欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2023年6月14日 の記事

カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

日経平均株価はバブル崩壊後最高値を更新するなど上昇傾向が継続。株式投資に積極的な富裕層ユーザーの消費活発化が期待されます。

父の日ギフト、セルフ父の日、そして、夏のボーナスに合わせた「自分へのご褒美」ニーズが高まるいま、日本製革製品の上質さ、サステナブルな魅力をお伝えしたいですね。

今回もイベント、展示会やメディア情報ほか、さまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


【レポート】「と革」

クリエイターのアトリエ&ショップが集積する注目エリア、イースト東京・松ケ谷。海外からの観光客も数多く訪れる、かっぱ橋道具街の近隣にあり、ポスト蔵前として話題を集めています。
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そんな街のランドマーク的存在、「と革」は、創業支援施設 浅草ものづくり工房の卒業生、高見澤篤さんがオープン。
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高見澤さんは農林業への被害軽減のため、有害捕獲された猪、鹿などの野生動物たちの生命の証に感謝し、皮革を利活用する「ジビエ革」ムーブメントを発信したキーマンでもあります。
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このたび、新たなプロジェクトとして企画展「ARTcase 2023 SS」が始動。
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今回は、Gene Smithさんによる《THOSE THINGS'LL KILL YA》を6月9日~13日に開催。
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バイヤー、メディア関係者、クリエイター、高感度ユーザーが次々と訪れました。「人の本質とは何か? 生と死 欲求、渇望 孤独、喪失感 エゴ、エロスetc...」そんなエネルギーがあふれています。
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日常の中にアートを、とのメッセージが込められ、Gene Smithさんの作品にレザーのフレームをプラス。ギフトとしてお求めのかたも多く、大人世代が自分のためのご褒美としてショッピングする「セルフ父の日」ニーズにもぴったりです。
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多彩なレザーを使用したフレームと繊細な作品との組合せは、コーディネートを楽しむような新しいアプロ―チ。
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ジビエ革をはじめ、パリ・コレクションでビックメゾンが使用しブレイク中のリザード(トカゲ革)のタイプも登場。
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移ろう時間とともに変化する表情とその美しさ。ジャパンレザーの可能性が広がりますね。7月には、オープン5周年を迎え、記念イベントが開催予定です。どうぞ、お楽しみに。



【イベント情報】「日本革市」

国産天然皮革の魅力を発信する人気イベント、「日本革市」が2023年度第二弾の開催概要を発表しました。6月13日(火)~19日(月)、仙台三越で行われます。仙台三越は7年ぶりだそうです。
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今回の出展メーカーは8社。鞄、バッグ、財布、シューズなど幅広い革製品をお披露目します。



【メディア情報】「革市通信」

「日本革市」公式ウェブサイトの人気コンテンツ、「革市通信」<ちょっといいモノを毎日に>最新回が公開されました。スペシャリティストア出身の鎌倉泰子さんが日本中から集めた本革製品をバイヤー目線、ユーザー目線で厳選!

今回は、年を重ねることが価値に繋がる「父の日のギフト」に選ぶ本革アイテム(日本革市choice/レザーアイテム特集)。「セルフ父の日」ニーズにもマッチし、幅広いレザーファンに読んでいただきたい内容です。



【セミナー情報】「エキゾチックレザーに関する研修会」

恒例企画、「エキゾチックレザーに関する研修会」を7月13日(木) 13:30~16:15、皮革健保会館 6F 会議室で行います。
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是非、皆様の商品知識の習得にこの機会をご活用いただきたく、ご参加をお待ちしております。写真は前回開催時に撮影したものです。
《エキゾチックレザーに関する研修プログラム》
① ワシントン条約について
② 爬虫類等皮革製品表示について
③ 各種エキゾチックレザーについて
 1) ワニ革について
 2) トカゲ革について
 3) ヘビ革について
 4) オーストリッチ革について
 5) その他のエキゾチックレザーについて
   象(エレファント)、アザラシ(シール)、サメ(シャーク)、
   エイ(スティングレイ)、ペッカリー等について
④ 鞣しと染色について
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⑤ グループに分かれて革の説明
  ③の素材を見ながらの説明(見本を多数ご用意しております)
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⑥ 相談事例とその対応・手入れ法
⑦ 質疑応答
参加資格:エキゾチックレザー及び同製品を扱っている、または扱う予定の企業の従業員
参加費:テキスト(当日配布)代とも無料



【展示会情報】「山陽レザー展示会」

兵庫県姫路市を拠点とする老舗タンナー、株式会社山陽が「山陽レザー展示会 in 東京 2023 Summer」を6月15日(木)~16日(金)に開催します。今回、同社主催による山陽レザー展示会を東京で開催することは初めてだそうです。

テーマは「シン・レザー」。天然皮革の良さが感じられるレザーを150枚以上もの豊富なラインナップで提案。本ヌメ革(ピットヌメ)、プレミアムレザー、環境配慮革、機能性革、コードバン調レザーなど多種多様な革が展示される予定です。


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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