欧米ブランドに「負けていないぞ!」

February 8, 2023

ジャパンレザー NEWS【まとめ】<2月第2週>

カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

2月14日「バレンタインデー」に向け、ギフト提案が盛り上がるなか、皮革産地やつくり手のイベントが行われました。ユーザー自身の手づくりや職人の手仕事のぬくもりがあふれる逸品は、とっておきのギフトにぴったりですね。
今回もイベント、メディア情報ほか、さまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


【レポート】「草加レザーフェスタ」
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皮革産地 埼玉・草加の人気イベント「草加レザーフェスタ」がついに復活。2月4日(土)、東武スカイツリーライン 草加駅前 アコス南館 7Fで開催。草加市の地場産業のひとつ、皮革産業をリードするつくり手集団 そうか革職人会の創立20周年記念として行われました。
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会員企業の革製品の展示即売会を中心に、市内協力事業者製品の特別販売は開場と同時に大盛況。目が肥えた地域住民の皆さまのお眼鏡にかなう上質な製品が大放出されました。
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世代を問わず、革製品が人気。お好みの逸品と出会えたようです。
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会場には、タンナーも出展。自信作のレザーを展示販売し、DIY派ユーザーに好評でした。

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また、メディアで話題のクリエイター 和田義治さんのブースも大人気。国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード」歴代の部門賞を受賞後、インキュベーション施設「浅草ものづくり工房」を経て、「ジャパンクリエイターズコレクション(JCC)」を立ち上げ、東京・浅草にショップをオープン。人気を集めています。
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筋萎性縮側索硬化症(ALS)の診断を受けたことをきっかけに、2022年11月、東海道五十三次を踏破するチャレンジを行い無事完歩。ひたむきな姿が注目され、テレビ番組「news every.」(日本テレビ系 月曜~金曜 15:50~)が密着取材。その内容がYouTubeで公開され、応援の輪が広がっています。

2023年、残りの4街道(中山道・日光街道・奥州街道・甲州街道)踏破を目指しているのだそうです。今後はさらなる新プロジェクトの企画も。正式発表後、当ブログでもご紹介いたします。

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手づくり体験コーナーではアニマルモチーフのレザークラフトにチャレンジ。水に濡れると硬化する革の特性を生かした作品は、はさみなどを使わないので未就学のお子さんにも安心です。
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小さなころからレザーの魅力に触れていただき、ランドセル、革靴、革財布・・・と、ジャパンレザーを愛用して大人になってほしい、そんな願いが届いていたかのように、たくさんの笑顔であふれていたイベントでした。


【レポート】東京都素材開発支援事業セミナ ー
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東京都および東京製革業産地振興協議会が地場産業である「皮革産業」の活性化を促進するため、東京都素材開発支援事業セミナー「マーケティング・セミナー」を2月2日(木)、東京・浅草 浅草文化観光センター 5F 大会議室で行いました。
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今回のテーマは「環境配慮時代の皮革の価値づくりを考察する」。講師として吉村圭司さん(特定非営利活動法人日本皮革技術協会 副理事/一般社団法人日本皮革産業連合会 事務局長)が現在、推進している日本エコレザーの概要、経緯、定義や新プロジェクト「Thinking Leather Action」の概要、皮革とサステナビリティについてレクチャーなさいました。
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続いて、富田興業株式会社 部長 森田正明さんがゲストとして登壇。同社が打ち出すサステナブルレザー「レッザボタニカ®」の概要とブランディング、ストーリー性や製品化に向けた取り組みを紹介。
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レザーのエキスパートのおふたりが、皮革業界における「SDGs」への対応、広く理解を促すべく深耕する現状を伝えてくださいました。受講した皆さまとの質疑応答も活発。関心の高さを実感しました。


【メディア情報】「繊研新聞」

皮革卸の「丸喜」が「繊研新聞」(2月6日3面)で紹介されました。同社では農林業への被害軽減のため有害捕獲されたシカ、イノシシの個体を資源として利活用した皮革「チバレザー」の取り扱いをスタートしたそうです。

これまで「ジビエ革」などのネーミングでクリエイターが自らの製品づくりに使用したり、地域起こしの一環で製品づくりを手がけていることが多いのですが、皮革素材を卸売りすることは希少な事例であると報じられています。同紙オンライン版「senken plus」にも掲載されていますので、くわしくはリンク先をご覧ください。


【イベント情報】「TLGFC」
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東日本バッグ工業組合 参加メーカーの有志によるプロジェクト「TOKYO LEATHER GOODS  FACTORY COLLECTION(TLGFC)」のポップアップイベントが、有楽町マルイ 1F イベントスペースでスタート!

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腕利きメーカー4社がバッグ、財布、革製品を紹介しています。
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春の新生活に向けたバッグ、革小物、「春財布」にぴったりの財布もバリエーション豊富です。
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「PETRARCA」の新作は、トレンドのクロワッサン型バッグ。ショルダーストラップをアジャストすると人気復活のボディバッグ的なスタイリングも可能です。カジュアル感がありながらも、大人っぽく着こなしにも似合うきれいめな仕上がりが好評です。

2月15日(水)までの会期中、会場内でディスプレイが変更されますので、ご注意ください。


【メディア情報】「革市通信」

「日本革市」公式ウェブサイトの人気コンテンツ「革市通信」<ちょっといいモノを毎日に>最新回が公開されました。スペシャリティストア出身の鎌倉泰子さんが、日本中から集めた本革製品をバイヤー目線、ユーザー目線で厳選!

今回は「レザーに託す感謝の気持ち Valentine's Day 普段使いのアイテムで想いはいつも一緒」(日本革市choice / レザーアイテム特集)。そろそろ対面で手渡しすることにも抵抗がなくなってきたこの冬、バレンタインギフトの参考としていただきたい提案です。


【メディア情報】「LEON.jp」

「Dr.コパのモテる開運術 2023」特集【Dr.コパの開運風水】 旅行運が絶好調の2023年。持つべき旅バッグはコレ!(1月3日更新) に、人気ブランド「ZAO」のオーストリッチ製トロリーケースが掲載されました。

2023年はポストコロナ幕開けの年。Dr.コパさんによると旅行運は絶好調だそうで、吉方位の東・西方面はもちろん、旅には積極的に出かけたいもの。そこで、旅先の災難から身を守り、タイミングを整えてくれるお役立ちバッグを紹介しています。

2023年ラッキーカラーのオレンジ色であること、そもそも上質な革製であること自体が運気アップのポイントなのだそうです。レアでリッチなラッキーアイテムを旅の相棒に。ボンボヤージュ!


【イベント情報】「wisteriafujiwara」

人気シューズブランド「wisteriafujiwara(ウィステリアフジワラ)」のポップアップイベント開催が発表されました。2月15日(水)~21日(火)、玉川髙島屋 2F 婦人靴売り場で行われます。

春夏の新色に加えて、日本橋髙島屋でしかオーダーできなかったタッセルスリッポンが、このイベント期間中にオーダー可能です。

プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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