欧米ブランドに「負けていないぞ!」

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カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

先週、皮革卸企業の個展にお邪魔し、最新コレクションを拝見しました(レポートは2月14日更新分に掲載予定です)。時代に対応しながら、ジャパンレザーの新しい可能性を提案する皮革素材が多く発表され、つくり手の皆さまのポジティブな想いにうれしくなりました。

一方、NTTdocomoが2030年ごろのサービス提供開始を目指す第6世代移動通信システム(6G)に向けた新技術を「docomo Open House'24」で発表。「人間拡張基盤」のひとつ、触覚共有技術がメディアで紹介されました。皮革産業の未来を明るく照らすきっかけに!? 二つ目のトピックでお知らせいたします。

今週も最新トピックやイベントをお伝えいたします。参考にしていただけますように。


【メディア情報】「TLA」

皮革・革製品などのサステナビリティを発信していくプロジェクト、Thinking Leather Action(シンキングレザーアクション/TLA)事業の新聞1ページ広告2回目の出稿がスタート。本日、1月24日(水)には、日本経済新聞(以下 日経)および日経産業新聞に広告が掲載されています。

<日経本紙>
■1月24日(水) 全国朝刊本紙 
掲載面:6面(全広面)

<日経産業>
■1月24日(水) 日経産業新聞
掲載面:6面(全広面)

<日経電子版>
同じく1月24日(水)より、日経電子版にてタイアップ広告『革製品って、実はサステナブル 干場義雅氏と語り合う「確かな魅力」』が公開予定です。
人気ウェブメディア「FORZA STYLE」(講談社)編集長 干場義雅さんとTLA 川北芳弘座長が革製品の魅力や革のサステナビリティについて、それぞれの視点で語り合っています。ぜひ、ご一読ください。


Thinking Leather Action(シンキングレザーアクション/TLA)公式ウェブサイトがオープンしました。併せてご覧ください。
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【メディア情報】「人間拡張基盤技術」

1月17日(水)・18日(木)、東京・丸の内 東京国際フォーラムで、NTTdocomoの最新テクノロジーを紹介するイベント「docomo Open House'24」が開催されました。

docomoは、人間の五感を相手に合わせた形に変換し共有する「人間拡張基盤技術」を用いて「フィールテック™」を開発。味を分析数値化することで、誰かと同じ味を感じられる味覚が共有できる技術は、俳優 綾瀬はるかさんとタレント 彦摩呂さんが共演するテレビCM、YouTube動画などでもお馴染みですね。


このほか、2030年ごろのサービス提供開始を目指し、2018年から5Gの高度化(5G evolution)ならびに第6世代移動通信システム(6G)に向けた検討と研究開発が推進され、最新技術が続々と登場しています。そのひとつ、触覚共有について、「ワイドナショー」(フジテレビ系/日曜10:00~)で紹介されました。

「(フィールテック™ は)円滑なコミュニケーションを実現するための言葉とか文字とか、映像ではきちんと伝えることができない人の動作とコツ、感覚、感情を相手に合わせたかたち、相手が理解できるかたちに変換して共有できる技術です」(NTTdocomo 慶応義塾大学大学院 特任教授 石川博規 博士)。


遠く離れた場所にいる人同士で触覚を共有することができる「触覚共有技術」。指輪型の機械(センシングデバイス)を身につけた人がものに触れると振動を感知し、その振動がマウスのようなボール型のデバイスを通じて伝えたり、離れた場所にいる人も同じ触り心地を感じることができる、という世界初の技術だそうです。

今後は、ネット通販で製品の素材が確認できたり、ものづくり技術の伝承や手づくり体験ワークショップなどでの利活用も想定されます。
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ECサイトで、レザーの質感や、バッグや靴の重さもわかるようになるのはおそらく数年後になるでしょうか。これは皮革業界にとって革新的なトピック。ワクワクしますね!
(写真:吉比産業 23-24秋冬コレクション個展より)


日本初のジャパンレザー総合プラットフォームとして人気を集める「teema(テーーマ)」でも、触覚共有技術を利活用することで、ジャパンレザーの優れた風合い、秀逸なタッチ感を世界中のレザーファンにお伝えできるようになったら素敵ですね!

「ワイドナショー」は「TVer」で見逃し配信中。目安タイムは、45:45~。配信期間は1月28日(日)朝まで。



なお、「docomo Open House'24」は、オンラインサイトで2月29日(木)まで展示を掲載しています。



【イベント】上吉川祐一 写真展「いのち」

レザーファン注目の写真展がフジフイルムスクエアでスタート。2月1日(木)まで開催中です。写真家 上吉川祐一さんが、畜産農家からタンナーまでを丁寧に取材し、牛革製品が完成するまでの過程を撮影した作品を展示しています。

「皮革産業の盛んな兵庫県たつの市で生まれ育ちました。初めて牛革財布の撮影依頼を受けたのは15年前。その後も依頼をいただく中で、どのような過程を経て牛革製品となっていくのかに興味が湧き、取材を続けてきました。食肉加工をするための屠畜場では目を背けたくなるようなシーンもありましたが、大切な命をいただいて生活をしているという事実にあらためて気付かされました。私たち消費者が目にするのは製品となった後ですが、その過程には多くの人たちが関わっています。写真展を通じてその人たちの思いとともに私たち人間は動物や生き物たちに生かされているということが少しでも伝わればうれしく思います」(上吉川祐一さん/フジフイルムスクエア公式ウェブサイトより)。

食肉の副産物として産出される皮を利活用してつくる牛革製品を通じ、「いのちの大切さ」について考えるきっかけとなりそうですね。

巡回展は、富士フイルムフォトサロン 札幌で3月15日(金)~3月20日(水・祝)、富士フイルムフォトサロン 大阪で5月17日(金)~5月30日(木)に行われます。どうぞお楽しみに。



【メディア情報】「ジャパンレザーVOICEダイアリー」

2023年12月20日(水)に配信された「TIME&EFFORT ジャパンレザーVOICE」。その放送後記「ジャパンレザーVOICEダイアリー」第18回が公開されました。
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第一特集「キーパーソンインタビュー」のゲストとして、国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード2023」グランプリ受賞者 石橋善彦さんをお迎えしました。
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レザークリエイターを目指すきっかけやグランプリ受賞作品についてなどをお話しいただきました。



第二特集はジャパンレザーに関するさまざまなトピックを厳選してお届けする「最新トピック紹介」。今回は11月03日の「いいレザーの日」にちなんで、秋のイベントレポートをご紹介。
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「浅草エーラウンド」「O-ROUND(オーラウンド)」「SOKA革市」「獨協大学 SOKA LEATHER SAVOR」「豊岡鞄展」についてご紹介しました。
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ぜひ、ご覧ください。


なお、「豊岡鞄展」でご紹介した兵庫県豊岡市は人気の温泉地、城崎にも近く、ショッピングツーリズムにもぴったり。アクセスは、地元のコウノトリ但馬空港がおすすめです。羽田空港から最短で2時間(大阪国際空港・伊丹空港で乗り換えあり)。JAL国内線運賃全面リニューアルや但馬各市町の運賃助成制度によるキャッシュバッグなどもあり、とても注目されています。お出かけの際、利用してみてはいかがでしょうか?



【展示会情報】「富田興業」神戸展

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皮革卸「富田興業」2024年-25年秋冬コレクション個展 神戸展が2月1日(木)~2日(金)の二日間、兵庫県神戸市長田区 神戸レザークロスで行われます。神戸展のご来場については、インスタグラム公式アカウントのDMなどでご確認ください。


東京展では「革の解放」をテーマに展開。
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革という素材の新しい可能性を探求し、伝統的な使用方法や規範から解き放たれた新しい表現を試みています。
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ゲストブランド的に神戸レザークロスのブースも展示されました。


【業界トピック】革製品メーカーがサッカー選手と個人スポンサー契約を締結

鞄・革小物の製造を手がける株式会社wajiが、2024年1月1日に松本光平(まつもとこうへい)選手(ニュージーランド Hamilton Wanderers所属)と個人スポンサー契約を締結。失明危機に陥るも現役復帰を果たし、プロとして挑戦し続けるフットボーラーをサポートしていきます。

同社代表取締役 菅野裕樹さんと松本選手はフットサルのプレーを通じ親睦を深め、自身の置かれた状況をハンデと思わず挑戦を続ける松本選手に心を鷲掴みにされたことがスポンサー契約のきっかけに。同社の挑戦へのモチベーションをさらに高めるものと考え、ともに挑み続ける姿勢でサポートしていくとのことです。

契約にあたり、松本選手に視力障害を持つ方でも使い勝手の良い財布と白杖ケース(共に本革製)を特注製作しプレゼントしました。こうしたプロダクトを、障害を持つ方と健常者の双方にとって使い勝手がよく魅力的なブランドとして展開することでファッションの壁をなくし、松本選手の「視⼒障害の⼦どもたちがスポーツをする環境づくりをしたい」という思いを実現するべく、商品代金の10%(予定)を活用できるプロジェクトを実行予定です。

松本光平選手は、セレッソ大阪U-15、ガンバ大阪ユースを経て、単身海外に渡りチェルシーの下部組織に所属し、ニュージーランドをはじめ多くのチームで活躍。2019年12月にカタールで開催されたクラブワールドカップには大会唯一の日本人選手として出場を果たしました。2020年にトレーニング中のアクシデントにより失明の危機に陥るも、過酷なリハビリによりわずか4か月でプレー再開。右目の視界はほぼ真っ白、左目は視力0.01以下という状況ながらも、細やかなプレーやフィジカルを補うためにフットサルチーム(デウソン神戸)にてプレー。ロービジョンフットサルでは2022年に日本代表強化指定選手に選出されました。2023年3月にフットサルチームを退団し、再びクラブワールドカップ出場を目指しニュージーランド Hamilton Wanderersに移籍。

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株式会社wajiは、2016年創業。プロのものづくり集団として本革にガラスを埋め込んだ革小物「glart(グラート)」や、ものづくりで保護猫を支援するプロジェクト「aoneco(アオネコ)」(写真・上)などのブランドを手がけています。2023年には大阪府堺市とSDGs実現に向けた「jidai(ジダイ)プロジェクト」を開始。堺市やタカラベルモント株式会社などのパートナーとともに、役目を終えた資材を用いた商品開発を行い、新たな価値の創造に挑戦しています。


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同社代表取締役 菅野裕樹さんは、配信番組「TIME&EFFORT ジャパンレザーVOICE」の人気コーナー「キーパーソンインタビュー」に登場し大好評。現在、「JLIAtv」で見逃し配信中。こちらも併せてご覧ください。



【イベント情報】「たいとう再発見スタンプラリー」

「ものづくりのまちで活躍するクリエイター・デザイナーと出会う」イベントが1月30日(土)、東京都台東区で行われます。
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昔から地場産業が盛んで、職人が多く住む台東区南部地域。ファッションや雑貨、デザイン関連の創業支援施設「デザイナーズビレッジ」の卒業生の工房や経営店舗をめぐり、まちの魅力を再発見できる企画です。対象は16歳以上の方。定員15名。参加費 500円。くわしくは下のリンクをご参照ください。


カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

松の内が終わって、正月気分もそろそろ終わり。今週は、皮革業界の展示会が行われます。能登半島地震後にもかかわらず、東京株式市場で日経平均株価の上昇傾向が続いていますが、ジャパンレザーにいまできることを考えていきたいですね。

今週も最新トピックやイベントをお伝えいたします。参考にしていただけますように。


【ライブ配信情報】「ジャパンレザーVOICE」

インターネットラジオ×YouTubeハイブリッド型動画コンテンツ配信「ジャパンレザーVOICE」(#レザボイ)第19回が、1月17日(水) 16:00からアズーリFM公式サイトよりライブ配信(生放送)されます。


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「ジャパンレザー旬暦」革製品紹介
<春財布>特集

毎日使うお財布はメイドインジャパンから選びたい、というユーザーの皆さまに向け、買い替えたい・ラッキー財布、買い足したい・便利なサブ財布をご紹介。
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東京と大阪の有力ファクトリーのオリジナルブランドと、エキゾチックレザーをフィーチャーした「LEON」11月号タイアップ企画の掲載アイテム(「ジュンヤワラシナ」コインケース)も登場!
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カラーバリエーションも豊富で鮮やかな色合いもそろいます。

リザードは干支レザーとしても注目です。2024年は「辰年」。干支の辰・竜に見立てて、トカゲ革、リザードが注目です。とかげは漢字で「石竜子」と書くこともあり、見た目も小さな恐竜のようですね。2023-24年秋冬コレクションでは、ビッグメゾンがシューズやバッグにリザードやクロコダイルなどのエキゾチックレザーを採用。さり気なく贅沢を楽しむ「クワイエットラグジュアリー」という新潮流ともマッチしています。

次の最強開運日は3月15日(金)といわれていますので、春財布をお探しの際に参考になさってください。


「ジャパンレザー最新トピック紹介」

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ジャパンレザーに関するさまざまなトピックを厳選してご紹介します。「日本皮革製品マイスター認定証授与式」のレポート、東日本バッグ工業組合のブランドプロジェクト「BAG MAKERS TOKYO」によるBtoBの合同展示会「START EXHIBITION」<1月25日(木)・26日(金)、東京・浅草 雷門前 LION BUILDING STUDIO>のお知らせです。ぜひ、ご視聴ください。


【展示会情報】BAG MAKERS TOKYO「START EXHIBITION」

東日本バッグ工業組合のブランドプロジェクト「BAG MAKERS TOKYO」がBtoBの合同展示会「START EXHIBITION」が1月25日(木)~26日(金)の二日間、東京・浅草 雷門前 LION BUILDING STUDIOで行われます。
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江戸末期の嚢物の伝統を守りながら革新に挑む、東日本バッグ工業組合のブランドプロジェクト「BAG MAKERS TOKYO」。東日本バッグ工業組合公式ウェブサイトが2023年年頭にリニューアルオープン。団体名の改称に続き、イベント開催、オンラインミュージアムの公開などを含め、ブランディングの推進、情報発信を強化することで、より一層、ユーザーの皆様に寄り添う ものづくりをアピールしています。

革を中心としたバッグ・小物の可能性を切り拓く企業に対して、認証制度をスタート。現在、23社が加盟しています。「START EXHIBITION」参加社はそのなかの10社の予定です。

㈱きくひろ、㈲清川商店、㈱グローアンドグロー、㈱三和袋物、㈲塩野、㈱ステージ、 ㈱タイコウ、㈱フルグレイン、㈲野村製作所、㈱ラモーダヨシダ
以上50音順で10社ご紹介いたしました。

会場のLION BUILDING STUDIOは、かつて銀行として使用されていたレトロな建築としてお馴染み。撮影スタジオやイベントなど、多彩な用途で使用されています。2023年には、人気芸人 シソンヌ じろうさん主演ドラマ「心霊内科医 稲生知性」ファーストシーズン、セカンドシーズンの撮影も行われたようです。「TVer」では深夜単発ドラマとして異例の再生回数を記録し、話題となりましたね。

そんな注目のスペースで、受け継がれた技術力と進化しつづけるものづくりをプレゼンテーション。時を超えて動き出す、新たな発見の場となります。




【イベント情報】「本日は革日和♪」

当ブログ月イチ連載でお馴染みの村木るいさんが主催する人気イベント「本日は革日和♪」、2024年の第一弾が1月18日(金)・19日(土)、大阪・奥なんばエリアで行われます。

「本日は革日和♪」は「革がもうちょっと楽しくなる」をコンセプトに開催。全国各地で展示会や革屋さんの感謝市、バスツアーなどを企画・運営されています。
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写真は2023年東京開催時に撮影させていただきました。

「今回は、革屋・工具・刃型屋など各種革職種による合同展示会(有料/事前予約制予定)、割り漉き屋やバッグメーカー見学の徒歩ツアー、大国町の革屋さんによる感謝市を金曜・土曜で開催! と目玉企画がいっぱいです。展示会では革に関する工具や革の紹介・販売・技術ワークショップなどをしています。限定品!や特価セール!などはありませんのでどの回にご参加していただいても大丈夫です」(村木さん)。

ビジネスパーソン、クリエイター、レザークラフトファンのビギナーも楽しめる内容となっていますので、ぜひ、お出かけください。



【イベント情報】「芦原橋はみだし市」

同じく大阪の人気イベント「芦原橋はみだし市」が毎月第3日曜に行われています。

同イベントの前身「芦原橋 upmarket」での人気コンテンツだった「革の端材」販売を継続。靴づくりが盛んな周辺エリアのメーカーで出る革の端材を格安で販売し、つくり手のファンに愛されています。革だけでなく、生地、紙、金属、木材などなど、こういう端材のような「はみだし物」を集め、つくり手たちが新しく、おもしろいものをつくり出すきっかけに。サステナブルな取り組みとしても注目が集まります。金曜・土曜は都合が合わず、「本日は革日和♪」に出かけられない方はこちらもチェックしてみてください。



【ラーニング情報】「大阪府皮革業界総合研修」

恒例企画「大阪府皮革業界総合研修」がスタートしています。1月23日(火)は、「これだけは知っておきたい革の特性 クレーム事例から学ぶ」。

一般財団法人日本皮革研究所 技術顧問・評議員、特定非営利活動法人日本皮革技術協会 副理事長の稲次俊敬さんがご登壇。

「これだけは知っておきたい革の特性」について、クレーム事例から学びます。
長年に亘る革・革製品の試験・研究に携わる傍ら、苦情相談に対応してきた経験から、クレームを防ぐためには、不良品の製造や革製品の取り扱いを誤らないように革の特性、特に、革の弱点について理解しておく必要性を強く感じています。革の染色堅ろう性、耐熱性、耐薬品性、水分特性、仕上げ(塗装)膜の剥離強度等について取り上げます。

日本エコレザー基準(JES)認定制度がスタートして15年が経過。この制度の概要説明と成功事例、今後の取組みについてお話してくださいます。くわしくは下のリンクをご覧ください。



【ラーニング情報】「皮革関連セミナー」

東京都立皮革技術センター台東支所の恒例企画「皮革関連セミナー」が今月も行われます。令和5年度第7回「皮革関連セミナー」は「紳士靴の基礎知識」を株式会社リーガルコーポレーション 製造部部長の石原邦生さんがレクチャー。

良い靴は、素材と構造が大切です。紳士靴について、グッドイヤー・ウェルト製法等をはじめとした基礎的な知識にとどまらず、靴底の素材やつくりなどについて、わかりやすく解説し、紳士靴の魅力についてお話しくださいます。くわしくは下のリンクをご覧ください。


カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

新年のご挨拶を申し上げます。元日に能登半島地震が発生し心を痛めております。被害に遭われた方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を心からお祈りいたします。
今週もレポートを含め、イベントや最新トピックをお伝えいたします。参考にしていただけますように。


【レポート】「極めのいち素材」

12月7日(木)~8日(金)の二日間開催された「第106回 東京レザーフェア」にて、参加各社による自信作・意欲作がそろう「極めのいち素材」がブース出展。
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前回の1~3位はこちら。
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そして、来場者による投票を経て、結果が発表されました。

3位 寿屋「防水ソフトシュリンク」
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革らしい吸い付くようなタッチ感。タンナー独自の鞣し技法でできたソフト感と防水性。付加価値性が高くバランスのよい一枚です。

2位 相川商事「ティアーレ」
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「唯一無二、ここでしか生まれることのない神戸革」。
血統の純潔性により守り続けられた神戸革の素材感を活かし、ボリュームのあるシボ感と、肌の柔らかさを感じるタッチを表現。神戸革の中でも下地を厳選し、トレンドのオイルタッチに仕上げています。

1位 山陽「雪舟-Sesshu-」
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雪舟の水墨画をオマージュしたムラ染めの革。
革の染色歴40年の職人が染料の投入量・色、太鼓の回転数・タイミングに試行錯誤を重ねてつくり上げたそう。ヌメ革をはじめ、革らしい革を多く手がける老舗タンナーのチャレンジング、素晴らしいですね!

近年、レザーではアートに近い表現が注目されていますが、1位の「雪舟-Sesshu-」は水墨画へのオマージュというアプローチが本格的で伝わりやすかったと思われます。

また、2位、3位とも、「タッチ感」がテーマとなっているのが見逃せません。コロナ禍を経て、通常出社の増加など日常生活が戻りつつあるなか、ステイホーム時代から醸成されてきた、「ストレスフリー=心地よさ」や「自分らしさ」への追求が、レザーへのニーズとして浮上しているのかもしれません。なお、1~3位のレザーは次回の「東京レザーフェア」で展示されます。楽しみですね。



【イベント情報】「ジャパンレザーアワード」

ジャパンレザーアワード2023 受賞作品一般公開(「b8ta Osaka - Hankyu Umeda」特設ブース)の全日程が無事終了。お出かけくださった皆さま、ありがとうございました。
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ジャパンレザーアワード2023 受賞作品および、受賞者のインタビューを公式ウェブサイトで公開しております。ぜひ、ご覧ください。



【展示会情報】皮革卸個展

皮革卸企業各社が2024年-25年秋冬コレクション個展を東京・浅草周辺エリアで開催します。画像は、前回開催時に撮影させていただきました。

「富田興業」
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日程:1月17日(水)~19日(金)
場所:富田興業株式会社 本社 2F ショールーム(台東区今戸1-3-12)


「吉比産業」
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日程:1月17日(水)~19日(金)
場所:吉比産業株式会社 東京支社 ショールーム(台東区東浅草1-2-2)


「丸喜」
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日程:1月17日(水)~19日(金)
場所:株式会社丸喜 本社 4F ショールーム(台東区今戸2-33-5)


このほか、皮革卸企業・個展プレ情報は鞄・バッグの専門誌「Bagazine」最新号(1月1日号)、「皮革卸企業・個展プレ情報」特集(26面~)で掲載されています。併せてチェックしてみてください。お手もとの誌面をご参照ください。


【メディア情報】「バガジン」

皮革・革製品などのサステナビリティを発信していくプロジェクト、Thinking Leather Action(シンキングレザーアクション/#TLA)の川北芳弘座長インタビューが「バガジン」(1月1日号)、6~7面に掲載されました。オンライン版の記事も公開されていますので、ぜひ、ご一読ください。



【メディア情報】「おしゃれクリップ」

国内外で高く評価された「THE LEATHER SCRAP KIMONO」が話題となった篠原ともえさんが、人気トーク番組「おしゃれクリップ」(日本テレビ系/毎週日曜22:00~)、1月14日(日)放送分に出演されることが発表されました。

「THE LEATHER SCRAP KIMONO」の取り組み、皮革産地 埼玉県草加市のつくり手たちとのコラボレーションなどについても紹介されるとうれしいですね。


カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

早いもので2023年もあとわずか。当ブログの年内更新も次週(村木さん連載)までとなります。今年もご愛読いただきありがとうございました。トレンドがない時代といわれていますが、先日催事に伺って、新しい潮流の訪れを感じました。Y2K(2000年)ファッションのリバイバルのひとつとして「デコ」復活の兆しです。バッグにぬいぐるみなどのチャームをつけている若い世代が増え、さらなる広がりが・・・。今回の2つめのトピックでご紹介します。
今週もレポートを含め、イベントや最新トピックをお伝えしていますので、参考にしていただけますように。


【レポート】「TLA(Thinking Leather Action)」

協同組合資材連が開催する日本最大規模の皮革・布帛・機能性素材・パーツの展示会「東京レザーフェア」が、12月7日(木)・8日(金)の二日間、東京・浅草 東京都立産業貿易センター 台東館で行われました。
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今回も皮革・革製品などのサステナビリティを発信していくプロジェクト、Thinking Leather Action(シンキングレザーアクション/TLA)事業がブースを出展。
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公式Webサイトの開設を記念し、抽選会を開催しました。
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公式Webサイトにアクセスし、携帯の画面をTLAブースにて提示していただくと抽選会に参加可能。またSNSへの投稿でも参加可能となり、幅広いユーザーが投稿し、公式Webサイト開設のニュースが拡散されました。
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期間中、415名の来場者が訪れ、抽選や美しいイラストレーションをあしらったパネルを楽しんでくださいました。
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公式Webサイトで公開しているスペシャル動画も会場内で放映され、とても好評でした。簡潔にわかりやすくまとめられていますので、ぜひ、ご視聴ください。

公式Webサイト


【レポート】「TLGFC」

東日本バッグ工業組合 組合員有志による「TOKYO LEATHER GOODS  FACTORY COLLECTION」のポップアップイベントが、池袋駅構内 南改札外イベントスペース(東武百貨店 B1F 6番地入り口前)で、12月4日(月)~12月10日(日)に行われました。


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各ブランドがバッグ、財布、革小物の定番アイテムを中心に出品。
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2024年1月1日(月・祝)が開運日ということもあり、財布を手に取ってじっくり吟味なさる方を多くお見かけしました。
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バッグチャームがじわじわとヒット中。Y2K(2000年)ファッションのリバイバルのひとつとして、「デコ」が復活傾向にあるようです。韓国ファッションの影響による「バッグにぬい」は、すでに街でよく見かけます。バッグにぬいぐるみなどのチャームをつけている若い世代が増えており、さらに広がりが見られそうです。

(「バッグにぬい」:韓国のファッションブランドやインテリアブランドから販売されているぬいぐるみ、キーリングをバッグにつけること。お出かけ用のバッグやスクールバッグにつけることで、コーディネートに抜け感が生まれます。「SHIBUYA109 lab.トレンド予測2024」より)



皮革産地 埼玉県草加市のインキュベーションプロジェクト「そうかわ塾」出身の若いつくり手が率いるファクトリー「ステージ」(東京・足立区)では、さまざまなチャームをラインナップ。文字入りのタイプは、推し活女子にヒット中。推しのキャラクター、アーティストのイニシャルやイメージカラーで選べる点がよろこばれています。
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「日経MJ」(11月6日1面)「わたし、選ぶのやめました」および、野村総合研究所「生活者年末ネット調査」によると、若い世代に決めることが苦手なユーザーが増えているようですが、その問題を解消するひとつのヒントが推し活にありそう。


このほか、さまざまなモチーフのなかでも星がヒット中。
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大きさを変えて重ねづけするユーザーが多く、まとめ買いの割合が高いそう。バッグにつけるぬいぐるみのコーディネート用として売れています。大人世代のお買い上げも増えているのだとか。某ブランドのモンキーキャラクターのチャームなどで馴染みがあるので大人世代にも好評です。今後はぬいぐるみをつけない、バッグチャームのアレンジへと広がることが期待されます。
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エレガントなバッグづくりに定評があるバッグメーカー「きくひろ」(東京・葛飾区)では、タッセルのバッグチャームをリリース。幅広い世代に人気を集めています。
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タッセルのほか、フリンジのバッグが売れはじめているようです。「グランジ」がZ世代のネクストトレンドとして注目され、2024年春夏コレクションのシーズンテーマで「トライバル」を打ち出すメゾンもあるなど、フォークロア感覚のアイテムが話題に。


2023年秋冬のトレンド、グレーのワントーン(トーンオントーン)コーディネートに飽きた高感度ユーザーが、オフホワイト~ベージュ~オートミールカラーのコーディネートにシフト。ナチュラル感や土くさいニュアンス、グランジ×フォークロア テイストミックスのスパイスとして、フリンジやタッセルのアイテムが取り入れやすいのでは?

暖冬傾向によるシーズンレスな着こなし(季節感をあえてスルーし、2024年春のトレンドを前倒しで楽しむ)と、値上げ疲れが重なり、「手持ちのバッグをデコって新鮮に」という節約志向となって、盛り上がりつつあるのかもしれません。

レザーのチャームにより、メイドインジャパンのものづくりに興味をもっていただき、日本製革製品を楽しむきっかけとなるよう、ピンチをチャンスに変えていきたいですね。



【ライブ配信情報】「ジャパンレザーVOICE」

インターネットラジオ×YouTubeハイブリッド型動画コンテンツ配信「ジャパンレザーVOICE」(#レザボイ)第18回が、11月20日(水) 16:00からアズーリFM公式サイトよりライブ配信(生放送)されます。
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「キーパーソンインタビュー」
皮革業界の第一線でご活躍のキーパーソンや新進気鋭のクリエイターにご登場いただき、いま注目の話題を掘り下げています。今回のゲストは、アーティスティックなレザーウェアを手がけるブランド オベリスクのプロダクトマネージャー 石橋善彦さんが登場!
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国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード2023」グランプリを受賞。現在、体験型店舗「b8ta Osaka - Hankyu Umeda」(阪急うめだ本店 8階)で開催中の受賞作品展示イベントで展示している受賞作品は、カスタムオーダーも可能。
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その内容についてもお知らせします。

「ジャパンレザー最新トピック紹介」
ジャパンレザーに関するさまざまなトピックを厳選してご紹介します。
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11月03日は「いいレザーの日」ということもあり、浅草・大阪・草加・豊岡・・・と各地のものづくり産地でレザー関連イベントが行われました。
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今回は、それらのレポートをお届けします。


【イベント情報】「ジャパンレザーアワード」

「ジャパンレザーアワード2023」受賞作品一般公開(無料)が、大阪・梅田 阪急うめだ本店 8階にできた体験型店舗「b8ta Osaka - Hankyu Umeda」の特設ブースで開催中です。
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今年度の受賞作品10作品すべてが展示され、2024年1月4日(木)まで一般公開(無料)。なお、年末年始の営業については施設に準じています。
ぜひ、お出かけください。



Web情報】「LEATHER WORLD 2023」レポート

この秋行われた、レザーの祭典「LEATHER WORLD(レザーワールド)」のレポートがタイムアンドエフォート公式Webサイトで公開されました。
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「LEATHER WORLD」は2016年からスタート。革がもつ「色合い」「種類」「大きさ」「質感」など、レザーの魅力を多面的に触れることができる体験型イベントです。
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世界一のシューシャイナー 長谷川裕也さんに学ぶハイシャインのワークショップ、人気クリエイターによるレザークラフトのワークショップ、レザーの種類を当てるクイズ、レザーケア製品国内トップメーカー「コロンブス」のエキスパートによるお手入れ相談会など、参加型コンテンツが盛りだくさん。
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レザーに関する知識を深めるエデュケーション空間がジャパンレザーファンの知的好奇心を刺激しました。
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くわしくは下のリンク先をご覧ください。


カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

今週末、一部の地域で12月中旬としては異例の20℃前後の気温が予想されています。暖冬を異常気象ととらえてSDGsへの関心が高まりそうですね。皮革・革製品などのサステナビリティを発信していくプロジェクト、Thinking Leather Action(シンキングレザーアクション)事業では、新聞広告や公式Webサイトのオープンなど、さまざまな取り組みを実施。当ブログでもご紹介してまいりますので、ぜひ、ご注目ください。
今週もレポートを含め、イベントや最新トピックをお伝えいたします。参考にしていただけますように。


【Web情報】「TLA」

皮革・革製品などのサステナビリティを発信していくプロジェクト、Thinking Leather Action(シンキングレザーアクション/#TLA)の公式Webサイトがオープンしました。
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革がなぜサステナブルな素材なのかを理解できるようになっています。正しい知識を身につけ、是非、広めていっていただければ幸いです。また、他素材を否定したり攻撃する意図がないこともお伝えしています。
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さまざまなデータ、イラストも掲載され、とてもわかりやすい内容です。もうすぐ冬休み。冬休みの課題のための調べ学習などにもご活用いただける内容です。ぜひご覧ください!


前回もお知らせしましたが、「東京レザーフェア」ブース出展も好評でした。次回更新分でお伝えいたします。


【レポート】「豊岡鞄」

12月1日(金)~3日(日)の三日間、国内有数の鞄産地 兵庫・豊岡の地域ブランド、豊岡鞄展「どこまでも、鞄であること。」が東京・丸の内 KITTEで開催されました。
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通常、BtoBの展示会が行われる日程で開催されますが、今回はユーザー向けとして、クリスマス商戦に照準を併せました。「豊岡鞄」に参画する各社の新作をお披露目。
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丸の内という土地柄もあり、ビジネスパーソンを意識したデザインが多く見受けられました。
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鞄だけでなく、「豊岡財布」もラインナップ。2024年は、1月1日と3月15日がラッキーデー、開運日といわれています。春財布をお探しの方、春の新生活に向けてギフトをお探しの方にも「豊岡鞄」「豊岡財布」をご注目いただきたいですね。

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職人のミシン実演では、若い世代の方が興味をもっておられ、写真や動画を撮影し、熱心に質問なさっていました。

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プロの鞄職人によるミニチュア鞄づくり体験ワークショップや公式インスタグラムフォローキャンペーンなど、ユーザー参加型のコンテンツが好評。
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工具やアーカイブの展示は、フォトジェニックで「映える」フォトスポット的なコーナーとなっていました。
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豊岡鞄協会では、思い出が詰まった大切な鞄を預かり、日本で唯一の鞄の神様、小田井縣神社柳の宮にて供養していただき、処分(廃棄・リサイクル・リユース)する「かばん供養」サービスをスタート。物の整理・心の整理・・・きちんと供養することで、新たな門出をサポートしてくれます。断捨離をすすめているかたにおすすめです。

ふるさと納税の返礼品として、バラエティー豊かなビジネスバッグもそろっています。こちらもぜひ、チェックしてみてください。



豊岡は人気の温泉地、城崎にも近く、ショッピングツーリズムにもぴったり。アクセスは、地元のコウノトリ但馬空港がおすすめです。



羽田空港から最短で2時間(大阪国際空港・伊丹空港で乗り換えあり)。JAL国内線運賃全面リニューアルや但馬各市町の運賃助成制度によるキャッシュバッグなどもあり、とても注目されています。くわしくはリンク先をご参照ください。



【更新情報】「ジャパンレザーVOICEダイアリー」

11月15日に配信された「TIME&EFFORT ジャパンレザーVOICE」(#レザボイ)の放送後記、「ジャパンレザーVOICEダイアリー」第17回が公開されました。


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第一特集「ジャパンレザー 旬暦」では、毎回四季折々、そのときどきに合わせた、おすすめのアイテムをご紹介。今回は「タンナーのオリジナルブランド」特集として、「株式会社山陽」、「中嶋皮革工業所」、「松岡皮革」、「栃木レザー株式会社」、「有限会社 T.M.Y's」、「有限会社藤豊工業所」の製品をピックアップしました。

第二特集では、「ジャパンレザーアワード2023」のグランプリ&受賞作品展示イベントをご紹介。
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展示イベントは、大阪・梅田 阪急うめだ本店 8F 体験型店舗「b8ta(ベータ)Osaka ‒ Hankyu Umeda」にて開催中です。お見逃しなく!



【更新情報】「LEON」

11月25日発売「LEON」2024年1月号(186~187ページ)「いつの時代もエキゾなオトコはラグジュアリー リッチなオヤジにチビエキゾショルダー」で、エキゾチックレザー製品が紹介されました。「エキゾチックレザーマーケットジャパン」でも「LEON」2024年1月号掲載アイテム(全4点)が公開スタートとなっています。


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4タイプのスタイリングと、クロコダイルレザーのミニショルダーバッグのペアリングが素敵です。この冬人気のグレーに続く、トレンドカラーコーディネート、オフホワイト~ライトブラウンのレンジを、「ラテ合わせ」をキャッチーに表現。ブラックのバッグで引き締めるという実践的な提案もいいですね。

博報堂生活総合研究所が打ち出す「消齢化社会」では、ファッションテイストで世代間ギャップがなくなっている、という調査結果が紹介されていますが、大人世代が若い感覚の製品を好むだけでなく、20代男性のなかにも「LEON」愛読者がいるようです(パルコのファッションとカルチャーのシンクタンクが運営するメディア「ウェブアクロス」定点観測より)。例えば、父子でおそろいやシェアなどリッチでエレガントなレザーファッションを幅広い世代で楽しんでいただきたいです。


【キャンペーン情報】12月10日は「ベルトの日」

日本服装ベルト工業連合会が、12月10日(日)の「ベルトの日」からキャンペーンをスタートしました。同公式インスタグラムアカウントのいいね&フォローで抽選で100名様に紳士ベルトがプレゼントされます。12月20日(水)までとなりますのでお見逃しなく。

最高級の本革素材を使用し、職人たちの手仕事によって生み出されたベルトは、革の柔軟性や質感、色合いにまでこだわりが詰まっています。伝統の技術と最新のファッションが融合した一品は、自分へのご褒美や大切な方へのギフトにもぴったりですね。



【イベント情報】「ぱりっせーる 2023」

皮革産地としてお馴染みの埼玉県草加市 草加市文化会館内伝統産業展示室「ぱりっせ」で12月15日(金)~12月17日(日)、恒例企画 年末特別セールが開催されます。お見逃しなく!




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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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