欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2012年2月 1日 の記事

カテゴリー: 国内革事情


続きまして、
JFW インターナショナル・ ファッション・フェア(IFF)
1月展のレポートです。


東京ビッグサイト 西展示場にて
1月25日(水)~27日(金)まで開催され、
3日間の来場者数は2万5,752人。前回の2万4,175人を上回りました。

内訳は、セレクトショップ・専門店 8,094人、
百貨店 1,225人、量販店 420人、無店舗販売 709人、
海外からの来場者 323人、となっています。

厳しい寒波・記録的な豪雪に見舞われるなか、
東京以外の地域からの来場も多かったようです。

 

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皮産連ブース
Japan Leather Styles 2012  - とどけ、日本のモノづくり -」として、
バッグをはじめ、靴、革小物、服 など、
計24社の皮革製品製造事業者が参加。
バイヤーを中心に
約4,000人の来場者がありました。

 


今回の出展に際し、
JLIA 大澤重見会長は世界中のバイヤーに向け、
メード・イン・ジャパン、ジャパンレザーをアピール。


「(出展の狙いは)日本の皮革製品の
 良さを世界に向けてアピールすることです。
 JFW-IFFは世界中からバイヤーが
 集まる国際的な見本市であり、歴史と実績があるので
 今回の出展は非常に意味があることと思っています。
 出展社はバッグメーカーが中心です。
 若い才能を応援するために、JLIAの会員団体に加入していない
 ブランドにも出展してもらうことにしました」

また、さまざまな国・地域との
EPA(経済連携協定)やFTA(自由貿易協定)が盛んになり、
TPP(環太平洋経済連携協定)、日中韓FTAの議論が進んでいるいま、
皮革産業の課題としては・・・

「日本の皮革産業の国際化は“やるべき”ではなく、
 “やらなくてはならない”時代になりました。
 “海外には負けない”という強い意気込みで取り組むことが大切です。
 グローバル化の時代において、
 世界に羽ばたく日本の皮革産業でありたいと思っています」
(JFW-IFF オフィシャルガイドより)

 

 


今回、JLIAの会員団体に加入していない
クリエーター系ブランドにも門戸を開き、
伝統の職人技はもちろん、高感度のプロダクトを織り交ぜた
バラエティに富んだ内容にバイヤーからの評価も高く、
商談に結びついた出展社も多数ありました。


「今回出展して、来場者の反応がとてもよかった。
 今後は、JLIA会員団体の会員(組合員)加入を検討し、
 先輩がたとともに
 日本の皮革製品を盛り上げていきたい」
と語るクリエーターもいらっしゃいました。

 

 

初の団体出展により
同じ目的意識をもつ、皮革産業全体の士気が向上。
そして、厳しい時代に立ち向かうための
結束力が強まりました。

ジャパンレザーの挑戦に、今後もご期待ください!


 

各社のブースについては

こちらのツイッターでご紹介しております。

ぜひ、ごらんください。

https://twitter.com/#!/search/leatheraward

 

 

 

 

 

 

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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