欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2023年3月22日 の記事

カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

東京を皮切りに各地で桜が開花しました。今年は春の訪れが早いですね。お花見を目当てにした訪日客も多く、お花見の経済効果(2023年)は約6,158億円(関西大学 宮本勝浩 名誉教授が推定/テレビ東京系「WBS」3月21日放映分より)と、昨年の約3倍になるそうです。

一方、皮革業界は春財布の実需期。特に3月21日は一粒万倍日、天赦日、虎の日が重なる2023年で最強の開運日として、店頭もECも盛況。新生活準備へのニーズも含め、革製品が注目していただけてうれしい時期ですね。

今回もイベント、メディア情報ほか、さまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


【レポート】「くつくつ あるけ」

3月15日は「靴の記念日」。明治3(1870)年3月15日、後に明治の実業家として活躍する旧佐倉藩士、西村勝三さんが東京・築地入舟町に我が国初めての靴工場、伊勢勝造靴場を開設されました。日本の靴産業の誕生日と言えるその日を、先人への感謝とさらなる業界発展を祈念して昭和7(1932)年、東京靴同業組合が「靴の記念日」に制定したのだそうです。2020年には日本における靴産業の150周年を迎えました。
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「靴の記念日」と靴の街・浅草にちなんだ展示イベントシリーズがこの春もスタート! 浅草文化観光センター 7F 展示スペース(浅草・雷門前/台東区雷門2-18-9)で行われています。
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展示イベント第一弾は「くつくつ あるけ 子供靴と絵本のワンダーランド」。18人の靴職人・クリエイターが製作したオリジナリティあふれるベビー靴・子供靴の数々を、靴をテーマにした多彩な絵本と合わせて展示。
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レアな絵本とクリエイターたちがつくった子供靴のペアリングが最高ですね!
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会期は本日3月22日(水)まで。

出品参加者:(順不同・敬称略)
末光宏(シューワークショップ)/関口善大(関口善大靴工房)/永松英紀(HISAGOTEI)/中澤聡(machu kutu)/山本詠子(注文靴RANA)/前田和希・理佳(TSUI)/小嶋美紀(パップ)/千阪実木(靴つくり屋chisaka)/岩崎和佳(かわワニわーくす)/大塲真由美(HansABO)/七海美沙(nanaumi)/野島孝介(吉靴房)/野田満里子(ZAPATEO)/富田雅則(HOLY CRAP!)/木佐木愛(キサキシューズ)/井上篤(ATSUSHI INOUE)/春日幹生(アテリエオーパ)/池貝秀明(アス/ I・B・C)


第二弾は、浅草で本格的な手縫いの靴づくりを学ぶ生徒たちの作品展示会。「サルワカフットウエアカレッジでハンドソウンウエルテッド製法の靴づくり、伝統の技法を学び、さらなる技術練磨と創意工夫によって新たな日本の靴の未来を拓いていくであろう若手製作者の靴の数々をご覧ください」(シューフィル/クツミライパートナーズ 城 一生さん)。どうぞお楽しみに。
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「Hand Made Shoes サルワカフットウエアカレッジ作品展示会」
 会 期:3月24日(金)~29日(水) 11:00~18:00
 会 場:浅草文化観光センター 7F 展示スペース
     (浅草・雷門前/台東区雷門2-18-9)
 主 催:クツミライパートナーズ/シューフィル
     サルワカフットウエアカレッジ
 後 援:ギルド・オブ・クラフツ
 協 力:台東区/台東区産業振興課
 問合せ:college@saruwaka.net (担当:宮川大地さん)


【イベント情報】「shoes academy ~卒業制作作品展示~」

注目の展示イベント「shoes academy」が3月22日(水)~28日(火)、東京・有楽町 阪急メンズ東京 5F ビスポークサロンで行われます。

靴づくりを文化として、若きつくり手たちの卒業制作作品の合同展示が百貨店で開催されるというのは画期的。ご理解がある百貨店に感謝しつつ、貴重な展示をご覧になってみてはいかがでしょうか。

参加校
 東京都立城東職業能力開発センター台東分校
 専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ
 文化服装学院
 エスペランサ靴学院
 大阪府立西成高校靴作り部
協賛:一般社団法人日本皮革製品メンテナンス協会



【イベント情報】「デザビレ蚤の市」

ものづくりが盛んな東京都台東区が運営するファッション・デザイン系創業支援施設、台東デザイナーズビレッジ(愛称:デザビレ)。廃校を活用した19室のアトリエと共用施設があり、安い家賃で入居可能。ブランディング、営業、生産などの指導を受けられます。多数ブランドが卒業し活躍中です。

そんなデザビレの春の恒例イベント「デザビレ蚤の市」が復活! 3月25日(土)~26日(日)に行われます。クリエイターのサンプル・B品・素材・コレクション・服・雑貨・私物などが集まる蚤の市! アクセスは都営地下鉄大江戸線、つくばエクスプレス新御徒町駅 A4出口から徒歩1分と便利です。くわしくは下のリンク先をご覧ください。



【スクール情報】全国皮革振興会 皮革手芸教室 

一般社団法人日本皮革産業連合会の会員団体のひとつ、全国皮革振興会 皮革手芸教室(東京・蔵前)が2023年4月生(火曜日クラスのみ)を募集しています。今月末までとなりますのでお早めに。
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全国皮革振興会は、皮革の楽しさや美しさをユーザーに広く周知すべく設立された任意の団体。1966年より皮革手芸教室を開講し、現在までに延べ3,400名が参加。気軽に革のものづくりが楽しめると好評です。

2021年には同じく蔵前エリアの駅周辺に教室が移転。アクセスが便利になりました。問合せ、申し込みなどは下のリンク先をご覧ください。



【PR施策情報】「サイフの日」

一般社団法人日本バッグ協会の恒例企画、3月12日「サイフの日」プレゼントキャンペーンが今年も好評実施中です。
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「お気に入りのサイフ」についてのアンケートに答えると抽選で商品券(JCBギフトカード5万円分/10名)、エコレザーオリジナルサイフ(30名)が当たります。応募フォームに入力するだけなのでかんたんです。締切は3月31日(金)まで。どうぞお見逃しなく。


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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