欧米ブランドに「負けていないぞ!」

カテゴリー: 国内革事情

恒例のジャパンレザー関連イベントまとめ記事をお届けします。今年も大型連休にはマルシェ、イベント、教室などが続々。日本の革と革のものづくり関連をまとめましたので、どうぞ参考になさってください。

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「出会いはここから 春のポップアップショップ」<東京/~5月2日(火)>


バッグ職人育成スクール<アトリエフォルマーレ>を卒業したクリエイターたちによる「出会いはここから 春のPOPUPショップ」第2弾が、東京・新宿<新宿タカシマヤ>2Fで開催中です。つくり手の個性があふれた、さまざまな表現に目を奪われます。ライフスタイルをより楽しくしてくれるバッグ、革小物に出会えますよ。

   「出会いはここから 春のPOPUPショップ」

   4月19日(水)~5月2日(火) 10:00~20:00(金・土曜は20:30まで)開催
   東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2  新宿タカシマヤ
   <http://viavitavia.exblog.jp/>


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「日本革市」<浜松/4月27日(木) ~ 5月1日(月)>


日本製革製品PRイベント「日本革市」の2017年度第1弾が、静岡・浜松<遠鉄百貨店>で行われます。同店では昨年に続き2回目。好評につき、過去最大のスケールでの開催となります。恒例の手づくり体験ワークショップやプレゼントなど参加型コンテンツも充実。これまでにない規模感、新たな展示物が登場予定です。製品販売は全国各地の人気ブランドがそろい、個性を競います。

  「日本革市」

   4月27日(木) ~ 5月1日(月) 10:00~18:30(最終日は17:00まで)開催
   静岡県浜松市中区砂山町320-2  遠鉄百貨店
   <http://www.kawa-ichi.jp/>


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サンプル師が教えるバッグ教室<名古屋/4月28日(金)、大阪/4月30日(日)>


全国各地で行われ、大好評!<サンプル師が教えるバッグ教室>の「型紙講座」が4月28日(金)、愛知・名古屋<名古屋国際センター>で開催されます。今回はハルハラ先生が教える 名古屋 型紙講座「がま口編 part2」。がまぐちバッグや小銭入れなど、仕上がりのカタチのコントロールが難しいとされているがまぐちの型紙を思い通りに仕上げることができるようにするプロセスを学べます。また、4月30日(日)には大阪で漉き機の講習も。こちらもお見逃しなく。

  「サンプル師が教えるバッグ教室」
   <http://bagsample.net/>


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「葛飾区伝統産業職人会の店」<御徒町/4月29日(土)~5月5日(祝・金)>


JR御徒町駅~秋葉原駅間の高架下遊休スペースを利活用した商業施設<2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキ オカ アルチザン)>で、「葛飾区伝統産業職人会の店」が開催されます。江戸の暮らしが息づく技と美が集結。皮革関連では、印伝のつくり手が参加します。

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また、4月27日(木)からは、日本製革製品のコンペティション「Japan Leather Award」歴代の部門賞受賞者 和田義治さんを中心としたクリエイターたちのマルシェも。木の葉や生物をモチーフにリアルな革小物を手がける<ヒノホ>など注目ブランドがそろいます。

  「葛飾区伝統産業職人会の店」
   4月29日(土)~5月5日(祝・金)
   11:00~19:00(初日は15:00から、最終日は16:00まで)開催
   東京都台東区上野5-9  2k540 AKI-OKA ARTISAN
   <http://www.jrtk.jp/2k540/>


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「ものづくり横丁」<鳥越/5月6日(土)>


イースト東京・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋/台東区南部)エリア、鳥越・おかず横丁周辺の恒例イベント「ものづくり横丁」が、毎月第1土曜日に行われています。つくり手たちが参加・出店し、DIY体験ワークショップや実演、製品の展示販売。ファミリーで訪れるかたも多く、お子さんのキャリア教育にもつながりますね。皮革関連では、革小物づくりワークショップが好評ですよ。

  「ものづくり横丁」
   5月6日(土)11:00~17:00 開催
   東京都台東区鳥越 おかず横丁周辺
   <https://www.facebook.com/monoyokocho>


浅草文化観光センター外観

ゴールデンウィーク・トークライブ「"靴の浅草"の歴史と"靴業四代"の一族物語」<浅草/5月6日(土)>

靴産業に大きな足跡を残してきたかたがたが産業の誕生とその歴史についての数々のエピソードを披露する「語り継ぐ靴文化」企画の第二弾。今回のメインゲストは関根宏而さん。日本初の靴工場・伊勢勝造靴場に最初の伝習生として入り、その後、アメリカに渡り活躍するなど明治期の靴産業のリーダーとして知られる関根忠吉の曽孫(四代目)にあたります。


関根さんは経営コンサルタントとしてご活躍ですが、お父さままでの三代は靴業。叔父・従兄には靴卸オギツ創業者の荻津完さん、二代目社長の昭夫さん、という家系。そんな一族の物語が詳らかに。さらに、皮革産業資料館副館長 稲川實さんをはじめ、浅草で長く靴業に携わってきた皆さんもご登壇。靴の浅草の歴史を楽しく語り継ぐトークライブです。

「自分の誕生日やファミリーヒストリーが大切なように、靴に携わる人にとって、仕事の由来やインダストリアルヒストリーは大切だと思います。ささやかなイベントですが、ぜひ、おいでください」とシューフィル 城一生さん。定員50名。参加費無料。申込み、問合せは tachi@shoephile.co.jp まで。

   ゴールデンウィーク・トークライブ

   「"靴の浅草"の歴史と"靴業四代"の一族物語」

   5月6日(土)14:00~17:00開催
   東京都台東区雷門2-18-9  浅草文化観光センター


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「姫路 革の市」<姫路/5月7日(日)>


全国有数の皮革産地・姫路の恒例イベント「姫路 革の市」が毎月第1日曜日に行われています。会場となる姫路市高木地区はタンナー(皮革製造工場)が多く密集するエリア。「姫路で生み出された高品質な皮革を知っていただき、日本のものづくり文化の発展に寄与したい」との想いが込められたこの直売市では、地場産業である皮革を用いた革製品(鞄/靴/小物)を出品。革素材、副資材はDIY派ユーザーから支持を集めています。

  「姫路 革の市」

  5月7日(日) 10:00~16:00開催
  兵庫県姫路市花田町小川1180-1  ポケットパーク花田
  <https://kawanoichi.jimdo.com/>


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「Kids' Leather Programs」<全国各地>


日本皮革産業連合会(JLIA)の事業「Kids' Leather Programs(キッズ レザー プログラム)」による、こども向けワークショップが行われています。皮革産業の企業・事業者の有志から提供された製品にできない残革を、産業廃棄物にすることなく利活用。こどもたちが「革っていいな !!楽しいな !」と感じられる機会をつくってくれる教育関係機関や児童福祉施設、NPO団体などに無償で革の端切れ、残革を提供しています。連休中には、千葉、愛知、秋田...と各地で革を使ったワークショップが開催されますよ。公式サイトでは最新情報が更新されますので、チェックしてください。

   「Kids' Leather Programs」
   <http://leatherkids.jlia.or.jp/>


カテゴリー: 国内革事情

レザー&ものづくりのイベントとして恒例となった「浅草エーラウンド」が4月21日(金)から3日間行われます。

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(画像:「浅草エーラウンド」オフィシャルサイトより)


「浅草エーラウンド」は、「150年近く続く革靴の生産地であるという浅草の意外な一面を、楽しみながら知ってほしい」とのつくり手たちの想いから始動しました。革靴の生産出荷額日本一を誇る、革のまち<奥浅草>エリアを中心に、、普段は非公開の革靴づくりの現場などを公開し、ものづくりのDNAが息づく街の魅力を発信。2013年5月の初開催以来、春・秋の年2回(2014年のみ1回)の開催を重ね、この春、7回目を迎えます。毎回1万5,000人~2万人が訪れるなど来街者が増えているそうです。


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今回は凝縮版。<桜橋レザーパーク>を中心に行われます。<画像は前回開催時のようすです>

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<富田興業>による革素材の販売をはじめ、<革靴認証事業><パンプスメソッド研究所 i/288>の紹介及び3D計測による足計測にトライできる<東都製靴工業協同組合>。

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(画像:「浅草エーラウンド」オフィシャルサイトより)


大阪、東京に続き、愛知・一宮校が開校し、話題の<バッグアーティストスクールレプレ>も出店。

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数々のバッグクリエイターを輩出した経験と実績があり、手づくり派ユーザーの支持を獲得しています。

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(画像:「浅草エーラウンド」オフィシャルサイトより)


革の手縫いミニトートバッグづくりワークショップ、道具の販売もありますよ。大阪の人気イベント「本日は革日和♪」の同時開催も決定!

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ビギナー向けの「革に興味ある人が聞いておくと得をするセミナー」に加え、「お金の話をしよう!ハンドメイド作家・職人と値段」と、注目セミナー2本をラインナップ。「今回数年前からやりたかった<値段つけ・値段アップ・お金儲け>をテーマにしたセミナーをはじめて行います」と、「本日は革日和♪」主宰の村木ルイさん。ご自身がイベントを運営するほか、さまざまなイベントに足を運んで現状を分析し、今後について提言します。今後、関西でのイベントを予定しているかたにもおすすめです(画像は前回のワークショップです)。


このほか、ものづくり体験、ファクトリー見学などさまざまなコースが人気の<まち歩きツアー>、オフィシャルサイトも始動し、最新トピックを続々発信中です。

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また、会期中には、インキュベーション施設<浅草ものづくり工房>施設公開も。<画像は前回開催時のようすです>

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靴やバッグのクリエイターたちが入居するアトリエを開放。彼らが手がける製品を展示・販売します。

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ものづくり体験ができるワークショップ、靴や革製品の制作実演、手仕事マーケットなどなど、盛りだくさん。


日本の革のものづくりの歴史がわかる皮革産業資料館では貴重なアーカイブを閲覧可能。土日には、大人気のパンダバスによって、アクセスがスムーズに。インスタ映えする、モノコトがいっぱいです。革の街、靴の街、ものづくりの街、浅草へお出かけしてみてはいかがでしょうか?



■ 参考URL ■

 浅草エーラウンド <http://a-round.info/>

 浅草ものづくり工房 <http://monokobo9.com/>


カテゴリー: 国内革事情

恒例イベント「Souvenir by TOKYO LEATHER(スーベニール バイ トーキョーレザー)」が、4月7日(金)からスタートしました。

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東京・押上 東京スカイツリータウンの商業施設、東京ソラマチ内の墨田区産業観光プラザ すみだ まち処で開催しています。

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東京都墨田区の鞣製業者を中心とした5団体で構成された東京製革業産地振興協議会が中心となり、区内で生まれた素材、企画・製造されたプロダクトやオリジナルブランドやクリエイターとのコラボレーション製品などを出品。その一部をご紹介します。


<墨田革漉工業 株式会社>


各種加工のエキスパートとして知られる<墨田革漉工業 株式会社>。社名の革を漉く(厚さを調整する)加工では日本における元祖です。優れた加工技術を有し、その組合せにより、多様で新鮮な素材を開発。2016年度の「東京レザーフェア」ではデザイナーとのコラボレーション・プロジェクトの事業者に選出。アイドルユニット でんぱ組.incの衣装デザインほかジャンルを超えた活動が人気の坂部三樹郎さんとのコラボレーションが話題に。イタリアの展示会「リネアペッレ」でも発表し、海外でも高く評価されました。

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このほか、クリエイターとの取り組みが多く、今回はインキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>入居ブランド<comma(カンマ)>の製品が登場。バッグをはじめ、革小物が充実。ガムケースなどのアイテムが高感度ユーザーに人気です。


<三恵産業 株式会社>


ナチュラルでカジュアルなイメージが強い、ピッグスキンのイメージを覆し、女性らしくエレガントなテイストのものづくりを展開する<Cetra(チェトラ)>。<三恵産業 株式会社>のオリジナルブランドです。

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家業を継いだ、石田美和さんが立ち上げ、ディレクションを担当。航空会社勤務時代から世界の一流商品を見てきたセンスと国際感覚、そして、ママとしての感性が反映されています。昨年は個人の活動も強化し、同ブランドのコレクションをメインとした個展を開催し、注目されました。ゴルフグッズも登場。石田さん自身が好きなことから、ユーザー目線の感覚が生かされて。

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また、同社からは端革を大放出。手づくり派のかたに大好評です。なくなり次第終了となりますので、お早めに。


<墨田キール>


優れた加工技術に信頼が寄せられる<墨田キール>では、新たな取り組みにチャレンジ。東京でつくられたピッグスキンを使用し、革の染色から製品までを一貫して製造する<カラフルキールボックス>を27色で展開。

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<フラミンゴ>、<クリームメロンソーダ>といったユニークなネーミングとともに、カラーバリエーションに圧倒されます。


<長坂染革 株式会社>


革らしさを追求する長坂染革 株式会社。タンニンなめしのヌメ革で染色、オイル、ワックス...と多様な技法を駆使。革本来の味わいと感触を重視し、繊細なハンドワークでつくり上げています。

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2017年秋冬のトレンドとして注目される、ヴィンテージ感のある加工が好評。

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シンプルな着こなしのポイントとなるバッグや革小物たちは、存在感抜群です。


<ティー・ワイ・エムズ>


フィルム・箔貼り、塗装、オイル入れ、ワックス、パール加工などさまざまな仕上げ加工が注目される<ティー・ワイ・エムズ>。海外の展示会への出張をはじめ、業界のネットワークを通じたトレンド分析による鮮度の高い企画を提案。

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若い世代のスタッフが加入し、チョーカーをはじめとしたアクセサリー、雑貨も増えています。


<兼子皮革染色工場>


社名の通り、染色のエキスパート。年間1,000色もの染色を手がけているファクトリー。

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加工にも定評があり、アリニン、パール、オイル、ワックスに加え、グレージング加工など、多様な技術を有しています。微妙な違いの再現を極めた、奥深い色合いに目を奪われました。


<藤豊工業所>


出店社唯一のクロコダイルタンナー<藤豊工業所>。爬虫類を扱う他のファクトリーも減少傾向にあり、ピッグスキンのものづくりが盛んな東墨田エリアでも異彩を放ちます。

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近年、オリジナル製品を製造販売。有力百貨店などでも展開しています。センターどりの贅沢なハンドバッグがひと際目をひきます。

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鮮やかで上品な色合いが素敵。初日から富裕層の顧客を中心に購入が相次ぎヒット中です。

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そして、タイトルに冠した<スーベニール(おみやげ)>に相応しい革小物も充実。イヤフォンなどのコードをまとめるもの、ミントタブレットケース、リップスティックケース、ヘアアクセサリーなどなど、どれもプチプライスで買いやすいものばかりです。


日本で唯一自給自足できる素材、ピッグスキン。食肉の副産物としての皮革に加え、惣菜用揚げ油(ラード)から石鹸づくりに用いられる油脂、コラーゲンを含め、無駄のない利活用がなされ、循環型のビジネスモデルが確立しています。皮ごと豚肉を食べることが多い海外ユーザーへ、日本らしい食文化、ものづくりとしてアピールしたいですね。


ピッグスキンは国内の約80%をこのすみだエリアで製造されています。東京みやげとして、さらなる商品開発に期待が寄せられます。なお、イベントの会期は4月19日(水)まで。魅力いっぱいの東京レザーに出会ってみてはいかがでしょうか?



■ 参考URL ■

 Souvenir by TOKYO LEATHER」
 <http://machidokoro.com/event.html>


カテゴリー: 国内革事情

東京・浅草 東京都立城東職業能力開発センター 台東分校の第45期生による卒業制作内覧展「c0lla-ge(コラージュ)」が3月22日(水)に行われました。

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東京・浅草周辺には皮革関連産業が集積しており、特に靴づくりが盛んです。台東区を中心に東京を代表する地場産業となっています。同校は、製くつ科を設置する全国で唯一の職業能力開発施設。求職者に対して、革靴の製造について、型紙から製甲、底付まで一貫した製造工程の知識や技術・技能が習得できます。


在職者には製造工程別に多様なコースの能力向上訓練(キャリアアップ講習)を行い、知識や技術・技能の向上をサポート。地域や産業界における人材育成確保や技能の評価などへの取組みの支援を通して、つくり手たちの職業の安定と地位の向上、皮革関連産業の振興を推進しています。

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台東分校卒業制作内覧展は今年で11回目。その年ごとに生徒たちの個性、想いが前面に出るような内容です。ひとりひとりスポットを当てつつ、その集合体としての45期生の魅力を打ち出しました。今年度のテーマは<コラージュ>。「年齢、経験もバラバラな私たちが、これまでなにをしてきて、なにを考え、靴をつくり、これからなにをしていこうとしているかを感じてもらいたい」とのメッセージが込められて。

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教室、作業スペースがハレの場に。60足以上もの作品が並びました。一日のみでしたが、夜20:00までということもあり、仕事帰りのかたも来場。

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卒業生の友人・知人が駆けつけ、ホームパーティのようなあたたかな雰囲気でした。21名の展示のなかから、ごく一部ですが、ご紹介します。

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音楽から靴づくりに導かれたという鈴木理恵さん。好きなミュージシャンの影響で靴に興味をもち、同校に入学したそう。夏フェスから着想した作品をはじめ、カジュアルなデザインが楽しい。

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ハイカットスニーカーを基に、ギャザーによる立体感がユニークな一足、<weeds>。いろいろな着こなしに似合いそうなところも女性クリエーターならではのデザインですね。


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前川唯さんは、対になっている作品<noir>、<blanc>で光と影を表現。ブーツのように見えるスパッツとの組合せが目をひきます。スパッツは手持ちの靴とのコーディネートが楽しめるよう、アジャストできる仕様に。そのほか、セーラー服をモチーフにしたシューズも。かかと部分にセーラーカラーを配していて、思わず頬がゆるんでしまいます。


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45期生最年少、長谷川睦さん。中学生のときから靴づくりを志し、高校卒業後、同校に入学したそうです。今回のテーマは女性。すべての作品に大好きだという花の要素を取り入れています。エレガントなデザインに、リボンなどを加えて。程よいミックス感がいいですね。


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アパレルのパタンナー、靴メーカーとバッグメーカーの営業を経て、入学した倉田哲也さん。その経験を生かし、今回は靴だけでなく、バッグ、財布も含め、トータルで展開。自分の手でものをつくりたい、という気持ちがずっとあり、デザイナーの意向を形にする作業をすべく、技術を身につけるために学んだのだとか。

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「理想としては、サンプルは自分でつくりたい。ゆくゆくはショップをオープンできたら」と倉田さん。卒業後、バッグ、革小物、靴のOEM、ODMのコーディネートなども手がけつつ、起業に備えています。地域のビッグイベント「浅草エーラウンド」<4月21日(金)~23日(日)開催>運営スタッフも来場。浅草の靴づくりのコミュニティに溶け込み、若いパワーで地場産業の活性化に尽力してくれそうですね。


東京都立城東職業能力開発センター 台東分校は、この春から46期生が入学。次世代を担う、つくり手の卵たちが集い学びます。そして、47期生の募集は、2018年初頭から申し込み開始予定。11月から見学会がスタートします。気になるかたはチェックしてみてはいかがでしょうか?


また、東京都立職業能力開発センターでは、おもに中小企業で働いているかたを対象に、スキルアップや資格試験受験対策のための短期講習が好評。台東分校では、製靴のキャリアアップ講習を行っています。現在、5月以降のスケジュール(パターン、裁断、製甲・・・ほか)が公開中。働きながら学びたいかたにおすすめですよ。



■ 参考URL ■

 東京都立城東職業能力開発センター 台東分校
 <http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/vsdc/taitou/index.html>


カテゴリー: 国内革事情

「プラスディーコラボトーキョー・エル 商品発表会」が、イースト東京・蔵前の新イベント「蔵前展」会期中<2月1日(水)~10日(金)>に行われました。

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蔵前を拠点とする10社が同時期に新作発表・展示イベントを開催した「蔵前展」。<アッシュコンセプト>を中心に蔵前でアトリエ、工房、ショップ、ショールームなどを有する10社が、新作発表・展示イベントを同時期(一部を除く)に行います。

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街をめぐりながら、インテリア、プロダクト、雑貨、アパレル、革製品と多様なジャンルのアイテムを展示・販売。将来的には、「ミラノサローネ」(毎年イタリア・ミラノで開催される世界最大規模の家具見本市)のような場を目指しているそうです。

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そんなイベントの拠点<コンセントショップ>で行われた、注目の革製品プロジェクト<プラスディーコラボトーキョー・エル>商品発表会。

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2014年に始動した<TOKYO L(トーキョー・エル)>は、靴の街、革の街、東京・浅草の恒例イベント「浅草エーラウンド」と連動。

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卸問屋<富田興業>をはじめ、浅草のものづくり関連企業と一線で活躍するデザイナー・クリエイターが協働し、手にとって使いたくなる革製品をつくり上げるプロジェクトです。

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2015年度からは商品化と販路開拓を重視し、<アッシュコンセプト>が全面的に協力。「モノを創る人と造る人を、そしてモノを使う人を、大切にし、モノづくりを通して世の中を元気にする」という、同社ならではのディレクションでサポート。ユニークなアイディアだけにとどまらない、買いたい、ほしいと感じるものがいっぱい! そんなプロジェクトの最新コレクションをご紹介します。


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<FLAT(フラット)>
伸縮性のある革素材を組み合わせたフラットで解放感があるサンダル。どちらからでも足入れできるような仕様と吸いつくようなホールド感があるのも安心ですね。


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<SUPPORI(スッポリ)>

縫製が少なくシンプルなつくりのスッポリ履けるスリッパ。ビビッドなカラーリングが目をひきます。内側のフェルトがやさしく足を包み、軽い履き心地です。


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<BELTRAY(ベルトレイ)>

オイルをたっぷりふくませた革をベルト状にしたトレー。木材に革を巻き付けて留めたシンプルな構造によって革本来の表情を楽しめます。

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スタッキングもできるので、インテリアコーディネートにもぴったり。


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<MITSUORI(ミツオリ)>

古くから伝わる包み紙、多当(たとう)に着想を得たシンプルな名刺入れ。贈りものを包むように名刺を収納できます。革の重なりと断面の鮮やかな色が、緊張感と彩りを添えて。ものづくりの背景、魅力を語るような、雄弁な革小物がビジネスシーンで活躍しそうです。


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<ORI(オリ)>

自立し、使いやすいストレスフリーな革財布。しかもコインも自然に立つのもうれしい。一枚の革を折りたたむようなシンプルな構造もユニークですね。


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<MOCHITE(モチテ)>

重い鞄やレジ袋などを持つときの痛みを軽減するレザーの持ち手カバー。靴の製造に用いる成型技術を生かした手にやさしくフィットします。

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荷物が軽く感じられる効果もあるそう。


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<ODEN(オデン)>

丸・三角・四角、基本の形を並べて、おでんをモチーフにしたブローチ。おでんを食べたときの安心感とあたたかさが漂います。

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秘伝の出汁がしみ込んでいくような経年変化も楽しみですね。大人の男性の衿もとにも似合いますよ。

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ライフスタイルに溶け込む、新しい使い方を提案する前回のラインナップに続き、従来品の改良や、さまざまなひとが使える、使いやすくなる、ユニバーサルデザイン的な発想の工夫が随所に感じられ、クールなデザインのなかにも、つくり手のやさしさ、ぬくもりがあふれて。そのハイブリッド感が、とても新鮮でした。「今後もレザーの可能性を拡げるようなコラボレーションを企画しています。どうぞ、お楽しみに」と<富田興業>クリエイティブディレクター 藤田晃成さん。


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なお、「浅草エーラウンド」はこの春も開催決定。4月21日(金)から3日間、<富田興業>本社内特設会場、<桜橋レザーパーク>を中心に、インキュベーション施設<浅草ものづくり工房>施設公開などとともに行われます。会期中、<桜橋レザーパーク>では<プラスディーコラボトーキョー・エル>の展示販売もありますよ。オフィシャルサイトも始動し、最新トピックを続々発信中です。どうぞ、お見逃しなく。



■ 参考URL ■

 浅草エーラウンド<http://a-round.info/>


カテゴリー: トレンド

上質でクリエイティビティあふれるファッション・雑貨・ライフスタイルの合同展示会「プラグイン」(主催:繊研新聞社)が3月15日(水)から3日間、東京・渋谷 渋谷ヒカリエにて行われました。


上質なウェアとファッショングッズ、ライフスタイルブランドなど147社が出展。エントランス付近では<stopover tokyo(ストップオーバー・トウキョウ)>がフードエリアをコーディネート。「カフェがコーディネートするブース」という切り口で、高感度なインポートフードブランドを集積。フードカルチャーがファッションを感じさせる時代にマッチした空間演出で盛り上げました。そんな最新トピックを発信する会場から日本製革製品を中心にピックアップしてご紹介します。


旅をコンセプトにしたハイカジュアルバッグブランド<TRAVER(トレヴァー)>がデビュー。

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豊岡をはじめ、すべての工程を国内で行うことにより、高い品質を実現。「旅の出会いは人生に新しい価値をもたらして より上質で豊かな人生へと導いていく」、「日本の職人たちによって丁寧につくられたバッグに尽きることのない美しさと堅牢さを追求する」という理念が込められています。

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今季注目の小さめボディバッグもいち早く発表。外ポケットのファスナーが描くカーブが特徴的。シンプルななかにも、ほどよい個性があり、バランスがいいですね。


実力派クリエイターが手がける<NAOTO SATOH(ナオトサトウ)>では、ブランドアイコンとなっているネオプレンレザーのバリエーションを拡充。

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ウエットスーツなどに用いられるネオプレンとレザーをドッキング。裏地と縫い代のない縫製技術を応用し、軽量感、立体感が生かされたバッグをリリースしています。

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新作としてはサークルフォルム、蕾が開くようなフラワーモチーフのタイプ、メタリックレザーが登場。スポーティなシンプルシックなテイストに華やぎと煌めきが加わることでパーティや旅行など、活用シーンが広がりました。


「足にやさしい」「身体にやさしい」「心にやさしい」をコンセプトに展開する<DOUBLETREE(ダブルツリー)>。<暮らし系女子>をターゲットに新マーケットを開拓し、話題の雑誌「リンネル」に掲載され、同誌ECサイトでも人気を集めています。

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脚をきれいに見せる深めのカッティング、 履く足に馴染むソフトな上質レザー、 疲れを軽減してくれる低反発インソール 、クッションの効いた最高品質のアウトソールなどにより、美しく快適な履き心地のフットウエアを提案しています。

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防水レザーを用いた新作も好評です。


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シューズのほかにも、財布などの革小物もラインナップ。フクロウの型押しがかわいい。フクロウは<不苦労>という文字が当てられることもあり、ラッキーなモチーフとしても人気。縁起ものとしての要素が強い財布にはぴったりですね。


イースト東京・北千住を拠点とする靴メーカー パイオニアのオリジナルブランド<Pionero(ピオネロ)>は、確かな技術とアート感覚のクリエイティビティが織りなすシューズを発表。

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ハンドペイントによるオリジナルレザー、ナチュラルテイストのコレクションに人気が集まっています。レディスに加え、メンズも出品。ムラ感が味わい深いですね。

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日本橋三越本店のポップアップイベントではペイントシューズを限定販売。ユーザー自身がカラーペインティングにトライするカスタムメイドが好評でした(写真:<Pionero factory>フェイスブックページより)。


靴の街、神戸・長田を拠点とするメーカーによるファクトリーブランドとして2015AWより始動した<flower's by siete(フラワーズ バイ シエテ)>。辛口テイストを好む大人の女性に向け、リアルシューズを展開しています。

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木型の開発からパターン、デザイン、素材・パーツのセレクト・・・それらを集結させ、ファクトリーの丁寧なものづくりを表現。すべてのプロセスをスタッフでつくる、つくり手発信型のブランドです。ポインテッドトゥのフラットシューズをはじめ、脱シンプル時代に相応しいデザインコンシャスなシューズを提示。ビビッドなカラーやメタリックレザーなど色合いにもパンチがあり、ユーザーが選びやすく、着こなしに取り入れやすいコレクションでした。


レザー関連ではないのですが、とても興味深く、ご紹介したいのが<three for free(スリーフォーフリー)>。天然素材のコスメとともにバッグ、トラベルケース、ポーチ、ケース、ミラー、チャームなどのスモールアイテムを展開しています。

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テーマは、トラベル、ワーク、アウトドア・・・「3つのキャリー(持ち運び)」。多様なシーンで、コスメと持ち運ぶことができるアイテムを開発。「3(three)」をキーに、三角形をモチーフにした統一感のあるデザインがスタイリッシュ。コスメとバッグ、ファッション雑貨の一体的な提案がいまの時代をとらえていて、キャッチ―ですね。ポップアップイベントなど、次々とオファーがあるそうです。


近年、ライフスタイル系ショップだけでなく、百貨店でも、商品カテゴリーの垣根を超えた売り場、フロアが増えてきました。バッグ、革小物とコスメは、流通チャネル、売り場も異なっていましたが、化粧品に用いられる成分、コラーゲン、石鹸に用いる精製油脂の製造などは皮革業界にも関連した事業でもあります。こうした取り組みにより、食肉の副産物としての皮革をユーザーのかたがたにより深く知っていただくきっかけになりそう。今後の推移に注目したいですね。


ライフスタイル、コーディネートに馴染みながら、そのひとの個性を引き出し、華やぎを添えるジャパンレザー。付加価値と存在感に高感度ユーザーの共感が寄せられ、日本製への信頼がさらに広がっていきますように。



■ 参考URL ■

 プラグイン
 <http://www.senken-ex.com/plugin/index.html>


カテゴリー: トレンド

合同展示会、商談会「ててて見本市2017」が、2月8日(水)から3日間、東京・青山 スパイラルホールで行われました。

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古今の素材や技術と向き合いながら、創意工夫を加え、今の時代にしかるべきかたちで中量生産される手工業品。そんな手工業品を軸足にして、これからのつくり手、伝え手、使い手の在り方を一緒に考え、三つの手をつなぐ、<ててて協働組合>が主催するイベントです。

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地域や素材や技術など背景を大切にし、つくり続けるための仕組みづくりを目指す、つくり手が全国各地から出展。個性あふれるプロダクトがそろいました。そのなかから、革製品をピックアップしてご紹介します。


イースト東京・松が谷を拠点とする<SHOJIFUJITA(ショウジフジタ)>。道具街として知られる合羽橋にほど近い、このエリアに若いつくり手たちの工房、アトリエ&ショップが増え、街がにぎやかになっています。

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昨年、大手文具メーカー<コクヨ>とコラボレーションが実現。「スマートワークスタイル」をコンセプトにビジネスアイテムを展開する<trystrams>から、革素材のケースシリーズ<SHOJIFUJITA>が好評です。

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六角形のフォルムが特徴的。イエローなどの新色も増えました(<SHOJIFUJITA>オフィシャルサイトより)。


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バッグ、小物の新作も登場。ポーチにはサイズバリエーションもあり、ライフスタイルに合わせたマルチユースに対応。色合い、素材感も絶妙ですね。

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商談も活発に行われていました。


<ANCHOR BRIDGE(アンカーブリッジ)>は、「Meaning of making by hand "手でつくることの意義"」をコンセプトに展開。つくり手の視点から道具(アイテム)の特性を考え、厳選した革を使用しハンドメイドで製作。

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革製品の持つ奥深い魅力を追求し、緻密で躍動的なデザインを提案。ヴィンテージのような味わいのあるレザーとシンプルななかにも個性が光ります。

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Tストラップシューズにひきつけられました。熱狂的なファンが多い定番。ガーリーでありながら、ちょっぴり無骨な佇まい。履き込みの深さ、トゥとのバランスが絶妙ですね。トレンドの<ギーク(オタクっぽい)>な着こなしにぴったり。スニーカーに見慣れた女性には新鮮なのではないでしょうか。


東京・浅草から兵庫・神戸 灘高架下へと移転。近年、灘高架下はクリエイターのアトリエ&ショップが次々とオープン。イベントが開催されるなど、活気にあふれています。少し足をのばせば、靴のファクトリーが集積する、長田、国内有数の皮革産地、姫路が。そんな好立地で、新たなものづくりが盛り上がっています。


「深く 深く 誰の心にもある大切な想いや考えを井戸水を汲み上げるように丁寧に グラフィック プロダクト インテリア 建築まで一貫した視点で澄んだデザイン」が息づくレザープロダクトブランド<ke shi ki>。

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そのひとつ、<Round bottom bag>は使っているときもちろん、それ以外の置かれているときの景色にも留意しつくれらているそうです。安定感があり、しっかりと自立し、内側も見やすい仕様。円筒形と丸底、マグネットの留め具や持ち手のステッチも丸く仕上げ、統一感があり、スタイリングにも馴染むのがうれしい。


インキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>卒業生としてもおなじみの<.URUKUST(ウルクスト)>が、新作としてシンプルなケースを発表。書類ケース、ノートPC、タブレットを入れたり、クラッチバッグとしても活用できそう。

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注目したいのは素材。イースト東京・すみだエリアのタンナーでつくられたピッグスキンを使用しています。製品向けの選別ではじかれてしまったものをフィーチャー。通常、キズなどは避けられますが、表面感をあえて特長として生かして。

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これまでは製品に用いられることなく、産業廃棄物となってしまったものもあるそうですが、こうした試みにより、生命の証が無駄になることなく、また、大切に扱っている革のものづくりについて、ユーザーに再認識していただける きっかけになりますね。



航空機部品などの金属加工を行う町工場によるプロダクトブランド<NEIGHBOR & CRAFTSMAN(ネイバー&クラフトマン)>でも、素材を生かし切る製品をお披露目。

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<omamori pouche(オマモリポーチェ)>は、お守りをモチーフにした小さな革袋。餞別や手紙、小さな思い出の品を入れたり、リングやアクセサリーを入れて、ギフトにしてもいいですね。革の端材でつくられているため、色・質感はひとつひとつ異なるそう。エシカルであり、一点もの感覚でもあるという特性もいいですね。


創業40余年を経て数え切れないほどの受託加工を通じて、加工技術を蓄積。「図面通りのものづくりだけでは、ものづくり本来の目的を忘れてしまう」「人のためのものづくりを忘れないように」との想いを込め、立ち上げたそうです。人生をともに過ごす心地よい隣人のような存在を目指し、さり気ない心地よさを大切にデザインしています。


ユーザーに寄り添う発想が支持を集めるつくり手たち。その真摯な取り組みが国内のものづくりを活性化。革という素材と対峙し、切り拓く、ジャパンレザーの新たな可能性に、今後も注目したいですね。



■ 参考URL ■

 ててて協働組合
 <http://tetete.jp/>


カテゴリー: トレンド

一般社団法人 日本ハンドバッグ協会による、3月12日「サイフの日」キャンペーンが昨年に続き、実施されています。

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一般社団法人 日本記念日協会に登録されている3月12日「サイフの日」に向け、2月15日(水)からオープン懸賞がスタート。全国の百貨店、専門店の各売り場にPOPを設置。掲載されたキーワード「ハンドバッグ協会」からアクセスし、かんたんなアンケートに答えたかたに、抽選で旅行券またはオリジナル ガマグチが当たります。3月20日(月)まで。


このキャンペーン期間は、<春財布>、ホワイトデーギフト、新生活を前にし、買い替えのニーズが高まるため、各ショップではさまざまな財布を提案しています。当ブログでも、店頭や展示会取材で出会った財布をピックアップ。まとめてご紹介します。


ファッショントレンドと連動した色柄

近年では、風水カラーで財布を選ぶかたが増えていますが、ファッションのトレンドを意識した財布も継続して人気です。老舗メーカー<高屋>のオリジナルブランドではパステルカラーのバリエーションを発表(「東京ギフトショー」より)。

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2017年秋冬シーズンの注目カラーとなっていますが、ウェアとのコーディネートが必要なく、サイズも小さいので華やかなカラーを取り入れやすいのもいいですね。なお、同社 本社に隣接した実店舗<トートクラマエ>のオンラインショップもローンチしました。


革バッグ・革財布を展開する<エフィー>では、パイソン柄のピッグスキンを配した新作をリリース。フォークロアテイストが浮上するなか、パイソンもトレンド柄のひとつに。

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東京特産のピッグスキンをベースにした艶やかなプリントは、地場ファクトリーの技術力が秀逸な技術を反映。ヘビは金運をつかさどる弁財天の化身とされ、縁起がいい生物といわれます。そんなスピリチュアルな要素もあるため、財布に最適ですね。


この春、人気のストライプ柄が登場した<クレイサス>(写真:サックスバー公式通販サイトより)。グリッターエナメル牛革の素材感がフェミニン。

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ブランドのシグネチャー、フラワーモチーフのモノグラムをエンボス加工を施して。柄×柄の組合せで個性あふれる一品に。


使いやすいサイズと機能

コンパクト財布ブームの先駆け、<エムピウ>。色、素材、スペックのバリエーションが豊富です。

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こちらの<zonzo(ゾンゾ)>は、機能をぎゅっと凝縮。紙幣10枚、クレジットカード5枚、コインは100円玉だと15枚まで入ります。ほぼコインケースのサイズでありながら、札ばさみがあり、紙幣を折らずに収納できるのが特長。

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別シリーズでは、ギリギリまで無駄をそぎ落としたシンプルなデザイン。ラフに見えて機能的にも優れている、そんなギミックに満足度が高まります。


「革とオトナのいい関係」を提案する通販サイト<KAWANOWA(カワノワ)>では、東日本ハンドバッグ工業組合・組合員有志メーカーが参加。伝統を受け継ぐ腕利き職人たちをサポートしています。

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参加ブランドのひとつ、<のむら>では、長財布をコンパクトに。通常の札入より小さめにつくった同社のオリジナルは、紙幣を折らずに収納できる最小サイズ。長さだけでなく、高さも抑えているので手にしっくりと馴染みます。手が小さい女性に好評です。


一方、大きめサイズにも安定したニーズが。革バッグ 革財布の<エフィー>のロングセラー(写真:<エフィー>フェイスブックページより)は預金通帳、母子手帳(自治体によって異なります)が収納できる長財布。

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使用する時期が限られるため、専用ケースより、兼用できる長財布が好まれるようです。L字ファスナーで開閉しやすくストレスフリー。ソフトなピッグスキン素材を使用し、女性に多い、縦につかむような持ち方に対応しています。


この春、インキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>を卒業する<エムリップル>では、メンズライクなアイテムを数多く展開していますが、こちらの長財布は購入者の80%が女性だそう。

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その理由は差し込みベロ。開閉時にネイルへの影響が少ないのも好評です。内側に配したファスナーの引き手にはレザーのタッセルをプラス。デザインポイントとしてだけでなく、開閉しやすくなるのもうれしい。

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3月25日(土)には、東京・上野にアトリエを移転。場所は、古い雑居ビルをリノベーションした建物。ボタニカル&ブックカフェもオープンし話題です。ショップ機能も有し、ユーザーとコミュニケーションできる拠点となります。


個性的なデザイン、オンリーワン感覚

2016年度「minne ハンドメイド大賞」グランプリを受賞した<440>の財布。セクシーだけれど、女性にも受け入れられやすいポップなテイスト。

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表裏でデザインがちがうのもいいですね。見た目だけでなく、ディテールや縫製もしっかりしていて財布としての完成度が高いんです。

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アニマルモチーフはパンダだけでなく、トラやゴリラも。

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動物園のように見えるディスプレイで。

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このほか、イチゴやトマトなどの赤い食べものシリーズもユニーク。

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カゴとのコーディネートもおもしろいですね。できたて、つくり立てのような印象になるから不思議です。


インキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>入居ブランド<フィオライア>は、誕生花をテーマにした財布が人気。

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アップリケで立体的に表現。オーダーイベントも不定期で開催しています。モチーフやカラーを好みで選び、コーディネート可能。オンリーワン感覚であつらえることができるのがうれしいですね。


日本製レザー、和テイスト

人気ブランド<キソラ>では、ブランドレザーとしておなじみの<栃木レザー>を使用したシリーズがヒット。

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ベジタブルタンニンなめしによる、ナチュラルな質感、使うほどに味わいが深まる経年変化が革好きユーザーのハートをとらえています。

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東京・すみだエリアのタンナー<カナメ>が手がける革を用いた<セラゾール>シリーズも人気。女性らしい曲線づかいとクラシカルながまぐちは幅広い世代から支持を集めています(写真:ともに<キソラ>オフィシャルサイトより)。


イースト東京の<2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキ・オカ アルチザン)>の人気ショップ<アグリトーキョー>の<紋影-mon-A- (モンエイ)>シリーズは、和テイストの逸品。特別になめし、シボの型押しをした牛革に彫刻を施して。深く彫られた革と、その陰影が美しく、見る角度によって異なる表情をたたえます。

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日本古来の吉祥文様の組亀甲柄。その下側に英国の伝統柄のロンドンストライプ生地をプラス。和洋折衷な独自のたたずまいは、スタイルを確立した大人にぴったり(写真:<アグリトーキョー>オンラインショップより)。


バッグのように、ウェアとのコーディネートや全体のバランスなどを気にしなくていい財布は素材、デザイン、機能、使いやすさ・・・と、自分らしさを投影できるアイテム。3月12日「サイフの日」という、年に一度のタイミングにお気に入りと出会ってください。



■ 参考URL ■

 一般社団法人 日本ハンドバッグ協会
 <http://www.handbag.or.jp/campaign/saifunohi/>


カテゴリー: トレンド

国内最大級を誇るファッションとデザインの合同展示会「rooms(ルームス) 34」が2月15日(水)から3日間行われました。2020年開催の「東京オリンピック」を控え、主会場としてきた国立代々木競技場第一体育館が使用できなくなるため、従来のスタイルでの開催は今回で終了。

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「代々木の会場に合わせて完成形となった今の形は、今回で最後。展示会という名前もやめると思います。
(中略)
ルームスがインキュベーションの役割を担う、という点は変えません。今まで見えなかったものを発信し、さなぎから蝶となるときに、いちばんいい姿で飛ばせたい。そうして、<ルームスに出たほうがいいよ>とクチコミが広がることがいちばんのブランディングになるし、形は変えても、そのブランド価値を継続させていきたいと思っています」とアッシュ・ペー・フランス ルームス エグゼクティブプロデューサーの佐藤美加さん(「繊研新聞」1月30日2面/<インタビュー>より)。

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時代に先駆け、変革を遂げる「rooms」で、進化し続ける日本製革製品に出会いました。その一部をご紹介します。


日本の革と革のものづくりの魅力を発信する<TIME & EFFORT(タイムアンドエフォート)>がブース出展。

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2017-18年秋冬コレクションは、ブラックとホワイトを中心に展開。ファッショントレンドとして華やかなカラーリングが復活するなか、そのコーディネートに相応しく、多様な着こなしに馴染みながらも存在感のある革製品を出品。バイヤーの秀逸な編集力も光ります。モノトーンだからこそ、デザイン、素材、縫製といった基本的な要素が際立ち、クオリティの高さをしっかりと訴求。


国産スニーカーの代表格<スピングルムーヴ>で知られる<スピングルカンパニー>が始動した新ブランド<33(サーティースリー)>も登場。<スピングルカンパニー>の工場が創業した1933年(昭和8年)からネーミングされたそう。伝統的なバルカナイズ(加硫)製法によるレザースニーカーが国内外で高く評価された同社。さらに高みを目指すチャレンジは、新感覚のドレススニーカー。

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アッパーの奥深い艶めきに目を奪われます。レザーケア製品のトップメーカー<コロンブス>の最高級クリーム<ブートブラック>を使用し、熟練の技術者が磨き上げているそうです。さらにハイテクスニーカーのようなソールをプラス。どこまでも歩いて行けそうなポジティブな気分が満ちる、大人のための至福の一足ですね。展示品を触れるとディスプレイの動画も変わるというサプライズな演出も。インスタレーション的なアプローチが楽しい展示でした。


東京都台東区を中心にイースト東京を拠点とした地場メーカーがそろう<TAITO FASHION ZAKKA(台東ファッションザッカ)>のブースでは、イラストレーションと実演でお出迎え。

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伊勢丹新宿店ほか、百貨店でブレーク中の人気シューズブランド<U.(ユードット)>を展開する<ヴァ―ブクリエーション>代表取締役社長の中川宏明さんが実演を披露。業界の常識を変える若いパワーと熱気が伝わります。

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同社は、経済ジャーナリスト 内田裕子さんが上梓した話題の書籍「三越伊勢丹モノづくりの哲学」でも紹介されたそうです。

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3月11日(土)、神奈川・横浜で行われる出版記念トークショーに著者とともに中川さんが登壇。日本のものづくりの現在と未来を語ります。お見逃しなく。


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同じく、イースト東京・北千住を拠点とするファクトリーブランド<ビアベリー>。

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バッグ、財布、小物が並ぶなか、気になったのがこちらのケースです。

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メガネやペン、コ―ムといったアイテムを収納できるのはもちろん、留め具をつけるとトレーにチェンジ。

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外出先、室内で形と使い方を変えられるのがいいですね。旅行にも重宝しそう。


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東京周辺の中小企業を広く支援する<国際ファッションセンター(KFC)>と、クリエイティブチーム<SELF>の協業によるプロジェクト<東東京モノヅクリ商店街>にも常にたくさんの来場者が。

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富裕層のリピート買い殺到、ウォッシャブル加工を施したピッグスキンのエコバッグ(ティグレ<レザリア>)、メンズのがまぐち(写真/<紗蔵>)といった、特徴的な商品開発が奏功。メイドイントーキョーのプロダクトとしてファッションの地産地消に取り組んでいます。


新たな使い方の提案により、市場を開拓するアイテムはほかにも続々。


デザイナー 喜多理恵さんが手がける<kitakikaku(キタキカク)>では、東京特産のピッグスキンを使用した東京から発信するコレクションを発表。

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特にこのマスク! インパクト抜群です。ハロウィンにもぴったり。ハロウィンの市場規模はバレンタインを超えたともいわれます。これまで革製品では対応できていませんでしたが、非日常的な時間と体験を楽しめるアイテムとしてニーズも掘り起こせそう。


大手手袋メーカー<ヨークス>からは、アームカフを提案。手袋とアクセサリーの中間領域が新鮮です。

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アクセサリークリエイターとのコラボレーションなどにより、これまでになかったレザーファッションの楽しさを開拓。ブレスレット、バングルとの重ねづけも素敵ですね。


革素材では、付加価値性をアピール。


エシカル&エフォートレスシックをキーワードに仕上げた地球にやさしいレザー<ポルティラ>。皮革産地、兵庫・たつのを拠点とし、なめしや染色のプロセスにおいてクロム、ホルマリンといった人体に対して有害な物質を不使用。工場排水にいたるまで安全性も重視しています。

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鹿革のシリーズでは野生の鹿を使用。農林業への被害が深刻となっていることから相談を受けることが増え、取り組みをスタート。日本の野山で育んだ生命を無駄にせず、資源化し有効に利活用。


過度な表面塗装や加工をせず、原皮の段階であった傷跡もそのまま表面に残したナチュラルな仕上げ。革がもつ本来の柔らかさ、軽さ、自然の風合いを大切にし 従来、製品に用いられてこなかったキズをデザインの一部ととらえるなど、それぞれの動物、個体が有していた個性を生かしています。

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2017年春夏のシーズンカラーはヤマモモ、クチナシ。天然由来の草木染料を主原料として丁寧に染め上げたそう。ぬくもりあふれる色合いも魅力的。スモールアイテムも豊富にラインナップ。レザーを身近に感じることができますね。


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特殊加工を施した<アクサレザー>は、水洗いが可能に。革本来のしなやかさを保ちながら、水洗いによる色落ち・硬化というデメリットも解消。

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特にシューズがヒット中。大手通販サイトで2016年下半期で売り上げランキングトップとなったそう。発色のよさもいいですね。


クリエイターの繊細な表現も目をひきました。


<logsee>は京都を拠点に活動。自然に囲まれた森の京都、京丹波町にアトリエがあるそうです。

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クラシカルな手法を大事にし、自然から学んだ配色や形状をもとにつくられたバッグ。サークルのフォルムやショルダーストラップなど見慣れたバランス感をアレンジ。心地いい変化と律動、そして、上品なエレガンスを。伝統と革新が調和する古都のDNAが息づいているかのよう。


<ガールズプロダクト>エリアに出展した<yoshiko>。

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独創的なバスケタリーワークが支持されています。レザーを使用したバッグ、花器も発表。

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異なる質感の対比により、奥行きが生まれて。ふんわりとした甘さと、女性らしいしなやかな力強さが融合した作品世界に引き込まれます。DIYワークショップは告知とともにすぐ満席になってしまうなど大人気。「ファッションテック」(ファッションとテクノロジーを掛け合わせた造語)が注目されるときだからこそ、やさしさとぬくもりを実感できるクリエーションに心が動かされますね。ファンのかたとの関係性、ネットワークも強固。共感力と熱量の高さがうかがえます。


今回をふりかえり、「コミュニティー感が今の時代をあらわしている」とルームス エグゼクティブプロデューサーの佐藤美加さん(「繊研新聞」2月27日11面/<第34回ルームス つながり、コト提案増える>より)。


画像共有アプリ、インスタグラムやフェイスブックをはじめとしたSNSが急速に普及。知りたいこと、ほしいものを媒介とした共感により、ネット上の新しいコミュニティーが形成され、そのなかで飛び交うリアルな意見、情報が重視されています。


クラウドファンディングによる、ものづくりのサポート体験が消費行動の変化を後押し。時間と対価に見合う満足感・価値と共鳴する想い。専門性が高いコアなものにこそ、つくり手とつかい手との絆もより強く。今後、日本製革製品の可能性もさらに広がっていきそうです。



■ 参考URL ■

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 <http://www.roomsroom.com/>


カテゴリー: トレンド

先週に続き、「第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー」レポートをお届けします。

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手袋産地として知られる香川県東かがわ市を拠点とし、レザーファッション手袋の分野において国内シェアの約20%を占める有力メーカー<クロダ>。

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国際バッグ・雑貨見本市「MIPEL」にて、2015年にミペルイッシマ国際部門となるパノラマ部門の大賞を受賞するなど、海外でも高く評価され、展示会・見本市にも積極的に出展しています。

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ネイルチップのような煌きを添えた新作が登場しました。手袋をつけるとせっかくのネイルが・・・そんな女性にぴったり。オフィスでは、ネイル、指輪といった手もとのおしゃれが楽しめないかたにもおすすめしたいデザインですね。

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「レディスはデザインを重視して、さらにエレガントに、フェミニンに。メンズは品質を追求し、シンプルかつベーシックに。お客さまのニーズに応えて、レザー手袋の持ち味をさらに引き出しました」と株式会社クロダ 黒田俊英会長。

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防寒具というカテゴリーを超え、スタイリングのポイントとなる存在感を備えた商品開発が好評です。


ワイルドな大人の男性から支持を集める<パーリィ>からは、女性向けのカプセルコレクションがデビュー。

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このところ、人気のデコレーション、ガーランドが目を引きます。ガーランドは、つる植物や花を編んでつくったひも状の飾り。造花、旗をはじめ、思い思いのアイディアを生かして楽しむかたが多いよう。画像共有アプリ、インスタグラムなどでも注目されています。こちらではレザーでフラッグをあしらって。端革を有効活用できるのがいいですね。イベントや催事のディスプレイのヒントになりそうです。


ミニショルダーバッグや革小物など、女性目線の実用的なアイテムが続々。

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こちらのスタンディングポーチは、ペン、メガネ、メイク用品・・・とさまざまなものを収納できる便利な仕様です。

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また、他社とのコラボレーションにより、時計をリリースしヒット中。ワイルドかつラフなバンドはありそうでなかったニュアンスですね。


マーケットでは時計がヒット中。バッグ小売チェーン<東京デリカ>でも腕時計が売れているそうですよ。


コラボレーションではこちらも。

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「Japan Leather Award 2010」グランプリ受賞ブランド<NAOTO SATOH>が、<REBONALLY>との取り組みをスタート。

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軽量感あふれるネオプレンレザーを使用。鮮やかな発色も特長的です。スポーツミックスのスタイリングのキーアイテムとして注目が集まります。バッグ以外にも小物もラインナップ。新社会人へのギフトとしてもよろこばれそう。


<REBONALLY>では新作<リレザー>も出品。

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「繊研新聞」(1月20日)で報じられるなど、話題になっています。生産過程で生じてしまう商品に用いることができない残革をつなぎ合わせアップサイクル。一点ごとにオンリーワンの組合せとなり希少価値があるのも魅力です。

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<カエロウ>でも同じく、残革を利活用したものづくりが人気。百貨店などでのポップアップイベントを中心に幅広い世代のファンを獲得しています。

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レザーのえんの部分もデザインとしてそのまま使用したり、グラフィカルなスタンプを配したり・・・と個性があふれて。

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今季はシューズのトレンドとして、メタリックレザーが浮上していることもあり、その流れでメタリックのアイテムも増えています。


サステイナブル(持続可能)な価値、エシカル(倫理的)なデザインというとナチュラルなテイストでしたが、暮らしに彩りを添える、華やかな色柄、テイストも復調しているようです。


着こなしに馴染むコーディネートのバイプレーヤーから主役級のアイテムへ。
シンプル&ナチュラルなテイストから、ファッションの楽しさを体感できるデザインに。日本製革製品の潮目の変化を肌で感じました。あたらしい季節、あたらしいジャパンレザーに出会っていただけそうですね。どうぞ、お楽しみに。



■ 参考URL ■

 第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー
 <http://www.giftshow.co.jp/tigs/>


鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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