欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2010年5月17日 の記事

カテゴリー: 国内革事情

 


日本製の皮革製品=ジャパンレザーのすばらしさをお伝えすべく
毎週更新しております当ブログ。
いつもご愛読いただき、ありがとうございます。

PR担当者として関わってはいるものの
革については、まだまだ勉強をしなければいけないことばかり。
プロフェッショナルから
レザーの魅力や最新情報をお聞きすべく
皮革卸売のリーディングカンパニー、富田興業株式会社へお邪魔。

 

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代表取締役社長 富田常一さん(写真 左)、クリエイティブディレクター・部長 
藤田晃成さん(写真 右)にお話を伺いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――― この革、味がいいね ――――――――

 


「革の魅力といってもたくさんありすぎて
 語り尽くせませんが、
 そのひとつとしては、質感ですね。
 触れると、吸いつくようで、
 ひんやりとしていて。
 他の素材にはないニュアンスがあるのではないでしょうか。

 いいものの評価として
 “この革、味がいいね”などと
 皮革業界のベテラン達がよく使うのですが
 先日、インテリア業界の方が
 それを聞き、
 とても感心なさっていました。
 
 デザイナーは、いわばシェフ。
 レザーの味わいを最大限に引き出してもらい、
 ユーザーが楽しむ。
 そして、我々は生産者として
 いい素材を提供する。
 そのために、努力を惜しまず、
 革が好きなすべての方へいいものを提案しています」


 
 子どもの頃から倉庫の革の上で遊んでいたという富田社長にとって
 革を料理に例えるほど、
 ライフスタイルに密着していらっしゃるんですね。
 
 

 

 

 

―――――――― ストーリーを感じて、五感で楽しんで ――――――――

 


「動物の生きてきた証である
 革にストーリーを感じていただければ。
 手触り、匂いなど、
 五感で楽しむことができ、
 知的好奇心を刺激してくれます。
 
 とてもデリケートで
 きちんとケアしてあげないといけませんし、
 人間の目でしっかりと品質を管理しないといけない。
 私自身、20年弱のキャリアがあり、
 常に勉強し、知識も深めているのですが、
 それでも、予測できないことが起こったり・・・
 本当に奥が深い。
 だからこそ、もっと追求して
 さらにいいものをお届けしたいと思っています」
 

 

 クリエイティブディレクターだけでなく、
 ファッションビルで働くショップスタッフを対象にした
 皮革(素材)に関する講師をご担当するなど、
 多方面で活動なさっている藤田さん。
 

 おふたりから、ものづくりへの熱い情熱が伝わってきました。
 さらにレザーについてお聞きしていきます。


 次回もお楽しみに。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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