欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2023年10月 の記事

カテゴリー: 村木るいさんの「人に話したくなる革の話」

月1回のスペシャルコンテンツ、村木るいさんの「人に話したくなる革の話」。
今回は、コロナ明けの秋は革のイベントが西や東でたくさんあるな、という話。秋はレザーの季節。冬にかけて、革づくり・ものづくり産地を中心に各地でイベントが開催予定です。そのなかから、村木さんが厳選しご紹介。参考になさってください。

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通常、皮革産業のさまざまなトピック、イベントのレポートなどをお届けしていますが、人気イベント「本日は革日和♪」を主宰する村木るいさんが月1回スペシャルコンテンツをお届けしています。イベント、セミナーなど精力的に活動する村木さん。皮革に関する確かな見識を有し、幅広い情報発信に支持が寄せられています。

当ブログでは、レザーに関心をもちはじめた若い世代のかたや女性ユーザーにお伝えすべく、わかりやすい解説とともに西日本の皮革産業の現状をご紹介しています。独自の視点・レポートが大好評です。

今後のスケジュールなどは下のリンク先をチェックしてください。


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毎度です!「革のイベントが秋に溜まり過ぎじゃない?と聞いたら、その方が需要あるからでしょ」と言われたムラキですわ。ぐうの音もでないよね。そのくせ春のイベントは少ないんだよねぇ。
さて、今月は秋から冬にかけてのイベントを過去レポートや、公式HP、各種SNSで紹介しておきます。

・10月20日(金)~22日(日)「浅草エーラウンド」レポート 
 映画上映やセミナーしてきました

・いま把握している直近の革関係のイベントたくさん

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・「浅草エーラウンド」レポート 映画上映やセミナーしてきました


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「浅草エーラウンド」が開催され、「本日は革日和♪」としては映画上映やセミナーを。フェニックスのほうでは染料会社Lizedと合同で染料相談会、染められる革靴「彩り靴」ワークショップを開催していました。


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・10月28日(土)「本日は革日和♪ ぷち in 大阪」レザークラフトフェニックス


「本日は革日和♪」のミニバーションが10月28日(土)、レザークラフトフェニックス(大阪・奥なんば)で開催。セミナー(漉き機、技法、革の買い方&歴史)を行います。

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・11月2日(木)~6日(月)「姫路城皮革フェスティバル2023」「姫路菓子まつり2023」(兵庫・姫路)


11月2日(木)~6日(月)、姫路皮革製品推進協議会主催イベント「姫路城皮革フェスティバル」が大手前公園で行われます。

姫路を拠点とするタンナー、皮革関連の事業者の皆さまが出展して、つくり手、クリエイターの皆さまが手がけた革製品をはじめ、ファクトリー直送のレザー、皮革産地ならではの高品質のジャパンレザーが展示販売。

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「全国陶器市」と「姫路菓子まつり」も同時開催されます。

同時開催


過去レポート


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・11月3日(金・祝)~4日(土)新喜皮革「2023年レザーフェスティバル」(兵庫・姫路)


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・11月3日(金・祝)~4日(土)ならば、姫路城と新喜皮革両方いくぜ!というならばレンタサイクルがおすすめ


車じゃなく、電車で行く方ならば電動自転車をレンタルすることをオススメします。姫路城から新喜皮革は電動自転車ならば移動できる距離ですので。



・11月4日(土)~5日(日)「O-ROUND」(大阪・西成)


「浅草エーラウンド」と連携する新イベント「O-ROUND(オーラウンド)」がこの秋、大阪でスタート。大阪市浪速区・西成区に5つの拠点を設定し、この街の地場産業である「靴」と「革」の魅力を紹介します。


映画「ある精肉店のはなし」上映会 11月4日(土)~5日(日) 10:00~ 14:00~

会期中1日2回、映画上映後の解説をしています。


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過去ブログ(映画の紹介)


・11月18日(土)~19日(日)「ひょうご皮革総合フェア」「たつの市皮革まつり」(兵庫・たつの)


「ひょうご皮革総合フェア&たつの市皮革まつり」が11月19日(土)~20日(日)に行われます。たつのを拠点とするタンナー、皮革関連の事業者の皆さまが出展し、ファクトリー直送のレザーや、つくり手、クリエイターの皆さまが手がけた革製品を展示販売。会場では革のつくり手たちが自信作を競う恒例のコンテスト「ひょうごニューレザーコンテスト」の入賞作品も展示されます。

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過去レポート



●11月18日(土)「タンナー見学バスツアー」(「本日は革日和♪」)



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・11月28日(火)~ 令和5年度 皮革産業技術者研修「革製品の基礎知識」(東京・東京都立皮革技術センター)



東京都立皮革技術センターが主催する研修会の募集がスタートしました。皮革関連産業で働く技術者等の方を対象に、「革製品の基礎知識」と題した研修会を開催。革製品を扱う上で必要な基礎知識を広く習得できる、多様なカリキュラム構成となっています。

後述しているクレーム事例を連載している稲次さんや、一般社団法人日本皮革産業連合会の新プロジェクト、皮革・革製品のサステナビリティを発信していくTLA(Think Leather Action)事業の座長 川北さんも講師を担当します。


・12月7日(木)~8日(金)「東京レザーフェア」(東京・浅草)



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今回から事前予約方法が変わります。要プリンター

今回から、次のように事前に参加票を印刷して持参していただくことになったようです。


1.「申し込み」ボタンの申込フォームから登録
 (メールアドレスは1人1つ必要)
2.受付メール掲載のURLからマイページへ
3.申込時の情報で、マイページにログイン
4.参加票をA4用紙に印刷(カラー推奨)
5.当日、印刷した参加票を四つ折りして持参

・最近と今後のムラキ

●久々に他人様のYouTubeにでてきました


業界一 革にくわしい、ってのはこの二人が知っている業界の中で、という意味だけですので。

革にくわしい人間・・・というのは歴史にせよ、流通にせよ、海外事情にせよ、化け学的にせよ、製法にせよ、私より詳しい人間なんて業界にはまだまだいますので。

浅く広く多方面に詳しくて、人の前で喋るのが苦手じゃなくて、過去の資料を集めて、革屋で働きつつ、実際に商品量産している人間、というのは多分そうそういないとは思いますが。

今回、動画のために色々事前準備していたのですが、レザーという表記を大手会社が徐々に使い方を変え出していますね。素早いなぁ・・・ここらはもう1年くらい後にくわしく書けるかな、と思います。

●最新号の「かわとはきもの」の革の特性、が破断損傷、という非常に価値ある内容だった

東京都立皮革技術センターが機関紙として出してくれている「かわとはきもの」で、毎号連載中の「クレーム事例から学ぶ革の特性」ですが、今号がちょうど「破断、損傷」という内容でした。


「かわとはきもの」は毎回PDFで配布してくれています。毎号価値ありますので問答無用でPDFを持っておいたほうがいいです。


革のトラブル事例は多岐にわたります。特に今回の破断・損傷は、合皮と区別しづらいケースも多く、文章とカラー写真で見ることができる貴重な資料です。

●1944年の革の資料が手に入った 戦う水産皮革

5年越しでようやく入手した「子供の科学」。国立国会図書館国際子ども図書館まで行ってもなかったため、さっさと購入。日本の古本屋、バンザイ、ですわ。

1944年の終戦1年前くらいの雑誌で水産皮革の戦争利用を扱った内容。これでこのブログ1本書こうかな、と思ったのですが、今月はイベント情報まつりでした。またどこかで。

革の歴史を調べようと思うと食文化・宗教・戦争をかじらないといけないので、この記事は非常に面白いですな。

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●2024年1月18日(土)~19日(日)「本日は革日和♪」開催予定(大阪・奥なんば)

・lized、zitotoolsや他の会社を招いての展示会を大阪・大国町近辺で予定しています。展示会は事前予約制予定です。
・当日は他の革屋さんによる感謝セールも段取り中です。

今後予定は下のHPトップに載せておきます。


カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

10月17日(火)、東京都心で2023年で138日目の「夏日」を観測。東京都心の夏日の過去最多記録は140日。記録更新の可能性がありそうですね。先日、「靴磨き選手権」東京予選にお邪魔してきました。今年は記録的な暑さでしたが、東京予選の会場も熱気にあふれ、まるでサウナのような状況。予選参加者の奮闘とともに会場全体が盛り上がりました。レポートをまとめましたのでご覧ください。
このほか、今回もイベント、メディア情報ほか、さまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


【レポート】「靴磨き選手権大会2023」予選

一般社団法人日本皮革製品メンテナンス協会主催による靴磨きの技術を競うイベント、「靴磨き選手権大会2023」の予選が東京と大阪で行われ、東京予選にお邪魔してきました。


「靴磨き文化の発信と発展」を合言葉に2018年に第一回が開催された同大会が、3年ぶりに復活。1st Round 2回とFinal Roundの合計3大会が実施されます。

今年度は、一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)の新プロジェクト、皮革・革製品のサステナビリティを発信していくThinking Leather Action(TLA)事業とのコラボ企画が実現。各会場を一番盛り上げた参加者に、「実は、革ってサステナブル賞」を贈呈。靴に使われる革は食肉の副産物であることから、お肉のカタログギフトを賞品としてご用意しました。
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さらには、「靴磨き選手権大会2023」選手名鑑にTLA広告を掲載し、各会場で、TLAポスターが掲出され、リーフレットを配布。
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革靴が好きなユーザー、靴磨きをして長くいいものを愛するユーザーに向け、TLA事業、そしてジャパンレザーの魅力を発信します。
★写真は大阪予選のようすです。
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審査は、テクニカルポイント(靴磨きの基本的な技術)とプレゼンテーションポイント(靴磨きを通じた表現力)の2つに分けて、実施。
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テクニカルポイントに関しては約7項目を過去の大会優勝者やレザーに造詣の深い方が大会を通じて審査されました。プレゼンテーションポイントは靴磨きを通じた魅力を約4項目に分け、審査が実施されました。
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大阪予選は、9月9日(土)、大阪・梅田 阪急うめだ本店 阪急うめだホールで開催。大会プロデューサー 田代径大さんがMCとして登壇。解説として服飾ジャーナリスト 飯野高広さんが登壇し会場を盛り上げます。ファイナルラウンド進出者6名が決定しました。
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エントリーNo.6 小川 恭生さん

エントリーNo.10 𠮷冨 純弘さん

エントリーNo.18 柏 正信さん

エントリーNo.33 山岸 賢治さん

エントリーNo.36 西岡 ぺこさん

エントリーNo.37 安部 春輝さん
(以上、エントリーナンバー順)

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「実は、革ってサステナブル賞」は、阪急メンズ メンズファッションバイヤー 芝崎優輔氏が選定した、株式会社革靴をはいた猫 藤井琢裕さんが受賞しました。おめでとうございます!

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東京予選は、10月7日(土)、東京・有楽町 阪急メンズ東京前コンコースで開催。同じく大会プロデューサー 田代径大さんがMCとして登壇。解説として服飾ジャーナリスト 飯野高広さんが登壇し会場を盛り上げます。ファイナルラウンド進出者6名が決定しました。
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エントリーNo.5 大平 雄太さん
@shoeshine.ohira

エントリーNo.12 新庄 海地さん
@fans_shinbashi

エントリーNo.24 熊田 圭一郎さん
@shoeshiner.bear

エントリーNo.29 木嶋 友和さん
@kutsubigaku

エントリーNo.31 折茂 佳名人さん
@kanato_orimo

エントリーNo.55 新井田 隆さん
@niitaman_brift_h
(以上、エントリーナンバー順)

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「実は、革ってサステナブル賞」は、服飾ジャーナリスト 飯野高広さんが選定した、GMTFACTORY 冨樫輝好さんが受賞しました。おめでとうございます!
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会場でコメントをいただきました。
「革製品をもっと気軽に使っていただきたいです。ヴィ―ガンレザー(と呼ばれるレザー調マテリアル)など、いろいろな素材が出てきていますが、迷わずリアルレザーを選んでほしいですし、(アイテム選びやお手入れなどで)困ったときにはわれわれに聞いてほしい」(冨樫さん)。
熱いメッセージ、ありがとうございます。ユーザーの皆さまに、上質な日本製革製品をお求めいただき、お手入れをしながら、長く愛着していただきたいですね。

そして、本選は、11月18日(土) 13:00~17:30、銀座三越 9F テラスホールにて開催されます。どうぞ、お楽しみに。

また、10月19日(木)~22日(日)、上野公園噴水広場で行われる、発見!体験!ショッピング!「台東ファッションZAKKA祭2023」、および、10月20日(金)~22日(日)、浅草広域エリアで行われる人気イベント「浅草エーラウンド」でも、TLAポスターが掲出され、リーフレットを配布予定です。くわしくは、下記の内容をご覧ください。


【イベント情報】「台東ファッションZAKKA祭2023」

2023年、上野公園でデビューする新しいファッションザッカのイベント「台東ファッションZAKKA祭2023」が10月19日(木)~22日(日)、上野公園で開催されます。
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「台東ファッションザッカ祭」は、ものづくりの街・台東区周辺のメーカーと一緒に、この地ならではの"ものづくり"を発信する、新しいスタイルのファッションザッカのイベントです。

≪発見!体験!ショッピング!≫をコンセプトに、パネル展示やワークショップ、「したまち小粋マーケット」、「したまち小粋ファクトリーツアー」など、幅広いユーザーが楽しめるコンテンツを展開。「お祭りのように、わいわい賑わってもらいながら、もっとファッションザッカを知って・触れてもらいたい」、そんな想いが込められています。

今回のイベント初年度、2023年は、上野公園が150周年を迎えるメモリアルイヤー。東京都主催「上野恩賜公園開園150周年総合文化祭」に合わせ、イベント内にブース出店。キッチンカーやステージショーなど公園全体でイベントを行うそうですので、こちらもお見逃しなく。




【イベント情報】「浅草エーラウンド」

革の街・靴の街 浅草のビッグイベント「浅草エーラウンド」が10月20日(金)~22日(日)の3日間、浅草周辺で行われます。2013年から始まった浅草エーラウンド。今年で10周年を迎えます。まち歩きツアー、ワークショップなどコンテンツがいっぱい。


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当ブログ連載でお馴染みの村木るいさんが主催する「本日は革日和♪」も出展。


「ある精肉店のはなし」という映画を、革のイベントで上映会をします。
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肉屋さんを扱ったドキュメンタリー映画で、配信もDVD化もしていない上映会のみで見られる映画です。「革は食肉産業の副産物」であること、「食肉の副産物である皮」を有効活用することがよく理解できる内容です。


東京都立城東職業能力開発センター 台東分校と東京都立皮革技術センター 台東支所の施設公開、創業支援施設、浅草ものづくり工房の施設公開も。

令和5年度 東京都立皮革技術センター 台東支所の施設公開は10月20日(金)に行われます。試験室、かわとはきものギャラリー及び東京都立城東職業能力開発センター 台東分校 製くつ科が一般に公開される貴重な機会です。同日にはセミナー「婦人靴のヒール取付強さについて」も行われます。

全国の革製はきもの製造事業所の約3割が東京都に集中し、さらにその約4割が台東区に所在しています。こうした立地条件に鑑み、東京都では地場産業の振興のため、靴に関する総合的サービス施設として、試験研究機関(台東支所)と職業訓練機関(台東分校)の二組織を同一施設に設置して連携することにより、各々の事業に相乗効果を発揮しています。




【ライブ配信情報】「ジャパンレザーVOICE」

インターネットラジオ×YouTubeハイブリッド型動画コンテンツ配信「ジャパンレザーVOICE」(#レザボイ)第16回が、10月18日16:00からアズーリFM公式サイトよりライブ配信(生放送)されます。
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「キーパーソンインタビュー」
皮革業界の第一線でご活躍のキーパーソンや新進気鋭のクリエイターにご依頼しています。今回のゲストは、バッグ業界、革小物づくりの概念を更新するような新しい取り組みを次々と発表し、話題のものづくり集団、waji代表 菅野裕樹さんが登場!
「ジャパンレザー最新トピック紹介」
ジャパンレザーに関するさまざまなトピックを厳選してご紹介します。秋はレザーの季節。11月03日は「いいレザーの日」ということもあり、皮革産地をはじめ、各地でレザー関連イベントが行われます。それらを一気にお知らせしてまいります。

後日、放送後記&見逃し配信動画の公開もありますので、どうぞお楽しみに。



【イベント情報】「姫路城皮革フェスティバル」

11月2日(木)~6日(月)、姫路皮革製品推進協議会主催イベント「姫路城皮革フェスティバル」が大手前公園で行われます。


姫路を拠点とするタンナー、皮革関連の事業者の皆さまが出展して、つくり手、クリエイターの皆さまが手がけた革製品をはじめ、ファクトリー直送のレザー、皮革産地ならではの高品質のジャパンレザーが展示販売。「全国陶器市」と「姫路菓子まつり」も同時開催されます。
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昨年開催分について、出展社 株式会社山陽の公式サイトでレポートを公開なさっていますので、ご覧ください。



【コンテスト情報】「ジャパンレザーアワード2023」

今年で16年目を迎えた国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード2023」公式サイトで選定作品が発表されました。

「ジャパンレザーアワード2023選定作品」は、全応募作品214点から審査員による厳正な審査を経て選ばれた優れた作品です。

一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)では、毎年、「ジャパンレザーアワード」を開催することにより、国産のなめし革等を使用した作品を全国から募集し、審査により優れた作品を選出することで、新たな"発想・表現"のできる人材の発掘と育成に取り組んでいます。

革の魅力を存分にお伝えするため、3つのフロアでイベントを開催。初日は審査会を実施。 2017年度より同アワード審査員長を務める長濱雅彦(東京藝術大学美術学部教授)さんをはじめ、デザイン界、ファッション界の第一線で活躍する審査員により、厳正に審査されました。

受賞作品は、選定作品の中から特に優れた10作品が選出されます。10月26日(木)に発表予定です。また、選定作品に選ばれた応募者には、12月上旬頃に功績を称える記念品が届けられる予定です。どうぞお楽しみに。


カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

10月の3連休が終わり、やっと秋らしくなってきました。ジャパンレザー関連イベントが各地で行われ、皮革業界のビジネスパーソンのなかにはノンストップの方も多いと思います。皆さま、お疲れの出ませんように。
今回もイベント、メディア情報ほか、さまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


【YouTube情報】「JLIAtv」

一般社団法人日本皮革産業連合会 公式YouTubeチャンネル「JLIAtv」で新着動画が公開中!


昨年ご好評いただいた革手袋特集の第二弾。香川県の東端に位置する東かがわ市は、約130年という長い年月のなかで、時代によって変わるニーズに応えてきた手袋のまち。

現在では、商品の多様さ、品質の高さなどから、国内はもちろんのこと、世界でも屈指の手袋総合産地として知られるようになりました。

10月からスタートしたNHKテレビ朝の「連続テレビ小説」は、戦後の大スター、笠置シヅ子さんがヒロインのモデルとなっている「ブギウギ」。なんと、東かがわはヒロインの出身地として話題が集まっています。

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動画では、グローブミュージアム 公式ウェブサイトをバーチャルツアー感覚でご紹介。「産地のあゆみ(手袋産業のあゆみ)」に「人物紹介」のテキストも加えて歴史をひも解き、世界の手袋やアスリートの手袋もピックアップしています。

放送内容を掘り下げた放送後記も併せてご覧ください。



【展示会情報】「国際サステナブルファッションEXPO秋展」

「ファッションワールド東京」が10月10日(火)~12日(木)、東京・有明 東京ビックサイト 東展示棟で行われています。構成展のひとつ「国際サステナブルファッションEXPO秋展」では、日本の皮革素材や革製品を集めた16社の展示ブース「ジャパンレザーショールーム」(ブースNo. A21-6, A22-6)が出展。

皮革素材は老舗タンナーからサステナブルレザーまで豊富なラインナップ。革製品はシューズからバッグ、小物からジュエリーまで幅広いジャンルのブランドが登場しています。お出かけの際は、ぜひ、お立ち寄りください。



【イベント情報】東京都立皮革技術センター

東京・東墨田 東京都立皮革技術センター(本所)が10月15日(日)に主要施設・設備を一般公開。東京都立皮革技術センターは、東京の伝統的地場産業である皮革関連産業の振興のため、皮革に関する試験・研究・技術支援等を行っています。

製品革に仕上げるための機械やいろいろな試験機器の見学、「革工芸体験」(ピッグスキンを使った巾着づくり)、革製品の保管やお手入れの方法など、あらゆるお悩みをレスキューする「皮革何でも相談」のほか、恒例のブルーベリーの苗木プレゼントも人気。準備数がなくなり次第終了ですので、お早めに。

周辺エリアの皮革産地をめぐる企画「きねがわスタンプラリー」も同日開催。ジャパンレザーを深く理解できるきっかけになりますよ。



【イベント情報】杉野服飾大学

「ジャパンレザーアワード」歴代のグランプリおよび各賞受賞者を輩出した杉野服飾大学ファッションプロダクトデザインコースのグループ展、「SUGINO FASHION PRODUCT とその仲間たち」が杉野服飾大学併設のギャラリーUで開催中です。
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「ファッションプロダクトは楽しい」というコンセプトをもとに、研究室のスタッフとファッションプロダクトデザインコース卒業生の仲間たちとのコラボレーション展示。さまざまな作品が並び、楽しい空間です。10月14日(土)まで。



【メディア情報】「LEON」 

9月25日発売の「LEON」2023年11月号 (206~209ページ)「どこかに一点プラスするだけでお洒落を格上げしてくれます さり気にエキゾがラグジュアリーでリッチの極み!」に、エキゾチックレザー製品が掲載されました。
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今回は、クロコダイルのショルダーバッグ、ちびサコッシュ、ミニクラッチ、リッチな革小物(財布・名刺入れ・眼鏡ケース)の4カテゴリー、12社18製品がピックアップ。誌面では製品の写真が大きく、レザーの色合い、風合いがわかりやすくなっています。秋の装いプランとショッピングの参考になさってください。

想定ユーザーやライフスタイルを明確化し、どんな仕事や暮らしをしている人に使ってほしいか?という「使う人提案」も大事になると思います。ものを選ぶことが苦手なユーザー層が一定数いらっしゃるので、そんな方々がものを選ぶ際のサポートとなるべく、キーワードやハッシュタグを設定し、検索などの対応もしたいですね。そういう意味では、ターゲットが定まっているメディアの存在は非常に重要です。
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「エキゾチックレザーマーケットジャパン」でも「LEON」2023年11月号の内容を紹介予定。過去の掲載ページ、掲載アイテムもチェックしていただけます。ご活用ください。




カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

10月1日は中国の祝日、国慶節。この日から1週間、連休となっているそうです。先週末から中華圏から来日する旅行者が大幅に増えたように感じています。ジャパンレザーをアピールする絶好の機会。移動制限のない久々の秋の休日。しかも晴天ということで、国内のお客さまを含め、街は賑わっていてホッとしますね。
今回は先週末、東京・渋谷で行われたイベントをレポート。ぜひ、ご覧ください。


【レポート】「ジャパンレザーアワード」

今年で16年目を迎えた国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード」の応募作品展が9月30日(土) ・10月1日(日)の二日間、渋谷ストリーム ホールで行われました。
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一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)では、毎年、「ジャパンレザーアワード」を開催することにより、国産のなめし革等を使用した作品を全国から募集し、審査により優れた作品を選出することで、新たな"発想・表現"のできる人材の発掘と育成に取り組んでいます。
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革の魅力を存分にお伝えするため、3つのフロアでイベントを開催。初日は審査会を実施。 2017年度より同アワードの審査員長を務める長濱雅彦(東京藝術大学美術学部教授)さんをはじめ、デザイン界、ファッション界の第一線で活躍する審査員により、厳正に審査されました。受賞作品は後日発表されますので、当ブログでもお知らせいたします。

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審査会終了後は、いよいよ全応募作品214点を一般公開。応募なさった皆さまをはじめ、ジャパンレザーファンが駆けつけてくださいました。
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今年度はファミリーでのご来場が増えました。大きめのベビーカーでも行き来しやすい通路設計となっており、混雑時にもトラブルなくスムーズにご覧いただけました。

入口に入ると、昨年度の受賞作品を展示。初めて見る方にはひとつの指針となり、今年度の応募作品が見やすくなっています。
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このほかのフロアでもコンテンツが充実。5Fは、「体験ブース」。
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「体験型展示 革に触れてみよう!」では、さまざまな種類の革を展示し、触っていただけるような仕様。アトラクション感覚で楽しさいっぱい!
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TLA(Thinking Leather Action)についてもパネルでご紹介。 TLAは、 一般社団法人 日本皮革産業連合会の新プロジェクト。「実は、革ってサステナブル」をキーワードに、皮革・革製品についての正確な情報を発信しています。「台東ファッションZAKKA祭2023」<10月19日(木)~22日(日)/上野公園噴水広場>「浅草エーラウンド」<10月20日(金)~22日(日)/浅草広域エリア>でもTLAパネルが掲出されますので、ご注目ください! イベントの情報は来週の更新分でお知らせいたします。

メイド・イン・TOKYO の革のショールーム「LEATHER LABTOKYO produced by T.M.Y's」では、皮革産地として知られる東京都墨田区で20年ぶりの新工場を開設し話題の事業者。
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撥水加工のスエード100色展開や、持ち込みの画像データを基にしたインクジェットプリントによるオリジナルレザーづくり(1枚からオーダー可能)など、クリエイターに寄り添う革づくりに信頼が寄せられています。

学生制作の作品展示(杉野服飾大学/専門学校ヒコ・みずのジュエリーカレッジ/文化服装学院)には、各校のパンフレットを設置・配布。
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入学希望の若い世代にアピールしていました。

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無料ワークショップ、オリジナル「革のネームタグ」を作ろう!は、お子さんに大人気。栃木レザーのヌメ革を使い、好みの刻印にチャレンジ。
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皆さんお気に入りの作品ができたようです。

当ブログ月イチ連載でお馴染みの村木るいさんがオーガナイズする「本日は革日和♪」ブース。
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革製品製作の機械や工具などの展示のほか、村木さんによる漉き機のレクチャーも行われ、レザークラフトファンからビジネスパーソンまで幅広く訪れました。

6Fは、「Leather World Music Concert」演奏会。
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4Fに「レザーをつかった世界の楽器」を展示し、イントロダクションとなるよう、わかりやすくご案内。
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ちゃるぱーさの演奏会やアフガニスタンの楽器のレクチャー、ガムラングループ ランバンサリ、ジャワのガムランと影絵芝居ワヤンなど、なかなか聞くことができない音楽、見ることができないパフォーミングアーツに感動! やさしい音色で会場が一体となりました。

渋谷はアクセス便利でご来場なさった皆さまに好評。なかには香港から訪れた方もいらっしゃいました。レザーは世界の共通言語のような存在。言葉以外でもジャパンレザーの魅力で、世界各国の皆さまとつながりたいですね。来年の開催にもご期待ください。



【レポート】「LEATHER WORLD 2023」

9月30日(土) ・10月1日(日)の二日間、人気イベント「LEATHER WORLD(レザーワールド)」が渋谷スクランブルスクエア 7Fで行われました。
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2016年から始まったレザーの祭典「LEATHER WORLD」は、革がもつ「色合い」「種類」「大きさ」「質感」レザーの魅力に多面的に触れることができる体験型イベント。「LEATHER CARE」「WORK SHOP」「QUIZ」「BRAND & LEATHER」などのコンテンツが充実。
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レザーに関する知識を深めるエデュケーション空間が、とてもよろこばれていました。
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世界一のシューシャイナー 長谷川裕也さんに学ぶハイシャインとシューケアをはじめ、ケア製品国内トップメーカー、コロンブスのエキスパートによるお手入れ相談会、レザークラフトのワークショップなども人気を集めました。
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レポートは、「タイム&エフォート」公式ウェブサイトで公開予定。どうぞお楽しみに。



【レポート】「テーーマ」

渋谷スクランブルスクエア 2Fでは、9月16日(土)からスタートした「テーーマ teema」のポップアップショップが10月1日(日)で終了となりました。
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「テーーマ」別注アイテムも登場し、ジャパンレザーファンの皆さまが次々と訪れてくださいました。そして、今回の目玉企画、自分だけのとっておきのレザーアイテムをつくれるカスタマイズ。
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「ユードット」「エム・リップル」「モジャカワ」など、新進気鋭の人気ブランドの注目アイテムを自分らしいオンリーワンアイテムに。
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実際の素材や形のサンプルも登場し色や素材感を試すだけでなく、クリエイターによる製品説明も好評。
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熱量の高いトークにジャパンレザーファンが共鳴。リアルな場でのコミュニケーションにより、革製品への愛着がさらに増していきそうです。

「テーーマ」は、レザーのつくり手が選び抜いたアイテムを提供するオンラインストア。つくり手の視点から見て素晴らしいと感じるアイテムをセレクトし、それぞれのクラフト(手間)とテーマ(世界観)を通じて魅力を発信しています。 革製品の紹介はもちろん、革製品を主役にしたスタイリングのファッション写真、レザークラフトのレシピ、道具などなど、ワンストップで見て・選んで・楽しめる、いままでにないウェブサイトです。ぜひ、ご活用ください。


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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