい産業の歴史についての数々のエピソードを、業界の各分野で長く活躍されてきたかたがたに登場いただいてお話を聞く「語り継ぐ靴文化」企画。


その第4弾は、"靴の浅草"の昭和20年代~40年代の発展をリードしてきた靴メーカー、靴組合、見本市の変遷と役割を杉浦圭佑(元サカエ製靴社長)さんが語ってくださいます。\10月29日(日)14:00~17:00、浅草文化観光センター5F(雷門前)、定員50名、参加無料。申込はメールで(shoephile@mx9.ttcn.ne.jp)まで。

   「シューフィル」
    <http://www.shoephile.co.jp/>


東京・銀座「HOKUSAI×JAPAN LEATHER」 10月26日(木)~31日(火)

日本皮革デザイン促進委員会が主催する、注目イベント「HOKUSAI×JAPAN LEATHER」が行われます。

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葛飾北斎をテーマに、北斎漫画からは相撲図や怪魚、百面相などコミカルなキャラクターを題材とした本格的な革製品を発表。植物性タンニンなめしのナチュラルレザーで作られたオリジナルグッズをはじめ、等身大超の赤富士に扮した力士像も登場。革製のトントン相撲も楽しめます。


  「HOKUSAI×JAPAN LEATHER」
   <http://www.matsuya.com/m_ginza/>


兵庫・姫路「姫路城皮革フェスティバル」 11月1日(水)~5日(日)

国内有数の皮革産地、兵庫・姫路を代表する恒例イベント「姫路城皮革フェスティバル」が11月1日(水)からスタート。地域のタンナー、事業者、新進クリエイターなど幅広い出展社が自信作を披露します。今年も全国陶器市と同時開催です。


  「姫路城皮革フェスティバル」
   <https://www.facebook.com/events/1911097872477633/>


東京・青山「LEATHER WORLD 2017-TOUCH!LEATHER-」11月3日(金・祝)~4日(土)

11月03日(金・祝)「いいレザーの日」から2日間、東京・青山 スパイラルでレザーの祭典「LEATHER WORLD 2017-TOUCH!LEATHER-」が昨年に引き続き開催!

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「触れて楽しむ」<武州豚のカラーレザー>や「見て楽しむ」<革職人がつくった鞄の展示>、「体験して楽しむ」<革小物づくりワークショップ>などを行います。

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ワークショップはコサージュ、小物入れ、レザーペイント(ねこの顔を描きます)など充実。無料でお楽しみいただけますよ。


  「LEATHER WORLD 2017-TOUCH!LEATHER-」
   <http://timeandeffort.jlia.or.jp/news/2017/10/23171720.html>


カテゴリー: 国内革事情

革とものづくりの祭典「浅草エーラウンド2017秋」が10月20日(金)から行われます。今回で9回目を迎え、イースト東京 浅草・奥浅草エリア一帯を会場とする地域イベントとしてすっかりおなじみになりました。開催直前、イベントの概要をまとめてご紹介します。

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150年の革靴づくりの伝統を有し、革靴の生産出荷額日本一を誇る<革のまち>、奥浅草。ものづくりのDNAが息づくエリアを盛り上げる「浅草エーラウンド2017秋」では、通常非公開のファクトリーをオープンするなど、街の魅力を発信。毎回1万5,000人~2万人が訪れています。86組(エーラウンドマーケットのブース出店も含む)の企業・店舗が参加。皮革産業の工場・工房や革問屋の公開に加え、地域の個性的な飲食店や雑貨店でも、さまざまなおもてなしで特別感を表現します。

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工場見学は、奥浅草エリアの靴生産を支えるメーカーの工場を日時限定で公開(無料)。

*****

【20日・21日・22日】
あしながおじさん靴工場(浅草4-48-5):婦人靴ブランドの工場。各日11:00、14:00

【20日・21日】
東京刃型(浅草6-21-12):革を切り抜く「抜型」の製作メーカー。20日・11:00、13:30/21日・11:00

【20日】
パイロットシューズ(今戸2-36-11):老舗の婦人靴メーカー。ガイド付き工場見学(要予約)

*****

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そのほか、ヒールや金具の専門卸や、吉田カバン創業者の吉田吉蔵記念館(通常は水・木曜のみ開館/写真・上)の公開、東都製靴工業協同組合(認証革靴)<産官学で革靴認証事業を推進する事業とポップアップショップの紹介/写真・下>、「東京都立皮革技術センター(台東支所)施設公開」<台東分校生の作品展示、技術相談/20日まで>も注目ですね。

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今回の特徴は、個人で活動するつくり手たちへのサポート。2010年代以降、「minne」や「Creema」に代表されるオンライン上のマーケットプレイスが人気を獲得。個人間売買のクラフト作品のマルシェイベントやクラフト教室、DIY体験ワークショップが支持され、ハンドメイド作家やハイ・アマチュア層のクリエイターが増加中です。こうした個人作家たちを対象にプロユースの素材に触れ、職人の話を直接聞くことができる機会を設け、応援します。

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「個人には難しい」とされる問屋とのつながりをもってもらおうと、個人作家やハイ・アマチュア作家に革の仕入れ支援を企画。21日・22日には既存の飲食店や革製品の販売店をギャラリー化し、マーケットとスポット合わせて20軒近くが、品質は折り紙付きの素材を用意しています。マーケットでは吉比産業をはじめとした<スマイルレザー>、東京・鳥越 おかず横丁の人気イベント「ものづくり横丁」、企業と気鋭のデザイナーのコラボレーションによるプロジェクト「+d x TOKYO L 」(写真・下/「蔵前展」での展示)、ケア製品のトップメーカー<コロンブス>などもお見逃しなく。

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浅草エーラウンドでは、皮革産業の後継者育成にも取り組み、ものづくりや革関係の仕事に関わりたい人と企業のマッチングも実施。マーケットの「I want YOU」では、奥浅草エ リアのメーカーや工場の求人情報を公開。ブースにはつなぎ役となる「求人ソムリエ」 が常駐し、モノづくりや革関連の仕事に携わりたい方と企業とを橋渡しします。

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恒例のツアーでは、入門編から深掘りまで、3日間で全11コースをラインナップ。活躍中のレザークリエイターとともに道具・材料を探す、個人作家を応援するツアーが話題ですよ。

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恒例の<桜橋レザーパーク>は、皮革卸問屋 富田興業内(今戸本社2F、5F)に<革のテーマパーク>が期間限定で出現! 特選革の販売、革を使ったものづくり体験ワークショップ、実演・講演・・・と盛りだくさんです。

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活躍中のクリエイターを多数輩出したバッグアーティストスクール レプレのブースでは、ワークショップのほか、「かばん屋さんのキット販売」、とっておきのツールのお披露目も。

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さらに大阪のカリスマ的ショップ<レザークラフトフェニックス>の「金具や工具の販売」に加え、大阪の人気イベント「本日は革日和♪」が出張。

「人に話したくなる革セミナー~革?皮?革素材はどう作られる?」、「人に話したくなる革セミナー~靴と鞄の違いを作り方から見てみる。」とレザー初心者からマニアまで毎回大好評納得の講座を開催します。「今回、SEIWAさん全面協力による革や布に描けて割れない顔料、ファブリエの体験会を開催します。かなり貴重な機会ですので、ぜひ、お越しください」と村木さん。

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このほか、新プログラム、「LOOP」がローンチ。開催を重ねてきたなかで店舗同士が仲良くなり、自主的に運営する企画がはじまります。既存のカフェや革製品の販売店に作家やアーティストの作品を展示。10店舗がギャラリーに変身します。ワークショップ、レンタサイクル(エーラウンドマーケットで貸出、2時間まで無料)もあるそうですよ。

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最後におすすめしたいのは公式ウェブサイト。広い奥浅草一帯へスムーズに移動するための強い味方、公式ウェブサイトがグランドオープンしました。出店者情報を場所別・ジャンル別に分かりやすく表示。スマートフォンからも閲覧しやすく、マップや最新情報をチェックできるので会期中も安心。ツアーのコース情報や予約もできるそうですよ。


<まちめぐり><ものづくり>を通して、ひととひとの絆も生まれる・・・新しい出会いを探しに、お出かけしてみてはいかがでしょうか?



■ 参考URL ■

 エーラウンド <http://www.a-round.info/>


カテゴリー: 国内革事情

日本製革製品のコンペティションとして国内最大規模を誇り、すっかりお馴染みとなった「Japan Leather Award 2017」1次審査会が、10月9日(月・祝)~10日(火)の2日間、大阪・阪急うめだ本店 9F「阪急うめだホール」で開催されました。

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ファッション産業である皮革産業に、その時々の消費者ニーズなどに即応できる新たな"発想・表現"のできる人材を発掘・育成したい。このような想いのもと、一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)が開催する「Japan Leather Award」。毎年、内容が進化し、ついに10周年を迎えました。大阪で行われる審査会も恒例となり、リピーターの来場も多いようです。

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今年度は賞が変わり、各部門の賞が「フューチャーデザイン賞」と、「ベストデザイン賞」の2つに(学生部門以外の4部門)増えました。新たな市場形成の可能性を評価する「フューチャーデザイン賞」と、優れた商業的な価値を評価する「ベストデザイン賞」と審査基準が設けられています。

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会場には全応募作品がズラリ。圧巻です(現在、オフィシャルサイトでも全応募作品が公開されています)。年々、クオリティが向上しているのが頼もしい! 傾向としては、昨年に続き、農林業への被害軽減を目的とし有害鳥獣捕獲された鹿、熊の利活用などのソーシャルな側面や、日本の伝統工芸を取り入れた作品がカテゴリーとして確立しつつありますね。注目したいのは審査基準に合わせ、マーケットを意識した作品。これらからピックアップしてご紹介します。

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まずは、大人世代にうれしい靴。左の作品は介護靴の要素を取り入れた一足。「介護靴は布製で冬は寒く足の先が痛い」とのお父さまのご意見を生かし、できるだけソフトな牛革を用い、ファッションを楽しめるデザインを目指したそうです。右のスニーカーは、40代以上の女性を意識した機能として屈曲性を強化。かかと部分が厚いインソールを使うことで脚長効果を狙います。有害鳥獣捕獲された鹿の革をアッパーに使用。銃弾の跡をデザインアクセントに仕上げました。

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続いて、雨や雪を考慮したシューズ。「雪が降っても履ける靴」(写真・左)は内側にボアを配し、保温性もしっかりと。プリントレザーが目をひく作品(写真・右)は葛飾北斎の富嶽三十六景や凱風快晴といった浮世絵をコラージュし、アッパー全体に転写印刷を施しています。

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水に濡れると絵柄がハッキリと鮮明に。浮かび上がる浮世絵が素敵ですね。雨の日が待ち遠しくなりそう。

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こちらはコーヒーを取り入れた作品たち。コーヒーで染めた豚革がいい風合いを醸し出すバッグ。金具もわざと錆びさせてから使用しています。古着人気が復活していますし、ヴィンテージ感の表現が支持を集めそうですね。スリッパは姫路の白なめし革がベース。シンプルに塩と菜種油と水のみで鞣されているため、染液を非常によく吸収する特性を生かし、コーヒー豆の出がらしを使って革を染めています。コーヒー豆を入れたお手だまもユニークです。

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ギフトとしても人気が高いベビー、キッズ向けのアイテムも多く寄せられました。知育玩具、パズルやぬいぐるみ、クリスマスオーナメント・・・とさまざま。

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「子どもたちに日本の革と革のものづくりの魅力を知ってほしい」そんなつくり手たちのあたたかな想いが伝わってきます。

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端革・残革のアップサイクルや、キズなどの目立つ革を生かした製品開発も着々。原皮が貴重になりつつある現状をとらえ、レザーを無駄なく使う試みも大きな流れですね。

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審査会場では恒例企画「LEATHER WORLD(レザーワールド)」も。さまざまなレザー素材を展示。

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レザーの魅力を実際に見て、触って、感じることができる展示に加え、皮革素材、革製品の完成までのプロセスを解説する動画を無料上映。とても好評でした。

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昨年から2段階審査を採用、1次審査の集計が終わり、約100点が選出。「Japan Leather Award 2017」オフィシャルサイトにて10月13日(金)、発表されます。

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2次審査会は10月28日(土)~29日(日)の2日間、東京・神田 マーチエキュート神田万世橋での開催です。長濱雅彦審査員長、ドン小西特別審査員にデザイナー、ディレクター、バイヤーなどで構成されたプロ審査員9名が加わり、審査後全員の協議により、各賞、グランプリを決定(なお、協議の結果、各賞を該当なしとする場合もあります)!

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2次審査会もユーザー参加型イベントとなっており、一般公開されます。来場者に好きな作品1点に投票をしていただき、東京会場人気No.1の作品を決定。

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投票に参加した先着150名のかたには特製レザーのペンケースをプレゼント(1次審査会と同様です)。上質な革を贅沢に使用し、国内の職人が今回のためだけに仕上げた特注(非売品)です。なくなり次第終了となりますので、どうぞ、お早めに。詳細につきましては、「Japan Leather Award 2017」オフィシャルサイトをご覧ください。



■ 参考URL ■

 Japan Leather Award 2017 <http://award.jlia.or.jp/2017/>


カテゴリー: 国内革事情

今月は恒例のコンペティションの審査会から、マルシェイベントまでさまざまなプログラムが続々開催されます。クリエイターとクリエイターに興味があるかたにおすすめです。どうぞ参考になさってください。


東京ソラマチ「Souvenir by TOKYO LEATHER」~10月4日

東京都墨田区の鞣製業者を中心とした5団体で構成された東京製革業産地振興協議会による恒例企画「Souvenir by TOKYO LEATHER(スーベニール バイ トーキョーレザー)~2017 AUTUMN~」が東京スカイツリータウンの商業施設、東京ソラマチ内の墨田区産業観光プラザ すみだ まち処で行われています。

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オリジナルブランドやクリエイターとのコラボレーション製品を出品。区内でつくられた素材、企画・製造されたピッグスキン製品(バッグ、小物、雑貨)ほか、さまざまな革製品が人気を集めています。

  すみだ まち処 <http://machidokoro.com/event.html>


大阪・梅田「カバン展 カバンワンダーランドⅥ」10月4日~10日

バッグを手がけるつくり手たちのイベント「カバン展 カバンワンダーランドⅥ」が大阪・梅田 阪急うめだ本店で本日10月4日(水)からスタート。今回で6回目となる同イベントはこれまで岡山で行われていたそうですが好評につき、岡山県外初開催となります。

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岡山、香川、兵庫...と、瀬戸内海をはさんだエリアを中心に西日本各地から8人が集結。個性あふれる逸品が並びます。

  カバン展 カバンワンダーランドⅥ <http://kaban10.exblog.jp/>


大阪・船場「船場まつり」10月6日~8日

大阪・船場エリア恒例の「船場まつり」が行われます。船場商人が育てた粋な文化と商売の街ならではのセールなど盛りだくさんです。人気ショップ<b.a.g(バッグアーティストガーデン)>が参加し、端革を大放出。

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50円でつめ放題もしくは、1グラム1円のグラム売りから選べます。裁断済の革も交じっているので、持ち手に使えたり、そのままポケットとしても使える革もあるそうですよ。掘り出しものが見つかりますように。

  b.a.g <http://b-a-g.jp/fswp/blog/2017/09/28/post-841>


東京&大阪「Japan Leather Award」審査会<1次審査・大阪>10月9日~10日、<2次審査・東京>10月28日~29日

日本製革製品のコンペティションとして国内最大規模を誇り、すっかりお馴染みとなった「Japan Leather Award(ジャパン・レザー・アワード)」が今年で10周年。本エントリーが終了し、今年度の応募作品がオフィシャルサイトで公開されています。

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続いて審査会を開催予定。大阪 阪急うめだホールで1次審査(全作品展示/10月9日(月・祝)~10日(火))、東京 マーチエキュート神田万世橋で2次審査(10月28日(土)~29日(日))が行われます。1次審査会を通過した100作品を11名のプロ審査員が厳正に審査。会場は一般公開され、一般来場者による人気投票や「レザークラフトマンミーティング」を開催。業界内外の交流をより深める場として、懇親の場を兼ねた交流会として、好評。今回は東京で行われます。ぜひ、ご注目ください。

  Japan Leather Award 2017 <http://award.jlia.or.jp/2017/>


大阪・大国町周辺「本日は革日和♪ 2017秋 IN 大阪」10月13日~14日

人気のイベント「本日は革日和♪」がこの秋も開催決定。ホームグラウンドである大阪で10月13日(金)からスタートします。

大国町エリア周辺では恒例のアウトレットセールが。箔押しやエナメルなどが得意な<寿屋>、多彩な品ぞろえの<ミヤツグ>、ともに在庫のみの一点ものを大放出! 今回は<山内商事>も仲間入り。一部セールも行います。

さらに革日和セミナーは人気企画「しくじりハンドメイド作家さん」、「4時間ちょいで学ぶコバ講習~量産からマニアックな技法まで」、「Japan Leather Award 2012」レディースバッグ部門賞受賞者 中村保義さん主宰<サンプル師が教えるバッグ教室>による「型紙の基礎part1」「がま口編part1」、「教室見学会」がラインナップ。プログラムごとに日時、場所が異なるのでご注意。詳細は下のリンク先を。

  本日は革日和♪ 2017秋 IN 大阪
   <http://ccrui.sakura.ne.jp/kawabiyori/archives/3169>


東京・浅草橋「革漉所を見学して、かぼちゃのレザーポーチをつくる」10月14日

ファッション雑貨のものづくりが盛んなイースト東京エリアで、ユニークなコラボレーション企画が行われます。

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<浅草橋工房>、<タカラ産業>、<浅原皮漉所>が参加。皮革素材販売店や革漉き所をめぐってレザーポーチを仕上げます。革漉所とは何か? 革を漉くとはどういうことか? 革をどうやって漉くのか? を体験できる貴重な機会ですよ。

  モノマチ 秋のイベント告知情報 <https://www.facebook.com/Monomachi/>


東京・東墨田 爬虫類皮革専門タンナー「藤豊工業所 見学会」10月18日

革・バッグ・人の情報交換サイト「BagYard(バッグヤード)」主催勉強会の最新プログラムとして、爬虫類皮革専門タンナー<藤豊工業所>見学会が10月18日(水)に開催されます。

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高い技術力で知られる老舗タンナー、藤豊工業所を見学させていただける貴重な機会です。日本皮革産業のPRを目的として企業の協力のもとに開催。技術研究、および、情報収集を目的とする同業者は参加できません。ご注意ください。

  BagYard <http://bagyard.jp/>


兵庫・豊岡「カバスト マルシェ」10月22日

かばん産地、兵庫・豊岡の地域活性化イベント「カバストマルシェ」が毎月第4日曜に行われています。

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地場産業を盛り上げるべく、市内の宵田商店街を「カバンストリート」を名づけ、地場産業の鞄をテーマに人やもの、情報が行き交う場所に新たな風が吹き込みました。起業を目指す若い世代をはじめ、クリエイターたちが参加するマーケットも人気です。

  カバンストリート  <http://www.cabanst.com/cabanstreet/>


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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