欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2014年12月10日 の記事

カテゴリー: 国内革事情




第91回 東京レザーフェア(TOKYO LEATHER FAIR)が、
12月4日(木)・5日(金)の2日間行われました。

つくり手に刺激を与え、創作意欲の向上、皮革の需要の拡大、
業界の発展につながることを目的とした
日本最大級の規模を誇るマテリアルの展示会です。

近年、皮革業界だけでなく、
異業種、小売店、一般消費者へ向け、
皮革の可能性、魅力をアピール。

最新素材の提案だけでなく、
トレンドや情報発信の場として存在感を増しています。



今回は新たな取り組みとして、
日本を代表するセレクトショップにオファー。

BEAMS、URBAN RESEARCH とのコラボレートが実現しました。


<大人のリラックス・リゾートスタイル>を表現するBEAMS。

なんとレザーでサーフボードカバーを !

そのほかトートバッグやトップスなども登場。

シンプルなデザインが上質な素材感を
よりよく伝えます。



URBAN RESEARCHは<都会で着るエレガントなレザースタイル>を提示。

トレンド継続のスポーツサンダルを洗練されたプロダクトに。

注目カラー・ホワイトのウェアや半袖アウターも。

天然素材としてのレザーの特性を生かした新鮮なデザインがいいですね。



このほか、トークショーでは、
ビームス  社長室 新規事業部 主任
児玉正晃さん、
アーバンリサーチ  事業本部 第一営業部 URBAN RESEARCH デザイナー
岩田真理子さんが登壇。


<セレクトショップが求める、レザー、皮革製品とは ?>、
マーケットの現状、未来について熱く語りました。



会場で調査されたアンケートには...


「シンプルなデザインの中に素材の美しさが際立っていた」
「軽やかな素材使いが素敵」
「ビーチリゾートという一見レザーとは
 マッチしないシーンでよくここまで表現できていた」
(以上 BEAMSへの意見)


「レザーをカジュアルなスタイリングに取り込んでいてよかった」
(以上 URBAN RESEARCHへの意見)
<すべて ファイブメディット株式会社 調べ>


と、いい反応が寄せられました。



ファッションマーケットと連動するプログラムが話題となり、
学生や若年層ユーザーの掘り起こしに成功。

会場変更の影響も軽微で来場者数も堅調です。


「今までのものづくりとは異なるアプローチで可能性が広がり、
 一歩抜け出た取り組みとなった。
 どんなマーケットに革の風合いを生かせるか、
 今後も、こうした協業を継続したい」と
協同組合資材連 西谷秀機理事長
(「繊研新聞」12月5日2面より)


次回は、革の街、東京・浅草で開催予定。

進化する東京レザーフェア、今後も楽しみですね !!





■ 参考URL ■


 東京レザーフェア <http://tlf.jp/>

 ※ ファッションショーの写真は、
   <東京レザーフェア PR事務局>にご協力いただきました。


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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