欧米ブランドに「負けていないぞ!」

June 19, 2024

ジャパンレザー NEWS【まとめ】2024年6月(3)

カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

ボーナスシーズン目前。自分へのご褒美などをお求めになる方も少なくないと思います。7月に新紙幣発行を控え、財布の新調にも最適。ぜひ、上質な日本製革製品をお選びいただきたいですね。

今回もイベントやメディアのトピックなどをまとめました。参考にしていただけますように。


【コンテスト】「ジャパンレザーアワード2024」

国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード2024」公式ウェブサイトが公開されました! 

「ジャパンレザーアワード」は今年で17年目を迎えます。国産のなめし革などを使用した作品を対象とし、革を用いた製品の、新たな可能性を見出すアワードです。このアワードを通じて、新たな"発想・表現"のできる人材の発掘と育成に取り組んでいます。
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今年のジャパンレザーアワードも進化しています! 

今年度から「テーーマ賞」を新設。国内初のジャパンレザーの総合プラットフォーム「テーーマ\teema」の責任者 岩城さんが厳正に審査。ファッションの視点で選出され、受賞作品は「テーーマ」への掲載が叶います。テーーマ賞を受賞した作品には国内ECサイトおよび越境ECサイトでの販売を試みます。

また、昨年度から「選定作品」が新設され、部門賞の審査時に選定された作品を発表。受賞の可能性が大きく広がりました。
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9月28日(土)・29日(日)の二日間、全応募作品を展示するイベントを開催予定。

そして、テーーマ賞を除く全ての受賞作品は、消費者に"新たな発見"をもたらす体験型店舗「b8ta Osaka - Hankyu Umeda」(大阪・阪急うめだ本店 8階)に、12月1日(日)から1月6日(月)にわたって展示。
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b8taでは、来場者への説明はもちろん、ヒアリングも。作品へのリアルな声が各受賞者にフィードバックされます。ユーザーの反応、貴重なデータが得られるのも受賞のメリットですよ!

事前エントリーも6月17日(月)からスタート。この事前エントリーに申し込まないと、作品応募ができませんので、応募される方は必ずお申込みください。デザイン画ではなく、製品でご応募できることも大きなメリットです。企画・デザイン・ものづくりを分担しコラボレーションするチームでのご応募も可能ですよ。

公式サイトの申込みフォームに氏名、連絡先など、シンプルな内容を入力するだけ。スマートフォンにも対応しているので、どなたでも簡単にエントリーしていただけます。

「ジャパンレザーアワード2024」募集告知リーフレット、応募要項の冊子が公開されました! ぜひ、チェックしてください。


事前エントリーもお忘れなく!!



【写真展】上吉川祐一さん「いのち」

村木さん連載でもお知らせしましたが、埼玉県川口市 西川口レオフォトギャラリーにて上吉川祐一写真展がスタート!
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写真展「いのち」は、富士フイルムギャラリー(東京・札幌・大阪)の会期が無事終了。大阪展では会期中14日間で8,000名もの来場者を記録したそうです。

「皮革産業の盛んな兵庫県たつの市で生まれ育ちました。初めて牛革財布の撮影依頼を受けたのは15年前。その後も依頼をいただく中で、どのような過程を経て牛革製品となっていくのかに興味が湧き、取材を続けてきました。食肉加工をするための屠畜場では目を背けたくなるようなシーンもありましたが、大切な命をいただいて生活をしているという事実にあらためて気付かされました。私たち消費者が目にするのは製品となった後ですが、その過程には多くの人たちが関わっています。写真展を通じてその人たちの思いとともに私たち人間は動物や生き物たちに生かされているということが少しでも伝わればうれしく思います」(上吉川祐一さん/フジフイルムスクエア公式ウェブサイトより)。
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上吉川さんが、畜産農家からタンナーまでを丁寧に取材し、牛革製品が完成するまでの過程を撮影した作品を展示。

食肉の副産物として産出される皮を利活用してつくる牛革製品を通じ、「いのちの大切さ」について考えるきっかけになりそうですね。

写真集「かわと生きる」(ulus publishing)も発売されました。牛の「皮」が「革」となるまでの過程を丁寧に追いかけた、ほかに類のない一冊。革なめし職人(タンナー)へのインタビューも収録されています。

写真展会期中の6月29日(土)と30日(日)には、トークショー(各日ともに13:00から)の予定も。必聴ですね。


JILA公式ブログでは、皮革業界の情報発信に信頼が寄せられる、村木るいさんが上吉川さんにインタビュー。こちらも併せてご覧ください。



【イベント】「etcSHIPS」

エキゾチックレザーファッションコーディネート提案企画が「note」で高く評価されるなど、幅広い活躍でお馴染みの鎌倉泰子さん。

鎌倉さんが手がけるセレクトショップ型ポップアップショップ「etcSHIPS -エトセトラシップス-」が広島初開催! 6月20日(木)~26日(水)、福屋 広島駅前店で行われます。
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"365日の特別な普段着"のために、心に響くものだけを一つひとつ丁寧に選びとる。⁡⁡⁡
ディテールに宿る作り手の美意識、⁡その存在の理由に心奪われて。「好き」を集める毎日は、輝く瞬間に満ちている。⁡⁡⁡特別感溢れるアクセントアイテムたちが集まるスペシャルショップです。シューズ、バッグ、革小物、アクセサリーなど多彩なジャンルの9ブランドがピックアップされました。

参加ブランドのひとつ「n.number」がパイソンの財布をリリース。エキゾチックレザーの目利き、株式会社トムズから供給された上質レザーでつくられています!
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「エトセトラシップスに向けてお作りしました、エヌナンバーはじめてのリアルパイソンをご覧いただけます。艶がありながらもソフトな質感。⁡両方兼ね備えた優美な仕上げのお財布は日常を特別な日に変えてくれる・・・ラグジュアリー素材には、そんなパワーが備わっているような気がします。⁡
カラーはニュアンスが美しいグレージュ。⁡大人のファッションに似合う天然のモチーフは、手の中で輝きを増してくれることでしょう」(「n.number」三上直美さん) 
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広島周辺にお住まいの皆さま、ぜひ、お出かけください。



【イベント】書籍発売記念 財布職人座談会

人気書籍「一流サンプル職人が教える」シリーズの第三弾、「一流サンプル職人が教える本格レディース財布の仕立て方」が6月24日(月)に発売。レディース財布の王道、三型のつくり方を展開図や豊富な写真とともにくわしく解説している一冊です。

同書発売を記念した座談会が6月23日(日)、なんばカルチャービル 5Fで開催されます。
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監修者 アトリエKI 池田耕平さんと、当アワード歴代の部門賞受賞 中村保義さんが登壇!

「2人のサンプル師のお金の稼ぎ方」
「サンプル師って儲かるの?」
「プロとアマの定義ってなんだと思う?」
「今の仕事は楽しいですか?」
「どういうところが辛いですか?」
「サンプル師の仕事の楽しいこと楽しくないこと」
などなど、当ブログ連載でもお馴染みの村木るいさんが鋭く質問し、リアルなトークを引き出します。

参加については、「レザークラフトフェニックス」で該当の書籍を予約購入した方のみ参加可能。当日参加できない方には、座談会の録画データが送付されますよ。



【メディア】「何を隠そう...ソレが!」

各界から選ばれし語り手たちが披露する"逸話"に学ぶ新雑学バラエティ番組、「何を隠そう...ソレが!」(テレビ東京系/21:00~)6月12日(水)放送分は、足立区の最新(秘)バナシ【穴場で安くて住みやすい訳】。足立区のイメージが変わるような特集でした。

革製品づくりが盛んな足立区を代表する企業として、ハルタ、土屋鞄製造所が登場。ハルタのローファー、土屋鞄製造所のランドセルのヒットの理由も紹介されました。
「TVer」で見逃し配信中。本日6月19日(水) 21:53 終了予定です。


プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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