欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2023年9月 6日 の記事

カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

9月2日は「クツの日」。おしゃれは足もとからといいますが、靴の秋じたくをはじめるきっかけとしてぴったりのキャンぺーンも行われています。くわしくは下記をご覧ください。

今回もイベント、メディア情報ほか、さまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


【PR情報】「靴まつりキャンペーン」

「クツの日」に合わせて行われる恒例企画「靴まつり」は、今年で71回目。より豊かな日常となるようお客さまに還元し、靴業界に関係する多くの人、店や企業がより発展することを目的に行う秋の販売促進キャンペーンです。5,000円の商品券が当たります。応募期間は10月2日までとなっています。
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ご購入いただいたお客さまへお配りするパンフレットには毎回、革製品や靴選びに関する情報をピックアップして掲載。今回は「実は、革ってサステナブル」と題し、食肉生産の過程で出る副産物の皮を無駄なく利用して革製品が製造されていることを認知していただく内容です。お見逃しなく。



また、一般社団法人日本皮革産業連合会 公式YouTubeチャンネル「JLIA tv」でもお知らせの動画が公開されました。併せてご視聴ください。



【レポート】「日本皮革製品マイスター認定証授与式」

一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)は、2023年7月12日付けで長谷川博司さん(株式会社革包司博庵) をJAPAN LEATHER GOODS MEISTER(小物部門)として認定。第6回 日本皮革製品マイスター認定証授与式が9月5日(火)、東京・上野で行われました。
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日本皮革製品マイスター制度は、日本の優れた革製品の技術者を顕彰・広報し、広く世界の消費者等に周知を図ること等により、技術の維持向上と伝承、後進の育成及び皮革産業の発展を図ることを目的として、会員団体とともに検討を進め、2017(平成29)年度から運用を開始。現在、「鞄」、「ハンドバッグ」、「小物」及び「手袋」の部門でマイスターを認定しています。
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授与式は、一般社団法人日本皮革産業連合会 藤原仁会長がプレゼンターとして登壇。
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創業100年を超える革包司博庵の三代目、長谷川博司さん おめでとうございます!
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革包司博庵といえば、門外不出といわれる唯一無二の技術「ベタ貼り」で知られます。革製品の最高の贅沢といわれる技法で、それぞれの繊維方向の違う2枚を貼合わせることで極薄なものを造り上げることができ、ほかにない柔軟性を実現。海外のハイブランドからもこの技術が注目されているそうです。
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同日行われた「革製品技能試験 認定証授与式 2023」(改めて後日レポートをアップいたします)で、鞄・ハンドバッグ・小物技術認定(皮革部門)試験 紳士小物1級合格 ラモーダヨシダ 小石健二さん(写真左)、婦人小物1級合格 ラモーダヨシダ 大石健二さん(写真右)に、著書「パリのハイブランドが欲しがる技術は、 なぜ東京の下町で生まれたのか ~蔵前の頑固オヤジの反骨仕事術~」(かざひの文庫)を進呈して激励する長谷川さん(写真中央)。ちなみに、大石さん、小石さんのお名前の表記に誤りはありません。同じ会社で一文字違いの方が在籍なさっているとは奇跡!

革製品技能試験の委員長でもある長谷川さんから、ものづくりの技術と職人魂のバトンがしっかりと受け継がれていく瞬間ですね。

同書には、「人と同じことはやらない」「みんなが右を向いたら、自分は左を向いて違う路線を拓く」「常に森羅万象に対しアンテナを向ける」という職人としての矜持とともに「これからの日本を元気にするのは間違いなくエキスパート(職人)たちだ。あの時代に失った日本の大事なものを、もう一度取り戻すための一助になればこんなうれしいこともない」との熱い想いがぎっしり詰まっています。ぜひご一読を。



【コンテスト情報】「ジャパン レザー アワード」

一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)が開催しております国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード」2023年度の本エントリー(作品応募)の受付が8月21日(月)に終了し、8月29日(火)、本エントリー数の報告が公式ウェブサイトで発表されました。

全部門合計214点の作品をお寄せいただきました。たくさんのご応募をありがとうございます。
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全作品は都内の事務局でお預かりし保管しています。また、作品写真を1点1点撮影中です。後日公式ウェブサイトで先行公開されますので、どうぞお楽しみに。



【更新情報】「ジャパンレザーVOICE」

インターネットラジオ×YouTubeハイブリッド型動画コンテンツ配信、「ジャパンレザーVOICE」(#レザボイ)第14回の放送後記「ジャパンレザーVOICEダイアリー」が公開されました。
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第一特集「キーパーソンインタビュー」のゲストは、当ブログ月イチ連載でお馴染みの村木るいさん。「レザーソムリエ」皮革講座 講師など、多方面でご活躍されている村木さんに、皮革業界のビジネスパーソン、クリエイター、レザークラフトファンの皆さまにエールをおくる内容をお話しいただきました。

第二特集「最新トピック紹介」では、「ジャパンレザーアワード」応募作品展示イベントと「テーーマ」ポップアップショップ、「日本革市」ショールーム型展示会、「NO SHOES NO LIFE(ノーシューズ・ノーライフ)~靴を夢見る人が集う街・浅草~」についてご紹介。


なお、第15回放送は9月20日(水) 16:00から、アズーリFM公式ウェブサイトよりライブ配信(生放送)の予定です。ぜひ、ご視聴ください。



【更新情報】「JLIAtv」

一般社団法人日本皮革産業連合会 公式YouTubeチャンネル「JLIAtv」で新着動画が公開されました。


今回は、「雨の日も真夏日も楽しめるオンラインミュージアム」特集から世界のカバン博物館(エース株式会社)をピックアップ。1975年に開設された世界のカバン博物館では、展示内容などをgoogleストリートビューと連動させ閲覧可能。幅広い世代から人気を集めています。
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そんな画期的なオンラインミュージアムの見どころを、難波館長のおすすめコーナーとして特別編集しています。


放送内容を掘り下げた放送後記(画像つき)も公開中です。



【メディア情報】「NEWSの全力!!メイキング」

DIY派に人気の深夜番組「NEWSの全力!!メイキング」(TBSテレビ系/毎週金曜24:50~)の9月1日分放送は、レザークラフト。同番組ナレーション担当の津田健次郎さんをゲストに、NEWSのおふたり(小山慶一郎さん、加藤シゲアキさん)もレザークラフトに挑戦。
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講師は「ジャパンレザーアワード」歴代の特別賞受賞者 土平恭栄さん。非常勤で大学講師を務め、また革小物づくり教室、ご自身のブランドでのワークショップを含め、トータルで2,000人を超える方々に指導、サポートしてきた実績が評価されての登場。

冒頭のVTRではレザーとレザークラフトについても丁寧に紹介され、当ブログ村木さんの連載で使用した写真(nijigamitool ワークショップ作品、革職人イメージ写真)や大関鞄工房(東京都・墨田区)のロケも!

リアルタイムで視聴したユーザーによる実況を含め、エックス(旧ツイッター)でもさまざまなポストが投稿され、とても盛り上がりました。

現在、「TVer」で見逃し配信中。ネット局によっては今後各地域で放映されますので、どうぞお楽しみに。



【イベント情報】「オーラウンド」

東京・浅草地区の革と物作りの祭典「エーラウンド」の姉妹イベント、大阪版として「オーラウンド」がこの秋から始動することが発表されました。
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浪速区、西成区に点在する靴、皮革企業を大阪の地場産業として一つにまとめ、地域内の産業ネットワークを再構築。時代の変化に対応する地場産業への進化を目指します。11月4日(土)・5日(日)、西成製靴塾、エスペランサ靴学院、JR芦原橋駅高架下、YOLOBASEの4か所で同時開催。

大阪に移転したエスペランサ靴学院の大山一哲学院長を代表者とする実行委員会により運営され、経済産業省の補助金対象事業として行うそうです。詳細はまた改めてお知らせいたします。なお、9月5日(火)の「繊研新聞」に掲載されていますので、併せてご覧ください。



【公募情報】「TOKYOピッグスキンプロジェクト参加クリエイター募集」

ファッション&デザイン系の創業支援施設「台東デザイナーズビレッジ」のインキュベーションマネージャーをはじめ、クリエイター支援、起業やブランドづくり、ビジネスに役立つ情報や考え方を発信する鈴木淳さんのエックス(旧ツイッター)アカウントで新プロジェクトの募集が発表され話題となっています。

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台東デザイナーズビレッジの鈴木です。私の会社として、もう20年来関わっている東京墨田区のピッグスキン業界の事業について、今年は外部のクリエイターやブランドの参加者を募集します。

東京の地場産業であるピッグスキンは、多様な加工と軽さや強さが特長の革です。食肉の副産物として国内で唯一自給できる素材。

その特長を活用して、サスティナビリティやインバウンド向けなどの商材を複数ご提案ください。

◆審査により数組にプロジェクトに参加してもらい、試作、ギフトショー出展を実施します。

※試作費を支給します。試作品は東京都に納品してもらいます。
※ギフトショー出展は無料です。
※初めての事業参加者にはデザイン料を別途支給
※参加決定の場合すみだの革工場も案内可能

◆外部参加を公募するのは初めての取り組みのため、不手際があるかもしれませんが、できるだけ素材の需要開拓につながる提案をお待ちしています。

(鈴木淳さん エックスアカウントより)

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くわしくは下のリンク先をご参照ください。締切は9月15日(金)です。


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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