欧米ブランドに「負けていないぞ!」

2015年11月11日 の記事

カテゴリー: 国内革事情


イースト東京・浅草のビッグイベント
「エーラウンド 2015」のレポート、続きましては、
<TOKYO LEATHER & CRAFT MUSEUM>。

隅田公園.JPGのサムネイル画像

浅草の革とモノづくりを伝える博物館としてメイン会場となる
隅田公園リバーサイドギャラリーに会期中限定で開館。

「エーラウンド」初の試みです。

会場の賑わい.JPGのサムネイル画像

観光地、浅草らしく、外国からのお客さまも増え、
インターナショナルな雰囲気でした。

IMG_1781.JPG

エントランスを入ると両サイドにさまざまなレザーがお出迎え。

レザーの展示.JPGのサムネイル画像

浅草を拠点とする企業、事業者が出品。


レザーの展示2.JPGのサムネイル画像

ユーザーが普段目にすることがないサンプルなども設置され、
クリエイター気分を味わえました。


はきもの展.JPGのサムネイル画像

浅草で培われてきた
140年以上のモノづくりの歴史についての展示や
世界のはきものに関する資料も充実。

ほかにも昭和の高度成長期を駆け抜けた
靴メーカーの広告ビジュアルなどもあり、
そのレトロなデザインとクリエイションが異彩を放ちました。

トーキョーエル 1.JPGのサムネイル画像



浅草の地場企業と気鋭のデザイナーとの
コラボレートによるプロジェクト
TOKYO L(トーキョーエル)では革製品の新しい可能性を提示。

今回は動物や恐竜をかたどった
アニマルラバーバンドなどのプロダクトで知られる
アッシュコンセプトを迎え、再始動。

4組のデザイナーと地元企業4社の協業による試作品をお披露目。

トーキョーエル 2.JPGのサムネイル画像

個性的なルックスが目をひきますが、
クオリティが高いのも特長。

アイスクリームのカップをモチーフとしたケースは、
靴の製法が取り入れられています。

トーキョーエル 3.JPGのサムネイル画像

ピッグスキンを用いた、ぶたのぬいぐるみや
アロマグッズ、アイスクリームのカップをモチーフとしたケース、
食パン型のケースなどユニークなデザインがいっぱい。

各商品の販路開拓までを視野に入れ、
今後、実際に商品として販売される予定です。



つくり手の実演も好評。

康さん ヒキ.JPGのサムネイル画像

伊勢丹メンズ館のイベント参加でも話題を集めた康製甲所。

女性製甲職人が手仕事を披露。


ひさごてい.JPGのサムネイル画像

自身のブランド ひさごていのシューズをつくる永松さん。

その手さばきの美しさにうっとりと眺めるかたもいらっしゃいました。



参加型プログラムも充実。

コロンブスWS.JPGのサムネイル画像

老舗ケアグッズメーカー コロンブス社のワークショップでは、
レザーの着色にお子さんたちもチャレンジ。

コロンブスWS 3.JPG

革製品の魅力を知る きっかけとなりました。



回を重ねるごとに内容がグレードアップしている同イベント。

来場者も呼応するように増加しています。


地場産業、若手クリエイターたちの
熱い想いが、大きなムーブメントへとつながって。


来年初頭には、台東区コミュニティバスの新路線<ぐるーりめぐりん>が年明け1月31日から運行スタート予定。浅草&奥浅草エリアのアクセスが便利に。


イベント開催時期以外でも、訪れたくなる街として
さらに注目を集めそうですね。



■ 参考URL ■

 エーラウンド
 <http://www.a-round.info/>


次回の更新は11月19日(木)を予定しております。どうぞ、お楽しみに。





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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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