欧米ブランドに「負けていないぞ!」

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カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

2月22日は「猫の日」(ニャンニャンニャンの語呂合わせ)。猫ブームに寄り添う革製品が人気を集めています。先日もポップアップイベントで最新傾向をお聞きしてきました。2つ目のトピックでご紹介いたします。
今週も最新トピックやイベントをお伝えいたします。参考にしていただけますように。


【ライブ配信情報】「ジャパンレザーVOICE」

インターネットラジオ×YouTubeハイブリッド型動画コンテンツ配信「ジャパンレザーVOICE」(#レザボイ)第20回が、2月21日(水) 16:00からアズーリFM公式サイトよりライブ配信(生放送)されます。


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「ジャパンレザー旬暦」革製品紹介&「キーパーソンインタビュー」
同番組のレギュラーコーナー「ジャパンレザー旬暦」、革製品紹介&「キーパーソンインタビュー」(隔月ごとにオンエア)のセカンドシーズン各回の振り返りを駆け足でお届け。

「ジャパンレザー最新トピック紹介」
人気サイト「ジャパンレザージャーナル」最新コンテンツ、3月12日「サイフの日」キャンペーン、3月15日「靴の記念日」キャンペーン など、ジャパンレザーに関するさまざまなトピックを厳選してご紹介いたします。

ぜひ、ご視聴ください。


【レポート】「TLGFC」
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東日本バッグ工業組合 組合員有志による人気イベント、「TOKYO LEATHER GOODS  FACTORY COLLECTION」のポップアップイベントが本日2月21日(水)まで池袋駅構内 南改札外イベントスペース(東武百貨店 B1F 6番地入り口前)で開催中です。

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2月22日(木)の「猫の日」に合わせた、猫モチーフのチャームがヒット中。
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べっこう調のマーブル柄革財布は、「愛猫のサビ柄と似ている」とお迎えくださったお客さまもいらっしゃったそうで、猫ブームの底堅さを実感しました。<ベルラベル/高梨>

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リザード、パイソンなどのエキゾチックレザー のバッグ<ペトラルカ/きくひろ>が富裕層ユーザーに好評。日経平均株価の上昇が続くなか、自分へのご褒美としてお求めになられているようにお見受けしました。
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海外コレクションから広がりつつあるトレンド「クワイエットラグジュアリー」の流れで、ブランドロゴを大きいサイズで配したデザインではなく、さり気ない上質感を表現できるマテリアルやバッグへの関心が高まっているようです。エキゾチックレザーはもちろん、色合い・風合いに優れたジャパンレザーにもご注目いただけるとうれしいですね。

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また、3月15日の「最強開運日」に向けて、春財布をお探しの方も増えています。使いやすさを追求した財布<駒屋>や、ミニミニ財布<三和袋物>も登場。細分化するニーズに対応しています。
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続いて、2月22日(木)~2月28日(水)、JR船橋駅構内(さざんかさっちゃん像付近 北口から入ってすぐ)で、「TOKYO LEATHER GOODS  FACTORY COLLECTION」のポップアップイベントが行われます。
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写真は昨年開催時に撮影させていたきました。出店メンバーも一部入れ替わります。どうぞお楽しみに。



【レポート】杉野服飾大学
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杉野服飾大学 ファッションプロダクトデザインコース 卒業制作発表会(東京・目黒)が2月8日(木)~10日(土)の三日間開催され、お邪魔してきました。
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作品とともにポスターを制作し、ヴィジュアル面も含めトータル的なプレゼンテーションが素敵で、クオリティーの高い作品ばかりでした!
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今年度は「着るバッグ」や、新しい機能の提案、また、ドイツホックをはじめとした金具使いに凝った作品が数多くありました。
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プレゼンテーションを拝見する機会をいただいたのですが、皆さん優秀で感激しました。それぞれの想定ターゲット層は「モード感のあるクール系カジュアル」が中心で、なかには「ノームコア」をイメージする作品も。アフターコロナを体感するドレスアップ、個性派コーディネートからの揺り戻しで、早くも「ノームコア」を新鮮に感じているようです。前述の「クワイエットラグジュアリー」は、本質的に若い世代が共感しにくく、シンプル&クールなテイストとしてとらえているように感じました。

「クワイエットラグジュアリー」「ノームコア」についてはこちらをご参照ください。



初夏には、別会場で開催予定ですので、改めてレポートさせていただく予定です。ご期待ください。



【イベント】文化服装学院 卒業制作作品発表

文化服装学院 卒業制作作品発表が、2月23日(金・祝)~29日(木)、文化服装学院(東京・代々木/アクセスの最寄りは新宿駅)で行われます。

同校での学びの集大成となる卒業制作。在学中に身につけた技術や知識を、ファッションショー、展示、プレゼンテーションなど、さまざまな形式で発表予定です。
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写真は前年度開催時に撮影させていたきました。

前年度のレポートが「JLIAtv」で公開中! ご視聴ください。
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バッグデザイン科・シューズデザイン科は、和歌山県製革事業協同組合および、東京都/東京製革業産地振興協議会とのコラボレーションを「東京レザーフェア」や「JFW JAPAN CREATION」で発表し、そのデザイン性、クオリティーが高く評価されています。
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【イベント】「草加レザーフェスタ」

皮革産地 埼玉・草加の人気イベント「草加レザーフェスタ」が2月24日(土)・25日(日)、草加文化会館 コミュニティ棟 1Fで開催されます。

メインとなるのは「革でつくろう!小学生以下無料のクラフト体験!!」。革でつくる動物・犬と猫のかたちのコインケース・レザーポケット・レザーキーホルダーなどつくりたいものを選んでつくることができます。レザークラフト体験は500円(小学生以下無料)。材料がなくなり次第終了となりますので、お早めに。

そのほか、地場産業である、皮革づくりについて学べる、革って何だろう?草加レザー展示コーナーもあり、大人も楽しめるイベントです。お見逃しなく。



【新プロジェクト】 和田義治さん

国内最大規模を誇る革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード」歴代の部門賞受賞者、和田義治さんからお知らせが届きました。

多彩なクリエイターが参画し人気を集める「ジャパンクリエイターズコレクション(JCC)」(東京・浅草)フラッグシップショップで、ドリンクの提供をはじめるそうです。そのための準備として、広く呼びかけがありますので、ご注目ください。


和田さんは、筋萎性縮側索硬化症(ALS)の診断を受けたことをきっかけに、2022年11月、東海道五十三次を踏破するチャレンジを行い無事完歩。ひたむきな姿が注目され、テレビ番組「news every.」(日本テレビ系 月曜~金曜 15:50~)が密着取材。その内容がYouTubeで公開され、応援の輪が広がっています。

カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

本日2月14日はバレンタインデー。日本では女性から男性へチョコレートを贈る習慣がありますが、近年は様変わり。高額製品や海外のショコラティエを招いたプロモーション、期間限定販売が行われ、チョコレートを愛好するユーザーに喜ばれています。

一方、皮革業界でも、革好きのかたへ向けて、つくり手たちがイベント出店、参加などでアピールしております。お客さまとより深いコミュニケーションができるよう、当ブログでも告知などしてまいりますので、皆さまご高覧、拡散、お願いいたします。

今週も最新トピックやイベントをお伝えいたします。参考にしていただけますように。


【コラボレーション】TLA

皮革・革製品のサステナビリティを発信するThinking Leather Action(TLA)事業の最新トピックのお知らせです。
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1月24日(水)よりエース株式会社の施設「世界のカバン博物館」(東京・駒形/最寄り駅:都営地下鉄浅草線 浅草駅)7階に、「実は、革ってサステナブル。世界のカバン博物館✕日本皮革産業連合会」、TLA常設展示コーナーが設置されました。

パネル展示をはじめ皮革・革製品を展示し、革がなぜサステナブルな素材なのかを紹介しております。
「世界のカバン博物館」は世界五大陸、50か国以上から収集された希少価値の高いコレクションをはじめ、鞄の歴史や最先端の技術紹介なども展示されておりますので、是非ご来場ください。



【レポート】皮革卸個展

皮革卸企業各社の2024年-25年秋冬コレクション個展が、1月17日(水)~19日(金)に行われました。一部ではありますが、お邪魔してきましたので、ご紹介いたします。

「富田興業」
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「革の解放」をテーマに革というマテリアルの可能性を探求。伝統や規範にとらわれることのない新しい表現にトライしています。
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コーヒーの焙煎時に発生してしまうチャフを利活用したサステナブルなレザーに加え、ライトレザーを発表。軽量感を打ち出しています。二次鞣し工程で独自に開発した植物タンニンの配合技術を駆使し、軽く柔らかい革を実現しました。
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2022年、日本の総人口が減少するなかで、高齢者人口は3,627万人と過去最多。総人口に占める高齢者人口の割合は29.1%に(総務省統計局 統計トピックスNo.132 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで- より)。

大人世代の存在感が高まるなか、百貨店の顧客の中心、大人世代の女性はバッグや靴に、軽さ(軽量性)を重視するため、そのニーズに寄り添うレザーとなりそうですね。



「丸喜」
テーマは「自然界に存在しつつも神秘的なカラー」。ソフトなタッチ感の傾向に合わせて、多彩なバリエーションで展開。昨年発表し好評のコンポスト(堆肥)にできる、自然に還る革を中心にナチュラルな色合い、風合いのコレクションが見られました。
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同社は、学生やクリエイター支援にも尽力。レザーを使用した作品がショーに出品されるなど、レザーを通して次世代との懸け橋になる取り組みに共感の輪が広がっています。
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コードバンで知られる新喜皮革のコレクションも一部展示。
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「東京レザーフェア」に来場できなかったビジネスパーソンに好評だったようです。



「吉比産業」
「以心伝心」をテーマに、手にとると持ち味が伝わる本物、説明のいらないようなレザーがラインナップ。
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ファッション性の高いセレクトで知られる同社で気になったのは、起毛感のある一枚。
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トレンドの傾向として注目される「フォークロア」「グランジ」などのテイストのアイテムにマッチしそうですね。
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また、新プロジェクトのサステナブルレザー「Zeology Leather」を展示。ゼオライトをベースにし、クロム、アルデヒド、重金属を含まない画期的ななめし剤であるZeologyで鞣され、持続可能で循環型で堆肥化可能な素材です。



【展示会】「NEW ENERGY」

クリエイティブの祭典、合同展示会「NEW ENERGY(ニューエナジー)」2024年2月展が2月15日(木)~18日(日)、東京・西新宿 新宿住友ビル三角広場で行われます。

ファッションやファッション雑貨、ライフスタイル雑貨、エシカル商品、ビューティー、フード、アートなど、多様な分野の注目デザイナーやアーティスト、企業がジャンルを超えて一同に集結。参加クリエイターは約250組以上、来場動員数は1万人を想定しています。

ショッピングはもちろん、ご飲食、ライブパフォーマンス、ワークショップほか、体験型コンテンツも充実。

会期のうち、平日はBtoB、週末はBtoCの二部構成。兵庫県鞄工業組合、一般社団法人豊岡鞄協会をはじめ、革製品ブランドが出展予定です。くわしくは下のリンク先をご覧ください。



【メディア】「がっちりマンデー!!」

人気テレビ番組「がっちりマンデー!!」(TBSテレビ系/毎週日曜7:30~)、2月11日 放送分「しっくり感を追求するビジネスがスゴかった!」で体温でフィットする形状記憶素材、HUMOFIT®(ヒューモフィット/三井化学)が登場。人の体温付近で柔軟に変化し、人を優しく包み込むプラスチックシートです。常温で柔軟性があり、変形させるとその形状を一定時間保持できるそうです。

革製品には、靴のインソールやバッグのショルダーストラップなどに利活用されており、その事例として、国内有数の鞄産地 兵庫県豊岡市から発信する「アートフィアー」のヒット製品、人に合わせる新発想のリュックが登場しました。今後ますます利用が広がりそうですね。

なお、見逃し配信もスタート。「アートフィアー」の目安タイムは22:34ごろです。



【キャンペーン】3月12日「サイフの日」

一般社団法人日本バッグ協会主催、3月12日「サイフの日」プレゼントキャンペーンが開催されます。

アンケートに答えると、抽選で豪華なプレゼントが当たります。A賞は、商品券5万円分を10名様に。B賞では、オリジナルフラグメントケースを30名様に。2月20日(火)から応募受付開始です。

このほか、くわしくは日本バッグ協会公式ウェブサイトをご覧ください。
   


イベント】「フェニックスナイト」

大阪の人気ショップ「レザークラフトフェニックス」の恒例企画、「Phoenix night(フェニックスナイト)」が2月16日(金)に行われます。通常は最終週ですが、2月23日(金)が祝日のため、変更となっています。
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月に一度の延長営業日をイベント化。レザークラフトに関する相談や質問などもしやすく、普段は来店しにくい方も仕事帰りに立ち寄れると好評です。
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当ブログの連載でお馴染みの村木るいさんが登壇する、初心者さん向けセミナーも人気。今回は、「裁断における固定と摩擦」をテーマにレクチャー。タイトルは難しそうですが、わかりやすく丁寧に解説してくれます。なお、セミナーは要予約。エントリーがない場合には行われない可能性がありますので、お早めに!


カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

暖冬から一転、南岸低気圧の影響で東京23区全域をはじめ関東甲信の広い範囲に大雪警報が発令されました。今週は東京ビッグサイトで大規模な見本市が行われるため、前日からの準備や来場に影響が・・・。2つめのトピックでお知らせします。

今週も最新トピックやイベントをお伝えいたします。参考にしていただけますように。


【YouTube】「TLA」

一般社団法人日本皮革産業連合会 公式YouTubeチャンネル「JLIAtv」で新着動画が公開されました。
皮革・革製品のサステナビリティを発信するThinking Leather Action(TLA)事業から、皮革・革製品がエコでサステナブルな理由<15秒動画>(革を作るためだけに、動物のいのちを奪うことは無い篇)が公開中!


YouTube、Instagram、facebook、tiktockで動画広告を開始し、現在、118万回再生を突破しております。さらには、もう一本アップされています。皆さまにぜひご覧いただき、拡散のご協力 お願いいたします。



【レポート】「ギフト・ショー」

日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「第97回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2024」が2月6日(火)からスタート。東京・有明 東京ビッグサイト 東展示棟 1~6ホール、西展示棟 1~2ホール、アトリウムで開催されています。同時開催展として「第15回LIFE×DESIGN」、「LIVING&DESIGN2024」、「第35回グルメ&ダイニングスタイルショー春2024」が行われています。

皮革業界関連は、「第15回LIFE×DESIGN」に(西展示棟 1F)出展。一部のブースをご紹介いたします。

「東京都製革業 産地振興協議会」
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関東染革協同組合、東京鞣製組合、東京皮革関連企業協働組合、全日本ピッグスキンタンナーズ工業組合、江東製革事業協働組合、昭栄製革協同組合の計6つの団体からなる大規模な組織「東京都製革業 産地振興協議会」がブース出展。
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東京都墨田区エリアでつくられるピッグスキンを用いた製品を展示。
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クリエイターとのコラボレーションによるコレクションもお披露目となりました。

「台東ファッションザッカ」
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国内有数のファッション雑貨の産地として知られる、東京都台東区周辺エリアのものづくりの魅力を発信する同プロジェクト。
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皮革関連では野村製作所(「CROCCO」)、塩野(「CALDO TOKYO」)、デコルテ(「Je temmene」)、エタニティ(「cawato」)、Varb Creation(「U‐DOT」)が参加。
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定番および新作アイテムを発表しました。

「OSAKA KABAN」
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大阪鞄協会 が独自に設定した品質基準を満たした鞄だけがブランド登録することができる地域ブランド、「OSAKA KABAN」。
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日本製高級鞄を手がける各社の自信作がそろいます。


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参加社のひとつ、西川商店は、クロコダイルレザーを使用したオリジナルブランドを展開。ファッション誌「LEON」掲載アイテムなどを展示。百貨店でのポップアップイベントも好評です。


「東東京モノヅクリ商店街」
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国際ファッションセンター株式会社によるイーストトーキョーのモノヅクリ企業を支援するプロジェクト。東東京モノヅクリメーカーが集まる架空の商店街というコンセプトで展開しています。
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第9期メンバー8社のうち、半数が革製品を扱う事業者です。
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各社とも、ライフスタイル提案に磨きをかけています。



【展示会】「山陽レザー展示会in東京」
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老舗タンナー、山陽が東京で展示会(「山陽レザー展示会 in 東京」2024 Autum&Winter Collection」を本日、2月7日(水)から二日間、東京・浅草 浅草公会堂 1階 展示ホール(東京都台東区浅草1-38-6)で行います。
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2023年の6月に続き、今回が2回目。この度も天然皮革の魅力が伝わる150枚以上の多彩なレザーをラインナップ。写真は前回開催時に撮影させていただきました。
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本ヌメ革(ピットヌメ)、プレミアムレザー、環境配慮革、機能性革、コードバン調レザーや復刻版(トラディショナル)レザーなどの多種多様な革を展示予定。予約不要・入場無料です。
くわしくは下のリンク先をご覧ください。



【イベント】「皮革フェア」

皮革産地、兵庫県姫路市で行われる、春の人気イベント 「皮革フェア」の日程が御着四郷皮革協同組合 公式SNSアカウントで発表されました。今年度は3月10日(日)です。地元タンナーが上質なレザーを大放出! スケジュールを調整して、どうぞお出かけください!!



【イベント】「丸喜大感謝祭」
 
皮革卸 丸喜が2月13日(火)~15日(木)、東京・奥浅草の本社で「丸喜大感謝祭」を行います。社内にあるレザーがすべて感謝プライスに。完全予約制(入れ替え制)となっているそうですので、気になる方はお早めに。



【ラーニング】「大阪府皮革業界総合研修」

恒例企画「大阪府皮革業界総合研修」がスタートしています。2月13日(火)は、「革とものづくり ~令和時代の外注との付き合い方」。

浪速屋工業株式会社(レザークラフトフェニックス)の横井友哉さんと当ブログ連載でお馴染みの村木るいさんがご登壇。

「今回は元カバンメーカーで営業・外注管理を行っていた豊富な経験を持ち、現在取締役部長として人の管理を行っている横井さんと一緒に<クリエイターやデザイナーを雇うメリットとリスク><ランサーズなどでIT系の仕事(デザインやHP作成)などをする際にどういうふうに頼めばいいか?><この頼み方をやると見限られる!><SNSの外注はありかなしか?当社ではこうしている!>などを解説していきます。

ネットまたはリアルで外注を頼みたい人、外注仕事を受け取りたい人、両方の助けになる内容をお伝えします」(村木さん)

コロナ禍を経て、働き方がさらに多様化するなか、働きたい人、働いてくれる人を探す人も参考になりそうですね。
くわしくは下のリンクをご覧ください。


カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

月1回のスペシャルコンテンツ、村木るいさんの「人に話したくなる革の話」。
2024年第一弾は、大阪で開催した「本日は革日和♪」レポートと職人の待遇改善を考えた、という話。

ビジネスパーソンからクリエイター、レザークラフトファンまで幅広く来場し盛り上がった人気イベント、「本日は革日和♪」(大阪・大国町周辺エリア)レポートと皮革業界に従事している職人さんたちの待遇改善についての考察。
イベント、ファクトリー、それぞれの現場からリアルな声を届けてくれました。ぜひ、ご覧ください。

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通常、皮革産業のさまざまなトピック、イベントのレポートなどをお届けしていますが、人気イベント「本日は革日和♪」を主宰する村木るいさんが月1回スペシャルコンテンツをお届けしています。イベント、セミナーなど精力的に活動する村木さん。皮革に関する確かな見識を有し、幅広い情報発信に支持が寄せられています。

当ブログでは、レザーに関心をもちはじめた若い世代のかたや女性ユーザーにお伝えすべく、わかりやすい解説とともに西日本の皮革産業の現状をご紹介しています。独自の視点・レポートが大好評です。

今後のスケジュールなどは下のリンク先をチェックしてください。


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毎度です!「最近3Dプリンタ買い直しました」ムラキです。

昨年話題になった爆速の3Dプリンター、Creality K1を購入していたのですが、仕事とイベントで忙しくて封印状態。イベント終了で「人に会いたくない」「モノヅクリだけしていたい」モードに入ったので開封。そらもういじりまくりです。開封5時間後にはトラブルに会いましたが、ほんとに今の時代はトラブル解決が楽です。動画なりの解説見つつ無事に解決です。

今回のブログの内容は以下の通りです。

・「本日は革日和♪」(大阪)無事終了
・久々に行う テクテク徒歩ツアー大人の社会見学
・どれだけ機械があっても、それを使う人間がいないと意味がない
・会社、事業成長には新しいものに貪欲な人間がいないと成長しない


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「本日は革日和♪ in 大阪」無事終了


1月19日(金)・20日(土)に開催した「本日は革日和♪」(大阪)は無事終了しました。

新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したので、7社が集まって展示会を行ったり、大阪の革屋さん3社に協力をお願いして、金曜に感謝祭、土曜に営業してもらいました。革会社さんによっては展示会も重なっていたのですが、ご協力ありがとうございました。

展示会

今回大阪府立体育館・エディオンアリーナ大阪、の会議室をお借りして開催しました。
次の7社が集まりました。このイベントでは入場料1,500円を徴収しています。かつ、事前予約で3時間制限があります。

参加社のリンクは以下の通りです。










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5類移行後の事前予約や入場料の必要性

それも考えましたが、展示会参加出展者に聞くと「圧倒的に有料のほうがいい」とのことでした。無料のお客さんは無料に価値を見出し、こちらの時間を延々と使ってきます。ですが、時間制限があると他のブースを見たいからこそ、自分の時間を大切にします。無料ではなく、有料だからこそ、価値ある情報なりものを得ようと考えます。

「本日は革日和♪」の展示会では、出展者に厳密にお願いしているのは「イベント出るから安売りして儲け出そう!と考えないで」「アウトレット品出すなら全体の2割。それ以外はきちんと定番品や、後日買えるものを持ってきて」と言っています。もっと言うなら、「出展料以上稼げると思わないで」と言っています。稼ごう!と思うと接客が雑になりますので。

今回のイベントでは2日間3枠で合計70人ほどしか参加できていません(土曜日は1枠にしたら、公開1週間で満席に・・・)。 「たった70人?」ではなく、「事前予約して、1,500円のお金を払ってくださった来場者が70人」です。それは無料だから来たお客さまよりも何倍も意欲があるお客さまです。だからこそ、わたしたちも丁寧な接客もできます。会場でも事前にもらった質問などに答えていますが、何度も私が言ったのは「ムラキさんはお金払ったら優しいよ」ということです。

嫌な言い方ですが、有料にもかかわらず来てくださるお客さまに時間を使うのはとても「効率がいい」わけです。

夜は懇親会


今回参加は26名でした。

この懇親会ですが、革でお金儲けしている人限定、と言っていますが、それがネットだろうが、イベントで販売だろうが、職人仕事していようが、メーカー仕事していようが、革屋だろうが一切問いません。

また、お金儲けしていないけど出たい、という人には「じゃぁこれなら喋れます!という専門知識や趣味を教えて」とお願いしています。整体師や企業で経理仕事している人、AKB48や地方で畳屋についてなら喋れる! という人も参加しています。自分から情報を出す気がない、という人をお断りするのがこの「お金儲けしている人限定+α」という飲み会です。

幹事の仕事は大変ですが、参加者の満足度は非常に高くなります。


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革屋3社の感謝市

感謝市の3社はもちろん参加無料です。こちらは事前予約なしでお店にいって大丈夫です。普段は事前予約が必要だったり、一般にお店に行くことができなかったりします。

ニシカワレザー



土曜日は定休日(毎月第一週のみ営業)でしたが、今回のイベントに合わせて営業してくださいました。


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寿屋



寿屋さんも土曜日は定休日ですが、営業してくださいました。また、イベント会期中のみ定番革の1/2切り売りも解禁となり、好評でした。

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ミヤツグ



ミヤツグさんは自社ショールームがちょうど展示会に向けた準備もあったので、倉庫スペースで感謝市をしてくださいました。こちらも土曜日に営業してくださいました。


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「本日は革日和♪」(大阪)漉き屋とカバンメーカーを見学するてくてくツアー

募集要項


革業界になくてはならない仕事、「割り漉き屋」さんを実際に訪ねて作業風景を見学。その後、鞄メーカーさんを見学します。当日、大国町の「西川商店」に集合してからてくてくと徒歩で向かいます。


割り漉き屋さん

ツアーはニシカワレザーに集合。参加者が18名ほどとなっており・・・「しまった、関係者とか呼びすぎたな」と焦りました。

漉き割り屋さんまでテクテクと。高速回転する機械、というのはものすごく怖い機械でして。ツアー参加者が機械に巻き込まれないように常時気を張っていました。「そんな機械のそばで油断しないよ!」と思っても、回転する機械というのはカバンの紐1本、スカートの裾を少しでも巻き込まれると大惨事になります。そのためこのツアー見学のときは非常に気を張っています。

革日和in大阪 漉き屋とカバンメーカーを見学するてくてくツアー

そんなわけで、こちらでは写真撮影を控えておりまして、すみません。上の写真は以前撮影したものです。

漉き割り屋さんは大忙しでしたので、「今どういう作業をしているのか」「なぜこういう動作をするのか」「なぜ革を薄くするのか」などを適宜解説していきました。

バッグメーカーの西川商店

ニシカワレザーさんの母体である西川商店はバッグメーカーです。バッグのメーカー仕事が主要なお仕事ですね。


下の写真中央が社長の西川さんです。

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こちらでも写真撮影をあまりしていません。
先程の会社ほど回転機械などはないのですが、クリッカーなどの重厚な機械や、OEM仕事のため撮影禁止ゾーンなどが存在するため気を張っていました。

西川社長も各部門各場所の説明をしていただき、場合によって働いている職人さんのコメントなどもいただけました。とても貴重な機会、ありがとうございました。

割り漉き屋でも西川商店でも機械があるが機械があるからって儲かるわけじゃない


今回探訪した割り漉き屋にはバンドマシンという機械があります。
西川商店では自動裁断機、という自動で裁断する機械や、コンピューターミシンン、というプログラム通りに縫製してくれる、ハイスペックなミシンも導入しています。自動裁断機に至っては置く場所として6畳スペースが必要ですし、設備投資はなかなか大変です。

機械は操る人間が必要

当たり前の話ですが、機械は操る人間・使いこなす人間がいないと全く役にたちません。以前のエントリでも紹介した野球グローブメーカーでも自動裁断機は存在します。

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この機械を操作しているスタッフさんにお話しを聞きました。「以前はクリッカーで刃型で裁断していました。ですが、この機械が来るということで、会社に言われてコンピューターの使い方などを学びました」「この機械導入でサンプルなどが格段に作りやすくなり、速度も上がりました」とのことでしたね。

これらの機械ですが、社長自らが扱うわけにはいきません。社長は機械を扱う、という楽しい仕事ではなくて、「仕事をとって会社を大きくする」「社員の人件費をどうやって賄うか」「さらに人件費をアップするにはどうするか」「会社にとって何が必要で何が不必要かを判断する」という誰もやりたくない仕事をやらなきゃいけません。

「高額機械を導入するのに、それの勉強をしたり、操作するのは社員に任せなきゃいけない」という、"他人を信頼"する必要があるわけです。

もちろん、その社員が学ぶ費用や学ぶ時間に対しても給与が必要。さらに、学んだ社員が会社を辞めることまで考えて、サブの人間を育てておかないと大変なことになります。機械を扱う人間が辞めて数か月機械が止まったり、その人間が辞められると困るからその人間のワガママを放置し、他の人間が辞めたり、もありえます(あくまでも仮定の事例です)。

職人が収入を増やすには・・・

職人仕事で収入を増やすのは大変です。
会社勤めの場合、「こういう機械があるそうです」「会社に入れたらこういう利益出せます」「その操作を私が勉強します」といった提案が必要となります。

新しい技術を学ぶ、というのは選択肢の幅が増える、ということです。自社にせよ、転職時にせよ強いスキルになりえます。



というような話を踏まえると、3Dプリンタとか、CAD制作技術ってのはこれからの時代、革の職人でもそうじゃなくても選択肢の幅が格段に増えますよ。

3Dプリンタ、面白いよ

3年前に3万円で買ったものに対して、今回のはセール時で8万円弱くらいします。ですが、速度や調整作業が3倍は効率よくなっています。

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ムラキの今後予定


2月1日(木) 「レザーソムリエ」タンナー見学・懇親会参加予定
2月13日(火) 「大阪府皮革業界総合研修」登壇


3月22日(金)・23日(土) 「本日は革日和♪ in 名古屋」
5月23日(金)・24日(土) 「本日は革日和♪ in 東京」
7月19日(金)・20日(土) 「本日は革日和♪ in 福岡」

カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

先週、皮革卸企業の個展にお邪魔し、最新コレクションを拝見しました(レポートは2月14日更新分に掲載予定です)。時代に対応しながら、ジャパンレザーの新しい可能性を提案する皮革素材が多く発表され、つくり手の皆さまのポジティブな想いにうれしくなりました。

一方、NTTdocomoが2030年ごろのサービス提供開始を目指す第6世代移動通信システム(6G)に向けた新技術を「docomo Open House'24」で発表。「人間拡張基盤」のひとつ、触覚共有技術がメディアで紹介されました。皮革産業の未来を明るく照らすきっかけに!? 二つ目のトピックでお知らせいたします。

今週も最新トピックやイベントをお伝えいたします。参考にしていただけますように。


【メディア情報】「TLA」

皮革・革製品などのサステナビリティを発信していくプロジェクト、Thinking Leather Action(シンキングレザーアクション/TLA)事業の新聞1ページ広告2回目の出稿がスタート。本日、1月24日(水)には、日本経済新聞(以下 日経)および日経産業新聞に広告が掲載されています。

<日経本紙>
■1月24日(水) 全国朝刊本紙 
掲載面:6面(全広面)

<日経産業>
■1月24日(水) 日経産業新聞
掲載面:6面(全広面)

<日経電子版>
同じく1月24日(水)より、日経電子版にてタイアップ広告『革製品って、実はサステナブル 干場義雅氏と語り合う「確かな魅力」』が公開予定です。
人気ウェブメディア「FORZA STYLE」(講談社)編集長 干場義雅さんとTLA 川北芳弘座長が革製品の魅力や革のサステナビリティについて、それぞれの視点で語り合っています。ぜひ、ご一読ください。


Thinking Leather Action(シンキングレザーアクション/TLA)公式ウェブサイトがオープンしました。併せてご覧ください。
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【メディア情報】「人間拡張基盤技術」

1月17日(水)・18日(木)、東京・丸の内 東京国際フォーラムで、NTTdocomoの最新テクノロジーを紹介するイベント「docomo Open House'24」が開催されました。

docomoは、人間の五感を相手に合わせた形に変換し共有する「人間拡張基盤技術」を用いて「フィールテック™」を開発。味を分析数値化することで、誰かと同じ味を感じられる味覚が共有できる技術は、俳優 綾瀬はるかさんとタレント 彦摩呂さんが共演するテレビCM、YouTube動画などでもお馴染みですね。


このほか、2030年ごろのサービス提供開始を目指し、2018年から5Gの高度化(5G evolution)ならびに第6世代移動通信システム(6G)に向けた検討と研究開発が推進され、最新技術が続々と登場しています。そのひとつ、触覚共有について、「ワイドナショー」(フジテレビ系/日曜10:00~)で紹介されました。

「(フィールテック™ は)円滑なコミュニケーションを実現するための言葉とか文字とか、映像ではきちんと伝えることができない人の動作とコツ、感覚、感情を相手に合わせたかたち、相手が理解できるかたちに変換して共有できる技術です」(NTTdocomo 慶応義塾大学大学院 特任教授 石川博規 博士)。


遠く離れた場所にいる人同士で触覚を共有することができる「触覚共有技術」。指輪型の機械(センシングデバイス)を身につけた人がものに触れると振動を感知し、その振動がマウスのようなボール型のデバイスを通じて伝えたり、離れた場所にいる人も同じ触り心地を感じることができる、という世界初の技術だそうです。

今後は、ネット通販で製品の素材が確認できたり、ものづくり技術の伝承や手づくり体験ワークショップなどでの利活用も想定されます。
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ECサイトで、レザーの質感や、バッグや靴の重さもわかるようになるのはおそらく数年後になるでしょうか。これは皮革業界にとって革新的なトピック。ワクワクしますね!
(写真:吉比産業 23-24秋冬コレクション個展より)


日本初のジャパンレザー総合プラットフォームとして人気を集める「teema(テーーマ)」でも、触覚共有技術を利活用することで、ジャパンレザーの優れた風合い、秀逸なタッチ感を世界中のレザーファンにお伝えできるようになったら素敵ですね!

「ワイドナショー」は「TVer」で見逃し配信中。目安タイムは、45:45~。配信期間は1月28日(日)朝まで。



なお、「docomo Open House'24」は、オンラインサイトで2月29日(木)まで展示を掲載しています。



【イベント】上吉川祐一 写真展「いのち」

レザーファン注目の写真展がフジフイルムスクエアでスタート。2月1日(木)まで開催中です。写真家 上吉川祐一さんが、畜産農家からタンナーまでを丁寧に取材し、牛革製品が完成するまでの過程を撮影した作品を展示しています。

「皮革産業の盛んな兵庫県たつの市で生まれ育ちました。初めて牛革財布の撮影依頼を受けたのは15年前。その後も依頼をいただく中で、どのような過程を経て牛革製品となっていくのかに興味が湧き、取材を続けてきました。食肉加工をするための屠畜場では目を背けたくなるようなシーンもありましたが、大切な命をいただいて生活をしているという事実にあらためて気付かされました。私たち消費者が目にするのは製品となった後ですが、その過程には多くの人たちが関わっています。写真展を通じてその人たちの思いとともに私たち人間は動物や生き物たちに生かされているということが少しでも伝わればうれしく思います」(上吉川祐一さん/フジフイルムスクエア公式ウェブサイトより)。

食肉の副産物として産出される皮を利活用してつくる牛革製品を通じ、「いのちの大切さ」について考えるきっかけとなりそうですね。

巡回展は、富士フイルムフォトサロン 札幌で3月15日(金)~3月20日(水・祝)、富士フイルムフォトサロン 大阪で5月17日(金)~5月30日(木)に行われます。どうぞお楽しみに。



【メディア情報】「ジャパンレザーVOICEダイアリー」

2023年12月20日(水)に配信された「TIME&EFFORT ジャパンレザーVOICE」。その放送後記「ジャパンレザーVOICEダイアリー」第18回が公開されました。
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第一特集「キーパーソンインタビュー」のゲストとして、国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード2023」グランプリ受賞者 石橋善彦さんをお迎えしました。
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レザークリエイターを目指すきっかけやグランプリ受賞作品についてなどをお話しいただきました。



第二特集はジャパンレザーに関するさまざまなトピックを厳選してお届けする「最新トピック紹介」。今回は11月03日の「いいレザーの日」にちなんで、秋のイベントレポートをご紹介。
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「浅草エーラウンド」「O-ROUND(オーラウンド)」「SOKA革市」「獨協大学 SOKA LEATHER SAVOR」「豊岡鞄展」についてご紹介しました。
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ぜひ、ご覧ください。


なお、「豊岡鞄展」でご紹介した兵庫県豊岡市は人気の温泉地、城崎にも近く、ショッピングツーリズムにもぴったり。アクセスは、地元のコウノトリ但馬空港がおすすめです。羽田空港から最短で2時間(大阪国際空港・伊丹空港で乗り換えあり)。JAL国内線運賃全面リニューアルや但馬各市町の運賃助成制度によるキャッシュバッグなどもあり、とても注目されています。お出かけの際、利用してみてはいかがでしょうか?



【展示会情報】「富田興業」神戸展

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皮革卸「富田興業」2024年-25年秋冬コレクション個展 神戸展が2月1日(木)~2日(金)の二日間、兵庫県神戸市長田区 神戸レザークロスで行われます。神戸展のご来場については、インスタグラム公式アカウントのDMなどでご確認ください。


東京展では「革の解放」をテーマに展開。
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革という素材の新しい可能性を探求し、伝統的な使用方法や規範から解き放たれた新しい表現を試みています。
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ゲストブランド的に神戸レザークロスのブースも展示されました。


【業界トピック】革製品メーカーがサッカー選手と個人スポンサー契約を締結

鞄・革小物の製造を手がける株式会社wajiが、2024年1月1日に松本光平(まつもとこうへい)選手(ニュージーランド Hamilton Wanderers所属)と個人スポンサー契約を締結。失明危機に陥るも現役復帰を果たし、プロとして挑戦し続けるフットボーラーをサポートしていきます。

同社代表取締役 菅野裕樹さんと松本選手はフットサルのプレーを通じ親睦を深め、自身の置かれた状況をハンデと思わず挑戦を続ける松本選手に心を鷲掴みにされたことがスポンサー契約のきっかけに。同社の挑戦へのモチベーションをさらに高めるものと考え、ともに挑み続ける姿勢でサポートしていくとのことです。

契約にあたり、松本選手に視力障害を持つ方でも使い勝手の良い財布と白杖ケース(共に本革製)を特注製作しプレゼントしました。こうしたプロダクトを、障害を持つ方と健常者の双方にとって使い勝手がよく魅力的なブランドとして展開することでファッションの壁をなくし、松本選手の「視⼒障害の⼦どもたちがスポーツをする環境づくりをしたい」という思いを実現するべく、商品代金の10%(予定)を活用できるプロジェクトを実行予定です。

松本光平選手は、セレッソ大阪U-15、ガンバ大阪ユースを経て、単身海外に渡りチェルシーの下部組織に所属し、ニュージーランドをはじめ多くのチームで活躍。2019年12月にカタールで開催されたクラブワールドカップには大会唯一の日本人選手として出場を果たしました。2020年にトレーニング中のアクシデントにより失明の危機に陥るも、過酷なリハビリによりわずか4か月でプレー再開。右目の視界はほぼ真っ白、左目は視力0.01以下という状況ながらも、細やかなプレーやフィジカルを補うためにフットサルチーム(デウソン神戸)にてプレー。ロービジョンフットサルでは2022年に日本代表強化指定選手に選出されました。2023年3月にフットサルチームを退団し、再びクラブワールドカップ出場を目指しニュージーランド Hamilton Wanderersに移籍。

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株式会社wajiは、2016年創業。プロのものづくり集団として本革にガラスを埋め込んだ革小物「glart(グラート)」や、ものづくりで保護猫を支援するプロジェクト「aoneco(アオネコ)」(写真・上)などのブランドを手がけています。2023年には大阪府堺市とSDGs実現に向けた「jidai(ジダイ)プロジェクト」を開始。堺市やタカラベルモント株式会社などのパートナーとともに、役目を終えた資材を用いた商品開発を行い、新たな価値の創造に挑戦しています。


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同社代表取締役 菅野裕樹さんは、配信番組「TIME&EFFORT ジャパンレザーVOICE」の人気コーナー「キーパーソンインタビュー」に登場し大好評。現在、「JLIAtv」で見逃し配信中。こちらも併せてご覧ください。



【イベント情報】「たいとう再発見スタンプラリー」

「ものづくりのまちで活躍するクリエイター・デザイナーと出会う」イベントが1月30日(土)、東京都台東区で行われます。
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昔から地場産業が盛んで、職人が多く住む台東区南部地域。ファッションや雑貨、デザイン関連の創業支援施設「デザイナーズビレッジ」の卒業生の工房や経営店舗をめぐり、まちの魅力を再発見できる企画です。対象は16歳以上の方。定員15名。参加費 500円。くわしくは下のリンクをご参照ください。


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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